王位を継ぎそうにない好みのショタ第3王子を成長するまで愛でて放流する気だったのに気付いたら王妃にされて囲われてしまったんだけれども(白目)   作:ステラ

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知人くらいは幸せになって欲しいんですわ〜!






第23話 婚活ですわよ〜

 ごきげんよう下々の者たち、わたくしですわよ。

 あらごめんあそばせわたくしったらつい生まれながらの王者オーラが溢れちまいましたわ。

 

 さてさて。わたくしが実家に引きこもって食っちゃ寝してノンビリしてる間に、陛下がラウギリーに協力してた内憂外患たる貴族連中を処断して随分と我が国も風通しが良くなりましたわねぇ。

 公開裁判への傍聴希望者が殺到して裁判所に詰めかける人々の群れでちょっとしたパーティーが開けそうでしたわね、わたくしは見てませんけど師匠が暇潰しに全部見て来て詳細を教えて下さいました。

 

「俺たち庶民を蔑ろにしてきた奴らが情けなく悲鳴をあげる様は最高の娯楽だった。良い国になってきたよ」

 

「まあまあ! わたくしも見に行きたかったですわ」

 

「と思って記録水晶(メモリー・クリスタル)に録画してきてやったぞ」

 

「さっすが師匠!」

 

 ぶわっと部屋全体に広がる裁判風景。

 陛下の御前で槌を振るう汗だらっだらの裁判長が主文を読み上げ、手足を拘束された国家反逆罪者共が淡々と判決を受けていく。

 ヒートアップしていく民衆たちによって石を投げられたりするけど、余程大きな物以外はスルーしてて草。血が流れてていとおかし。

 

 特権階級であぐらをかいていたカス共が罪を詳らかにされて全てを奪われヒィヒィ喚いてる姿からしか得られない栄養がございますわよねぇ?

 

 あーケーキが進みますわ!

 

 パクパクですわ!

 

 うめ……うめ……

 

 ふぅ、満☆腹。

 

「ははは、それじゃ俺はお暇するよ。じゃあな風(・)の(・)女(・)神(・)さまよ!」

 

「ハァあああっ!? いきなり何言いやがりますかこのあほんだら!!」

 

「お前世間じゃ王妃さまよりそう呼ばれてるぞ、外に出る時は気をつけろよなw」

 

「キィイイイイッ!!!!」

 

 からかってくる背中に極大暴風を叩き付けてやりたかったのに、わたくしが出来ない空間魔法でサッサと居なくなりやがって怒りの矛先を見失いましたわ。

 覚えておきなさいよ次に会ったら!

 

 はぁ。

 さて、話を戻して(閑話休題)

 さあ多くの貴族や領地が解体されてお父さまったら張り切って領地吸収していってプクプクと我が侯爵家も肥太っていきまして、もののついでと言わんばかりに取り潰しになった公爵家の代わりに昇爵までしてダイショスターキも公爵家にランクアップ。

 登り詰めましたわねお父さま、この国でも有数の筆頭貴族ですわよ? まあ半数以上が消えちゃった寂しい国ですけれど。

 

 まぁでもぉ?

 わたくしは(まだ)王妃なのでそこの所ちゃんと弁えてくださいねお父さま〜?

 

「勿論だとも我が最愛の娘よ、これから先何(・)が(・)あ(・)ろ(・)う(・)と(・)も(・)我が家はお前の後ろ盾になるとも!!」

 

 ん? 今なんでもって言いました?

 

「あら、それは嬉しいですわ! 約束(ギアス)ですわよお父さま」

 

「うむ!」←何も分かってない

 

 ハイ契約完了(ギアス)。

 お父さまさぁ……魔法士相手に軽はずみな発言はやめた方がいいですわよ?

 ぐぇへへへへ、これで王妃をやめても実家パワーでのんびり独身生活を謳歌や!

 アハハハハꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)

 

 さーて王妃やめたら今回獲得した領地にでも引っ越してショタを囲い込みましょうかねぇ。

 最高級(王子ちゃま)ショタも養殖(孤児院)ショタももう十分味わった事ですし天然の(田舎)ショタを堪能していきますかねぇ。

 

 っていうことで。

 食っちゃ寝生活も飽きたのでそろそろ“陛下と円満に離婚するための前向きな活動”略して婚活を進めていきますか。

 コンコン。

 控えめなノック音からゆっくり開かれた扉からわたくしの大切なお客さま(キーパーソン)が入室してきましたわ。

 

「ご無沙汰しておりました王妃さま」

 

「いらっしゃいショコラ、ゆっくりしていってね」

 

 陛下の側仕えとして働いていたショコラを呼び出したるは、何を隠そう婚活の第一歩。

 別れると決めたとはいえ愛した男の次の相手を選定して差し上げるのは妻たるわたくしの務めよねぇ。この国の令嬢ってばわたくし以外ロクな女いませんもの。

 

「ねえショコラ、あなた王妃になる気は無い?」

 

「…………はい?」

 

 元々誰からも求められていないし何なら疎まれていた王子ちゃまをこれ幸いとわたくし以外が目に入らないように教育(ショタ育)したものだから普通の令嬢じゃ陛下のお眼鏡には叶わないでしょうね。

 自分で言うのもなんですけど?

 この国でも1、2を争うぐらいわたくしって美人なので?(競争相手は下姉さま)

 ま、まあ……あそこまで執着されるのは想定外でしたけれど。だからこそ責任は取りますわ。

 婚姻継続?

 知らない言葉ですわね。

 

 という事でわたくし以外に陛下が心を許せて同じ方向を向いて歩いて行ける器量の良い女性と言えばショコラだけ、そうショコラが陛下のお相手になるのならわたくしも安心して離縁出来るという寸法ですのよ( ˶ᐢᗜᐢ˶)

 

「ね? どうかしら」

 

「わ、わわわたしが陛下と……ですか?!」

 

「うん」

 

「むむむむ無理ですよ! そんなの絶対に無理です、陛下の王妃さまへの気持ちの厚さとんでもないんですからね!?」

 

「あらあら」

 

 ふーん、ショコラは満更でも無さそうね。

 友達以上の感情も湧いてたって事ね……まあ貴族同士の婚約なんて愛がない政略的なモノが大半なのだからこれは断然アリよねぇ。

 

 まあまあ紅茶でも飲んでリラックスして?

 どう落ち着いた、さあこのクッキーも食べて。美味しいでしょ? わたくしの手作りよ、久々に食べるわよね。いいのよ幾らでも食べて、あらあらがっつき過ぎだわ!

 そうそう、この書類に名前を書いて?

 そうここ。

 うんうん良いわよ。

 

 ハイ! これで貴女は今日からショコラ・ダイショスターキよ♪

 

「え、えええ! い、今私に何にサインさせたんです?!?!」

 

「何って養子縁組の書類よ。貴女は今日からわたくしの義妹になるのよ、ダイショスターキ家の四女ショコラ・ダイショスターキね♪」

 

「お、おじょ、おうひ、しま、ひゃあ!///」

 

「あら、気絶しちゃった」

 

 ちょうど良いからこの野暮ったい侍女服を脱がせてドレス着せましょうか、さあ出て来なさいメイド達!

 パンパン☆

 

「「「お呼びでしょうかお嬢さま!!」」」

 

「わたくしの新しい義妹にふさわしい格好をさせて頂戴、姉さま達やわたくしのでも何でも使っていいからね?」

 

 かしこまりました〜と賑やかにショコラを連れて出て行ったメイドたちを見送る、皆嘗てわたくしの専属メイドとして(あとわたくしの情婦)育てたショコラとは勝手知ったる仲だから、起きたら積もる話もあるだろうし放っておいても大丈夫よね。

 婚活の第一歩を踏み出せた満足感を覚える。

 

「さ〜て〜と〜、あとは陛下に改めて紹介してデートでもさせれば仲も深まるわよね。という訳でデートの約束でもしましょうかねえ」

 

 わたくしのお誘いなら陛下は来てくれるでしょ、そこでわたくしの義妹になったショコラを紹介させて良い感じの雰囲気にさせたところで2人だけにさせてチョロっと媚薬を撒いておけば……ヌフフフフ♡

 ああ、わたくしってば恋のメッセンジャーね♪

 




     愛情矢印一覧
クレス→(恋愛)→シンシア←(親愛)←ショコラ
           ↓
         (性欲)
           ↓
          ショタ 



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