ホルモンにレバーにハツ(心臓)!今日も愛の肉祭りだわ(曇らせ) 作:劉玄徳
ノア「ミレニアム、そしてゲヘナ……。3つで1つの完成形となる暗号……。3つの巨大な学園……。おそらく次はトリニティ総合学園です」
緊急回線でティーパーティー用の電話を送る。
プルルル、プルルル、ピッ
ナギサ『はい、ティーパーティーの桐藤ナギサです。あら……セミナーの書記である生塩ノアさんですか。このような休日に、わざわざ私宛てに緊急回線でご連絡をいただくなんて、一体どのようなご用件でしょうか? 』
ノア「……ナギサさん。挨拶は省かせていただきます。単刀直入にお伺いしますが、あなたの元に、シャーレの先生からのプレゼントと称された荷物は届いていませんか?」
ナギサ『……え? 先生からの、プレゼント、ですか……? いえ、私の元にはそのようなものは届いていませんが……。一体どうしてそんなことをお聞きになるのですか? 先生の身に何かあったのですか……?』
ノア「届いていない……。では、他のティーパーティーのメンバー、あるいはあなたの周囲で、そのような荷物を受け取ったという報告はありませんか?」
ナギサ『そう言われましても……。……あ、待ってください。そういえば、確かミカさんが、先ほどウキウキした様子で『先生から個人的な贈り物が届いたんだよね〜☆』と、そんなことを嬉そうに言っていたような気がします。それが何か問題にでも……?』
ノア「聖園ミカさん……! 彼女の元に届いているのですね。ナギサさん、今すぐミカさんのプライベートな連絡先を、モモトークで私に送ってください。一分一秒を争う事態なんです!」
ナギサ『ミカさんの連絡先ですか? え、ええ、構いませんけれど……ノアさん、あなたのその様子、ただ事ではありませんね。何が起きているのか説明を――』
ナギサの問いかけを遮り、即座に通話を切断する。
プルルル、プルルル……カチャッ
ミカ『……だれ……?』
血の失せた死人のような声だ。
ノア「はじめまして、トリニティの聖園ミカさん。ミレニアムサイエンススクール、セミナー書記の生塩ノアです。突然の不躾なお電話、お許しください。単刀直入にお伺いします。……先生からのビデオテープは、もう貰いましたか?」
ミカ『……うん。貰ったよ。……ビデオ、見たよ』
ノア「ミカさん? その様子……やはりあなたも、あの映像を……』
ミカ『……もう、どうでもいいや。……もう、何もかも、どうでもいいよ……。世界が壊れたって、私がどうなったって、もう関係ないもん……』
ノア「…心中お察ししますが、とりあえず、そのビデオテープと一緒に届いたはずの、暗号みたいな紙を私に渡してください」
ミカ『……紙? ああ、あの変な数字がいっぱい書いてあるやつね。……いいよ、あげる。もう私には、何の価値もないゴミだから。……今、モモトークで送ったよ』
ノア「3つ目の暗号、回収完了です。……ありがとうございます、ミカさん。あなたが諦めても、私は諦めません。失礼します」
ノア「これでミレニアム、ゲヘナ、トリニティの3つの暗号がすべて揃いました。多少強引な所もありましたが、真実を解明するのが先です。」
コユキ「 3つの巨大で何回で難しい暗号…って訳じゃ無さそうです。パターンは全部一緒。ってことは……この超天才コユキちゃんの圧勝ですね!」
ノア「よし……。これで情報のパーツは揃いつつあります。ですが、問題はこの不気味なビデオテープそのものです。ユウカちゃんをここまで追い詰めた映像の解析……。撮影された場所の特定を第一に。」
ノア「ですが、車で走る時間もありません……あれでエンジニア部の白石ウタハさんに、すべてを丸投げするまでです!」
ユウカの家の物置の押し入れへと足早に向かう。押し入れの襖を乱暴に開け、何かを取り出す。
ノア「ユウカちゃんの家の押し入れ……。以前、彼女の家の片付けを手伝ったときに、ここにエンジニア部が試作した、とんでもないものが眠っているのを記録していました。……ありましたね。これです。エンジニア部製爆音ロケットランチャー」
コユキ「えええっ!? な、なんですかその、RPGロケットランチャーみたいな物騒な大砲は!? ユウカ先輩、なんで押し入れにこんなミリタリーなバズーカを隠してるんですかぁ」
ノア「ユウカちゃんが危ないから預かっておくと言って、ここに没収していたものです。これを使います。コユキちゃん、そのビデオテープを、このロケットの弾頭カプセルの中にハメこめば…」
ノア「よし、ハッチ閉鎖。……」
コユキ「ちょ、ちょっとノア先輩… それ、どうする気ですか、まさか、そのまま撃ち出すんじゃ……」
ノア「ええ、そのまさかです。ここからエンジニア部の部室がある位置までは……およそ2.4キロ。……私の脳内で、大体の弾道を計算します。風速は北北西に3メートル、この仰角で、弾道の放物線を描けば……よし。ちょうどエンジニア部の部室の屋根、あるいは窓ガラスを突き破って、ウタハさんの目の前に綺麗に着弾するはずです」
ノア「ウタハさんなら、降ってきたロケットの弾頭を見て、とりあえず中のビデオは保管して置いてくれるでしょう。……点火!」
ユウカの家のベランダから、耳を破壊するほどの爆音と激しいバックブラストの白煙を吹き上げながら、ビデオテープを載せたRPGのようなロケット弾が、放物線を描いて空に走っていく。
コユキ「煙が凄すぎて前が見えないですけど、ものすごい勢いでエンジニア部の建物の方へ飛んでいきましたよぉ? ガラスどころか、部室ごと爆破されてなきゃいいんですけど……」
スマートフォンの画面を素早くタップし、白石ウタハへのモモトークを開く。
今からウタハさんの元へ、少しうるさめの贈り物が届きます。うるさいのでわかりやすいとは思います。その中に組み込まれているビデオテープの情報を、場所や音声など、すべて最優先で解析してください』
コユキ「えぇ……ノア先輩のやってる事が完全にテロ予告じゃないですかぁ……」
ノア「ふふ、ウタハさんなら笑顔で受け止めてくれますよ。……多分ですが。」
コユキ「ノア先輩も心配になってません?それ?」
その頃、エンジニア部の部室にて作業机の上で、ノートパソコンの通知音を聞くウタハ
「ん……? セミナーの書記、生塩ノアからモモトークか。珍しいな……。なになに? 『今からウタハさんの元へ、爆音の贈り物が届きます。その中のビデオテープの情報を解析してください』……?」
ウタハ「爆音の贈り物、ね……。ノアの奴、いつも理路整然としているくせに、たまに詩的な表現を使うからな。……ん? 爆音? まさか、前にユウカに『危険物』として没収された、あの試作型の爆音ロケットランチャーのことか……?」
ウタハ「はは、まあ、そんなわけないか。あのお堅いユウカが、自分の家の押し入れから没収品を引っ張り出して、ノアに手渡すはずがないしな。……さて、現在絶賛改修中のこの『マイスター・ジャガー・マークIV改』の最終調整を――」
窓の外から凄まじい風切り音が急接近し、あわや周囲の窓ガラスが勢いで割れるかという音の大きさ。
ウタハ「うわあああああああ!? 避けて、みんな!!」
改修していた作品が粉々にピンポイントで打ち砕かれた。
ウタハ「げほっ、ごほっ……!! な、なんだってんだ一体……! 私が何ヶ月もかけて、徹夜で油まみれになりながら組み立てていた改修作品が……跡形もなく大破して、ただの鉄クズに……っ!?」
ウタハは、煙が立ち込める大破した作品の中心に、
黒焦げになりながらも突き刺さっている、見覚えのあるRPGの弾頭カプセルを睨みつける
ウタハ「……ノアの奴……正気なのか?、はたまたそんなに急ぐ事態なのか…」
ウタハは作品を破壊された恨みで、ノアからの依頼を断ってやろうかと思ったが、
不思議とそれに興味心が湧いた。
ウタハ「なんだろう、妙な胸騒ぎがする。それと同時に…強烈な興味心が湧いてきたな。これは……私がひとりで見て、私がひとりで解析することに決めた。他の部員には、この得体の知れない危険なデータに触れさせるわけにはいかないしな」
ウタハ「おい、エンジニア部の皆! 窓ガラスの片付けと、大破したジャガーの鉄クズ回収を頼む! 私は今から、最優先で私的な極秘プロジェクトに入る。絶対に私のデスクを覗き込むなよ!(もしかしたらお宝映像かもしれないので独占したいからな)」
スマートフォンの画面を見つめながら、ウタハからの返信を待っているノア。
コユキ「うぅ、ノア先輩、さっきからずーっとスマホを睨みつけてますけど、エンジニア部から何か返信はありましたか……? 怒りのメッセージとか、損害賠償の請求とか……」
ノア「いいえ、まだ何もありませんね。ですが、私の計算では、今頃ちょうどウタハさんの目の前にロケットが綺麗に着弾して、彼女のことですから、私の意図をすべて察して、もうビデオの解析を始めてくれているはずですよ」
コユキ「綺麗に着弾って……。ノア先輩、自分の計算能力を過信しすぎですよぉ。ユウカ先輩みたいじゃないんだから…もし角度がちょっとズレて、エンジニア部の超重要機材とか、誰かの大事な作品に直撃してたら、今頃ミレニアム全体が、大爆発で大騒ぎになってますよ……?」
ノア「ふふ、そんなわけないでしょう。私はセミナーの書記ですよ? 記録は私の最も得意とする分野です。計算は…まあ?……ウタハさんからモモトークの返信が来ましたね。どれどれ……」
ノア「『ノア、お前のせいで私の最新作が粉々の鉄クズになった。この落とし前は必ずつけさせる。だが、このテープは私がひとりで見て、ひとりで解析することに決めた。非常に不気味だが、と興味心が湧いてきた。現在、単独で解析中』……だそうです」
コユキ「ほら見なさーーーい!! 破壊する勢いでぶつかってるじゃないですか! ウタハ先輩の最新作が鉄クズになったって書いてありますよぉ!」
ノア「……あら。少しだけ、風速の計算を誤ってしまったみたいですね。……まあ、些細な誤差です」
コユキ「些細な誤差で済まされるかぁぁぁ 後で絶対に、ウタハ先輩の雷が落ちてきますよ! 私、絶対にノア先輩の巻き添えを食らうのだけは嫌ですからねぇっ」
ノア「それよりも、コユキちゃん。あなたの手元にある、3つの暗号の統合データはどうですか? ウタハさんがひとりで5分以内に場所を特定するなら、私たちはそれまでに、この暗号の裏に隠された、すべてのフレーズを解読し終えなければなりません」
コユキ「う、うぅ……。分かりましたよぉ……。」
ノア「ええ、頼みますよ、コユキちゃん……っ」
五分ちょっと経った頃。
ノアはダンボールに書かれた、先生から。という文字に気付いた。
ノアは先生が関係あるのか?と考え、先生に電話をかける。
ノア「……先生? お疲れ様です、ノアです――」
リン「いいえ、生憎ですが先生ではありません。こちらは連邦生徒会長代行、七神リンです」
ノア「……リン行政官? どうして先生の端末から、あなたが? それに……先生は今、どちらにいらっしゃるのですか?」
リン「今朝、私どもがシャーレのオフィスを訪れたところ、先生の姿はありませんでした。ただ、個人用の端末を含むすべての私物をデスクに残した状態で、一枚の置き手紙がありまして……」
リン「『急に思い立ったので、これからゲヘナにバカンスに行ってくる』……と、そう書き置きが残されていたのです」
ノア「(すべての端末を残してバカンス……? いえ、先生がそんな無責任なことをするはずがありません。何か、別の意図が……)」
ノア「……分かりました、リン行政官。」
ノア「…確か、先生が使っていた私用の連絡先を前にくれたような気が……あった。これです。」
ノア「……先生? お疲れ様です、ノアです。今、お時間は大丈夫ですか?」
先生「やあ、ごめんごめん、今はちょっとゲヘナでバカンスを満喫している最中なんだ。何か急用でもあったかい?」
ノア「……バカンス、ですか。いえ、実は以前先生からいただいた、あの『プレゼント』の件について、少しお聞きしたいことがありまして……」
先生「 ああ、もしかして、僕と一緒にここでバカンスでも楽しみたいって感じかな?」
電話が先生の方から切られる。
ノア「……。……切られて、しまいました」
ノア「(おかしすぎます……。先生が私の質問を無視して、あんな風に話を逸らして一方的に通話を切るなんて。……先生は一体、いま、何をされているというのですか……?)」
コユキ「パズルのように組み合わせたら……出ました! 出ちゃいましたよ、不気味な文字列が!!」
ノア「……何と書かれているのですか?」
コユキ「えええと、そのまま読み上げますね。……『神が死んだ月の14、生なる死骸の業火よ、地獄の悪魔の宴』……という文字列が出ました」
ノア「神が死んだ月の14……生なる死骸の業火よ……地獄の悪魔の宴……。何ですか、その禍々しい、呪詛のようなフレーズは……。コユキちゃん、この文字列の意味は?」
コユキ「はい! まず、最後の『地獄の悪魔の宴』は、さっき言った通りどう足がいても『ゲヘナ』にしか変換できませんでした。他の選択肢は確率0%です」
ノア「ええ、そこまでは想定通りです。では、他の2つのフレーズは?」
コユキ「問題はそこからなんですよ! 次の『生なる死骸』という言葉。これ、なんやかんやでなんと『鮮度のいい肉』という意味に変換されるんです! 命があったばかりの、生き生きとした死骸の肉、という意味です!」
ノア「鮮度のいい、肉…………。では、最初の『神が死んだ月の14』は?」
コユキ「これはなんやかんやですね! 神無月……つまり『10月』です! その14、だから……『10月の14日』という具体的な日付を指しています!」
ノア「10月の14日、鮮度のいい肉、ゲヘナ……。これらをすべて繋ぎ合わせて、セ……一体、何の文字列が頭の中に思い浮かぶというのですか?」
コユキ「……あの、正直に話しますね? すっごく不気味でシリアスな暗号だったはずなんですけど……これ、なんとなくゲヘナ肉フェス祭じゃないですか?」
ノア「……え?」
コユキ「ゲヘナ肉フェス祭です! 毎年10月14日にゲヘナの自治区で開催されている、大食いサークルや美食研究会、個人店や持ち込みOKのなんでもありのただの超大規模な焼肉のお祭りですよ! コユキちゃん、大真面目にお腹が減った…ではなく、大真面目に多分これだと思います」
ノア「ゲヘナ……肉フェス祭……? です……。ユウカちゃんがあそこまで狂乱して、自分の命を断とうとするほどの絶望の真実が、それ?……でも待ってください……もし、そのお祭りの意味が、私たちの知っているものとは全く違う『悪意』だとしたら……」
ノア「……!ウタハさんですか! はい、ノアです! ビデオテープの解析結果は――」
ウタハ「ノア……。君は、一体……なんてものを私に送り付けてくれたんだ……」
ノア「……? ウタハさんの作品を、こちらの不手際で破損させてしまった件でしたら、先ほどお詫びしたはずですが……」
ウタハ「違う……! 違うんだよ! ……あの、ビデオテープのことだ……!」
ウタハ「なんだよ、あれは……。おかしいだろ……。何かの、たちの悪い冗談なのか……!?」
ウタハ「はぁ、はぁ……っ。……すまない、取り乱したね。努めて冷静に、客観的なデータだけを……オブラートに包んで説明するよ……」
ウタハ「映像の中で、先生が……ゲヘナ管区の廃工場とおぼしき場所で拘束されていた。そして……好き放題に、その身体を玩具にされて……。その後、涙を流して激しく抵抗する先生から、生きたまま、心臓がくり抜かれたんだ」
ウタハ「それだけじゃない。画面の隅には、まるで悪趣味なバラエティ番組のように、焼肉の部位のテロップが表示されていた。『ホルモン』『レバー』……そんな文字が出るたびに、その部位に対応する先生の内臓が、次々と……」
ウタハ「……クソッ……! なんでだ……! なんで先生が、あんな目に遭わなきゃいけないんだ……っ!!」
ウタハ「……っ、ふぅ……。一応、音声の波形と背景から、場所の解析は終わらせた。位置はゲヘナ山奥の廃工場。だが……ノイズが酷くて、映っている人物については、ヘイローの形状も含めて重度のモザイク処理がされている。判別できたのは……『キヴォトスの生徒の誰か』であるということだけだ」
ウタハ「あ……くっ、また、吐き気が……。すまないノア、一度電話を切るよ……っ」
ノア「…………」
ノア「……ふふ、そんなわけ、ないですよね。ウタハ先輩ともあろうお方が、そんな質の悪い冗談を仰るなんて……」
コユキ「え? 先輩、どうしたんですか? 一体ウタハ先輩に何を言われたんです? 顔、真っ青ですよ?」
ノア「コユキちゃん……。私の頬を、思いきりつねってみてください」
コユキ「えぇぇ!? ま、まあ別にいいですけど……。はい、つねりましたよ? ぎゅーって」
ノア「……痛い、ですね……。……あはは、夢じゃ、ないんだ……」
コユキ「わ、わわっ!? ノア先輩!? どうしたんですか、急に膝から崩れ落ちたりして! 顔色が真っ青を通り越して真っ白ですよ!?」
ノア「……っ……あ、あぁ……」
コユキ「ノア先輩? ねえ、しっかりしてください! ウタハ先輩、なんて言ってたんですか? そのビデオ、そんなに変な内容だったんですか? 私、何か計算間違えちゃいましたか……? ねぇ、ノア先輩、私、すっごく……」
ノア「10月14日………そして、今日は10月16日。……もう…………)」
コユキ「ノア先輩……? なんで何も言ってくれないんですか……。いつもみたいに、何か冗談でも言って、私をからかってくださいよ…」
ノア「(どうして、どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして)」
ノア「(先生が……死んだ? そんなわけない、そんなわけない、そんなわけないそんなわけないそんなわけないそんなわけない……っ!)」
ノア「そんなわけ、ないでしょう……ッ!!」
コユキ「ひゃああっ……!? い、いきなり叫んでどうしたんですかノア先輩……っ!? う、後ろの書類が風で飛ぶかと思いましたよぉ……。そんなに、重大なことだったんですか……?」
ノア「(この目で見るまでは、何一つ信用なんてできません。ウタハ先輩が……そう、ウタハ先輩が、質の悪い冗談で嘘を吐いているだけかもしれない。きっと、そうです。そうに決まっています)」
最後の望みに託して、ノアはもう一度電話をかける。
先生「やあ。ごめんごめん、今はちょっとゲヘナでバカンスを満喫している最中なんだ。何か急用でもあったかい?」
先生「もしかして、一緒にバカンスにでも行きたい感じ?」
ノア「(――っ! ま、まだ分かりません。偶然、同じフレーズが口を突いて出ただけかもしれない……。そんなの、よくあることです。だから、もう一度……。今度は、もっと決定的な会話を……!)」
先生「やあ。ごめんごめん、今はちょっとゲヘナでバカンスを満喫している最中なんだ。何か急用でもあったかい?」
ノア「先生……っ! 助けてください、大変なんです! 今、ユウカちゃんが……ユウカちゃんが、事故に遭って、死にそうなんです……ッ!!」
先生「もしかして、一緒にバカンスにでも行きたい感じ?」
ノア「…………ッ」
ノア「(全て一緒……録音?……じゃあ、嘘じゃないの?…)」
ノア「(ちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがう)」
1週間後。
コユキ「……ノア先輩? おかしいなぁ……。確か、ここがノア先輩の自宅だったはずですよね? ピンポン押しても、なーんの反応もないです」
コユキ「おかしいですよぉ……。ここ1週間、毎日通い詰めてるのに、一向に返事をしてくれないなんて。ノア先輩がセミナーを無断欠勤するなんて、絶対にあり得ないのに……」
コユキ「うぅ、こうなったら……ちょっとだけ、ピッキングで失礼するしか……! よし、開きました! さすが私!」
コユキ「ノア先輩〜? 居ますかー? コユキちゃんが突撃訪問しにきましたよー……って、うわ、部屋、真っ暗……」
コユキ「……え? ……ノ、ノア……先輩……?」
コユキ「……どうして……。なんで……天井から、紐で……首を、吊って……るんですか……?」
コユキ「…………嘘、ですよね?……そうに決まってるじゃないですか……」
コユキ「………………………ノア、せんぱい?…ほ、ほんとうはどこかにいるんでしょ?、はやく、でてきてくださいよ……」
コユキ「そんな………くらいかくれんぼなんて嫌ですから………」
10月14日
ハルナ「ふぅ……。この『お肉』、やはり……格別ですわね。言葉では言い表せないほどの、深い『愛』の味がいたします……」
ハルナ「お腹も、そして心も……これ以上ないほどに満たされてゆくのが分かります」
ハルナ「ホルモンに、レバー……。ふふ、心臓も、本当に、本当に美味しくいただけましたわね……」
ハルナ「上のお口も、下のお口も……これほど大満足できたのは生まれて初めて。……私にとって、生涯最高の『美食』でしたわ」
ハルナ「……それから。私の、腟内(おなか)のほうも……先生の愛で、もういっぱいです……♡」
ハルナ「ねぇ、先生……? ふふっ……♡」
終わり。
推しキャラのセリフ想像は捗る。
ミレニアムに残念ながら推しキャラがいないのでお粗末+くおりてぃー
曇らせの純度低いね。もっと鼻に肉塊を詰め込んだ様な曇らせ作りたいね。