セイア様、お飲み物はいかがですか? 作:文才が無い饅頭
なんかこう、炭酸系が苦手で……どんな味なんだろう
そんなこんなで、お待たせしましたエナドリ回です
追記:……よく考えたら健康関わってる要素一ミリもない、タイトル詐欺じゃんごめん次で挽回する
もっと追記:タイトル詐欺し続けるのアレなんでタイトルの〝健康〟部分を〝仕事〟に差し替えますた
──カタカタ
ある日の深夜、アリカは一言も喋ること無く、ただパソコンのキーボードを叩き続けていた。たまに時計の方を見ることはあるが、それだけである。
──カタカタカタ
勿論、アリカがこうしているのにはれっきとした理由がある。その理由というのが、ティーパーティーのメンバー全員が休暇を取ったことである。
──カタカタカタカタ
休暇中にさえ仕事に取り組んでしまいそうなナギサの身を案じたミカとセイアが、ナギサを休ませるべくティーパーティーが所有するプライベートビーチへと連れ出したらしく、それ故に補佐であるアリカが多くの仕事をこなさなければならない事態になったのだ。
セイアからは『休暇が終われば必ず礼をする』と言われたため、特に深くは考えずに請け負ったアリカだが、今はとても後悔しているらしい。いつの間にかキーボードを叩く手を止め、天を仰いでいた。
(何故、あの時の私は安請け合いしてしまったのでしょうか……セイア様の言う〝礼〟とは一体……)
そんなことを考えながら、アリカは机の上の缶に手を伸ばす。缶の側面には、ネオンカラーで〝いつでもどこでもエナジーチャージ!〟という文章が、喧しく感じるくらいに大きく記されている。
「ごく、ごく…………うっ」
アリカは目を閉じてから、その缶の中身を胃の中へ流し込んだ。飲んだ後で、微妙な顔をしながらパソコンの画面に視線を戻す。
この缶の中身はエナジードリンクだ。エナジードリンクと言えば妖怪MAXなのだが、先程アリカが飲んだのはビッグエナジーという極めて安価なものだ。そのためか味も悪く、アリカ自身エナジードリンクという飲み物が苦手なこともあって、飲むには少し覚悟がいる。だが、飲まなければやってられないのだ。
少しすると、効果が出てきたらしい。少し目が冴えたように見えるアリカが、再び無言でキーボードを叩き始めた。
───
結局、アリカが全ての仕事を終わらせることができたのは深夜一時になってからだった。疲れからか、アリカは力を抜いて机に突っ伏している。辛うじて、寝てはいないらしい。
「……はあ。早く寝たいですし、さっさと片付けますか」
数分してから、アリカは缶を片付けて捨てるために立ち上がった。と言っても、やること自体は至極簡単。ただ袋を用意して、その中に缶を入れるだけである。
「一つ、二つ、三つ……おや?」
アリカがぽいぽいと袋の中に管を放り込んでいると、最後の一つを手に持った瞬間に違和感を覚えた。アリカがその缶を少し揺らすと、中から液体が入っている音が聞こえる。
「まだ残っていたんですか、全く気付きませんでした。勿体無いですし、一応飲んでおきましょうか」
放り込みかけたその缶を戻して、そのまま飲み干そうとする。しかしここで、アリカは早く寝たいという思いからか、エナジードリンクを飲むという行為すらも早く済ませようとした。
「!? げほ、げほっ……!」
結果、缶を傾けすぎてしまったらしく、エナジードリンクは気管支へと入り込み、アリカは思いっ切り咽ることとなった。目からは涙が滲んでいる。
「はぁ……油断大敵ですね」
そう呟いた後、アリカは眠い目を擦りながら後片付けを終え、無事に眠りに就いた。
翌日、校内に
Tips!:アリカはエナジードリンクが少し苦手
(ここらへんに感想&評価&誤字報告とかの催促)
十一割趣味で書いてるものなんでね、次回がいつ描き終わるかなんて分からない上に、基本的には千〜二千文字くらいしかないけども、全然待てる!って方はお楽しみに〜
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