俺は創り、使う者だ。
なら、あの大人達は一体どれだろうな。
箸休め回。情報交換です。許し亭許し亭。
2人の怪しい男がいた。
「貴方とは1度話してみたかった。」
一方は黒スーツの男。
もう一方はフード付きのローブを目深に被った男。
片方は探求を
もう片方は目的のため
両者異なる思いを秘めながらも己がために……
「「有意義な時間にしましょう/しよう。」」
「貴方の崇高とはまた違う源泉からでたエネルギー。私はそれに興味がある。」
「俺は強いて言うならあんたとの縁が目的だ。だが、
「ほう。」
「座っても?」
「どうぞ」
椅子に座り対面になる。
表情の分からないひび割れた顔から、続けろ、と、聞こえるような気がする。
「俺が使っているのは魔術だ。そして魔術はその存在が知られると効力が薄まるという性質がある。」
「しかし、知られている科学現象でなければ魔術の効力は十分に発揮されないと言う性質もある。」
「そうゆう現象があるという確信。そして魔術という知識。一般人と魔術師、その差こそが魔術を魔術たらしめることができる。」
「そして魔術は根源からの奇跡とも言える分流だ。崇高ともまた違う。」
「クックックックックッ、素晴らしい…!」
未知に強い興味でも沸いたのか、体をブルブルと震わせる。
「魔術は魔術回路から魔力を練らなければ魔術を行使できない。そして学生は神秘が強く、魔術の下地が無い。他のことでリソースが埋まっている。故に魔術は使えない。」
「では、私のような大人であれば…?」
「可能だろうな。俺を介入しなければ起動できず、起動に失敗すれば死ぬがな。それに何事にも例外はある。」
「……なんですか、それは?」
「先生だ。あれは先生であることにリソースをさき過ぎている。」
「魔術は探求の手段ではあるが、人類ができてから今現在までに
「技術のみで魔法に到達する物や、そもそも到達しているものもいるが……ここでは見ないだろうな。いるとしたらそいつ一人で学園を滅ぼしえる。」
「聞きたいことはこれでいいか?」
「クックックックックッ、えぇ、まぁ。はい。十分です。今の所は」
「なら聞きたいことがある。1.ゲマトリアの目的、2.ゲマトリアの所属員、3.別次元からの観測、4.地下にいる存在、あと1つやあるが、後でいい。」
「ええ、では教えましょう。」
「1.私たちの目的は崇高へ到達。そちらの魔術師のような者です。
2.ゲマトリアは現在、私、マエストロ、ゴルゴンダ、デカルコマニー、ベアトリーチェ
3.に関しては、不明です。最も確度が高いのが無名の司祭でしょうか。
4.は地下生活者、我々によってゲマトリアを追放された者です。よく観測できましたね。」
「見られてるという事実を観測しただけだ。そしてその繋がりから辿った。時空がめちゃくちゃなだけだし、そこまで強い相手でもなかったからな。」
地下にいる男は1を100にすることはできるらしいが0を1にすることは出来ないらしい。縁に関してはカルデアに入ってから嫌という程学んだからな。
それに、100回やって1回ミスるような術式を組むわけがないだろう。
「ふむ。無名の司祭、アビドスに埋まっている船の製作者か?」
「……なぜ貴方がそれを…、あぁ雷帝ですか。どうりで知りすぎていると…雷帝と関わったのは優れた道具を使うためと思っていましたが、情報の収集も兼ねていたのですね。」
デカグラマトンと無名の司祭は警戒すべき事項と雷帝から共有されていた。詳細不明なのが引っかかるが、ある程度の検討は付く。
「サンクトゥムタワーは司祭のそれではないよな?」
「!…えぇ、恐らくは」
司祭は負けた側で、敗戦が認められなかったと考えるのが自然。そうなるとミレニアムの地下にある反応が気になる。あれは危険な可能性があるが、接触は難しいだろうな。向こう側がする気がないだろうし、ハッキングするか?いや、事前段階で押し止められるか。
「最後に終末、心当たりは?」
「……」
今まで少し考えることはあっても、直ぐに答えていた目の前の大人が熟考を始めた。
どうやら信じられないらしい。
「占いは魔術の1種で、世界規模の術式にミスるような物は使わない。」
「結論を言おう。キヴォトスは滅亡の危機に瀕している」
「…クックックッ!…貴方、欲しい!」
「悪いが研究に付き合うほど時間が余ってる訳では無い。」
「えぇ、分かっています。」
「お前にこの事を話したのは契約によって1番縛れそうだったからだ。それにやらかしそうでもある。」
「契約だ。
1.いたし方ない場合を除き俺と魔術の事を他者に言うことを禁ずる
2.他者とは俺とお前以外の人間或いは機械全てに適応される
3.滅亡を企む者に対して有利な行動を行う事を禁ずる
4.滅亡を防ぐ為に協力をし合うことを誓う
5.いたし方ない場合とは第4項を達成するに当たり障害を排除する為の行為である場合のことである。
6.表向きは悪として行動しなくては行けない
7.この契約の詳細、或いは今日の会話が露呈するのとは両者の生命的危機を除き最大限避けないと行けない物である。」
「私のメリットが無いように思えますが?」
「お前一人で世界を救えるんだったら考えてやるよ。俺の知ってる
「ただの
だから最善を尽くすために、一般人を巻き込まないためにこの契約は是が非でも結びたい。俺一人でも何とかなるが、リスクは少しでも少なくしないとな。
「わかりました。ゲマトリアが一人、黒服。ここに契約を結びましょう」
「カルデアが一人、
「クックックッひとつ聞いても?」
「ああ」
「契約の魔術は偽名でも作用するのですか?」
「名前は1種の記号に過ぎず、何が何を契約したかを重視するからな。魔術にとって現実は演劇に過ぎず、演者が何であれ、演目が一緒なら通用する。」
実に下らなく、気に入らないがな。
これも全てマリスビリーってやつのせいなんだ。
「あと小鳥遊ホシノは出来れば傭兵として引き込め、戦闘能力と思考能力が残っていれば許容する。」
「クックックッ、分かりました。」
人体改造が悪だなんて考え方もあるが、学生の精神が壊れない範囲なら大したことないからな。
こうして、怪しい男たちの怪しい話は幕を閉じた。
マテリアル追加情報
解毒A 知っている毒であれば解毒できる。初見でも弱い毒であれば解毒できる。
オーバーロードB 観測眼により自身のギリギリを見極め、ダメージ覚悟で行う意図的なブーストアップ。外付けの演算がなければ先に脳が焼き切れる
エレメンタル C 五属性に対応した人口霊を使役する能力。作り、扱う。単純故に難しく魔術の補助目的で扱うことが多い
燕の早業C 燕のように軽々とした身のこなし。
破壊工作C+ 戦闘を行う前、戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。トラップの達人。
医術C 人材不足が顕著なカルデアにとってマルチタスクはよく見られる光景だった。最高責任者の負担を減らそうと画策する様子もまたよく見られる光景だった。最高責任者は殉職してしまい、彼が医療スタッフの最高責任者となった。
フローレンス・パイアン・ヴェセルのマテリアルより1部抜粋。
セリカ誘拐どうしよ。スルーでいいか。
ちなみにアリウスにはレーションをちょくちょく届けてますし、セイアには監視のカラスを飛ばしてます。
いきなりの爆破でめっちゃびっくりしたそうな。
小鳥遊ホシノを改造したら改造したでブチ切れます。魔術でやった方が良いみたいな感じで引き込めたとしても改造はやんわりと辞めさせます。つまり最後のは現実逃避です。
やること一覧
各学園や先生、ゲマトリア、地下にいる男の監視
魔術の研究や武術鍛練
レポートや資料を書き纏める
魔道具作成
謎の視線への対策
別口で金稼ぎ
以上をひっくるめて世界滅亡への予想及び対策
+アリウスにバレないように支援
+セイア含む生徒会メンバーの監視(暗殺対策)
+エリドゥにバレないように潜伏監視
やったね色々増えたよ。
多分もっとやる事あります。なんだねこれ地獄かね。