呪霊操術の比名子   作:ちいさな魔女

5 / 6
比名子、呪術高専に来る

黒塗りのセダンが高速を移動している。車内の後部座席には2人の少女が、前には2人の大人の男女が乗っている。補助監督の女性が車を運転して、助手席に七海が座っている。

 

比名子が右側に、汐莉が左側の後部座席に座っており、4人ともきちんとシートベルトをしている。

 

4人は暫く沈黙していたが、七海が口を開く。

 

七海「比名子さん。今は眠くありませんか?」

 

比名子「……スマホもあまり触らないし……同じ景色も続くので、少しは………」

 

七海「では、それまでの間に此方を服用して下さい」

 

七海が手渡した錠剤を、比名子は受け取る。青いカプセルの錠剤だ。

 

比名子「これは?」

 

七海「それはエルム街の知り合いから取り寄せた夢に関する特効薬、『ヒプノシル』です。服用し過ぎると記憶の破綻や感情の麻痺、強烈な「リバウンド悪夢」に苛まれます。高専に着くまで時間がありますので、今のうちに服用して下さい」

 

比名子「ありがとう御座います」

 

汐莉「悪夢に対する特効薬とは、人間も悍ましい薬を作るものですね」

 

七海「人間、というよりあの街の人達がそうしてまで悪夢を封じ込めようとしている証です。服用し過ぎれば危険なので、一錠のみ譲っていただきました」

 

比名子「どうも………」

 

眠気を抑えられない比名子は、錠剤を一つ口に含むと、「水よりも服用しやすいです」と服薬用の飲用ゼリーを受け取り、ゼリーと共に飲んだ。

 

しかし、やはり長期間の車内というのは眠気を誘う。

 

比名子「………すみません。少し、寝ます」

 

七海「ええっ。高専まで時間が掛かります。今のうちに休んでください」

 

比名子「はい……………」

 

汐莉「私も見ています」

 

七海「頼みますよ」

 

比名子「………すぅ」

 

比名子は窓に頭を預けて、そのまま眠りに入った。ゆっくりと眠り、リラックスした体勢で寝る比名子を、汐莉はじっと見つめていた。

 

しかし、その数分後だった。

 

比名子「…………」

 

汐莉「……比名子?」

 

返事がない。汐莉が比名子の顔を覗き込む。

 

眠っている。

 

だが――

 

比名子「…………いや」

 

小さく、寝言を漏らした。

 

汐莉「……?」

 

比名子「……車……なんで…………」

 

七海「…………」

 

車内の空気が変わる。

 

七海「予定変更です。途中で休息を取る予定でしたが、高専へ直行します」

 

補助監督「は、はい!」

 

補助監督が運転席に設置しているスマホの通話を入れて、関係各所へ連絡を入れた。警察を含めた関係者全員に連絡を入れる。かなりの速度で飛ばす為、交通違反に引っ掛かるリスクを避けるためだ。

 

汐莉「比名子。比名子。起きてください」

 

汐莉は比名子の肩を擦る。しかし、比名子は起きない。

 

比名子「こな……いで……」

 

魘されていた比名子。

 

汐莉「薬、効いて無いんですか?」

 

七海「事前に書類は確認しました。効果はあるようですが、やはり一錠程度では遅らせる程度でしたか」

 

そして、車は速度を上げる。高速とはいえ本来なら法定速度を超過しているのだが、補助監督の根回しによってそれは心配無用になっている。

 

七海「急ぎましょう。事態は想像以上に深刻です」

 

そして、車を必死に走る。高専の駐車場に辿り着くのは、それから数分後の事だった。

 

七海「……着きました」

 

汐莉「比名子、起きてください。高専ですよ」

 

比名子「…………ッハァ!」

 

比名子は漸く目を覚ました。後部座席に座ったまま、自分の状況を説明した。

 

比名子「………薬、効いてました。でも………フレディが私の元に来たんです」

 

七海「やはり、遅らせる程度が限界でしたか。しかも、数分間しか保たないようでは………兎に角、先ずは五条さん達と落ち合いましょう」

 

比名子は頷いた後、シートベルトを外した後に車を降りた。

 

そして、高専に続く階段を登り始めるのだった。その間、どのような悪夢を見たのか話す比名子であった。

 

――――――――――――――――――――――

 

遡る事、数分前。比名子は眠っていた。夢を見ていない。薬は効いている。そう、効いている筈だった。

 

比名子「………あれ?」

 

比名子は目を覚ます。もう到着したのか?

 

そう思って辺りを見回すが、其処は何故か自宅の居間だった。

 

比名子「………ここ、私の家?」

 

比名子は周囲を見渡す。

 

しかし、家の中は妙に静かだった。

 

比名子「……嫌な感じ」

 

その瞬間。

 

ガリッ。

 

背後から、金属を引きずるような音がする。

 

比名子「……!」

 

振り返る。

 

フレディ「やあ、お嬢ちゃん」

 

比名子「……っ!」

 

其処に居たのは、あの時の悪夢でであった、あの焼け爛れた顔に縞模様の服に黒い帽子、そして右手の指に全て嵌めた鉤爪。

 

フレディ・クルーガーだった。

 

比名子「なんで………薬飲んだのに!?」

 

フレディ「あの忌々しい薬か?残念だったな。お前は何故か効果が薄かったようだ!」

 

フレディが鉤爪を振り上げる。

 

比名子「――!」

 

ここで比名子が咄嗟に避けようとするが、間に合わない。

 

そして鉤爪が身体を通り抜ける。

 

フレディ「……あ?」

 

比名子「…………?」

 

比名子は自分の身体を見る。

 

傷はない。

 

フレディ「チッ……」

 

フレディは舌打ちする。

 

フレディ「まだ足りねぇか。まあ良い」

 

フレディは諦めてない様子だ。

 

フレディ「まあいい。お前は俺様の獲物だ。それまでは……他の協力者に遊ばせるとするか」

 

フレディは鉤爪の人差し指を振った。その瞬間、比名子の意識が覚醒。

 

こうして、現実世界で目を覚ましたのである。

 

―――――――――――――――――――――――

 

比名子「――これが、夢の中の内容です」

 

比名子達は階段を登る。比名子の語る夢の内容に、七海達も深刻な表情を浮かべる。

 

七海「協力者………海外の妖怪………恐らく悪魔でしょうが、今は五条さん達と合流しましょう」

 

七海達が階段を登る足を速めて、大きめの建物の中に入る。其処で和室に通され、比名子と汐莉は其処で出会う。

 

目に包帯を厚く巻いた高身長の大人の男性と、サングラスを身に着けた厳つい見た目の男性に。

 

一人は、現代最強の呪術師にして高専教師の、五条悟。もう一人は呪術高専東京校の学長を務める、夜蛾正道であった。

 

五条「やあ、比名子!お疲れ――」

 

五条はそこで言葉を止めた。

 

比名子の顔色が悪い。

 

五条「……随分疲れてるね」

 

比名子「夢の中で、フレディに会いました」

 

五条「…………」

 

夜蛾「フレディ・クルーガーか」

 

比名子「はい」

 

夜蛾「詳しく話せ」

 

比名子「はい」

 

比名子はテーブルで対面の位置に正座した。

 

汐莉「始めまして。近江汐莉です」

 

五条「君が噂の人魚だね。話は聞いてるよ」

 

汐莉「呪術師の拠点なんて、初めて入りました。随分凝った結界も張られているようで」

 

汐莉も比名子の隣に座る。五条は包帯越しに比名子と汐莉を交互に見て、何かを察したように笑う。

 

五条(なる程。比名子はやはり、この人魚の血を飲んでるね。前から比名子が()()になった理由が分からなかったけど、こうして見て分かったよ。でも今は……)

 

五条「じゃあ比名子。これまでの事、全部話してくれるかい?」

 

比名子「はい」

 

そして、比名子はこれまでの事を説明した。

 

そして、比名子はこれまでの出来事を説明した。合宿所で出会った千羽あやめ――二口女のこと。夢の中で出会った、目を抉られた少女のこと。蛇口から流れ出した血。夢の中で現れたフレディ・クルーガー。そして、呪霊操術が使えなかったこと。さらに、ヒプノシルを服用したにもかかわらず、再び夢へ引き込まれ、フレディと接触したこと。ただし、フレディの鉤爪は比名子の身体を傷つけることが出来なかった。そして最後に告げられた言葉――。

 

『他の協力者に遊ばせるとするか』

 

そこまで話し終えると、比名子は静かに口を閉じた。

 

五条「…………なるほどね」

 

先程までの軽い笑みは消えていた。夜蛾も腕を組んだまま、険しい表情で考え込んでいる。

 

五条「夢の中で術式が使えなかったこと。フレディ本人から攻撃を受けても殺されなかったこと。そして、別の怪物を使って君を追い詰めようとしていること」

 

比名子「はい」

 

五条「かなり厄介だね」

 

夜蛾「しかも、相手の目的が八百歳を殺すことだけとは限らん」

 

比名子「…………」

 

五条「うん。僕もそう思う」

 

五条は比名子を見る。

 

五条「フレディは、まだ君を殺せるほどの力を取り戻していない。だから別の方法で君を消耗させるつもりなんだろうね」

 

比名子「つまり……」

 

五条「時間を掛けて、自分が君を殺せる状態になるまで待つ」

 

汐莉「…………」

 

汐莉の表情からも、余裕が消えた。

 

五条「そして、そのために『協力者』を使う」

 

夜蛾「問題は、その協力者が何者なのかだ」

 

五条「そうなんだよねぇ」

 

五条は腕を組み、少しだけ考える。

 

五条「海外の怪異。悪魔。あるいは、それに近い存在……」

 

比名子「…………」

 

五条「どっちにしても――」

五条は笑った。

 

しかし、その笑顔にはいつもの軽さがなかった。

 

五条「こっちも、相手が来る前に準備しておこうか」

 

夜蛾「当然だ」

 

五条「比名子」

 

比名子「はい」

 

五条「君が今まで集めてきた怪異。使えるものは全部整理しておいて」

 

比名子「……全部?」

 

五条「うん」

 

五条は包帯越しに比名子を見る。

 

五条「今回は、どんな奴が来るか分からないからね」

 

五条は立ち上がる。

 

五条「だから、今のうちに使えそうな怪異をチェックしておこう。ついといでー」

 

比名子「はい」

 

こうして比名子達は、五条と共に高専のグラウンドへ移動する事に。部屋を出る際に、夜蛾がそれぞれに一言、汐莉と比名子に向けてそれぞれ違う一言を告げる。

 

夜蛾「八百歳」

 

比名子「はい」

 

夜蛾「お前は、自分が持っている怪異の数や力を基準に、自分の身を守れると思うな」

 

比名子「…………」

 

夜蛾「今回の相手は、今までのお前の常識が通用しない相手かもしれん。危険だと思ったら逃げろ。戦うことだけが正解ではない」

 

比名子「……はい」

 

夜蛾「それと――」

 

夜蛾は汐莉を見る。

 

夜蛾「近江」

 

汐莉「はい?」

 

夜蛾「お前には、八百歳を守る役目を期待している」

 

汐莉「……任せてください」

 

夜蛾「ただし、勘違いするな」

 

汐莉「?」

 

夜蛾「『命を懸けて守れ』と言っているんじゃない。二人とも生きて帰れと言っている」

 

汐莉「…………」

 

夜蛾「仲間を守るために自分まで倒れれば、それは守ったことにはならん」

 

汐莉「……分かりました」

 

夜蛾「それを忘れるな」

 

汐莉「良い指導者ですね」

 

そして、比名子達は五条の案内で移動する事に。

 

―――――――――――――――――――――――

 

五条に案内されて、グラウンドにやって来た比名子と汐莉。

 

五条「先ずは戦力の確認と行こうか。比名子、貞子と伽椰子はどうしてる?」

 

比名子「家で留守番させてます。ゆきおんなや俊雄も家で留守番任せてます」

 

五条「そっかぁ。貴重な戦力だったけど、しょうがないか。じゃあ、使えそうなのを一通り見せて」

 

比名子「はい」

 

比名子は自分が現在所持する、怪異を一通り呼び出した。

 

その中で厳選したメンバーが、以下の通りである。

 

呪霊:『呪術廻戦』

人々の負の感情から生まれる呪い。姿は千差万別で、強さもバラバラ。

 

河合美津子:『仄暗い水の底から』

黒髪ロングでフード付きの黄色いレインコートを羽織っており、ファンシーなうさぎ(MIMIKO)のイラストが入った子供用の赤いポシェットを愛用している。フードを被っていて素顔は分からないが、比名子曰く年相応の可愛らしい顔。とあるマンションに巣食う少女の怨霊であり、そんな彼女は水を利用した怪現象に長けており、マンションで水を利用した怪異を起こしていた為、比名子と美胡の手で倒し、比名子が取り込んだ。水を操る能力があり、また水を利用した怪現象を起こす事も出来る。

 

ゴーストシャーク:『ゴーストシャーク』

人々に釣り上げられた巨大サメが、恐怖した人達よって撃ち殺された恨みで怨霊となり、ゴーストシャークとなった。知り合いの伝手で海外へ赴いた時に入手した。このサメはなんと水があればどこでも現れる事が可能なのだ。現れる際に水の質量や水面面積の小ささは関係なく、コップ、配水管のパイプ、庭のプール、美女による洗車中の車にかかる水、水さえあればとにかく現れ、ワープしてくるのである。逆に言うなら水さえ無ければ無力化できるが、果たして現代社会の生活の中、そんな場所が存在するのだろうか。そして雨でも降ろうものなら正に無敵。そして河合美津子とは相性が非常に良く、水を操る美津子の水から攻撃したりする上に水を操って水の無い場所でも活動を可能に出来たりするので、実質弱点がなくなる。そして、美津子が居るだけでも彼女を媒介にして動ける為、水のない場所でも戦える。

 

ムリカベ:『妖怪ウォッチ』

妖怪ウォッチに登場する妖怪。何をおねがいしても「ム~リ~!」と拒否をするカベ妖怪。逆のことを言ったら動いてくれるかも?手足と歌舞伎役者みたいな顔のついた外壁の妖怪。攻撃を防ぐ壁役。

 

磯女:『私を喰べたい、ひとでなし』

序盤にて比名子を襲った妖怪。髪を自在に伸ばして操り、無数の腕も展開出来る。また、髪から生き血を吸い取る事も出来る。

 

テケテケ:『テケテケ』

赤いものを身につけて歩道橋を渡ると現れ、振り返ると腰から真っ二つに切り裂く下半身の無い少女の怪異。両手や肘を使ってものすごい速さで地面を這って新幹線並みや時速100kmに達する猛スピードで移動してくるので、角で咄嗟に曲がらないと逃げ切れない。踏切や線路などの事故で体が真っ二つに切断されて亡くなった女性が、強い恨みや呪いから怪異となった。比名子の保持する怪異の中でも屈指のスピードアタッカー。

 

チャッキー:『チャイルド・プレイ』

警察に追われて負傷した凶悪な連続殺人鬼チャールズ・リー・レイ(Charles Lee Ray)の魂が宿った、子供向けのグッドガイ人形である。ブードゥー教の秘術によって魂を乗り移らせて、蘇ったのである。これも海外で手に入れた怪異である。取り込んだ時に何故か人形も共に取り込まれた。ナイフや執念深さが武器であり、小回りも利くので比名子の護衛と手の届かないところの掃除を任せている。

 

狼霊:『オリジナル』

日本で大昔に駆除された狼達の怨霊。勝手に駆除され続けた狼達の怨霊であったが、比名子が全員取り込んだ。嗅覚と狼由来の感覚、壁抜けによる偵察や索敵を得意とする。

 

動く人体模型:『都市伝説』

有名な学校の怪談の一つ。動く人工模型。チャッキーと同様、人工模型もろとも取り込んだ。主に索敵や物理的な扉を開ける用。現在取り込んだ数は20体。この都市伝説が忘れられない限りはまあ大丈夫だろう。

 

トビー:『パラノーマル・アクティビティ』

海外の悪魔にさて西洋妖怪の一種。とある一族の系統に深く執着し、一族の祖母や助産師の魔女集団(ミッドワイブズ)がトビーと契約を結んでおり、その時に「最初に生まれた男の子を差し出す」という約束が交わされていた。 ケイティとクリスティの幼少期から取り憑き、一族の血を引く男子(ハンターなど)を乗っ取る(肉体を得る)ことが目的であった。比名子が五条の伝手で海外へ出向いた際に、トビーと戦い、取り込んで入手した。また、その力は認識される事による『恐怖心』や『注目』を得る度に強くなり、怪異を撮影する行為が逆にトビーの力を強めてしまう追い風になる為、カメラ越しにも姿がハッキリ見える位に強くなった。

 

ヴァラク:『死霊館』

死霊館シリーズにおいて猛威を振るう、黒い修道女の姿をした悪魔。幻覚や念力、強力な魔力を扱う悪魔で、蛇共の首領でもある。本来の姿は天使のような子供の姿をしており、双頭の竜にまたがった悪魔でもある。また、30の軍勢を率いる強者。比名子も苦戦したものの、比名子の血を分けてもらった美胡の力に敗れ、比名子に取り込まれた。

 

バスシーバ:『死霊館』

とある家に住み着き、母親に取り憑いた後にその子を母親の手で殺させるという鬼畜な事をさせる魔女。本人は生前からの悪魔崇拝者で、暖炉の前で自らの子を悪魔の生け贄にしようとしたが、夫に見つかる。バスシーバは池の傍にある木で首つり自殺をする際に、『この土地を奪う者は殺してやる』と叫びながら絶命。その地に住まう悪魔となり、様々な家族を苦しめて来たが、比名子に取り込まれた。

 

蛟:『無双OROCHIシリーズ』

槍を扱い、小太りな見た目に反して人間離れた外見と強靭な肉体を持っているが、言動と性格がテンプレな小悪党そのもの。比名子に取り込まれてからは雑用を任されており、『なんで俺様がこんなこと…』が口癖。しかし槍の腕前は本物。妖魔としてもかなりの強さを誇る。

 

百々目鬼:『無双OROCHIシリーズ』

伸縮自在の腕を鞭のように自在に操る、単眼の妖魔。自らは捨て駒であると承知しているが、それでも真摯に戦いに身を投じている。また、蛟や牛鬼といった濃い同僚に比べて、真面目な性格なため、影の薄さを気にしている様子。しかし比名子は割と気に入っており、無双したい時には百々目鬼に頼み込む程。

 

牛鬼:『無双OROCHIシリーズ』

猪のような顔をした、身長3m40cmの大型妖魔。『ブヒ』と鳴き声を上げる。圧倒的パワーと攻撃範囲やコンボがウリだが、速度は鈍い。なので百々目鬼とのコンビ召喚が目安。強めの言葉遣いだが、意外なかわいらしさを発揮し、取り込む怪異は便利な道具としか基本考えてない比名子もお気に入りの妖魔である。また、意外と上下関係をしっかりしている。

 

ひも爺:『妖怪ウォッチ』

人のお腹を空かせる力を持っている、とんがった頭を持つ老人の姿をした妖怪。できることはそれだけ。ひも爺自身も常にお腹が空いている。必殺技の『ひもじインパクト』は天に願いを捧げて大量のおにぎりを降らせて、味方に食べさせる事で回復させる事が出来る。

 

高谷さな:『ミンナのウタ、あのコはだぁれ?』

現代怪異の一角にして、生前からサイコパスな一面を持つ少女。生前、「自分の歌を、みんなに届けて、みんなを私の世界に惹き込む」という、一見すると純粋な夢を抱いていたが、その本性は善悪の常識から逸脱したサイコパスな性格の持ち主でもあり、生き物の“最期の音”を集めるという狂気じみた悪趣味がある。生前自身のクラスメート(糸井茂美)の音を録音していた。それらの集めた音をベースに口ずさむ彼女の鼻歌を一度聴いた者は呪われ、自分自身も気が付かないうちにメロディーを伝染させていく。また、予めカセットテープに呪う対象の音とその日を録音し、その日付通りに相手を呪う能力を見せている。この能力は上書きが可能で、本来の対象名と日付の音声部分に重ねて、別の人物と日付を宣告することで、呪いの対象を入れ替えることができる。更に、彼女の逆鱗に触れた者は呪い殺されているが、逆にそうしなければ最終的に現実世界へ戻ってこれる。比名子が取り込んでから、彼女は現代機器を生き来させるだけの便利な道具に成り果てた。

 

アクロバティックサラサラ:『都市伝説』

現代怪異の一角。ふざけているような名前だが「出会ったらヤバい」とされている。赤い服と長くサラサラの髪をした長身の女性の姿で、左腕には自傷痕のような切り傷があり、眼窩は空洞で眼球が無い。屋根やビルの上と言った高所での目撃例が多く、非常に活発な動きをするという。「アクロバティック」という呼び名はこの動きから。獲物に対して高速で移動し、パルクール顔負けの動きで迫るので基本逃げられない。テケテケと異なるスピードアタッカーである。

 

くねくね:『洒落怖』

比名子が取り込むのに苦労した怪異であり、現代怪異の一角。人間とはかけ離れた動きで体をくねらせ、夏の水田や川原など水辺で目撃されることが多い 。くねくねを遠くから眺める程度では問題は無いが、詳細が見え、それが何者であるかを理解すると、途端に精神に異常を来たす。なので、比名子は狼霊のサポートを用いてくねくねに近付き、美胡の幻術で姿にモザイクを掛けさせる事で分からなくして、漸く取り込めた。

 

八尺様:『洒落怖』

身長が約8尺(約240cm)ある白いワンピース姿の女性の姿をした、現代怪異の一角。「ぽぽぽ」「ぽ、ぽ、ぽ」といった、男のような、または子供のような奇妙な声を発する。田舎に出現し、魅入られた子供や若者をどこかへ連れ去って命を奪うとされる。しかし、比名子に取り込まれた後は二次創作で見かけるようなただの美女に変わり、本人も現代妖怪な事もあってかその性質を受け入れた。ただし、力は強く、現代怪異のなかでも屈指の実力者で、封印されても自力で壊せる程。

 

ヨシエ:『恐怖の森』

とある森の中に巣食う、頭だけの姿をした悪霊。本名は「木村芳恵(きむら よしえ)」。享年20歳。生前は美人と言える顔立ちをしており、ここまで不気味な顔ではなかった。福井大学に通う女子大学生でアウトドアクラブに所属していた。医学部の二年生。2007年に息野という男子大学生と共に洞窟へ探検に出かけ行方不明となる。その洞窟で何者かにより鉄パイプを顔にねじ込まれ殺害された。殺害される前に口元の肉を切り裂かれたようで歯がむき出しの、ニヤケ顔のような状態で死んだらしい。真っ白な顔面に血がべったりと付いたこの顔は見る者をゾッとさせる力がある。口元の血は今まで捕食してきた犠牲者達の血である。物凄い速さで迫り、獲物を頭部から喰らう。

 

ストレンジャー:『恐怖の森』

倉庫に入ると奇声を発して襲ってくる怨霊。本名は須藤レン(すどう れん)。享年18歳。生前は美術部所属。明るい性格の気分屋で大宮とは家が近所で仲がよかった。2013年のある夏の日、大宮の運転する車に乗って森に足を踏み入れた際、ヨシエ達の襲撃に遭い、ヨシエから逃げる最中にヨシエではない何かによって悪霊となった。

 

ストーカー:『恐怖の森』

笑い声を発しながら追跡してくる怨霊。本名は大宮健二(おおみや けんじ)。享年23歳。須藤とは仲が良かった。独身で土木関係の仕事に就いていた。2013年に急ぎの用事のために須藤、吉田と共に森の横断を試みるもトンネルが行き止まりだったために断念。そこでヨシエなどの襲撃に遭い行方不明になった。比名子と戦う際に、正面から向き合うと恥ずかしがって動けなくなった所を怪異達によってリンチされ、比名子に取り込まれた。

 

つまよう人:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。つまようじのみで出来たような妖怪だが、体はコンニャクのようにしなる。突けば破裂する『破裂点』を見極め、あらゆるものを粉々にする妖怪。

 

さまよい幽霊:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。霊体なので、物理的攻撃が通用しない。他人の魂が大好物だが、念仏による除霊などが苦手で、長く受けると成仏する。

 

ミズミズ魔人:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。流動体なので物理攻撃は効かないが、地面に着くと蒸発してしまう謎弱点があり、生物の体内に侵入して移動する水妖怪。

 

イケメン鏡:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。円形の鏡の見た目をした妖怪で、イケメンに変える『イケメンビーム』を放つ。見た目だけでなく心もイケメンに変えるといった細かい効果も指定可能。

 

骨魔鬼:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。人型の骨妖怪で、他者の体の骨をチェンジして乗っ取る事が可能。チェンジされた相手は骨だけになるが、そのまま生きてる状態なので問題なく動ける。骨魔鬼倒すか、元の体に移る事で多分戻れる。『ホネ』や『〜ネ』が口癖で、特に話す時は語尾に『ネ』が付く。

 

チュウリップ:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。見た目は絵本に出るような擬人化チューリップだが、タラコ唇が特徴的。何にでもキスしたがるが、キスした箇所は腐ってしまう。治すには頭部の花弁から摂れる蜜で塗る事。必殺技は唇を伸ばして雨のような連打を浴びせる『チューチュー十雨(トーレイン)』。

 

なんだっけな:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。大事な事を事細かに忘れる妖怪。二本の小さな角を持つ、簡易的な鬼の姿をした妖怪。相手をおバカに変えてしまう催眠術を持つ何気に危険な妖怪。一度飛ばせば獲物を捕らえるまで舞い続ける『死のブーメラン』が必殺技。

 

金蟹&銀蟹:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪兄弟。金蟹が兄で、銀蟹が弟(多分)。蟹の見た目なのに横歩きだけではなく人間や他の生き物のように前へ移動する事も出来る。そして口から吐く泡攻撃『カニバブル』は、三蔵法師一行の動きを止めて、孫悟空がキントウン3号を呼ばなければガチで勝ち目が無かった強敵妖怪。

 

オマーエエビ:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。イケメンを見るとイライラするエビ妖怪。硬い甲殻を持つので通常の攻撃が効きにくい。当たるとオマーエエビのように目が飛び出たような顔付きになる『オマーエキャノン』が必殺技。

 

ウフォー:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。見た目はUFOなのだが、生々しい人間のような手足を生やす一頭身の宇宙人妖怪。妖怪だけど宇宙人でもある。

 

ぱ:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。見た目は4足歩行の可愛らしい妖怪。鈍すぎる妖怪であり、攻撃を受けても何ともないように思えるが、実際は鈍いので後からダメージを受けるという謎の生態を持つ妖怪。もし仮に即死させようとしても、鈍いのですぐに効きはしない。ムリカベのような壁妖怪同様の壁要因であり、比名子はこの妖怪の鈍さを利用して肉壁にする。無慈悲である。

 

ワワワ:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。藁人形の妖怪であり、全身が藁で出来てるので炎熱以外の攻撃は効かない。名前を書いた紙を体に貼り付け、釘を打ち込むとその対象に対する願いを叶える力を持つ妖怪。

 

切りカブ大王:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。切り株のような見た目をした妖怪であり、切った相手を切り株に変える斧を持つ。比名子が取り込んだ後も、出現させてる間は何でも被るのを本能的に嫌う。

 

タン・スー:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。タンスに相手を閉じ込めたり、挟んだりする攻撃を得意とする妖怪。比名子に取り込まれてからは、多すぎる荷物を収容する為の運び屋妖怪となってしまっている。

 

ドスコイン:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。見た目は力士の格好をしたコイン妖怪で、不死身になれば最強の横綱妖怪になれると信じていた。シコを踏む事で地震を起こせるという細い手足にしてかなりの力がある。

 

オシャカ様:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。頭はお釈迦様を彷彿とさせる見た目だが、丸めな胴体に線のような四肢をしたパンツ一丁の変態妖怪。自分で作った罠に、自分でハマってしまう程のおバカな妖怪。しかし、首飾りの水晶は冥界と繋がっていて、死者を現世に呼び戻す事が出来る。比名子にとっても呪霊操術で失った駒を呼び戻せる便利屋。何故彼がこれを持ってるのか不明。

 

白皇・黒皇:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。名前を呼んで返事をした相手を瓢箪に吸い込む白皇と、天竺へ旅する僧を食べて不死身になった黒皇の二人組の山賊妖怪。白皇はともかく、黒皇は汐莉と同格の不死身なので倒すのに一苦労したが、白皇の瓢箪を利用して黒皇を吸い込み、不死身故の苦しみを味わわせた事で降伏させ、取り込む事に成功した。エネルギー弾も強力であり、六尾とはいえ美胡を瀕死に追いやった程。

 

ひょうたん魔王:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。腰にひょうたんを提げた妖怪で、身体もなんとなくひょうたんに似ている。返事をした相手を瓢箪の中に閉じ込めて中の酒で溶かしてしまう他、瓢箪は酒の他にコーラやオレンジジュースの入った瓢箪がある。その為、宴会の時にかなり役立つ妖怪。

 

絶望:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。ひどく絶望しており、「NO 希望」という褌をし、宗教、新聞の勧誘は一切お断わりの看板を持っている。攻撃方法としては絶望オーラを凝縮させ、体から射出する「ゼツボール」で、この技を受けた者はこの妖怪と同じようにひどく絶望してしまい、この技は対人だけでなく物にも通用する。

 

魔鬼物:『ゴゴゴ西遊記』

懐かしの漫画、ゴゴゴ西遊記に登場する妖怪。経典の姿をした妖怪で、口調はオカマっぽい口調で話す。体に刻まれている経文の能力で、体から妖力を吸収する光線を出し、妖力を吸収された妖怪は普通の動物に戻ってしまう他、妖力を失った妖怪が再びこの光線を浴びると生命力を吸収されて命に危険が及ぶ。また、この光線は呪力にも通用する為、伽椰子や俊雄、貞子戦において大活躍した妖怪でもある。とはいえ、比名子も当時取り込んでた妖怪の全てを手放しかけた強さであり、美胡を瀕死に追い込んだ強敵だった。世界平和=妖怪全滅を掲げる危険思想の持ち主だったが、平和にしたい思いだけは少なくとも本物である。

 

怨霊鬼・戀鬼:『ウルトラマンコスモス』

身長49m、体重4万8千t。岩手県香野村二人山に封じられた怨霊。戦国時代、互いに想い合っていたものの、生まれが敵国同士であったために結ばれず、遂には両国で合戦が起こった為自害した姫と若殿が成仏できずに怨霊となったもの。怨霊となった後は互いの国の両方を滅ぼしたが、錦田小十郎景竜という武将によって退治され「二人山」という山に封じ込められたものの、封印していた刀石がダム建設のために爆破された為、現代に蘇った。同じく妖怪の怪獣であるヤマワラワと比べるとかなりおぞましい外見をしており、その姿は完全に落ち武者であり、蒼白な顔に口は大きく裂け目は赤く吊り上がり、肩には合戦で受けたと思われる折れた矢が刺さっている。元が亡霊であるために実体がなく、あらゆる科学的攻撃がすり抜けてしまう。武器は怨霊刀という刀。また火炎を吐くことができる。単純なパワーだけなら、貞子や伽椰子をも上回り、魔鬼物の手を借りなければ比名子は取り込めなかった強敵。

 

霊霧魚(れむぎょ):『地獄先生ぬ~べ~』

霊気の霧の中を泳ぐフクロウナギに酷似した姿の巨大怪魚である。霧を一面にまき散らしその中に迷い込んだ人間に卵を産み付ける生態を持ち、卵を産み付けられた者は孵化した稚魚のエサになってしまう。頭は悪いが霊力はずば抜けている上に霧の中では何度でも再生できる恐るべき能力を持つが深海魚であるため太陽の光を苦手としており、光が当たれば再生能力を失ってしまうという弱点を持つ。この弱点を比名子と美胡に突かれて、太陽光の中で弱体化した後に取り込まれた。

 

蛾天丸:『犬夜叉』

大まさかりを用いる野盗の頭をしている妖怪。優男めいた姿をしているが、その正体は名前通り蛾の妖怪であり人間の女性の生き血を生気共々吸い取る事を目的としている。比名子の血を求めてきたが、美胡に返り討ちにされて、以来比名子に取り込まれてからは雑用をよく任されている。

 

セイレーン:『ちいかわ』

下半身が魚のいわゆる典型的な人魚であるが、上半身は猫のようで哺乳類に似ており、両手は魚のヒレのような形状をしている。困り眉に大きな目、猫口などの特徴を持つ。また、言葉を話すことができ、実際に知能も高い。お供に人魚を3匹連れている。歌が得意で、セイレーンがメインボーカル、人魚がコーラス担当。歌声によって植物を操ることができ、周囲のツタを伸ばして敵を捕らえるための攻撃手段としても用いられている。人魚のコーラスはセイレーンの歌声を強化する役割を持ち、コーラスの中断や、離れすぎて歌が届かなくなると植物の動きが鈍る。本来のホームグラウンドは水中だが、その巨体から来る圧倒的なパワーと植物を操る能力で、地上であっても猛威を振るう。しかし、小さなさすまたのトゲを痛がる、口蓋垂に飴を投げつけられ痛がり崖から転落するなど、痛みには弱い。

普段は人魚たちと共に海辺の洞窟に住んでいるが、淡水や陸上でも活動可能で、蔦を操って利用する事で素早く動き回ることも出来る。

 

人魚:『ちいかわ』

汐莉とは異なる、3匹の人魚。セイレーンと違い明確に言葉を発することはないが、歌は得意。「ガジャガジャ」「ギャリギャリ」という鳴き声を発する。セイレーンとは共生関係にある様子で、セイレーンによればコーラスに加えて(体についた)虫を食べてくれるらしい。

セイレーン同様に歌によって植物を操ることもできるが、セイレーンから離れたり、歌を邪魔されると操る力が弱まる。可愛い見た目と裏腹に歯がかなり鋭く、顎の力も強い。

汐莉と同じく、その肉体を食した人間に永遠の命を齎す。

 

他にも色々と、持っている怪異を一通り見せた比名子。

 

五条「なる程………一通り分かったよ。君がどれだけの戦力を抱えてるか」

 

五条は比名子の戦力を見て、改めて呪霊操術の強さを理解する。しかし遠くを見ており、懐かしくも寂し気な様子だ。その目に映るのは、嘗ての親友の顔なのか、五条にしか分からない。

 

比名子「……どうかしました?」

 

五条「ん?」

 

比名子「なんだか、少し寂しそうな顔をしていたので」

 

五条「……そう見えた?」

 

五条は答えず、もう一度グラウンドに並ぶ怪異達へ視線を向ける。

 

その姿に、かつて自分と肩を並べていた男の姿を重ねていた。

 

同じ術式。

 

同じように、無数の呪いを従える力。

 

けれど――目の前にいる少女は、あの男とは違う。

 

五条「……まあ、今はいいか」

 

五条はいつもの軽い笑みを浮かべる。

 

五条「それじゃ、次は実戦形式で見てみようか」

 

比名子「実戦、ですか?」

 

五条「そう。どれだけ凄い怪異を持ってても、使い方が下手じゃ意味ないからね。君が、どう使うのか見せてもらおうかな」

 

五条はそう告げると、その場で屈伸をする。

 

五条「殺すつもりで掛かっておいで」

 

汐莉「いいんですか?そんな事を言って、本当に殺しちゃうかもしれませんよ?」

 

比名子「平気だよ、汐莉さん」

 

五条「その通り。僕、最強だから」

 

こうして始まる、五条VS比名子&汐莉。




単語解説。まあ、独自のオリジナルだけど。

稀血:要するに妖怪に好かれる、若しくは餌になりやすい血肉を持つ人間の隠語。生まれ付きの場合が殆どだが、比名子のように後天的に目覚める例もある。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。