第二十一話もよろしくお願いします。
…危なかった。あんな威力の爆発が出るとは思わなかった。あの瞬間全力で上に爆発を逸らしてなかったら、氷に叩き付けられて柘榴にでもなっていたんじゃないだろう「不知火君、保健室行きなさい。」…はい。
「…はい、処置は終わったよ。」
「…ありがとうございます、リカバリーガール先生。」
「感謝するならもうちょっとその無茶を減らして欲しいけどね。全く、緑谷といいあんたといい、今年は怪我が多いったらありゃしない。」
雄英高校、出張保健室。今丁度リカバリーガール先生の処置が終わった所だ。
と言っても、そこまで酷い怪我はしていない。精々打ち身が幾つか、全身に軽い切傷程度。その大半があの爆発でできた物だ。…轟君が最初から炎を使っていたら、負けていたかもしれないな。と言うより、何であんな大爆発が?
「聞いてんのかい。」
「あっはいすいません。」
「ハァ…取り敢えず、診た感じそこまで酷い怪我は無いね。打ち身はちゃんと冷やして、切傷の類は我慢しな。決勝は出ても良いけど、くれぐれも無茶するんじゃないよ。」
「それからこれ、冷やす用の氷さ。使い終わったら返しに来なくて良いから、ちゃんと冷やすんだよ。」
「…多くないですか?」
目の前には店売りの氷袋(1kg)が3つと分ける用らしきポリ袋が数枚。これを控室に?
「あんたならその位持てるだろう。無理ならそこの小さい台車位なら持って行って良いから、ちゃんと身体を冷やすんだよ。」
「…ありがとうございます、リカバリーガール先生。」
さて、そろそろ控室に戻らないといけない。
「…アンタ、何やってんの?」
「…耳郎さんこそ、どうしてこんな所に?」
控室で身体を冷やしていたら耳郎さんがやって来た。
「うつ伏せで氷袋の下敷になってるのは身体を冷やすとか言うレベルじゃないと思うけど…まぁ応援に来た。」
「あぁ、成程…ありがとう、耳郎さん。」
「どういたしまして…で、あの話はどうなったの?」
「…一応、良い結果には持って行けたとは思う。緑谷君と自分の言葉で少しは吹っ切れてくれれば嬉しいけど…そこは轟君次第かな。」
「ふーん?じゃあ、エンデヴァーとの喧嘩の件は?それもケリが付いた?」
「…一応、自分の心の中では…まぁ、うん。」
「…そんな顔出来たんだ。」
「酷くない、耳郎さん?」
人が悩んでいる時にそんな顔とは。
「いやだって、アンタって何かいつも余裕ですよみたいな、全部自分1人でどうにかできます顔してるじゃん。」
「えっ嘘」
「本当。だから、その…アンタもちゃんと悩めるんだって。」
「…実を言うと、アンタがエンデヴァーと喧嘩して帰ってきた時、あぁコイツはちゃんと人に悩みを話せるんだなって、安心した。何か、常に1人で全部抱えたまま突っ走りそうな感じしてたから。」
…そうか。自分はそんなにに耳郎さんを心配させていたのか。…酷いな。
「…そんなに心配させていたのなら、謝らないといけないな。」
「いや別にそんな、謝って欲しいとかそんなんじゃなくて、その…次からさ、もう少しウチの事を頼って欲しいかな…って。」
…頼る、か。
「…分かった、次からはもう少し耳郎さんを頼るとしよう。ありがとう。」
「…どういたしまして。」
「…その、
頑張って。」
「…ありがとう、じゃあ行ってくるよ。」
轟君戦を少し張り切り過ぎた所為で、爆豪君戦を書くのが難しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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