走り続けたナマモノの二周目 作:須々木三郎
先ほどの
そしたら、最初は驚かれたが、すぐに褒めてくれた。
義父も義母も、ウチが少食気味なのを気にしていたらしい。
「ところで、ウチってなんでこんなに痩せてるの?」
おかわりを食べながら何気なく聞いたら、なぜか食卓の空気がフリーズした。
…えーと、これってそんなに危険な話題だったの?
…もしかして、ウチって何か不治の病にでもなってるの?
「そのことは、後でお前の部屋に行って、そこで話す。
だから今は置いといてくれると助かる。」
…普段はあまり喋らない義父がこれだけの長文を話した。
そしたら、今度は義母と義兄が驚いていた。
…皆さん、本当に反応がいちいち過剰すぎません?
夕食を終えて、四畳半の私室に移動したウチと義父。
ウチはベッドに腰掛けて、義父は勉強机の椅子に座った。
そして、彼は淡々と語り始めた…
昨年送られてきたという年賀状の家族写真。
肉付きもよく、ある意味そういう欲求を抱かれても不思議までない感じであった…年齢差やら考えると完全にアウトだけど。
病院を退院して、この
トイレに行ったついでに冷蔵庫に入ってる牛乳か何かを飲むくらいで、固形物は一切口にしなかったそうだ。
そして、4月頃には徒歩で通学するのも命懸けレベルの、今の体重になってしまっていたらしい。
普通に食事を摂れるようになったのは、あの気絶事件の後。
そういう意味では、義母の
ていうか、何でその前は無事に登校出来てたんだ?
今以上に栄養失調状態のはずなのに…よくわからん。
ちなみに、次の日は腹を下して学校を休むことになった。
どうやら、今のウチの身体は、おかわりにすら耐えることが出来ないらしい。
そのことをアニキに相談したら、まずは自分が不用意な発言をして、それが原因で義妹が体調を崩してしまったことを謝ってくれた。
その後で「学校から帰ってすぐにおにぎりや牛乳を飲むくらいなら大丈夫ではないか」と言われた。
というか、さっきまで「たくさん食べること」がウチの当面の課題だと思っていたが、それすら出来ないレベルだったのか…
本当なら運動とかもバシバシやりたいのに…
…もうやだこの虚弱体質。