今日、仕事中に思いついた作品★
(真面目に仕事しろよ★)
おおきなのっぽの古時計 おじいさんの時計
百年いつも動いていた ご自慢の時計さ
おじいさんの生まれた朝に 買ってきた時計さ
小学生の頃、お袋から聞いた話だが
親父がお袋の反対を押し切って買ってきた
そうだが
帰ってくる時に10トントラックに撥ねられて重傷を負い、全身血まみれになって帰ってきた
そうだ★
生まれてきた俺のために、そこまでする…?
もちろん、親父はそのまま死亡…★
結局、時計はそのまま親父の形見となったわけだが…
でも、できれば
誕生祝いには、別の物がよかった
な…★
じつは、その時計…
引っ越す時に壁からはずした際、裏見たら
HOUSE OFFの値札がついたまま
だったんだよな★
しかも
2500円★
でも、製造年月日見てみたら
1867年製造
って書いてあった。
1867年って
慶應3年…
慶應って明治の前
やで!?
慶應3年に作られた時計がHOUSE OFFで2500円で売られてたなんて…
そんなこと、あんのか…?
何でも知ってる古時計 おじいさんの時計
きれいな花嫁やってきた その日も動いてた
俺の人生で最大の失敗★
あんな女のこと…
顔も名前も思い出したくねぇッ★
うれしいことも悲しいことも みな知ってる時計さ
いまは もう 動かない その時計
高校卒業して…
就職に失敗
した俺は
誰かの声に導かれるかのように大□日本橋にやってきた
が…
それが俺の人生の転機だった☆
ポ□モンカードは金になる
ということを知った俺は
ポケ□ンカードを買いまくって売りまくった★
たちまち、俺のフトコロに金が入ってきた☆
もうウハウハよ★
いつしか俺は
転売ヤー
と呼ばれるようになった★
仕事をしなくても、ポケモ□カード売ってりゃ金になる★
労働なんて、底辺の負け犬のすることさ★
ポ□モンカードの転売で金と地位と名声を手に入れた俺は
転売ビジネスの会社
を立ち上げた。
アラフォーの頃には
なんて呼ばれたりしてた★
けど…
この頃が
俺の人生で絶頂期
だった…。
アラフィフの頃
転売禁止法
などという、ふざけた法律が施行され、俺の
俺に付き従っていた連中は次々と、手の平を返して俺の前から去っていった…。
俺の会社は創業以来、初めての経常赤字を出した…。
俺の会社が立ち直ることはなく…
潰れた…。
全てを失った俺は、逃げるように故郷に帰ってきた…。
街を去る時、電車の窓から見えた夜の街を彩るネオンの輝きは、今も俺の目に焼き付いたままだ…。
百年休まずにチク タク チク タク おじいさんといっしょに チク タク チク タク
あれから50年近く…
まともな仕事もせず…
まともな収入も無い俺は…
弟の世話なっていた…。
だが、その弟も3年前に死んだ。
いまは もう 動かない その時計
俺が生まれた日に親父が買ってきた時計は、いつの頃からか、動かなくなっていた…。
弟が死んだあとの3年間…
俺は、どうやって生きてきたのだろう…?
生きてきたのが不思議だ…。
ひょっとしたら…
時計が止まった時に、俺の人生も終わっていたんじゃないだろうか?
真夜中にベルがなった おじいさんの時計
お別れのときがきたのを みなに教えたのさ
天国へのぼる おじいさん 時計ともお別れ
みんなって誰だよ?
俺が死ぬのを報せる相手なんて、誰もいやしねぇよ…。
ここには、俺一人しかいねぇんだ…。
天国に昇る?
んなわけねぇだろ★
俺の行く先は地獄だよ…。
あぁ…
もう…
何も考えられないわ…。
いまは もう 動かない その時計