『神のチートで勇往邁進!〜20年後の同窓会に現れた独眼竜は、三度(みたび)恋の火を灯す〜』   作:夜幻

63 / 90
第62話「特別講師・無堂」

日の出祭二日目。

 

朝の旭高校は、昨日とは少し違う空気に包まれていた。

 

昨日の文化祭は、大きなトラブルこそあったものの、最終的には予定通り終了した。

 

しかし――。

 

特別講師として招かれた無堂の言動。

 

体育館裏で起きた機材トラブル。

 

校内放送の異常。

 

そして、悠飛に向けられた意味深な言葉。

 

『あなたの右目が、あなたの人生を大きく変える』

 

あの言葉が。

 

悠飛の頭から離れなかった。

 

「……」

 

朝の教室。

 

悠飛は窓際の席に座り、外を眺めていた。

 

「悠飛さん」

 

四葉が声をかける。

 

「おはようございます!」

 

「おはよう、四葉」

 

「今日はどうしたんですか?」

 

「どうしたって?」

 

「なんだか難しい顔してます」

 

「……少し考え事」

 

「昨日のことですか?」

 

「まあな」

 

四葉は心配そうにする。

 

「無堂さんのこと?」

 

「ああ」

 

「やっぱり怪しいですよね」

 

「俺もそう思う」

 

「……」

 

四葉は少しだけ黙った。

 

そして。

 

「でも」

 

笑顔を作る。

 

「今日は今日で楽しみましょう!」

 

「四葉」

 

「せっかくの日の出祭です!」

 

「……そうだな」

 

悠飛も笑った。

 

「その通りだ」

 

だが。

 

二人の会話を。

 

教室の入り口から見ている少女がいた。

 

一花。

 

「……」

 

一花は。

 

悠飛の横顔を見る。

 

そして。

 

小さく胸に手を当てる。

 

昨日。

 

文化祭で悠飛と過ごした時間。

 

楽しかった。

 

もっと一緒にいたかった。

 

でも。

 

今は。

 

悠飛が何かを抱えている。

 

「……」

 

一花は。

 

自分だけが楽しむわけにはいかないと思った。

 

「悠飛くん」

 

「ん?」

 

「私にも相談してね」

 

「……」

 

「一人で抱え込まないで」

 

悠飛は。

 

少し驚いたあと。

 

笑った。

 

「ありがとう」

 

その言葉に。

 

一花の胸が熱くなる。

 

 

「おはよう」

 

二乃が教室へ入ってくる。

 

「おはようございます」

 

五月。

 

「今日はどこから回る?」

 

三玖が聞く。

 

「私は昨日行けなかったところ」

 

四葉が手を上げる。

 

「私は全部!」

 

「四葉は昨日も全部回ったでしょ」

 

一花が笑う。

 

「でも」

 

四葉は。

 

少し恥ずかしそうに笑う。

 

「今日しか食べられないものもあります!」

 

「食べることしか考えてないじゃない」

 

二乃が呆れる。

 

「そういう二乃だって」

 

三玖が言う。

 

「昨日、悠飛に料理食べてもらって嬉しそうだった」

 

「なっ……!」

 

二乃の顔が赤くなる。

 

「三玖!」

 

「本当のこと」

 

「……」

 

五月が苦笑する。

 

「皆さん、朝から元気ですね」

 

その時。

 

六華が教室へ入ってきた。

 

「おはよう」

 

「六華!」

 

四葉が手を振る。

 

「おはようございます!」

 

「おはよう」

 

六華は笑う。

 

そして。

 

悠飛を見る。

 

「……」

 

昨日の約束。

 

二人で話したこと。

 

その記憶が。

 

六華の胸に蘇る。

 

「悠飛」

 

「ん?」

 

「今日も一緒に回ろうね」

 

「ああ」

 

「……約束」

 

「約束」

 

六華は。

 

嬉しそうに笑った。

 

 

午前十時。

 

校内放送が入る。

 

『本日の特別講演を開始します』

 

生徒たちが。

 

体育館へ向かっていく。

 

「また講演?」

 

二乃が不満そうに言う。

 

「昨日もやったじゃない」

 

「学校行事ですから」

 

五月が答える。

 

「それに今日は」

 

「今日も無堂?」

 

三玖が尋ねる。

 

「はい」

 

「……」

 

悠飛は。

 

無言だった。

 

風太郎が隣に来る。

 

「如月」

 

「ん?」

 

「気をつけろ」

 

「ああ」

 

「昨日のこと」

 

「分かってる」

 

風太郎は。

 

眼鏡を押し上げた。

 

「俺も調べた」

 

「何を?」

 

「無堂について」

 

「……!」

 

悠飛が振り向く。

 

「何か分かった?」

 

「まだ確証はない」

 

風太郎は。

 

声を落とす。

 

「だが」

 

「……」

 

「過去の勤務先で、何度か問題を起こしている」

 

「問題?」

 

「生徒への指導方法だ」

 

「……」

 

「極端な成績主義」

 

風太郎が言う。

 

「成績の悪い生徒を露骨に見下す傾向があったらしい」

 

「なるほど」

 

「ただ」

 

風太郎は。

 

資料を閉じる。

 

「なぜ学校が、そんな人物を特別講師に呼んだのか」

 

「……」

 

「そこが分からない」

 

悠飛は。

 

静かに頷いた。

 

「俺も調べる」

 

「無茶するなよ」

 

「分かってる」

 

 

体育館。

 

壇上には。

 

無堂が立っていた。

 

生徒たちが席につく。

 

五つ子。

 

六華。

 

悠飛。

 

風太郎。

 

そして。

 

莉々華も来ていた。

 

「今日も来たの?」

 

二乃が聞く。

 

「うん」

 

莉々華が笑う。

 

「無堂先生の話、ちょっと気になるから」

 

「気をつけて」

 

六華が言う。

 

「分かってる」

 

莉々華は頷く。

 

やがて。

 

無堂がマイクを持った。

 

「皆さん」

 

静かな声。

 

「日の出祭二日目」

 

「……」

 

「楽しんでいますか?」

 

生徒たちから。

 

「はーい!」

 

という声が上がる。

 

無堂は笑った。

 

「素晴らしい」

 

そして。

 

表情を変える。

 

「しかし」

 

「……」

 

「楽しいだけでは、人は成長できません」

 

体育館が静かになる。

 

「人生には」

 

無堂は言う。

 

「厳しさが必要です」

 

「努力」

 

「競争」

 

「勝敗」

 

「そして」

 

無堂は。

 

生徒たちを見回す。

 

「選別」

 

その言葉に。

 

ざわめきが起きる。

 

「人間は」

 

無堂は続ける。

 

「平等ではありません」

 

「……」

 

「才能のある者」

 

「努力できる者」

 

「そうでない者」

 

「それぞれ違います」

 

悠飛は。

 

黙って聞いていた。

 

「だからこそ」

 

無堂は。

 

壇上を歩く。

 

「優れた人間は」

 

「……」

 

「自分より劣った人間を導く義務がある」

 

風太郎が。

 

小さく呟く。

 

「またか」

 

悠飛も。

 

「……」

 

無堂は。

 

再び悠飛を見る。

 

「例えば」

 

「……」

 

「ここにいる如月君」

 

体育館がざわめく。

 

「彼は非常に優秀です」

 

悠飛は。

 

無堂を見る。

 

「ですが」

 

無堂は続ける。

 

「彼には問題がある」

 

「問題?」

 

悠飛が尋ねる。

 

「はい」

 

「何ですか?」

 

無堂は。

 

微笑む。

 

「あなたは」

 

「……」

 

「自分の力を過信している」

 

「……」

 

「だから」

 

無堂は。

 

一歩前へ出る。

 

「人を守ろうとする」

 

「……」

 

「それは一見、立派に見える」

 

「……」

 

「しかし」

 

無堂の声が低くなる。

 

「誰かを守るということは」

 

「……」

 

「その人間の成長する機会を奪うことでもある」

 

「……」

 

悠飛は。

 

静かに答えた。

 

「それは」

 

「?」

 

「守ることと甘やかすことを混同してませんか?」

 

体育館から。

 

小さな笑い声。

 

無堂の表情が。

 

わずかに硬くなる。

 

「面白い」

 

「……」

 

「しかし」

 

無堂は言った。

 

「あなたは自分が傷つくことを恐れていない」

 

「……」

 

「それが最大の問題です」

 

悠飛は。

 

黙る。

 

「自分を犠牲にする人間は」

 

無堂は続けた。

 

「いつか必ず」

 

「……」

 

「周囲の人間を傷つける」

 

「……!」

 

一花が。

 

思わず悠飛を見る。

 

二乃。

 

三玖。

 

四葉。

 

五月。

 

六華。

 

全員が。

 

悠飛を見ていた。

 

無堂は。

 

その反応を確認するように。

 

微笑んだ。

 

「どうです?」

 

「……」

 

悠飛は。

 

ゆっくり立ち上がった。

 

「無堂さん」

 

「はい」

 

「俺は」

 

悠飛は。

 

会場を見渡す。

 

「誰かを守ることで」

 

「……」

 

「その人の可能性を奪いたいわけじゃない」

 

「……」

 

「ただ」

 

悠飛は。

 

拳を握る。

 

「助けを求めてる人を見捨てたくないだけです」

 

「……」

 

「それの何が悪いんですか?」

 

体育館が。

 

静まり返る。

 

無堂は。

 

しばらく悠飛を見る。

 

そして。

 

笑った。

 

「なるほど」

 

「……」

 

「あなたは本当に」

 

無堂の目が。

 

冷たくなる。

 

「面白い」

 

 

講演終了。

 

体育館から生徒たちが出ていく。

 

「悠飛!」

 

四葉が駆け寄る。

 

「大丈夫ですか?」

 

「ああ」

 

「すごかったです」

 

「何が?」

 

「無堂さんに言い返したところです!」

 

「別に」

 

「格好良かったですよ!」

 

「……」

 

悠飛は。

 

苦笑した。

 

「ありがとう」

 

二乃も。

 

「まあ」

 

腕を組む。

 

「言ってることは間違ってなかったわね」

 

「二乃まで」

 

「何よ」

 

「褒めてるのか?」

 

「そうよ」

 

「そっか」

 

一花が笑う。

 

「悠飛くんらしいよ」

 

三玖も。

 

「うん」

 

五月。

 

「私もそう思います」

 

六華は。

 

何も言わず。

 

悠飛の隣に立った。

 

「……」

 

「六華?」

 

「何でもない」

 

「そうか?」

 

「うん」

 

六華は。

 

小さく笑った。

 

 

しかし。

 

体育館の外。

 

風太郎は。

 

無堂を追っていた。

 

「無堂さん」

 

「……」

 

無堂が振り返る。

 

「何でしょう?」

 

「昨日から」

 

風太郎は。

 

真っ直ぐ見る。

 

「あなたは悠飛を挑発している」

 

「挑発?」

 

「そうです」

 

「私は」

 

無堂は笑う。

 

「教育者として彼に忠告しているだけです」

 

「本当に?」

 

「もちろん」

 

風太郎は。

 

無堂の目を見る。

 

「……」

 

嘘。

 

そう思った。

 

しかし。

 

証拠がない。

 

「なら」

 

風太郎は言う。

 

「これ以上、悠飛に関わらないでください」

 

無堂は。

 

笑った。

 

「それは」

 

「……」

 

「君が決めることではありません」

 

「……」

 

「それに」

 

無堂は。

 

風太郎の横を通り過ぎる。

 

「彼自身が望めば」

 

「……」

 

「私はいつでも相手をしますよ」

 

風太郎は。

 

その背中を睨んだ。

 

「……絶対に何かある」

 

 

昼休み。

 

中庭。

 

五つ子と六華と莉々華。

 

そして悠飛が。

 

ベンチに座っていた。

 

「無堂さん」

 

莉々華が言う。

 

「かなり変な人だね」

 

「やっぱりそう思う?」

 

六華が聞く。

 

「うん」

 

莉々華は頷く。

 

「悠飛くんを見る目が」

 

「……」

 

「普通じゃない」

 

悠飛は。

 

黙っていた。

 

「悠飛」

 

一花が声をかける。

 

「大丈夫?」

 

「ああ」

 

「無理してない?」

 

「大丈夫」

 

二乃が。

 

「無理してる顔よ」

 

「そうか?」

 

「そうよ」

 

三玖も。

 

「私もそう思う」

 

四葉。

 

「私もです」

 

五月。

 

「私も」

 

悠飛は。

 

苦笑した。

 

「みんなして……」

 

六華が。

 

「だって心配だから」

 

「……」

 

悠飛は。

 

少しだけ笑った。

 

「ありがとう」

 

 

その時。

 

校庭から。

 

大きな歓声が聞こえてきた。

 

「何?」

 

四葉が立ち上がる。

 

「何かイベント?」

 

「行ってみよう!」

 

莉々華も立ち上がる。

 

「みんなで行こう!」

 

八人が。

 

校庭へ向かう。

 

そこでは。

 

生徒たちによるダンスイベントが行われていた。

 

音楽。

 

歓声。

 

笑顔。

 

日の出祭らしい。

 

明るい光景。

 

悠飛は。

 

その中にいる五つ子と六華と莉々華を見た。

 

「……」

 

この時間を。

 

守りたい。

 

その気持ちは。

 

昨日より強くなっていた。

 

 

午後二時。

 

悠飛は。

 

一人で校舎裏へ向かっていた。

 

「……」

 

昨日拾った紙。

 

『第一幕、終了』

 

今日。

 

『第二幕』

 

無堂。

 

何かが繋がっている。

 

その答えを。

 

探していた。

 

すると。

 

「如月君」

 

「……!」

 

無堂の声。

 

振り返る。

 

そこに。

 

無堂が立っていた。

 

「探していたのですか?」

 

「何を?」

 

「私を」

 

「……」

 

悠飛は。

 

無堂を睨む。

 

「話があるなら」

 

「ええ」

 

無堂は。

 

ゆっくり歩いてくる。

 

「あなたは」

 

「……」

 

「本当に、自分の力を信じているのですね」

 

「……」

 

「剣術」

 

「……」

 

「学業」

 

「……」

 

「人脈」

 

「……」

 

「そして」

 

無堂の目が。

 

悠飛の右目を見る。

 

「正義感」

 

「……」

 

「あなたは」

 

「……」

 

「自分なら何でもできると思っている」

 

悠飛は。

 

静かに答えた。

 

「そんなことは思ってない」

 

「本当に?」

 

「俺は失敗する」

 

「……」

 

「間違える」

 

「……」

 

「だから」

 

悠飛は。

 

無堂を見る。

 

「仲間に助けてもらう」

 

「……」

 

「それだけです」

 

無堂の笑顔が。

 

消えた。

 

「仲間」

 

「そうです」

 

「なるほど」

 

無堂は。

 

小さく笑う。

 

「では」

 

「……」

 

「その仲間たちが傷ついた時」

 

「……」

 

「あなたはどうするのですか?」

 

悠飛の目が。

 

鋭くなる。

 

「何が言いたい?」

 

「何も」

 

無堂は。

 

背を向けた。

 

「ただの質問です」

 

「待て」

 

「……」

 

「俺の周りの人間に手を出すな」

 

無堂は。

 

振り返らない。

 

「それを決めるのは」

 

「……」

 

「あなたではありません」

 

無堂は。

 

そのまま歩いていった。

 

 

「……」

 

悠飛は。

 

その場に立ち尽くした。

 

嫌な予感。

 

それは。

 

昨日よりはっきりしていた。

 

――何かが起きる。

 

しかも。

 

自分だけではない。

 

五つ子。

 

六華。

 

莉々華。

 

風太郎。

 

大切な人たちが。

 

巻き込まれる。

 

「……」

 

悠飛は。

 

拳を握った。

 

「絶対に」

 

その時。

 

背後から。

 

「悠飛さん!」

 

四葉の声。

 

振り返る。

 

四葉。

 

一花。

 

二乃。

 

三玖。

 

五月。

 

六華。

 

莉々華。

 

全員が。

 

こちらへ走ってくる。

 

「ここにいたんですか!」

 

四葉が言う。

 

「みんな探してたんですよ!」

 

「……悪い」

 

一花が。

 

悠飛の顔を見る。

 

「何かあった?」

 

「……」

 

悠飛は。

 

一瞬迷った。

 

だが。

 

「無堂と話した」

 

六華の表情が変わる。

 

「何を?」

 

「俺たちのことを」

 

「……」

 

「何か企んでる」

 

「やっぱり」

 

六華が頷く。

 

二乃が。

 

「じゃあ、どうする?」

 

悠飛は。

 

全員を見る。

 

「俺は」

 

「……」

 

「みんなを守る」

 

「……」

 

四葉が。

 

笑う。

 

「私たちも」

 

「?」

 

「悠飛さんを守ります!」

 

「四葉……」

 

一花も。

 

「そうだね」

 

二乃。

 

「一人で格好つけないで」

 

三玖。

 

「私たちもいる」

 

五月。

 

「皆で考えましょう」

 

六華。

 

「約束したでしょ?」

 

莉々華も。

 

「私も仲間に入れてよ」

 

悠飛は。

 

目を見開いた。

 

そして。

 

笑った。

 

「……ありがとう」

 

 

夕方。

 

日の出祭二日目も。

 

終わりが近づいていた。

 

無堂は。

 

校舎の一室から。

 

外を見ていた。

 

「……」

 

生徒たち。

 

笑顔。

 

そして。

 

その中心にいる悠飛たち。

 

無堂は。

 

一枚の資料を机に置いた。

 

そこには。

 

旭高校の校内図。

 

そして。

 

赤い印が一つ。

 

「明日」

 

無堂は呟く。

 

「すべてが動く」

 

机の上には。

 

もう一枚。

 

古い新聞記事。

 

そこには。

 

かつて起きた事故についての記事が掲載されていた。

 

無堂は。

 

その記事を見ながら。

 

小さく笑う。

 

「過去は」

 

「……」

 

「必ず繰り返される」

 

 

夜。

 

帰宅した悠飛は。

 

自室の鏡の前に立っていた。

 

右目を見る。

 

何の異常もない。

 

ただ。

 

無堂の言葉が。

 

頭から離れない。

 

――あなたの右目。

 

「……」

 

何なんだ。

 

なぜ。

 

あの男は。

 

自分の右目について知っている?

 

幼い日の記憶。

 

少女との約束。

 

五つ子。

 

六華。

 

莉々華。

 

無堂。

 

すべてが。

 

少しずつ。

 

一本の線で繋がり始めている。

 

悠飛は。

 

窓の外を見る。

 

「……明日」

 

日の出祭。

 

最終日。

 

「何が起きても」

 

悠飛は。

 

静かに呟いた。

 

「俺は逃げない」

 

その決意を胸に。

 

悠飛は。

 

拳を握った。

 

――そして。

 

日の出祭最終日。

 

彼の人生を永遠に変える事件が。

 

すぐそこまで。

 

迫っていた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。