「お、おのれぇぇぇッ! 認めん、認めんぞぉぉぉッ! 我が誇り高き『ネオマルハーゲ帝国』の超科学が、このような支離滅裂なハジケとフッ素塗布デンタルスプレーごときに屈してまるかぁぁぁッ!!」
完全に崩壊しかけた『ツルツル・バイキンメカ・ギガMAX』のコックピットで、髪の毛(と毛根)を振り乱しながら絶叫するドクターバイキン王!
彼は狂ったように自爆兼、全宇宙ツルツル化最終兵器の『赤ボタン』に指をかけようとした!
「死ねッ! 我が科学の執念とともに、全宇宙の毛根とカルデアの歴史をここで道連れにしてくれるわァァァッ!!」
だが――その惨めな悪足掻きの瞬間!
「**いい加減にしなさぁぁぁぁぁぁぁいッ!!!!**」
ドバァァァァァンッッッ!!!!
コックピットの強化ガラスを文字通り素手で粉砕して飛び込んできたのは、鬼の形相となった**マシュ・キリエライト**!
彼女の手から繰り出されたのは、宝具でも盾の打撃でもない――日頃のカルデアのコンプライアンス違反者(主に作家陣とハジケリスト)への怒りが極限まで濃縮された、魂の**『超・空手チョップ』**であった!
「グハァッ!? 少女の素手チョップで……我が強化ヘルメットが……ッ!?」
ドクターバイキン王の頭脳を直撃したマシュの空手チョップは、ヘルメットごと彼の悪足掻きボタンを物理的にドカンと叩き潰した!
「「「マシュの物理空手チョップが一番容赦ないーーーーーっ!?!?!?」」」
ビュティとヘッポコ丸の悲鳴のようなツッコミが響き渡る!
「ふぅ……先輩、悪足掻きの阻止、完了いたしましたッ!」
満足そうに汗を拭うマシュ。だが、本当の「フィナーレ」はここからだった。
「よし……仕上げだぜ、ドクターバイキン王」
静かに前に歩み出たのは、黄色のアフロを後光の如く輝かせる男――ボーボボ!
彼がゆっくりと両腕を広げると、全宇宙のハジケ波動がひとつに集結していく!
「お前には……この全宇宙で最も尊く、最も意味のわからない『ハジケの真理』を見せてやる」
「な……なにをする気だハジケリストぉぉぉッ!?」
ボーボボの鼻から伸びた黄金の導火線が、カッと眩しい光を放つ!
「**聖鼻毛領域(ボーボボワールド)――発動ッッッ!!!!**」
世界が塗り替わる。
ドクターバイキン王の視界は一瞬で、カラフルな風船と、巨大なトコロテンの山、そして「ハジケ」と書かれた巨大なハッピを着た奇妙な集団が踊り狂う、狂気のテーマパークへと変貌した!
「「「ワッショイ! ワッショイ! ハジケまつりだーッ! 命を燃やして踊れ踊れーッ!!」」」
「な、なんだここはぁぁぁッ!? なんでカルデアのサーヴァントたちまでハッピを着て太鼓を叩いておるのだぁぁぁッ!?」
そう、そこはハジケリストのみならず、ネロも、ジャンヌ・オルタも、清姫も、マルタも、さらにはオジマンディアスやアンデルセンまで巻き込まれた、狂乱の**『全宇宙ハジケまつり』**の真っ只中であった!
首領パッチが花火となって空へ打ち上がり!
天の助が巨大なカキ氷の蜜を頭からかぶり!
ネロが「余の歌声を聴けぇぇッ!」と演歌を熱唱し!
ドクターバイキン王は、なぜか「巨大なタコ焼き」の具材として生地の中に放り込まれ、クルクルと高速回転させられていた!
「意味が……意味が分からんッ! なぜタコ焼きにならねばならんのだッ! 科学の計算式に『タコ焼き』など存在せんのだぁぁぁぁッ!!」
ドクターバイキン王の頭脳(ロジック)は、あまりにも圧倒的で不条理な「ハジケの濁流」を処理しきれず、完全にキャパシティオーバー!
「あ……あだだだだ……意味が……意味が分からない……! 参りましたぁぁぁぁぁぁッ!!(白目)」
ドクターバイキン王、意味の分からなさに呆気なく完全敗北――!!
**ドッカーーーーーーーンッッッ!!!!**
バイキンメカとともにネオマルハーゲ帝国の野望は雲散霧消し、全宇宙ツルツル化の脅威は完全に去ったのであった!
「ふぅ……これで本当に、一件落着だね!」
立香が爽やかな笑顔で空を見上げる。
「はい! カルデアの平和と、皆さんの毛根は守られました!」
マシュも笑顔で頷く。
……だが! 物語はまだ、本当の幕を閉じてはいなかった!
一件落着したカルデアを待ち受ける、真の「日常(オチ)」とは一体――!?
大爆笑のフィナーレ・後半へ続く!
こうして『ツルツル天空城』の激闘は幕を閉じ、全宇宙ツルツル化計画の脅威も、胃袋特異点の混乱も無事に解決された。
カルデアのレイシフト拠点へと戻る別れの刻。夕日に染まる荒野には、清々しい風が吹き抜けていた。
「ふぅ……一時はどうなることかと思ったけれど、本当に助かったわ、ボーボボ! みんなも!」
立香が晴れやかな笑顔で感謝を伝える。
「うむ! 余の美技と情熱も十二分に披露できたし、大満足の遠征であったぞ!」
「ふん、まあ悪くない暇つぶしにはなったわね。二度とごめんだkedo」
ネロとジャンヌ・オルタも、文句を言いながらどこか誇らしげだ。
「さあ先輩、そろそろカルデアへの帰還リンクが繋がります。ボーボボさんたちにもきちんとお別れの挨拶を——」
マシュが安堵の息をつきながら、最後はビシッと綺麗に締めくくろうとした、その時である。
ズズ……ズズズ……
ボーボボがゆっくりと前に歩み出た。
その手には、どこから取り出したのか巨大なラジカセ。カセットテープが重低音を立てて回り始め、静かな荒野に突如としてチープでノリノリな重低音のヒップホップ・トラックが響き渡る!
「……え? このリズム……まさか……ッ!?」
マシュの顔から瞬時に笑顔が消え去り、額に大量の冷汗が噴き出す!
「ヘイヘイヘイ! お別れの挨拶と言ったらコレしかねえよなァ!!」
首領パッチがサングラスをクイッと上げ、マイクを握りしめる!
「ぬッ!? 帰る前に俺の『トコロテンソウル』をラップに込めるぬ!」
天の助がノリノリでブレイクダンスを始める!
そして、ボーボボがアフロの中からヌッと取り出したのは……なんと、本物の**巨大なカメの甲羅**! それを勢いよく背中に装着し、甲羅の隙間から全身をうねらせながら、魂のライムを刻み始めた!
「** YO! YO! 俺はカメ! 背中の甲羅は超固め! カルデア帰っても忘れるな! 毎朝食えよな生ワカメ! カメカメカメカメ! 拝めよカメ! 転売バイヤンも甲羅の中で大反省! YO!! **」
「「「「カメーーーーーーーッ!!!!(決めポーズ)」」」」
ボーボボ、首領パッチ、天の助、さらには巻き込まれたヘッポコ丸とビュティまでが、全員でカメのポーズを決めてドヤ顔をキメる!
「「「「また出たーーーッ!? 伝説の『亀ラップ』で感動のお別れ台無しーーーーーっ!?!?!?」」」」
ビュティの魂の叫びが響き渡るが、もはや手遅れ! ボーボボたちの無駄にキレのあるダンスとカメ音頭は止まらない!
「YO! カメの甲羅で宇宙を救う! 次会う時はみんなで産卵! カメカメパァァァァンチ!!」
「……」
それまで静かに静観していたマシュ・キリエライトの瞳から、完全に「光」が消えた。
手に持っていたコンプライアンス管理手帳をゆっくりと懐に仕舞い、その右腕に全カルデアの魔力、そしてこの旅で蓄積されたすべてのストレスと疲労を限界まで集約させる。
「先輩……ひとつだけ、よろしいでしょうか」
「えっ……ま、マシュ……!?」
あまりの威圧感に、立香が思わず一歩後退る。
「私、悟りました。この人たちに言葉でコンプライアンスを説いても無駄です。ですから……」
マシュが地鳴りのような踏み込みとともに、大気を一瞬で真空に変えるほどのド派手な超巨大シールドを構え、天高く跳躍した!
「**二度と来ないでくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!(魂の咆哮)**」
**ドガァァァァァァァァァァァァァンッッッ!!!!!!!!**
マシュの限界突破・超絶空前絶後ツッコミ・シールドバッシュがボーボボたちの「カメ陣形」にクリーンヒット!
「「「「ギャアアアアアアアアアッ!?(カメの姿のまま星となる)」」」」
ボーボボ、首領パッチ、天の助たちは、見事なカメの残像を描きながら遥か宇宙の彼方へとキラリと光って吹き飛んで行った!
「ふぅ……ふぅ……。すいません先輩、取り乱しました。カルデアへ帰りましょう!」
何事もなかったかのように爽やかな笑顔を取り戻したマシュと、苦笑いする立香たちを包み込むレイシフトの光。
ギャグと不条理とハジケに満ちた破天荒な大冒険は、こうして(無理やり)幕を閉じたのだった!
(『ボボボーボ・ボーボボ × Fate/Grand Order 胃袋特異点・全宇宙ツルツル化阻止作戦』――完!!)