「とうもろこしが食べたい」
作戦会議室兼校長室で、こむぎさんが突然そんなことを言いました。
「あるだろ。とうもろこしの缶詰」
なめこさんが面倒くさそうに答えます。
「違うの!」
こむぎさんが机を叩きました。びっくりするので止めて欲しいです。
「祭りで売ってるやつ! 焼いて醤油塗ってるやつ!」
「ああ、焼きとうもろこしか」
「そう! あれが食べたい!」
「急ですね」
私は言いました。まあ気持ちはわからなくもありません。
「夏だから! 祭りのシーズンだよ!」
理由になっているような、なっていないような。
「とうもろこしなら少し離れたところに農園あったよ」
くるみさんが地図を広げました。農園を指さします。
「農園?」
こむぎさんが尋ねます。
「うん。パンデミック前は野菜の直売もやってたところ。畑が残ってれば、何か育ってるかも」
「行こう!」
こむぎさんが目を輝かせて言います。
「即決ですね」
「しぐれちゃんは?」
「私は……」
想像します。焼きとうもろこし。食欲を唆る、醤油の焦げた香り。思い出すだけで涎が出そうです。
「食べたいです」
「食べ物に弱いね。しぐれちゃん」
くるみさんが笑いながら言います。
「違います」
食べ物に弱いのではなく、美味しいものに弱いのです。そこのところを間違えないで欲しいです。私は美食家なのです。
「今回は誰を連れて行くんだ?」
あずきさんが尋ねます。
「私でしょ。しぐれちゃんは確定として」
こむぎさんが指折り数えて言います。毎回思うのですが、なんで私が確定枠なんですか。私は小学生ですよ。
「中学生二人組にも来て貰おうかな!」
「……私?」
「私もデスカ?」
いちごさんとカヌレさんの二人がきょとんとした顔で聞きます。
「というか、いつもこんなノリで行き先を決めているんデスカ?」
「そうだね。うちはいつもこんなノリだよ」
くるみさんが苦笑します。確かに大体いつもこんな感じで遠征先が決まっている気がします。かなりゆるいコミュニティです。だから居心地がいいのですが。
「……いいよ」
「いちごがいいなら私も行きマス!」
というわけでこむぎさん、いちごさん、カヌレさん、私の四人で農園に向かうことになりました。
♢
ケイちゃん一号は、夏の田舎道をのんびりと走っていました。
空はどこまでも青く、白い雲がゆっくりと流れています。道路の両脇には田んぼや畑が広がっていました。とはいっても、青々とした稲穂が揺れているわけではありません。
パンデミックが起きたのは四月。この辺りでは、田植えが始まるより少し前でした。水の入っていない田んぼには雑草が伸び、ところどころに去年の稲株が茶色く残っています。畦道も草に覆われ、農道の脇では名前も知らない草が風に揺れていました。
畑の方も似たようなものです。春先に植えられた作物らしきものが残っている場所もあれば、雑草に完全に負けている場所もあります。
人がいなくなって数か月。田舎の景色はまだ荒れ果ててはいません。けれど、人の手が入らなくなったことだけは、遠目にも分かりました。
その向こうには緑の山々。古びた民家や小さな農機具小屋。そして誰も歩いていない道路。蝉の声だけがやけに賑やかです。
「いい天気だねぇ」
運転席のこむぎさんが言いました。
「そうですね」
私は助手席の窓を少し開けます。むっとした夏の空気が入ってきました。暑いですが、車が走っているぶん風は気持ちいいです。後ろの荷台から、小さなギターの音が聞こえてきました。
振り返ります。いちごさんが荷台の端に腰掛け、エレキギターを抱えています。もちろんアンプには繋いでいません。聞こえてくるのは、弦を爪弾く乾いた音だけです。
「……カントリー・ロード」
いちごさんが呟きました。
「パンクロックじゃないんですね」
「……こういうのも好き」
「そうですか」
ちょっと意外でした。四六時中、耳が痛くなるような曲ばかり聴いている人なのかと思っていました。いちごさんの隣では、カヌレさんがニコニコしながら演奏を聞いています。
「良い曲デスネ」
「……うん」
「日本の田舎にも合いマス!」
確かに。少しくらい景色が荒れていても、不思議と曲には合っています。
「ふんふーん、ふふーん」
運転席から鼻歌が聞こえてきました。
「こむぎさんまで歌うんですか」
「鼻歌だからセーフ!」
「何がセーフなんです?」
「著作権!」
意味は分かりません。それでも気分は良さそうです。いちごさんのギターに合わせて、こむぎさんが鼻歌を続けます。カヌレさんも荷台で身体を揺らしています。
「日本の田舎、最高デス!」
「……最高」
二人ともご機嫌ですね。良いことです。
私はシートに身体を預けました。窓から入ってくる夏の風。エンジンの低い音。荷台から聞こえるギター。こむぎさんの鼻歌。全てが私を心地よい眠りへと誘います。
道路脇には放置された田畑が続いています。人の姿はありません。ゾンビの姿も、今のところありません。こうしていると、世界がこんなことになっているのを一瞬忘れそうになります。たまには、こんな遠征があってもいいでしょう。
農園へ行く。とうもろこしを探す。残っていたら収穫する。学校へ帰る。醤油を塗って焼く。食べる。それだけです。
ゾンビと戦う必要もありません。変なイベントに巻き込まれる必要もありません。
今日は平和に事が終わる。私は流れていく夏の田舎道を眺めながら、そう思いました。
――この時までは。
♢
「しぐれちゃん、着いたよー!」
こむぎさんの声で目を覚ましました。
「……ん」
いつの間にか寝ていたようです。
窓の外を見ると、ケイちゃん一号は広い農園の前に停まっていました。
古びた看板と草に埋もれかけた駐車場。その向こうには、背の高いトウモロコシ畑が一面に広がっています。
「着きました?」
「着いた着いた!」
シートベルトを外して車を降ります。後ろの荷台からも、いちごさんとカヌレさんが飛び降りました。
「おおー!」
こむぎさんが畑を見て声を上げます。
「とうもろこし!」
「たくさんありマスネ!」
「……いっぱい」
確かにたくさんあります。しかし。
「思ったより荒れてますね」
畑の中には雑草が伸び放題です。倒れている株もあります。葉が茶色く枯れているものや、虫に食われているもの。実が細いもの。逆に、まだ青々とした葉を残している株もありました。
人の手が入らなくなって数か月。それでも全部が駄目になっているわけではないようです。
「これ食べられるかな?」
こむぎさんが一本の実を掴みます。
「見てみましょう」
皮を少しめくります。粒は小さめですが、ちゃんと並んでいました。
「いけそうですね」
「やったー!」
「まだ食べられませんよ」
「焼きとうもろこし!」
もう食べるところまで脳内で進んでいるようです。気が早すぎます。
「とりあえず」
私は車の荷台から袋を取り出しました。
「食べられそうなのだけ集めましょう」
「了解デス!」
「……収穫」
「いっぱい取るぞー!」
こうして、とうもろこし狩りが始まりました。
♢
最初のうちは順調でした。
「これ大きい!」
「こっちもありマス!」
「……虫」
「それはやめましょう」
状態のいい実を見つけるたびに、袋へ入れていきます。思った以上に残っています。もちろん全部が立派ではありません。けれど、選べば十分食べられそうな実もありました。
「いっぱいあるじゃん!」
こむぎさんが楽しそうです。
「農園来て正解だったね!」
「まだ油断しないでくださいよ」
「大丈夫大丈夫!」
こういうことを言う人が一番危ないんです。
私も収穫を続けます。さらに奥へ。
「……これも」
いちごさんの声がどこかから聞こえました。
「こっちにも良いのありマス!」
カヌレさんの声もします。
「まだまだあるよー!」
こむぎさんの声。皆それぞれ夢中になっているようです。私も負けていられません。焼きとうもろこしが待っています。醤油の焦げ目と甘い粒です。
私は「ふう」と一息つき、顔を上げます。
気付いた時には周囲は全部、トウモロコシでした。
「……あれ?」
立ち止まります。ぐるりと一回転します。全方向トウモロコシ畑でした。
「……」
あれ、これかなりまずい状況なのではないでしょうか。
「こむぎさん?」
返事なし。
「カヌレさん?」
返事なし。
「いちごさん?」
返事なし。
遠くから何か声が聞こえた気もします。ですが、葉が風に擦れる音に紛れて方向が分かりません。
「困りましたね」
完全に迷いました。まさかトウモロコシ畑で遭難するとは思いませんでした。情けないです。とりあえず来た方向へ戻りましょう。そう思って歩き始めます。
葉が身体に当たります。視界は数メートルしかありません。背丈より高い株も多く、遠くがまったく見えません。
どちらでしたっけ。ますます分からなくなってきました。
その時、近くで何かが動きました。
「!」
足音。誰か歩いています。
「よかった」
私は音の方へ向かいます。
「こむぎさんですか?」
返事はありません。
「カヌレさん?」
近づいてきます。
「いちごさん?」
トウモロコシの葉が大きく揺れました。人影が見えます。
「やっと――」
そこにいたのはゾンビでした。
「違うじゃないですか」
心底がっかりしました。ため息をつきます。今更ゾンビの一体くらいでは驚きません。
ゾンビがこちらへ手を伸ばします。
「紛らわしいんですよ」
背中に背負っていた槍を抜いて突きます。先端が喉を貫きました。そのまま押し込みます。ゾンビが倒れます。
「一体――」
「ヒャッハァァァ!」
いちごさんの声が聞こえました。
「こっちにもいマス!」
カヌレさんの焦った声も聞こえます。
「うわぁぁぁ! 出たぁぁぁ!」
こむぎさんのめちゃくちゃ驚いた声も聞こえてきました。
そして。ゾンビたちの呻き声。
至るところで戦闘が始まったようです。
「何体いるんですか」
返事はありません。
右からガサガサと葉が擦れる音。左からも同じような音。嫌な音です。
「これはまずいですね」
私は収穫袋を肩に掛け直しました。せっかく集めたとうもろこしは捨てません。食料は大事です。
そして走ります。一直線。とにかく一直線です。方向なんて分かりません。同じ景色しかないんですから。
「邪魔です!」
トウモロコシをかき分けます。葉が顔に当たります。茎が服に引っ掛かります。
後ろから呻き声。追ってきています。
「しつこい!」
振り返りません。この狭い畑の中で戦い続けるより、開けた場所へ出た方がいいです。走ります。とにかく走ります。そして。
「出た!」
視界が開けました。畑の端です。その先へ一歩。
「――っ!」
身体が急停止しました。ガシャンという金属音。フェンスです。私は勢いよくフェンスにぶつかっていました。
「痛っ……!」
鼻を押さえます。どうやら鼻血は出てないようです。
「なんでこんなところに――」
フェンスの向こうを見ました。
「……」
崖でした。
「危なっ!」
一歩間違えたら、そのまま落ちていました。フェンス様。ありがとうございます。今日から少しだけ信仰します。
後ろからゾンビの声。
「今それどころじゃありません!」
一体がトウモロコシ畑から飛び出してきました。勢いは止まりません。
ゾンビがそのままフェンスへ突っ込みました。腐って脆くなっていたのでしょうか。フェンスの一部が外れます。ゾンビはそのまま前へ。
「あ」
崖の下へ消えていきました。
「……」
少し遅れて、遠くから鈍い音。
「自業自得ですね」
私は崖下を覗きませんでした。見てもいいことはありません。
「さて」
フェンスと畑を見ます。
「これを辿れば端には出られますね」
少なくとも、迷路の真ん中を歩くよりマシです。私はフェンス沿いに歩き始めました。
♢
しばらく歩くと見覚えのある駐車場が見えてきました。
「あった!」
ケイちゃん一号。
助かりました。急いで車まで走ります。誰もいません。
「まだ戻ってませんか」
畑を見ます。相変わらず何も見えません。ただ。
「うわぁぁぁ!」
こむぎさん。
「ヒャッハァァ!」
いちごさん。
「そっちデス!」
カヌレさん。
三人の声は聞こえます。生きてはいるようです。
「場所を知らせないと」
運転席へ乗り込みます。キーは。
「……ない」
こむぎさんが持っています。
「役に立ちませんね」
ですが。クラクションなら。運転席に身体を乗り出します。クラクションを思い切り押します。大きな音が響きました。
もう一度。クラクションを鳴らします。
「クラクション!」
こむぎさんの声。
「車の場所デス!」
カヌレさん。
「……了解!」
いちごさん。
どうやら聞こえたようです。ただし。ゾンビにも聞こえたようです。
「当然ですよね」
分かっていました。分かっていて鳴らしたんです。なのでこれは失敗ではありません。必要経費です。多分。
♢
一分後。畑が大きく揺れました。
「ようやく出られたぁぁぁ!」
こむぎさんが飛び出してきます。両手にはとうもろこしの入った袋。
「持ってきたんですか」
「だって食べたいんだもん!」
「まあ、私も持ってますけど」
人のこと言えませんでした。
「しぐれチャン!」
別の場所からカヌレさん。日本刀を持ったまま走ってきます。
「無事デシタカ!」
「なんとか無事です!」
「……疲れた」
最後にいちごさん。ギターを背負い、こちらへ走ってきます。
後ろからゾンビの大群の足音。結構な数がいるようです。
「早く乗ってください!」
「はい!」
「分かりマシタ!」
「……乗る」
こむぎさんが運転席。私は助手席。いちごさんとカヌレさんが荷台へ飛び乗ります。
「全員いる!?」
「います!」
「いマス!」
「……いる」
「じゃあ出るよ!」
ケイちゃん一号が急発進しました。
「うわっ!」
身体がシートへ押し付けられます。
「急すぎます!」
「追いつかれるよりいいでしょ!」
「それはそうですけど!」
バックミラーを見ます。
畑からゾンビ達が次々と出てきます。ですが車の速度には追いつけません。少しずつ小さくなっていきます。
「……助かった」
息を吐きます。車内は静まり返っていました。誰も喋りません。
「とうもろこし」
突然こむぎさんが言いました。
「はい?」
「ちゃんと持ってきた?」
「……」
私は足元の袋を見ます。あります。ちゃんと存在しています。
「ありますよ」
「やった!」
「そこ喜ぶところですか?」
「今日の目的だよ!」
そうでした。危うく忘れるところでした。荷台からも声がします。
「……ある」
「私もいっぱいありマス!」
「じゃあ成功!」
こむぎさんが笑います。
「これで焼きとうもろこし食べられる!」
「結果だけ見れば成功ですね」
結果だけならですがね。
私は後ろへ遠ざかっていく農園を見ました。
とうもろこしを取りに来ただけなのに、迷子になり、ゾンビに追われ、崖から落ちかけ、最後は逃走ときました。
「……」
やっぱり平和に終わるわけがありませんでした。
♢
その後。
ケイちゃん一号は何事もなく学校へ戻ってきました。校門をくぐった瞬間、私はようやく大きく息を吐きます。
「帰ったー!」
こむぎさんが元気よく叫びました。
「おかえり」
校舎の方から、なめこさん達が出てきます。
「どうだった?」
きなこさんが聞きました。
「大収穫!」
こむぎさんが得意げに荷台を指差します。そこには、私達が命懸けで持ち帰ったとうもろこしの袋が並んでいます。
「……命懸け?」
あずきさんが首を傾げました。
「とうもろこし取りに行っただけだろ?」
なめこさんが聞きます。
「聞かないでください」
「いや、何があったんだよ」
「色々です」
本当に色々ありました。とうもろこし一つでここまで酷い目に遭うとは思いませんでした。
「でも!」
こむぎさんが袋を抱えます。
「ちゃんと持って帰ってきたから勝ち!」
「そういうものですかね」
「そういうもの!」
まあ否定はしません。
♢
夕方。
校庭の隅に簡単な炭火台が用意されました。なめこさんがとうもろこしの皮を剥き、状態を確認していきます。
「思ったよりいいじゃん」
「食べられそう?」
「全然いける。虫食ってるところだけ切れば問題ないだろ」
「やった!」
こむぎさんが両手を上げました。くるみさんが炭を熾します。さおりさんは醤油を用意します。私達も手分けして、とうもろこしを並べていきます。
じゅうという音を立てて、炭の上でとうもろこしが焼け始めました。香ばしい匂いが広がります。
「……」
これはいい匂いです。
「しぐれちゃん」
「何です?」
「顔が緩んでるよ」
「気のせいです」
「絶対嘘!」
こむぎさんが笑います。
うるさいです。今はとうもろこしに集中しているのです。
焼き目が付いたところで、さおりさんが刷毛で醤油を塗りました。さらに香ばしい匂いが広がります。
「おお……」
思わず声が出ました。
「出た」
「何がです?」
「食べ物の時のしぐれちゃん」
「そんなものありません」
「あるよ」
「ないです」
「あるだろ」
なめこさんまで乗らないでください。
「……いい匂い」
いちごさんも炭火を見つめています。
「日本の夏デスネ!」
カヌレさんが嬉しそうに言いました。
「祭りみたい!」
こむぎさんもご機嫌です。
「祭りなら焼きそばも欲しいな」
あずきさんが言います。
「欲張らないでください」
「かき氷も欲しいわね」
きなこさん。
「増やさないでください」
「りんご飴もええなぁ」
さおりさんまで。
「今日はとうもろこしの日です!」
私は何の宣言をしているのでしょう。
しばらくして。
「焼けたよー」
くるみさんが言いました。
一人一本。
焼きとうもろこしが配られます。
「いただきます!」
こむぎさんが一番にかぶりつきました。
「熱っ!」
「そりゃ熱いだろ」
なめこさんが呆れます。
「でも美味しい!」
その一言で皆、一斉に食べ始めました。
私も一口。
「……」
甘い。少し粒の小さいところもあります。形も店で売っているものほど綺麗ではありません。それでも炭火の香ばしさ。焦げた醤油。とうもろこしの甘み。
「美味しいですね」
素直にそう言いました。
「でしょ!」
なぜかこむぎさんが胸を張ります。
「こむぎさんが育てたわけじゃないですよ」
「でも私が食べたいって言った!」
「それだけです」
「十分でしょ!」
十分なんですかね。
「……うまい」
いちごさんが短く言います。
「最高デス!」
カヌレさんも頷きながら食べています。
「また取りに行こうよ!」
「嫌です」
即答しました。
「早いよ!」
こむぎさんが笑います。つられて、皆も笑いました。
世界がこんなことになっていても。こういう時間くらいはあっていいのでしょう。
私はもう一口、とうもろこしを齧りました。
苦労した分だけ少しだけ、いつもより美味しかったです。
こうして、トウモロコシ畑で散々な目に遭った一日は、美味しい焼きとうもろこしで、無事に終わりました。
結果だけ見れば大成功です。
結局、トウモロコシ畑では誰にも捕まりませんでした。