キヴォトスに生まれたからには普通の恋愛は諦めようと思う。 作:一般な男子生徒
ミレニアムサイエンススクール。キヴォトスの最先端を行く学園……俺もその学園の一員だ。
前にも行った通り『直し屋』っていって何でも直す便利屋みたいな個人事業をやってる。まぁ俺戦闘あんまり得意じゃねぇからどこぞのアウトローさん達ほど手広くはやってないが……
この間ゲヘナに行ったのもその仕事の一環だ。ちょっと戦車を直しに行ってた。
と入っても基本はミレニアムでの仕事が多いな……実費で小さめの工房一つ借りてそこに直してほしい真野を持ち込んでもらうって感じで。たとえば………
「うわぁぁぁん!リクえもーん!私のミレニアムキューブがぁ!」
「またレトロゲー引っ張り出してきたなお前。」
俺のmy工房に四角形のゲーム機『ミレニアムキューブ』を持ってくるのは、原作でもおなじみ才羽モモイちゃん。たまにゲーム機をぶっ壊しちゃって俺に修理を依頼してくるお得意様だ。
勿論双子の才羽ミドリちゃんも一緒だ。
「すみませんリクさん……今日もお願いできますか?」
「任せろォイ。まずはバラバラにしてお砂糖スパイス素敵なものいっぱい詰め込んでやって……………」
いやぁ、やっぱこうして機械いじってるの楽しいねぇ。エンジニア部に入ればってよく言われてたけど、こうして一人作業するのが俺は好きなんだ……あと、原作部活に入りたくない!どーせ俺には俺の望んだキラキラした青春は無理だからね!もう自覚があるからな!……はい自分語りの間にできた!
「はい完成!ミレニアムキューブProMax!!」
「「なんかバージョンアップしてる!?」」
「お前らのことだからただ直すだけでもつまんねぇなと思ってProMax仕様にしておいた。」
ProMax仕様だぜProMax仕様。すげぇだろ。
「おぉ!すごい!ProMax仕様!?」
「ぐ、具体的にどんな機能が?」
「ボディの頑強さアップと持ち手のグリップ部分をより掴みやすく。機関砲もバルカン砲も耐える最強のミレニアムキューブだ。投擲武器として使えばもう無敵だね!!」
「おぉ!」
「何で性能面じゃなくてボディのスペックを強化してるんですか!?」
「ばっかお前!!ミレニアムキューブと言ったらレトロゲーにあるまじきその頑強さだろ!これでまた壊れることはないね!これで壊す奴がいたらそいつは勇者名乗れるね!」
まぁそんな子はまだ現れないだろうけどさ!
「そ、そんなすごいアイテムが私の手に……!」
「お姉ちゃん!?これそんな感動すること!?」
ほら見ろ!モモイは感動に打ちひしがれてる!やっぱり俺の直しに間違いはない!えっ?直しと言う名の魔改造?発展は科学の原動力だ!魔改造こそ至高!
俺だって本音を言えばエンジニア部入りたかったんだぜ?でも一人でやってるほうが気楽なのもまた事実……まぁ、部員の皆様とは仲良くはさせてもらってますがねぇ!ウタハパイセンとか、まぁあくまでも友人よ友人!
「はぁ……でも、とりあえず動かせるようにはなったんですよね?」
「もちもち、フルスペックで回せるはずだべ。」
「わかりました。ボディの頑丈さは兎も角、それだけでも本当に助かりました……あの、お金は……」
「あー、いいっていいってこのぐらいなら。年下は年上に甘えとくもんだ。」
「……何から何まですみません、本当に……」
もぉミドリちゃんってばそんなしおらしくなって!!年下は年上に甘えとくもんだよ!このくらいなら直すのもへでもないんだからそんな気負わなくていいのになぁ。
「まぁ、どうしてもって言うなら今度またゲームの練習に付き合ってくれよ。俺どうしてもFPSってやつが苦手でさ、酔うのよね。」
「っ!も、もちろんです!
ふぅ、明るくなって何より!やっぱりゲーム開発部って部活を立ち上げてるだけあってこうしてゲームの話題振ると喜ぶのよね…………あれ、今何気にモモイがハブられてたような……気の所為か?
「よぉし!さっそく部室に戻ってエアライ〇の続きだ〜!」
「あれ、それって続編最新機種で出てなかったっけ?」
「あえてレトロゲーを引っ張り出すのも楽しみのひとつなんだよ!」
へぇ……俺は基本前世でもソシャゲしかやってなかったからよくわからんが、そう言うものなのか……いいねぇ!……するとモモイは俺の直したミレニアムキューブProMaxを持って猛ダッシュで去っていく。
「やっほぉぉぉぉ!!!ありがとうリク先輩!大事にするねーー!!!」
「ちょっ!……あーもう!リク先輩!また今度、何かあったらよろしくお願いします!」
「オッケー、できれば今度はモモトークで事前に連絡くれ。もっとすげぇ改造できるようにしてやるから。」
ミドリは「それはちょっと」と言わんばかりの顔を少し見せると、そのまま工房の外へと去っていく。
いやぁ、愉快な姉妹だなぁ!!さすがに光属性は違うわ……作るゲームももっとライトで優しいゲームなら良いんだけどなぁ……ま、それはこれから先生が手を貸してくれるからいっか!
……あん?モモトークにメッセージ?ミドリからだ。
『早速今日の夜ゲーム一緒にボイチャ繋げてどうですか?』
……ふっ、ミドリさんよ。覚えておけ、チョロい男子生徒はこれだけでも変な勘違いしてから回るんだぜ……
だが!俺は先生が、来ることが分かっているおかげで恋愛方面には諦めをつけている!……要するに面白そうなのでやります!返信は……
『おけ!ミドリとゲームするの楽しみにしておくわ!また夜に!』
ふっ、無難な返事だがこれでオーケー……あれ、これなんか話の流れ的にモモイもユズもハブってるのか?二人用なのかな……まぁいいか!!
さぁて……夜までミレニアム生徒から依頼された銃器でも直しますか……あ、これC&Cのネルセンパイのじゃん。なんで俺の所に?
まぁいいやとりま撃ったら飴玉出るようなモード追加しておこ。