記憶喪失だけど元気いっぱいな母性あるTS娘が、記憶を取り戻してめちゃくちゃ挫折して心が折れた状態に戻る話 作:ももはね
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ヒソラ編を書いていたら、やっぱ設定資料集になったので思い切って物語ぶん投げました。次こそヒソラ編の続き出します(願望)
まじで説明しかないので、設定とか世界観を読むのが好きじゃない人は飛ばしてください。多分つまんないです。
息抜きだから許してね定期
今話を端的に言えば、風枝家の成り立ちからお嬢様爆誕の理由です。
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風枝家。
およそ八百年前に活躍した魔法少女『風枝大和』を始祖に始まった魔法少女の名家。
『宵の大暗夜』によって人口の八割前後が消え去り、地上に存在した全ての機械が破損し、魔物にほぼ全ての土地が支配された暗夜の時代。
その時代に魔法少女として覚醒した『風枝大和』は、魔法具を手に入れ、仲間を集めると、東北から北海道までを瞬く間に奪還して見せた。
その後、京都に発足された新生日本政府の協力打診を引き受け、北の地を基盤に、九州の修羅どもを力で納得させ、四国の巨大ロボと渡り合い、他各地に点在していた有力な魔法少女を討ち取り、あるいは懐柔して仲間へ引き入れ、全国を統一。
その後、『二代目風枝大和』が当主を引き継ぎ、今なお続く最大の魔法少女組織──『魔法少女組合』の設立にも深く関わった。以来、慣習として魔法少女組合の幹部には風枝家から一定数が就くことになっている。
風枝家は歴史が長く、枝分かれした分家も多い。
故に、研究、経済、建築、嗜好など、様々な分野に風枝を源流に持つ者たちが大物として君臨して居る。
風枝家は、最高の名家と
魔法少女という現在日本における最大の武力。
各所に土地や縁を持つ権力。
多くの分野に企業を持ち、銀行すら持つ経済力。
何を取っても一流
そんな風枝家だが、変わった風習があった。
それは、『基本的に当主が不在』ということ。
始まりは、二代目の時代に遡る。
当時、まだまだ何もかもが荒れていた時代に最強の存在であった『
そこで、二代目が宣言したのだ。
『私は自分の名を捨て『風枝大和』を名乗ろう』
『そして、この名に恥じないよう在り続けよう』
『だが、『風枝大和』は無敵でなくてはならない。故に、皆の中でもしも私が名を穢したと思う者が一人でも居たら、その瞬間に私は『風枝大和』を名乗る資格を失うだろう。その名を騙る大罪人でしかなくなるだろう』
『故に! その時は皆が私を殺せ!』
『だが! もしも私が名に相応しいと思うのなら、従え! 皆が信じるこの風枝大和の下に!』
二代目は、かくして『二代目風枝大和』となった。
付け加えるのなら、二代目は初代の親戚で、その仲は姉妹のように近しい物であった為に比較的受けいれられやすかった。
二代目は初代と比べると、それはもう比べ物にならないほどに弱かった。だが、それを補って余りあるほどに武力以外の分野で働いた。
その甲斐あって、二代目が引退する頃には、『風枝大和』のような特定個人ではなく『風枝家』という家に誰もが自然と忠誠を誓うようになっていたほど。
だから『風枝大和』は必須というほどではなくなった。
とはいえ、一部ながらそれに対して強い誇りを持つ者がいるのも事実。
そこで真の当主である風枝大和に変わって、家を運営するという名目で『代行当主』という制度が始められた。
当主と代行当主に違いなんてありはしない。ただ名前が違うだけだ。だが、その名目、あるいは建前というのが説得には大切なのだ。
以降、当主はなく、代行当主を頭として家は続いた。
そんなある日、歴史の特異点というべき存在が産まれ落ちた。
まるで突然変異のように絶対的な戦闘能力を持つ魔法少女が生まれたのだ。それは、記録に残る『初代風枝大和』すら凌ぐのではないかと言われるほど。
気づけば、その子は『三代目風枝大和』となり、最強の魔法少女にして風枝の当主となっていた。
そして、三代目からおよそ百から二百年後また、『最強──風枝大和』は生まれた。
以降、風枝家は偉大な始祖を持つただ歴史が長いだけの名家ではなくなった。
最強を産む可能性を孕んだ血筋となったのだ。
そして、何か価値のあるモノがあると分かれば欲をかくのが人間である。
初代の時代からおよそ八百年後──現代。
風枝、その分家は数が多く、その貧富の振れ幅は大きい。
土台が整っているのだから真面目にやっていれば失敗はしないはずだが、それに胡坐をかいて落魄れる者も少なくないのだ。
だから、楽して豊かになろうと──罪を犯した。
魔法少女の中でも、罪を犯した者は『魔女』と呼ばれる。
とある分家の者は魔女と接触し、取引を持ち掛けた。
自身の持つ風枝の血を提供する代わりに、風枝の血を持つ子を量産するのに協力しろ──と。
その魔女がやっていた研究、それこそが『魔人計画』。
魔物と人間の違いというのは『魔法器官の有無』とされている。
魔法少女は魔力は持っているが、魔法器官がない為に『魔法具』がないと魔法が使えない。だが、魔物はその両方を備えている為に道具なしで魔法が使える。つまり、先天的な魔法用の内臓の有無が人と魔を隔てていた。
そこで、魔物と人間の混血児を作り出し自在に魔法を操る新人類──『魔人』を生み出すことが目的の研究であり、計画。
その成果の一つとして完成したモノは『魔人擬き』。
人間の子を孕んでいる魔法少女、その胎児に魔物の魔力を注入することで、魔法器官を持たず魔物ではないが、その生態を受け継いだ人間だが人間でない性質を持つ命を生み出すことに成功していたのだ。
なお、その材料には売られた分家の子女や誘拐された者たちが用いられていた。
そうして、分家の者に次の三種の魔物が混ぜられた『魔人擬き』が提供されることとなった。
高い治癒能力と、栄養補給に血液を必要とし、さらに太陽光に酷く肌が焼かれる体質になる『吸血鬼』。
優秀な生殖能力に、異性を魅了する魔性の肉体を得られる『淫魔』。
そして、群れを為す厳しい上下関係が本能に刻まれた『狼型』。
魔人擬きは魔物寄りなだけの人間なので、それが生む子供は人間となる。
こうして、連続の出産に耐え得る丈夫さ、魔性の肉体、従順さを併せ持ちながら、脱走したらば飢餓と火傷に苦しむ為に、逃げることも叶わない
あとは簡単な話だ。
この苗床に風枝の血を量産させる。
それを『最強』が生まれるまで続け、その『最強』を自分に都合の良いよう育て上げれば──日本全ての魔法少女が束になっても叶わない『最強』の操り人形が手に入る。
あまりにも都合の良い妄想に過ぎない計算。だが、それを信じ込むからこそ、愚者は愚者なのだ。
魔女だって成功すると思って協力はしていない。ただ風枝の血という貴重な素材が手に入って都合が良かっただけ。
だから、失敗するはずだった。
基本的に、『最強』は同じ時代に二人と存在せず、百年から二百年ほどの周期で爆誕する。そして、当時はちょうどその辺りだった。
苗床は十体ほど用意される予定だった。
その多くが生後数日で死んでしまったが、一体でも使えればとりあえずは問題がなかった。なぜなら、最初から苗床が生殖できるまでは成長するのを待つ必要があったし、元々長期戦の作戦だったのでまだ新しく作り直せばいいだけ。
──想定外が起きた。
言うなれば、苗床は
最強の魔法少女である『風枝大和』、そんな
十体ほど用意された、苗床を産むための母体。
その一つが、
吹き出す血潮の奥から見えたのは、化け物の子。
姿は魔物に似た獣の耳と翼に尾を備えた異形であり、魔法少女のそれと言うには異質な魔力。そして何より、信じられないほどの魔力を内包する──異常発達した魔力器官。
生まれたのだ。最強が。風枝大和が。
しかも、人間ではなかった。本来なら未完成なはずの『魔人計画』の完成形、魔人として誕生してしまったのである。
ただでさえ最強であるというのに、魔人としてのチカラも手に入れた。怪物の中の怪物。
かくして、
それこそが現代の風枝大和。
次期風枝家当主となることが約束された
紆余曲折あり、その身柄は風枝
。 以下どうでもいい裏設定 。
お嬢様は吸血鬼混じってるけど、最強なので日光ダメージは無効化してます。なので高い治癒能力にタダ乗り。
淫魔の魔法は肉体を変形=美男美女に変身して誑かす的なのをイメージしてます。これを利用して、どんな傷も無傷に変身することで治せます。骨折や欠損とかも繋げられます。
狼型は純粋に身体スペックを底上げしてます。
あと、風枝大和因子で最強です。まだ覚醒してないチカラもあります。無敵ですね。
戦闘能力のランキングは、
覚醒お嬢様>|超えられない壁|>今作お嬢様≒ヒソラ>|超えられない壁|>ミアカ
って感じです。
超えられない壁多過ぎだろとは思いますが、覚醒お嬢様は作中世界ぶっちぎりで最強なのと、ヒソラもそれを除けばかなり強いので。
シロは魔法少女としての戦闘能力は有してませんので論外です。
無手のヒトが象とタイマンして勝てるか?
戦闘描写がないだろう今作では使われない(と思われる)地味な裏設定でした。
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