1989年8月15日 晴れ
「なぁ……知ってるか? 深夜2時、誰もいない公衆電話のベルが鳴ったら、絶対に受話器を取っちゃいけねぇよ」
わたしは声を一段低く落とし、テーブルの向こうで静かに耳を傾けるセシリアに向けて、今日仕入れたばかりの怪談を語り始めた。 注文した料理が運ばれてくるまでの手持ち無沙汰な時間。
パウリ市内のレトロな洋食レストランの奥、少し薄暗い角席で、わたしの声だけがひっそりと響く。
「今からちょうど30年前のジメジメと湿気った夏の夜のことだ。この街に初めて公衆電話ボックスが設置され始めた頃、身の毛もよだつ凄惨な事故があったのさ」
語りながら、わたしの脳裏には昼間に聞いたばかりのその凄惨な情景が、まるで自分が直接見てきたかのようにありありと浮かび上がっていた。
「工事の最中、石造りの深い土台を固めていた作業員の一人が足を滑らせ、電話線の配管が蠢く真っ暗な隙間へ落ちてしまった。引き揚げ作業は難航を極め、男は狭く冷たい壁の向こうに閉じ込められたまま、生きたままじわじわと息絶えた」
土とコンクリートの冷たい匂い。
光の届かない真っ暗な隙間で、助けを求めてもがく男の絶望。
「……警察がようやく遺体を引き揚げた時、男の指の爪はすべて肉から剥がれ落ち、壁には指先から削り取られた血と脂の掻き傷が、狂気のようにびっしりと残されていたという」
「……悪趣味な話ね」
セシリアが小さく眉をひそめ、冷めたグラスの水に口をつける。
どんなに肝の据わった人間でも、生きたまま壁の中で爪を剥がして掻き毟る苦痛を想像すれば、背筋が凍るはずだ。
「でしょ? でもね、本当の悪夢はここからなんだ」
わたしは勿体ぶってわざと一拍置き、さらに声を潜めた。
「事故から一ヶ月程経ち、人々がその惨劇を薄情にも忘れかけた頃だった。ある雨の深夜2時すぎ。誰もいないはずのガラスボックスの中で、じりり……じりり……と、狂ったようなベルが鳴り響き始めた」
雨の音と、無機質で狂気的なベルの音。
夜の闇の中で、それがいかに不気味に響いたことだろう。
「面白半分で受話器を取った若者がいたんだと。受話器を耳に押し当てた瞬間、聞こえてきたのは、ただの人間の声じゃなかった。泥と血が気管に詰まったような、ゴボゴボという湿った喘ぎ声。そして、カリカリ……カリカリ……と、受話器の向こうで爪を立ててガラスを引っ掻く不気味な音」
わたしの喉の奥が、自然と乾いていく。
「『……さむい……たすけ……て……ここから……だして……』」
絞り出すような、掠れた呪詛の声。
「死んだ作業員の、腐敗した声だった。恐怖で受話器を投げ捨てようとした瞬間、受話器の穴から目に見えない冷酷な『ナニカ』が蠢き出す。氷のように冷たいナニカは耳の穴から脳へ侵入し、心臓を直接握りつぶされたような激痛とともに、身体の奥底から命を泥のようにズルズルと吸い上げる」
命を泥のように吸い上げる。その表現の悍ましさに、わたし自身の腕に鳥肌が立つ。
「若者は悲鳴すら上げられず、白目を剥いてその場に崩れ落ちちまった。翌朝、通行人に発見された若者は、まるで一晩で30年も年老いたかのように顔が土気色に痩せこけ、自力で起き上がることすらできなくなっていた。失われた生気は二度と戻らず、彼はガタガタと歯を鳴らしながら、ただこう呟いたという。『電話の向こうの奴が……俺の命を……』」
一息つき、わたしはさらに声のトーンを沈ませた。
「それからというもの、深夜の公衆電話で倒れる人間が相次いだ。その全員が受話器を取った途端に意識を刈り取られ、翌朝にボロ雑巾のようになって発見された」
わたしはテーブルの上のグラスの氷を、ストローでカラリと鳴らした。
「死者は出なかった。だが、それこそが本当の呪いだった。殺すのではなく、自分が生き延びるための『餌』として、生殺しのまま人間から命を貪り食う……。人々はいつしかその恐怖を『黄泉の呼び鈴』と呼び、夜の街を恐れた」
三十年という歳月が澱のように積み重なった、呪いの歴史。
「あれから30年。1989年の今、あの電話ボックスは黒いシミを残したまま、街角に佇んでいる。なぁ……最近噂を聞かないか? 深夜2時になると、街中のあちこちの公衆電話が鳴り響いているって。もし、あんたが夜道で電話ボックスの近くを通って、あのベルが『じりり』と鳴ったら……気をつけな。受話器を取らなくても、もうガラスの向こうで、爪の剥がれた手が受話器を押し付けようと待っているかもしれねえからよ」
そこまで一気に語り終え、わたしは大きく息を吐き出した。
「……っていうのが、昼間に街で聞いてきた、このパウリ市に根付く都市伝説『黄泉の呼び鈴』の全容だよ」
わたしが本来のトーンに戻ってそう締めくくると、セシリアは静かに目を閉じ、小さく息を漏らした。
「なるほど。なかなかよく出来た、背筋の凍るような怪談ね。クガーニャの語り口も堂に入っていて、思わず引き込まれてしまったわ」
「えへへ、でしょ? これでも民俗学志望だからね、口承文学の収集と語り直しはお手の物だよ」
わたしが自慢げに胸を張った、その時だった。
ガタッ、と慌ただしく椅子が擦れる音がした。
見れば、隣の席で食後のアイスコーヒーを飲んでいた三人組の若者たちが、顔を真っ青にして小刻みに震えながら、逃げるようにレジへと向かっていくところだった。
「お、おい……店変えようぜ。」
「あ、ああ……」
どうやら、わたしの語った怪談が、角席の薄暗い雰囲気も相まって、彼らの恐怖心を極限まで煽ってしまったらしい。
「あ……、ちょっと声が大きかったかな」
わたしが頭を掻いて苦笑すると、セシリアは優雅に肩をすくめた。
「構わないわ。おかげで周りが静かになって、好都合だもの」
ちょうどそこへ、純白の制服を着たウェイターが、湯気を立てるデミグラスハンバーグと、セシリアの注文した真鯛のポワレを運んできた。 スパイシーな肉の香りと、バターソースの芳醇な香りが鼻腔をくすぐり、一気に現実の空腹感が押し寄せてくる。
わぁ、美味しそう! いただきます!」
わたしはナイフを入れて肉汁が溢れ出すハンバーグをパクリと頬張った。空っぽだった胃袋に、濃厚な旨味が染み渡っていく。
「……ん〜っ、美味しい! でね、さっきの怪談の話の種明かしなんだけど」
水を一口飲んで喉を潤し、わたしは今日一日の調査の成果をセシリアに語り始めた。
◆
今朝、キャンピングカーのある空き地を出発した、わたしとセシリアは、パウリ市の中心街に入るとすぐに二手に分かれた。 セシリアはライセンスを駆使して、市警や総合病院での被害者の実態調査へ。 わたしは、この街の過去の記憶を探るため、中央図書館へと向かったのだ。
図書館へ向かう道すがら、わたしは専用の肩掛けカバンからフィルムカメラを取り出し、街の風景をフィルムに収めて歩いていた。
近代的なビルが立ち並ぶ大都市とは違い、パウリ市はどこか時間の流れが緩やかだ。馬車の車輪跡が残る石畳、錆びついたガストーチの台座、そして街のあちこちにひっそりと佇む、四角いガラス張りの公衆電話ボックス。
(このあたりが、噂の舞台か……)
わたしは一つの公衆電話ボックスの前に立ち止まり、ファインダーを覗き込んだ。 真夏の太陽の下で見ても、どこか薄暗く、無機質な機械の塊。夜になれば、この狭いガラスの箱が、いかに孤立した不気味な空間に変わるか容易に想像できた。 カシャコン、とシャッターを切る。
その直後だった。
「お嬢ちゃん、見慣れない顔だね。そんなもの撮って、物好きなこった」
背後から声をかけられ、振り返ると、近くのタバコ屋の店先に座っていた白髪のお爺さんが、紫煙を燻らせながらわたしを見ていた。
「こんにちは! わたし、あちこちの古い街並みや伝承を記録して回ってるんです」
わたしが愛想よく笑いかけると、お爺さんは紫煙を吐き出しながら、鼻で笑った。
「公衆電話ねぇ……フン、何も知らねぇ外の人間には、ただの古い箱に見えるか」
「えっ、何か古いお話とか、残ってたりするんですか?」
するとお爺さんは、ニヤリと意味深な笑みを浮かべ、手招きをしたのだ。
そして語ってくれたのが、先ほどセシリアに披露した『黄泉の呼び鈴』の怪談だったというわけだ。
生の口承を聞き出し、大満足でタバコ屋を後にしたわたしは、目的のパウリ市中央図書館へと足を踏み入れた。
古い紙の匂いと、埃っぽい空気が漂う閉架書庫。
司書さんに頼み込んで閲覧許可をもらったわたしは、1959年当時の地方新聞の縮刷版と、郷土史の編纂資料を巨大な閲覧机に山積みにし、ひたすらページを捲り続けた。
「あった……1959年の春、公衆電話網設置工事中の事故……」
茶色く変色した新聞紙の片隅に、お爺さんが語った「滑落事故」の記事が確かに存在した。
『旧市街への公衆電話網設置工事の際、石造りの土台補強作業を行っていた作業員一名が足場から滑落し死亡』。
だが、記事のトーンはあくまで痛ましい労災事故を報じるものだった。壁の中で生き埋めになって爪を剥がしただの、狂乱しただのといった猟奇的な記述は、どこにも見当たらない。
(やっぱり、尾ひれがついてる。でも、事故自体は本当にあったんだ)
さらにページを捲り、夏の時期の紙面を追う。
「あった。旧市街の電話ボックス内で人が倒れていた記事……って、あれ?」
見つかった約一ヶ月間の五件の事案。それぞれ小さな囲み記事になっていたが、そこにははっきりとこう書かれていた。
『猛暑による熱中症』『連日残業による過労』『持病の心臓発作』『深酒した酔っ払いの就寝』。
警察や病院の発表として、現実的かつ個別の原因が明記されている。しかも、死亡者は一人も出ておらず、全員が数日で全快したとある。ボロ雑巾のように命を吸い取られたわけではなかった。
さらに別の郷土史のコラム欄には、当時の若者たちの間で流行した「悪ふざけ」の記述を見つけた。 初期型公衆電話機に記載されていた保守用の『直通電話番号』。
それを知った地元の不良たちが、深夜に別の電話からダイヤルし、偶然通りかかって受話器を取った人間を驚かせるという、悪趣味な『悪戯電話』が横行していたらしい。
「……なるほどね。そういうことか」 わたしはパタン、と分厚い資料を閉じ、大きく息を吐き出した。 頭の中で、バラバラだった点と点が線で結ばれていく。
1959年の夏、わずか一ヶ月の間に発生した三つの無関係な出来事。
すなわち、『作業員の痛ましい滑落事故』『若者たちの深夜の悪戯電話』、そして『猛暑や過労による電話ボックス内での個別の卒倒事件』。
(これらが人々の口づてで勝手に縫い合わされ、一つの怪奇現象『黄泉の呼び鈴』として誕生したんだ……)
死亡者が出ず『翌朝には目を覚ます』という熱中症や深酒の事実すら、逆に『命までは奪われない奇妙な呪い』というストーリーのリアリティ補強に使われてしまっている。
事の顛末は、ただの偶然の重なりと、人々の不安が作り出した『想像の産物』だったのだ。
過去の真実を解き明かしたカタルシスに、わたしは大きく伸びをした。
だが。
「……待って」
ページを遡り、もう一度すべての資料に目を通す。
何度確認しても、そこには「ある記述」が完全に欠落していた。
「……『幽霊』についての目撃情報が、当時の資料には一切ない」
お爺さんの語りの中にも、過去の新聞記事にも。
現在、街をパニックに陥れている『深夜の公衆電話の周りに立つ、半透明の人影』という要素は、30年前の都市伝説には一文字も存在しなかったのだ。
背筋に冷たいものが走った。
過去の怪談にはなかった新しい要素。
それが今のパウリ市に現れている。 ただの昔話では終わらない。
現在のこの街で起きている事象には、間違いなく実体を伴う「何か」──『念能力』が関与している。
◆
「──ということに、図書館の資料を突き合わせて気づいたんだ。昔の怪談には、幽霊なんて一言も出てこない」
一気に語り終え、わたしは半分ほどになったデミグラスハンバーグをフォークで切り分けた。
「都市伝説はただの偶然のパッチワークだったけど、今の事件には昔は存在しなかった『幽霊』が追加されてるんだ」
「なるほどね。本来はただの偶然の重なりだったはずの作り話に、誰かが『幽霊』という本物の怪異を後付けして、念のシステムに組み込んだってわけね」
セシリアは真鯛のポワレを優雅に口に運びながら、静かに頷いた。
「たぶんね?セシリアのほうはどうだった? 警察や病院での記録は」
わたしが尋ねると、セシリアはバッグから自身の手帳を取り出し、綺麗に整理されたページを開いた。
「結論から言うと、現在の被害症状は、今聞いた『都市伝説』のシナリオを極めて忠実になぞっているわ。深夜、ランダムに鳴る公衆電話の受話器を取ってしまった住民が、翌朝から数日間、激しい体調不良と酷い倦怠感、目眩に苦しめられている」
「やっぱり……オーラを強制的に徴収されてるんだ」 「ええ。病院の診断でも、血液検査や脳波に一切の異常は見られなかった。ただひたすらに『生気を極限まで吸い取られた』かのように衰弱しているだけよ」
セシリアはそこまで言って、少しだけホッとしたように語調を和らげた。
「でも、数日ベッドで点滴を受ければ完治しているわ。命までは取られていない」
「それと」
セシリアは手帳のページを一枚捲った。
「被害者27名への聞き取り調書も確認したけれど、彼らは皆『電話に出たら突然意識が遠のいた』とは証言しているけれど、昔の噂のような『電話越しに泥と血にまみれた悪霊の声を聞いた』とは誰一人言っていないわ」
「声は、聞いてないんだね」
「ええ。後、警察への通報記録には、『電話ボックスの周囲に立つ半透明の影を見た』という目撃情報が多数寄せられていたわ。何処かに消えてしまう影もいるみたいだけど、多くの影が他の電話ボックスへ引き寄せられるように近づいていくと、そこで新たなベルが鳴り出すという証言までね」
わたしはゴクリと水を飲み込んだ。
周囲を見渡す。
先ほどの若者たちが逃げ帰ったおかげで、わたしたちの座る奥の角席の周りには誰もいない。
念の考察をするには、絶好の環境だ。
「ねえ、セシリア。ここからは、念能力者としての見解なんだけど」
わたしは声を潜め、身を乗り出した。
「犯人──術者は、間違いなくあの都市伝説をモチーフにして、自分の能力のルールを構築してる。でもさ、念能力の被害にしては、なんだか『弱い』と思わない?」
「弱い、というと?」
「だって、街中を巻き込んで、あれだけ大々的に怪異を起こしてるのに、死者は一人も出てない。みんな数日で回復してる。もし強力な怨念や、熟練の術者が本気で呪い殺そうとしてるなら、もっと凄惨なことになってるはずだよ」
わたしはフォークの先で宙に円を描くようにした。
「都市伝説のホラーなフィルターを剥がして考えてみると、街一つ巻き込んで大騒ぎにしてる割には、強烈な『害意』や『殺意』を感じないんだよね。キャンピングカーでゼルビンさんも言ってたでしょ? 『激しい害意や凶悪な気配は感じられない』って」
セシリアは少し驚いたように目を丸くし、それから感心したように微笑んだ。
「そうね、クガーニャ。私も同じことを考えていたわ。術者の目的は、人を殺すことや恐怖を煽ることではない。ただ結果として、都市伝説というシステムに乗っ取ることで『何か』をしているだけ」
「その『何か』って、やっぱり……オーラを集めることだよね?」
わたしが言うと、セシリアは頷いた。
「その先ね。人々のオーラを吸い上げてる。でも、何のために? 30人近い人から集めた莫大なオーラを、術者は一体何に使おうとしているのかしら」
「そこなんだよね……」
わたしは腕を組み、念の構成について思考を巡らせた。
「それに、使われてる能力もなんだかちぐはぐなんだよね。オーラを遠隔で吸い上げるのに、わざわざ都市伝説の面倒なルールを強要して、おまけに『幽霊』まで視覚化させてる」
「ええ。これだけ大規模で複数の系統を跨いだような複雑な構成なら、かなりの手練れか、相互協力型だと考えるのがセオリーだけれど……」
わたしは首を横に振った。
「街一つ巻き込んで大騒ぎにしてる割に、やってることが大味で『弱い』もん。ヴェラム先生やセシリアの洗練された能力とは全然違う」
わたしが確信を持って言うと、セシリアも真剣な顔で頷いた。
「ええ。『深夜2時の公衆電話』なんて、そもそも人が寄り付かないし、誰が受話器を取るかも分からない。対象を指定できないというその使い勝手の悪さや不確実性を、逆に『重い制約』として利用しているのね。こんな応用の効かない能力、普通の術者は作らない。未熟さを力技のルールで補っている……そこまでして成したい事があった、そんなところかしら」
ピースが少しずつ組み合わさっていく感覚。
相手の顔は見えないが、その能力の輪郭がうっすらと浮かび上がってくる。
「……謎の術者、集められたオーラ、そして謎の幽霊」
わたしはテーブルの上に置いたパウリ市の地図を見つめた。
「多くの幽霊が他の電話ボックスに引き寄せられている。でも、一部の幽霊はどこかへ姿を暗ませている。その消えた幽霊の動きを追えば、、オーラの行き先……つまり、術者の本体か、オーラを集めている目的に辿り着けるかもしれない」
「なるほどね。任せて、追跡は得意よ」
セシリアが頼もしく微笑み、胸元の音叉に軽く触れた。
「頼りにしてるよ、セシリア! よし、お腹もいっぱいになったし、準備は完璧だね」
わたしは席を立ち、身体を軽くほぐすように背伸びをした。
窓の外を見ると、ガス灯の灯りが街の輪郭を濃く浮かび上がらせ、夜の帳が完全にパウリ市を包み込んでいた。
昼間の熱気は嘘のように引き、代わりにヒンヤリとした、どこか不気味な夜風がガラス窓を揺らしている。
「さあ、行こうか。30年越しに現れた怪談の正体を、暴きに」
わたしたちは頷き合い、レストランの扉を開けて、深い影の落ちる夜の街へと足を踏み出した。 その先で鳴り響くであろう「黄泉の呼び鈴」の音と、姿なき術者との遭遇を求めて。