王位を継ぎそうにない好みのショタ第3王子を成長するまで愛でて放流する気だったのに気付いたら王妃にされて囲われてしまったんだけれども(白目) 作:ステラ
最近はサッパリしてて随分と読みやすくなったんじゃないかなと自己分析。
ちいーっす☆わたくしですわよ。
目が覚めたら馬車に乗せられていて、起き抜けに陛下の顔を見てしまってグロッキーになった話する? しなくていいですか?
助かります、私もトラウマを話したくないので。
ほいじゃ寝ていた間のおさらい。
意気揚々と戦争を吹っ掛けてきたラウギリー王でしたが、わたくしがカンタレラ様をぶっ飛ばしたのを近くで見ていたらしく戦意喪失で降伏してきます。
まあそんな甘いことが通じる筈もなく、ブチ切れの陛下によって不平等条約を結ばされ少しでも違反があればわたくしがシュバるぞ? と脅して「うへへへどうも調子に乗ってすいやせんでしたへへへあっしらは永遠に属国でやんす(意訳)」と尊厳破壊してやりましたとさ。
おう我が国の貴族たち、わたくし達が帰るまでの束の間の自由を満喫してて? どうぞ(無慈悲)
勝手にわたくしの名を出してごめん、って謝って来ましたけどまぁ流石にこの国に暮らしてる以上は何かあったらわたくしも出て全て破壊するとは思うのでそこは無問題です。
問 題 な の は !
どうしてわたくしを膝の上に乗せてるのかって事ですよ、嫌がらせかしら? シアは軽いから大丈夫? あなたの心配なんか1ミリもしてないですからね?!(ガチ)
ああ悍ましい、あんなに全身柔らかくて甘い匂いを漂わせていた王子ちゃまがこんな筋張って野郎臭ぷんぷん匂わせてるそこら辺に掃いて捨てるほど居る量産型イケメンになるだなんて……(血涙)
ゴルァそこ! 国王夫妻は仲が良いのですねじゃねーんですのよ
大体あなたねぇ、なに死に掛けてるんですのよ!
あなたを護衛として遣わせたわたくしが恥ずかしいわ。過去(の王子ちゃまを愛していた頃)のわたくしがどうしてあなたを遣わせたのか分かってますの? アァン!?(半ギレ)
「あなたには心底幻滅しました、国に帰ったら職を辞してわたくしの実家で下働きをなさい。良いですわね?」
「ハッ! かしこまりました」
「シア……何もそこまで「陛下は口を挟まないでくださいまし?(半ギレ)」あ、うん」
「……っ!」きゅん
しゅんとした陛下の表情に王子ちゃまの名残を久々に感じて思わず胸きゅんしちゃった。
ま、まあ? よく考えたらそれなりに鍛えてはいますけど一流の戦士には遠く及ばないし、他ならぬわたくしの為に頑張ってきた点を鑑みて、今日だけはわたくしを膝上に乗せることを許して差し上げましょう陛下(チョロい)
「……随分と大きくなりましたわね」
「シアが居てくれたおかげだよ、ありがとう」
「わたくしの中では何時までも小さなままだったのに……(小声」
のんびり馬車に揺られながら、わたくし達は王都へと帰りました。
城下町まで帰ってきてふと気付く。
久々に外出してるしついでに実家にでも寄りますか近いし、下姉さまはともかくお父さまにはお会いしたいですし。お母さまのお墓参りにも行きたいし。
「陛下、わたくし暫く実家に帰らせて頂きますので」(ちょっと行ってくると言う意味)
「え!? そ、そんな……考え直してはくれないかシア!」(離婚的な意味だと思ってる)
「あら、許可を求めた訳では無いのですわよ」(少し帰るだけだから)
「ま、待ってくれ! 僕に悪いところは、ああ、確かに多いけど……君に相応しいとは確かに言えないけれど……ま、待って! シア! シアー!!」(見捨てられたと思っている)
「では暫くお会いしませんので……」(2、3日ぐらい泊まって帰りますわの意味)
報告ヨシ! 連絡ヨシ! 相談ヨシ!
わたくしってば貴族の鑑ですわね。
まあ今は王妃なので実家より格上の公爵だろうが何だろうが下の身分なんですけれども。
おらおら、お退きあそばせ町民たち!
わたくしは見世物じゃねーんですわよ、はいはい王妃ですわよ一応。戦争〜? 起きないですわよ、もうラウギリーは我が国の属国ですし気合いの入った隣国たちはわたくしが既に10年以上前に圧を掛けて起きましたから。
オホホホホ、綺麗ですかぁ?
まぁわたくしってばお母さま譲りの美貌(と性癖)を姉妹の中で一番色濃く受け継いだ超爆美女なので? 当然ですわよもっと褒め讃えなさーい!
気分がいいですわねチヤホヤされるのは、ショタっ子も混ざってるし歩いて帰ることにしたのは正解でしたわねぇ(じゅるり)
はい見えてきました懐かしの我が家。
門番ったら慌ててワロ、まあ先触れも送らなかったから当然かしら?
さっき思い付いたから仕方ないじゃないの。
「お、お嬢さ……失礼いたしました王妃さま!」
「久しぶりねケイン、お父さまに会いに来ましたわ。連絡よろしくね、客間に居るから」
「は!」
言伝だけして勝手知ったる我が家なのでズカズカ侵入〜おいっす、みんな久しぶりね元気してた?
顔なじみのメイドたちはニコニコ喜んでわたくしに会いに来てくれる、新顔の子たちはわたくしの顔を見て固まってて可愛いですわね。
あら執事、あなたいい歳なのにまだ辞めてなかったの? そのうちコンラッド帰ってくるから丁度いいから下働きに使いなさい、ううん護衛じゃなくて下働き。
こき使っていいわよ。
懐かしい顔ぶれと時間を忘れてキャッキャウフフする、ほらほら今は王妃になっちゃったけどわたくしはわたくしですわよ〜♪ 触れ合える距離で交流できる親しみやすい王妃ですわ〜!
あー実家は落ち着きますわねぇ、王宮は無駄に豪華だったけどやっぱりわたくしの帰る場所ってここですわぁ。
客間でズズ……っとチャをしばいてると、めちゃくちゃ慌てた様子でお父さまが入室してきた。
「し、シンシア……いえ失礼しました王妃さま。ようこそ当家へ、この度はなんの御用でしょうか」
「あらお父さまったら、わたくしたちの仲ではないですか。今日は父と娘として接してくれて結構ですのよ? んふ,,>᎑<,,」
「そ、そうかい? いやぁ会いたかったよ我が娘よ、今日はもしかして泊まって行くのかい?」
「はい、暫くお世話になりますわ」
まあ額面通りに父と娘として過ごせる訳ではないですけれどね、いやぁわたくしとしてはそのつもりだけれどお父さまからしたら最高権力者に胡麻をする絶好の機会ですからねぇ。
ラウギリーに手を貸すほど愚かでもないですし、わたくしとしても仲良くはしていたいから精々胡麻スリスリ〜してくださいな。
下姉さまはどうしてます?
あぁ、当主教育の真っ最中ですか。地頭はよろしかったので努力が身を結べば良いですわねぇ。
え? 上姉さま?
いやですわお父さま、そんな人最初から居ませんわよ? オホホホホ!
さあ。
それじゃあお母さまに会いたいので裏庭に行ってまいりますわ。着いてこないでくださいね。
「分かってるよ。夕飯はお前の好きなものばかり用意させよう、それまでゆっくりして行ってくれ。アマンダも喜ぶよ」
「はい」
大好きなお母さま。
わたくしにそっくりな顔をしたお母さまに、最近はより近くなってきてる気もしますね。
ああ、お母さま。
あなたとの約束通り一途な愛に生きれなかったわたくしをお許し下さいませ。わたくしはお母さまと違って大人の男の人を愛せません。
頑張ったんですのよ?
でもダメでしたの……。
異常なぐらいアクセス数が増えててびっくり、お気に入り&高評価ありがとうございますねぇ。ランキング上位にも乗れたけど、1付けた低評価厨のせいで一瞬で消えちゃったでござる。うぜぇ