桜舞う世界に転生した結果、一部のヒロインに好かれました 作:紙の子
桜が舞う……はこの島ではどの季節も変わらない。
春の季節になった。
どう変わったか?
……気温かな?
寒くもなく暑くもない丁度いいぐらい?
後は花粉が舞う季節。
俺は花粉症では無いが憎む奴も多々いる。
そんな事を考えているとお腹の上に衝撃が走り目を覚ました。
「……あら?目が覚めたかしら?」
目の前には小柄な白髪に黒いリボンを左右に付けた制服の女子が俺の腹の上座っている。
彼女の名前は雪村杏。
俺の家に隣に住んでいる大きな屋敷の娘。
元は養子で雪村李さんに引き取られたが、彼女が亡くなり相続何かで杏は批難されいた所を俺とある人の協力の元助けた。
そのせいか杏は若干恐怖症を持ったが俺の傍にいたおかげか徐々に周りに関わるようになって行った。
まぁ、毒舌を吐くのは変わらないが……
「おい杏」
「おはよう優一」
「おはよう……そしてどけ!」
「嫌よ。丁度いい高さの椅子が目の前にあるんだから」
このやろう!
ならば力づくで!
「ちなみに力づくでどかそうとしたら”あれ”の場所を音姫先輩に伝えていいならの話」
俺は直ぐに辞めた。
何故かって?
それはある日の事だ……
それは俺が風見学園付属1年の時だ。
俺は中学で仲良くなった奴が良いものをやると言い何も考えず茶色い紙袋を受け取った。
そいつは学園では見るなよと言われ鞄に突っ込んでそのまま放置していた。
家に帰宅して鞄を机の上に置いてそのまま買い物に行こうと準備していた。
「優一くん!お邪魔するね〜」
音姫がタイミングよく入ってきた。
「いらっしゃい。と言いたいが夕飯含めた買い物に行ってくる」
「じゃあその間に掃除しておくね〜」
別に気にする必要は無いと言うが
「ダメだよ!優一くん!
そう言って前も1週間溜め込んでたでしょ!」
母親みたいに厳しく言ってくる。
昔は口論は俺の方が強かったが、今では勝てない。
なので諦めて音姫にお願いしている。
「帰ってきたぞ〜」
買い物を終えてリビングに向かうと、音姫がニコニコしながらこちらに向かってきた。
しかし、その笑顔な俺は怖かった……
「?!お、音姫……どうした?」
明らかに何かやらかしたのか怒っている気配だ。
「ね〜優一くん!
……これは何?」
音姫が手に持っているのは数冊の漫画だった。
「ふ、普通の漫画では?」
「ふ〜ん……普通の漫画ネェ〜!」
目が開くと瞳がハイライトになっていた。
更に漫画の最初のページを開き
「ドキドキ禁断の混浴体験!」
「はい?!」
俺はすぐさま音姫から漫画を奪い中身を見ると、どう見てもえっちな漫画だった。
なんでそんなものがと思ったが……
「あいつかぁぁ!!」
今日受け取った紙袋の中身がそれだと理解だ。
「優一くん!」
「は、はい」
「……正座」
「は、はい?」
「せ・い・ざ」
「はい……」
それからは約3時間の説教により開放された。
ちなみに俺が隠し持ちしていた物も全て焼き燃やされた。
「頼むから音姫には言うなよ?」
「分かっているわ」
満足するまで我慢しよう。
……ん?何か徐々に腹から下の方に移動してるな?
「杏さん?」
「何かしら?」
「徐々に足の方に移動してますが?」
「あらごめんなさい。
お尻が痛いから移動しようと思ってね」
謝りながらも移動するな!
おいどこに触ってやがる!
「あら?何か硬いのがあるわね?」
おいエロガキ!そこ触るな!
コイツ分かっててやってるな!
「こら!暴れないの!」
「うるせぇ!だったらさっさとそこからどけ!」
「もぅ、自分の欲求に素直になる、それが一番よ」
「何が1番だ!ふざけるな」
俺はこれ以上は無理だと杏の体を掴み移動させた。
「あら残念♪」
「何が残念だ……はぁ、飯作るから手伝え」
「分かったわ」
杏もベッドから降りてキッチンの方に向かった。
朝食後食べ終え制服に着替え通学路を歩く。
と言ってもバス通学のため最寄りのバス停まで歩きその後学園近くのバス停で降りる。
「優一くん!おはよう!」
「よう、音姫」
「雪村さんもおはよう!」
「おはようございます、音姫先輩」
「うん!」
挨拶を終えると何故か左右に音姫、杏が俺を間に並ぶ。
「なぁ?なんで俺の左右に並ぶ?」
「ダメかな?」
「いいじゃない?
両手に花よ?
学園で噂になるわね」
絶対杏は楽しんでるだけだろ!
後、音姫は何も考えてないな?
お陰様で通学路を通る生徒(男子)に睨まれてるよ。
学園に到着して音姫と杏は自分のクラスに向かって行った。
そして俺も自分のクラスに入る。
「優一〜!!」
俺が入った瞬間近付いてきたのは、一ノ瀬隆。
小学校からの付き合いだ。
「お前ってやつは!!なんで朝倉先輩と雪村杏とあんなに仲良く話してるだよ!!」
周りの男子共もうんうんと頷く。
と言われてもなぁ……
「幼馴染としか言えないからな……」
「くぅ!!どんな星の王子様だよ!!
あの美女で生徒会と言うスペックの朝倉音姫先輩と
ロリっ子で毒舌な女王様の雪村杏と幼馴染だと?
うらやましぃぃぃぃ!!」
うるさいなコイツは……
そんな幼馴染を無視して俺は席に着く。
「……それで?
2年のお前が何故3年のクラスにいる
……杉並?」
「何、同志桜木に話があってな?」
話?
俺の前に立っているのは杉並。
下の名は聞いた事がない。
と言うか教えない。
こいつはこの学園の古くから残っている部活
非公式新聞部に所属している問題児である。
イベント事に問題行為を起こし生徒会にいる音姫が頭を抱えていた。
まぁ俺も陰ながらコイツに力を貸している。
……報酬がいいからな。
「それで今日の相談は?」
「それは……これだ」
杉並が見せてきたのは学園の全体図だ。
至る所に×や〇が書かれている。
「……〇は何か仕掛ける予定なのか?
そして×は生徒会が巡回するマークか?」
「流石は策士」
となると×に近い〇は敢えてダミーにして
更に音姫には悪いがアイツは注意深いから
更なるダミー件トラップを用意して
目立たない所に仕掛けを置いて……
「これでどうだ?」
「ほぉ〜!
流石は風見学園の策士!
これは役に立つ!
では報酬は成功時に!」
杉並はすぐさま自分の教室に戻って行った。
本当に変な奴だよアイツは……
後後ろの奴はさっさと席に戻れ、教師に殴ら……殴られたわ。
それからしばらくしてスポーツテストが終わると杉並からメールが届いた。
『同志桜木のお陰で我々の計画は成功した。
成功報酬と追加報酬を口座に送金した。
後日確認してくれ!
PS:このメールを確認後消去するように!
消去し忘れるとこの端末にウイルスが感染する』
と来たので俺はすぐ消去して口座を確認する。
約束通り口座にはそれなりの金額が送られていた。
まぁいうなら社会人の給料三ヶ月分ぐらいだ。
ホントどこからこの金出てるんだ?
闇金とかでは無いよな?
後日談
「ねぇ優一くん」
スポーツテストが終わり暫くした日、
音姫が家に来てご飯を食べ終えてひと段落した時音姫から声をかけてきた。
「どうし……た?!」
音姫が突如机の上に出したのは、俺が秘蔵しているエロ本だった。
バレない所に隠しているのに何故……?!
「雪村さんがね。優一くんが隠している場所を教えてくれたの」
杏の奴喋りやがったな!!
「え〜っと。年上の生徒会長と○○、
先輩と後輩……」
次々とタイトルを読まれ今からでも逃げたい……
「優一くん……この間全部出してって言ったよね?
まさか懲りずに買ったのかな?」
「……は、はい」
「じゃあこれはもう要らないね?」
そう言い音姫はるんるんで庭の外にある焼却炉に投げ込んだ。
俺は間髪入れ止めようとしたが、
「ん?何かな?」
すごい勢いでこちらを振り向いた音姫の笑顔に俺は止めることが出来ずに燃やされた……
さらば俺の秘蔵達よ……