ダークディケイドの力持ってゼンゼロの世界に転生出来たけどカメンライドできる種類が酷すぎる。   作:そらまめまめま

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本編 星流れ、神鳴の奔るが如く
通りすがりの仮面ライダー


 

 

 

やぁみんな、あれから度々ライトさんに戦い方について学んでいるレイトだよ。

 

結局弟子入りは無理だったけど基礎は教えてくれるらしく、鬼厳しい訓練を受けながら叩き込まれています。

 

 

「レイト、一回ブレイズウッドで休憩だ。十分に休んだら次は模擬戦だからな。今のうちにしっかりと体を休めとけよ。」

 

「はい! 休憩が終わったら引き続きよろしくお願いします!」

 

「あぁ、俺は少し用事を終わらせてから行くから、先に行っててくれ。」

 

「わかりました!」

 

 

自分の中で分からないが、あの人のペースにもだんだんと追いつけるようになってきた。

 

……しっかし、ストーリーって今どこまで進んでるんだ?

 

 

僕がこの世界に来てから、色々ありすぎた。

 

けどカリュドーン編が終わったことは確実だ。だけど、それからもう数日経っている。

 

となると――。

 

 

「『虚ろに潜む復讐劇』は、もう終わってるのかな?」

 

 

……まずい。

 

非常にまずい。

 

この世界に来たばかりの頃は「次に何が起こるか」を把握するために、それなりに周囲を警戒していたはずなのに。

 

 

 

「ここ最近、ライトさんとの模擬戦やバイトにかかりっきりだったからなぁ」

 

 

別に悪いことじゃない。

むしろ、戦い方を教えてもらえるなんて、かなりありがたい話だ。

 

だけど、僕はこの世界の物語を知っている。

 

そして、物語を知っているからこそ――その進行を見失うのは結構な問題だったりする。

 

 

「よくよく考えれば、この数日間ずっとルミナスクエアでスタンバっておけば良かったのに……まぁ、今さら後悔しても仕方ないか」

 

 

 

 

「ちょっとお武家ギツネ! あんたなに企んじゃってるワケ?」

 

 

 

 

いま、すんごい聞き覚えのある声した。

 

 

 

 

 

 

そんなわけないよなと思い物陰から覗いてみると

 

 

「え?」

 

 

あれって……

 

『ニコ』、

 

『アンビー』、

 

『ビリー』、

 

そして『猫又』

 

 

 

 

 

 

邪兎屋ではないか!

 

 

 

 

 

 

てことは邪兎屋の前に立ちはだかってるあの4人は……!

 

『星見 雅』

 

『月城 柳』

 

『蒼角』

 

『浅羽 悠真』

 

 

 

 

対ホロウ六課の人達ではないかぁ!!

 

 

 

 

「うっひょおおおおおおおお!!こんな一度に会えるなんて――!」

 

 

……いや、待て。

 

ちょっと待て。

 

 

このメンツで、しかも場所が郊外。

 

ということは――。

 

 

「……もう5章始まってるの?」

 

 

まさか。

 

いや、状況的にはそう考えるのが自然か。

 

 

「介入、するべきか?」

 

 

本来の物語なら、ここで僕が割り込む必要はない。

むしろ、余計なことをすれば話が大きく変わる可能性だってある。

 

だけど。

 

 

「そうか…ならば、力ずくでいかせてもらう。」

 

「邪兎屋の皆様、ここはそちらの男を差し出すことを推奨します。」

 

 

なんか、展開早くない?

 

しかも、今のところ周囲に武装集団らしき姿も見当たらない…このままだと、原作で知っている流れと微妙に違うことになるんじゃないか?

 

 

「………」

 

 

よし。

 

決めた。

 

 

「介入、するか」

 

 

僕はダークディケイドライバーを腰につけると、取り出したのはいつものライドブッカー。

 

カードを一枚取り出す。

 

 

「変身」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキラ視点

 

 

「さぁ、その男をこちらに渡してもらおうか。」

 

 

予想外だった。

 

まさか――こちらの正体がバレるだなんて。

 

これまで慎重に動いてきたつもりだった。

 

 

少なくとも、こんな形で正体を知られるなんて考えていなかった。

 

状況はまずい。

 

 

このままじゃ――。

 

 

「……?」

 

その時だった。

 

突然、目の前の空間が歪んだ。

 

まるで空気そのものが捻じ曲がったかのように、くすんだオーロラのようなものが目の前に現れた。

 

 

「なんだ、これは……?」

 

六課の面々も、邪兎屋のメンバーも、突然の現象に動きを止めていた。

やがて、その歪みが消えた時。

 

 

そこには――一人の人影が立っていた。

 

 

黒を基調とした奇妙な装甲。周囲の空気をまるで意に介していないかのような、妙に堂々とした佇まい。

 

 

「お前は、何者だ」

 

 

星見雅が刀を向け、警戒を露わにする。

 

その人物は、そんな彼女の問いに対して、あまりにも気軽な口調で答えた。

 

 

「通りすがりの仮面ライダーだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再びレイト視点

 

 

「通りすがりの仮面ライダーだ――覚えておけ。」

 

 

決まった……!

 

決まったはいいものの、どうしようか……ノリと勢いだけで飛び出したから全くもってノープランだ。

 

 

「通りすがりの仮面ライダーねぇ……で、君はどっちの方につくの? 本当にただ通りすがっただけじゃないよね?」

 

 

生悠真だぁ…!

 

ライトさんと同じくらい大好きだから本当なら普通に喋りたいし握手したい……!

 

なんならサインもらいたい!

 

 

でもどっちの方かと言われると、ねぇ……ストーリー的にはどっちにつくかは決まってるんだけどね。

 

 

「悪いな。俺はただの通りすがりだ。お前たちの『治安』を守ってやる義理はないんでね。」

 

 

ライドブッカーをガンモードに変え、六課の方へ銃口を向ける。

 

いま、ゼンゼロ勢から滅多刺しの刑されるくらい大罪を犯してる気がする。

 

 

「それがお前の答えなのだな……十分だ。」

 

 

六課全員が各々武器を構える。

割と時間稼ぎしたつもりだけど…

 

 

「相手してやりたいとこだが……フッ、今回はお預けのようだな。」

 

「なに?」

 

 

その瞬間、銃声と共に複数の弾丸が鳴り響く。

 

パールマンに当たらないよう前に立ち、銃弾を装甲で跳ね返す。

 

痛くは無いけどすごいくすぐったいなこれ

 

 

「おい、大人しくしてろ。今変に動いたら死ぬぞ」

 

「ひぃいい!? こっちに来るなぁ!!」

 

「ならどくか? ……まあ、その瞬間に蜂の巣にされるのがオチだろうがな」

 

「やっぱりそのままでいてくれぇ!!」

 

 

 

 

 

――プップー!

 

 

 

 

 

轟音と共に、トラックがこちらへ突っ込んでくる。

タイヤが地面を激しく擦り、土煙を巻き上げながらパイパーが乗る車体が横滑りする。

 

 

「早く乗れー、全速力で駆け抜けるぜぃ!」

 

 

原作通りだ。

 

ここのパイパーめっちゃかっこいいから大好きなんだよなぁ…

 

って、こんなこと考えてる場合じゃなかった!

 

僕はすぐさま邪兎屋の面々が乗り込んでいるトラックへ飛び込んだ。

 

そのまま車体が急発進し、景色が一気に後ろへ流れていく。

 

 

 

「ちょっと、なんであんたついてきたのよ! 」

 

「文句を言うな。通りすがりの仮面ライダーが一人同行するんだ、ありがたく思え」

 

 

嘘です本当はこっちがありがたく思ってます最高ですありがとうございます。

 

 

 

――ゴンッ!

 

 

 

車体に勢いよく何かがぶつかった。

 

猫又が窓から状況を見て慌て始める。

 

 

「に、ニコ!後ろからものすんごい数の敵が来てるぞ!」

 

「くそっ!これじゃわざわざ酷ぇ道を選んだ意味がねぇ!」

 

 

 

「……お前らはそのまま中にいろ、俺が出る。」

 

 

そう言って、僕はトラックのドアを開けた。

 

吹き込んできた風が、装甲を撫でていくのを感じながらそのまま車体の上へ飛び移った。

 

 

「うぉ……」

 

 

改めて見ると――確かにまぁまぁな数がいる。

 

僕はライドブッカーを抜き、ガンモードへ変形させる。

そして、後方の敵へと狙いを定めた。

 

銃声が響き、追いすがってきた敵が次々と体勢を崩していく。

一人ずつ、確実に対処する。

 

焦る必要はない。

 

 

――ダンッ! ダダンッ!

 

銃声が響き、追いすがってきた敵が次々と体勢を崩していく。

 

 

だが、後方からこちらへ3台の車両が突っ込んでくる。

 

え、原作より数多くね?

 

 

「考えてる暇はねぇな…」

 

 

銃口を向ける。

 

狙うのは車体じゃない。

 

――タイヤだ。

 

 

ATTACK RIDE

BLAST

 

 

――ダダダダダダダッ!

 

 

無数のエネルギー弾でタイヤを破壊され、制御を失った車両は大きく蛇行しそのまま壁へ突っ込んだ。

 

 

――ドォォォンッ!!

 

 

爆炎が巻き上がる。

 

爆風で吹き飛ばされた敵の一体が、ものすごい勢いでこちらへ飛んできた。

 

そして――

 

 

「あ」

 

 

ドサッ。

 

 

うそぉん…そんなことある?

 

まさかの車体の上へ着地したよこの人

 

 

「……」

 

「……」

 

 

目と目が合う瞬間、無言になる。

 

最近あまり運がない僕としては、その豪運を少し分けてほしいくらいだ。

 

――まぁ、今はそんなこと言ってる場合でもないか。

 

 

「悪いな」

 

「あぁぁれぇぇぇ!!??」

 

 

僕は一歩踏み込み、そのまま相手の身体を蹴り飛ばした、敵は再び車体の外へ放り出され、遥か後方へ消えていく。

 

まぁ敵だから仕方ないね。

 

けどまだまだ敵はいっぱいだ。

 

 

その時、僕の視界にミサイルを2丁構えている敵が見えた。

 

 

「…!まずい…」

 

 

僕は咄嗟にライドブッカーを構え、迎撃しようとした。

 

しかし、その直後。

 

 

「捕まえたぞ!」

 

「なっ!?」

 

 

背後から突然、誰かに身体を掴まれたと思ったら、数人がかりで取り押さえてくる。いつの間にか敵が何人か車体へ乗り込んできていたらしい。

 

完全に不意を突かれた。

 

 

「くそっ……!」

 

 

振りほどこうとするものの、相手も必死だ。

 

こいつら、妙にしつこい!

 

このままでは、ミサイル弾を撃ち落とすどころじゃない。

 

 

――ドンッ!!

 

 

発射音が響いた。

 

 

「しまっ――!」

 

 

ミサイル弾が飛来する、まだギリギリ目で終えていた僕は何とか撃ち落とそうとしたが…

 

 

「うおっ!?」

 

 

ニコたちが敵を振り落とそうとめちゃくちゃ蛇行に運転し始め、狙いを定めきれずアキラたちが乗っていたトラックに――

 

 

――ドオオォォン!!

 

 

何回か横転したと後、アンビー、パイパー、パールマンの3人は投げ出されたが、アキラだけ残っておりトラックはそのままホロウに入ってしまった。

 

どうにかして追いかけたいが、どうしよ…

 

 

「あ、いい事思いついた。」

 

 

周りの1番近いバイカーはと…お、あれが良さそうだな。少しだけ下がり、勢いを付けて飛躍する。

 

 

「おっとと…!」

 

 

そのまま敵のバイクへ飛び移り、運転している敵の背後へ回り込む。

 

 

「な、なんだお前!」

 

 

僕はそのまま相手の肩へ手を置いた。

 

 

「すまんが――降りてくれ」

 

「は――?」

 

 

ぐいっ。

 

僕は相手を掴み――そのまま勢いよく引きずり下ろした。

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

敵の身体が地面へ投げ出されていくのを見届けた後、僕は座り直してハンドルを握る。

 

 

そのままトラックを追い、ホロウに突入した。

 

 

 

 

 

 

 

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