ガッチャ!俺だけ楽しいデュエルだったぜ!(クズ) 作:フォイオ
「んがぁ……ずごごご……ん、朝じゃねえか」
「むぅう……zzz」
ヘルカイザーの家で一泊した遊城十代はデュエルの疲れで爆睡していた。朝の日差しで目覚めた彼はまだ寝ているヘルカイザーを起こさないようトイレと歯磨き諸々を済ませる。
そして十代はまだ眠るヘルカイザーの口を開き、揚げたての海老フライを突っ込んだ。
「グァアァアアアア!!!!?あ、アッツ!!!」
「カイザー、おはよう!そろそろ起きて飯食おうぜ!」
「アッツ!ゴホッ!ウォオオオオオオオオオ!!!」
「あ、もう一本いる?」
「い、いらん!!頼むから寝ている時に海老フライを食べさせるのはやめてくれ!」
倫理観をドブの中に捨ててきた鬼畜デュエリスト十代の恐ろしい行為に戦慄するヘルカイザー。彼は顔を真っ赤にしながら海老フライを何とか飲み込んだ。
「十代。俺はこの後学園から例のカード狩りの件で呼び出しをくらっている。合鍵は渡しておくから好きにこの町を見てくるといい」
「お、悪いなカイザー。お詫びにもう一本熱々の海老フライやるよ」
「それはもういい!殺す気か?!」
カイザーの家を出た十代は町をぶらりぶらりと練り歩く。やがて暇を持て余した彼は公園のベンチでごろ寝をしていた。
「なんか面白い事ないかなぁ。ふごっ?!」
風が吹いた拍子に十代の顔に一枚の紙が貼り付いた。十代は紙を引き剥がし用紙を見る。
「なになに?フリーデュエル大会?優勝者にはクロノスデュエル学園に1日体験ツアーだって?」
ここで説明しよう。クロノスデュエル学園はカイザーや遊香、伊沢大地が通うデュエルの名門校。生徒数は最大1000人規模の巨大マンモス校。最新のソリッドヴィジョンと広大な敷地(東○ドーム10個分)に設置された無数のデュエルスペースがあり、多くのプロを生み出した都内屈指のデュエリスト養成校なのだ。
「行くっきゃねぇ!」
十代はチラシに記載されている地図を頼りに行動を開始。腕時計を見るとデュエル開始まであと30分余りあるが十代はワクワクを抑えきれず、二十代へと変身し、デュエルディスクにモンスターを召喚し実体化させる。
「閃刀姫カガリ!ここにさんじょ……ってまたぁ?!」
「レイ!て言うわけで頼むぜ!マジックカード心変わりを発動!」
「もういやぁー!」
嫌がるレイに心変わりを強制発動する鬼畜リアリスト十代。体の自由を奪われたレイは大空に飛び立ち、十代専用のタクシーとなる。
「着いたぜ!デュエル会場!あ、レイはもう帰っていいぞ」
「言われなくても帰るわ!」
ぷんすか怒りカードの中へと帰ったレイを見送る十代。彼は大会の受付を済ませた後、スマホを取り出してマスターデュエルアプリを起動し、大会開始までOCG次元のデュエリストたちとデュエルをする。
「相手がうららと指名者握ってない時に投げる増Gは犯罪的だぜ!脳汁止まんねえ!」
10分ほどぽちぽちとマスターデュエルをプレイし満足した十代。ちなみに戦績は4勝3敗である。そんな事をしていると遂にデュエル大会が始まった。
「フリーデュエル大会の開催でーす!一番多く勝った人にはクロノスデュエル学園の1日体験ツアー券が送られます!みなさん奮ってご参加ください!」
「さぁて、今日はどんなデッキが相手かな?」
「俺が相手だ!かかってこい!」
デュエリストたちを吟味する十代の前にモブデュエリストが立ちはだかる。十代はニヤリと笑い、デュエルディスクを構えた。
「「デュエル!」」
「うわぁああ!!」LP4000→0
「ガッチャ!俺だけ楽しいデュエルだったぜ!」
モブデュエリスト瞬殺!デュエル描写すらない!ちなみに今回十代の使うデッキは全盛期イシズティアラメンツ。誰が勝てるねん。
「うぉおおおおおお!パチンコの始まりだぜ!」
「おかしいだろあのデッキ?!」「後行0ターン融合だと!?」「墓地肥やしすぎだろ!」「ふざけろ!壁とやってろ!」
「脳汁やべぇええええええ!!!もっともっとだ!もっと墓地を肥やすぜぇえええええ!!!」
完全に気持ちよくなってる十代。彼の後ろにはデュエリストたちの屍の山が積み重なっていた。悪魔か貴様。
「ゆ、優勝は遊城十代君でーす……」
「ガッチャ!みんな、また俺とデュエルしてくれよな!」
「「「「「「「「「「誰がやるか!!!!」」」」」」」」」」
こうして彼は優勝者に送られるツアー券を獲得した。ちなみにデュエル大会は出禁になった。当然だね。
「次はクロノスデュエル学園でデュエルだぜ!楽しみだなぁ!どんなデュエリストがいるんだ?!」
ワクワクが止まらない十代はツアー券を握りしめてクロノスデュエル学園に向かう。果たしてクロノスデュエル学園はイカれデュエリスト遊城十代を止めることができるのか?!乞うご期待!
「次はM∀LICEでも使うか!くぅー!クロノスデュエル学園、楽しみだぜ!」