Fallout:GODDESS ―灰の世界から女神たちへ― 作:記録官
第51話 次の星
フリージアがVault-Nでの生活に少しずつ慣れ始めた頃、ネイトは再び冷凍睡眠へ入った。人間である彼には、ニケたちのように百年単位の時間をそのまま生き続けることは出来ない。必要とされる時に戻ってくるためにも、何も起きていない時間まで自分の寿命を使い切るわけにはいかなかった。
エイブによるポッドの点検が終わると、ネイトはいつものように軽口を叩きながら中へ入り、見送りに来たフリージアへ手を振った。
「本当に、それでいいの?」
フリージアが透明な蓋の向こうを覗き込むと、ネイトは肩をすくめた。
「起きてるだけで歳を取るんだからな。必要もないのにウロウロしてたら、肝心な時に爺さんになってるだろ」
「もう十分おじさんっぽいけど」
「言うようになったじゃないか」
ネイトは苦笑したあと、ポッドの縁へ腕を預けた。
「何かあったら、エイブたちと相談して起こしてくれ。俺が必要になるようなことがなけりゃ、そのまま寝かせといていい」
「分かった。寝過ごして百年後になってても怒らないでね」
「その時は起こした奴に文句を言うさ」
最後までそんな調子を崩さないまま、ポッドの蓋がゆっくりと閉じていった。内部の温度が下がり始め、やがてネイトの意識も眠りの底へ沈んでいく。フリージアは完全に閉じた蓋をしばらく見つめていたが、いつまでもそこに立っているわけにはいかず、自分の部屋へ戻っていった。
ネイトが眠りについたからといって、Vault-Nの時間まで止まるわけではない。そこに暮らす者たちはそれぞれの日常へ戻り、地上でも地下でも、彼の知らないところで時間は進み続けていく。
アークでも同じだった。
プリティーという一つの星が消えた後も、人々は歌を求め、新しいアイドルを探し続ける。その流れの中で、かつてプリティーのすぐ隣に立っていた男もまた、自分なりの方法で次の星を探し始めようとしていた。
◇
プリティーが死んでから、アークの街は生前以上に彼女の姿で溢れるようになった。
大型スクリーンでは過去のライブ映像が繰り返し流され、通りの壁には追悼の言葉が書かれている。アークリアンホールの前へ積まれた花は、整理されても翌日には再び増えていた。生前にはニケであることを理由に彼女を批判していた者まで、事件そのものについては公然と怒りを示し、ニケに対する暴力を当然のものとして扱ってきた空気も、少なくとも以前と同じ形では残れなくなりつつある。
ハンソンは、その変化を一人で歩きながら眺めていた。
プリティーが望んでいたものに、少しずつ近づいている。人間がニケを単なる兵器ではなく、自分たちと同じ場所で生きる存在として見ること。誰かに命令されて考えを改めるのではなく、一人のニケを好きになったことをきっかけに、今まで当然だと思っていた差別へ疑問を持つこと。
実際に、アークは変わり始めていた。それを認めれば認めるほど、ハンソンの胸には別の痛みが広がっていく。
「……君は、本当にやってしまったんですね」
立ち止まったハンソンは、誰にも聞こえない声で呟いた。
もっと早く止める機会があったのではないかという考えが、事件以来ずっと頭から離れない。プリティーが長期休養へ入った時も、人権活動へ戻った時も、復活ライブをやりたいと話した時も、自分は近くにいた。それなのに、最後まで彼女が本当は何を考えていたのか分からなかった。
ライブの後、オスワルドが口にした推測も胸へ引っかかったままだった。プリティーの身体性能を考えれば、あの銃弾を避けることは出来たのではないか。弾丸の軌道を見る限り、あえて頭部へ当てるよう身体を動かした可能性があるのではないか。
もしそれが正しいのなら、彼女は最後までハンソンへ何も話さなかったことになる。
ミセス・ミスも何かを知っているように見えた。しかし問いかけても答えようとはせず、ハンソン自身も最後まで踏み込めなかった。答えを知ったところでプリティーが戻ってくるわけではないと、どこかで自分へ言い聞かせていたのかもしれない。
◇
テトラへ戻ると、プリティーの死後処理に関する書類が机を覆っていた。
広告や映像記録の権利処理、契約解除、追悼企画、関係者への補償に加え、中央政府との交渉に関する内部資料まで混ざっている。ハンソンは一つずつ確認していったが、読み終えた資料を横へ積み上げても、残りはなかなか減ってくれなかった。
「ハンソン」
入口から声を掛けられ、ハンソンが顔を上げる。
そこにはミセス・ミスが立っていた。
「まだ仕事してたの?」
「残っていますから」
「あなたの仕事じゃないものまで混ざってるわよ」
「プリティーに関するものなら、確認します」
ミセス・ミスはしばらく彼を見つめたあと、机の前まで歩いてきた。
「いつまで?」
「何がです?」
「いつまで、自分が全部見ていれば何とかなると思ってるの」
ハンソンの手が止まった。
「私は、見ていなかったから彼女を守れなかった」
「違うでしょう」
「違いません」
「じゃあ、あのライブであなたが銃弾の前に立てばよかった?」
思わず顔を上げると、ミセス・ミスは視線を逸らさずに続けた。
「警備を増やした。避難計画も組んだ。あなたなりに出来ることはやった。それでも事件が起きたのよ。そこまで全部『自分が見ていなかったせい』にしたら、今度は何人分の人生を背負うつもり?」
ハンソンは答えられなかった。
「プリティーだって、そんなこと望んでない」
「分かりません」
返した声は、自分で思っていたより強かった。
「私は最後まで、彼女が何を考えているのか分からなかった。苦しんでいることにも気づいていたし、助けたいとも思っていました。それなのに、本当に必要だった時には何も出来なかった」
一度言葉を切り、ハンソンは自分の両手へ視線を落とした。
「私は、いつもそうです」
父へ意見することは出来ても、最後には従った。プリティーを守りたいと思っていながら、父へ完全に逆らう覚悟までは持てなかった。彼女から気持ちを向けられても、本当に自分を選べるのかと問われた時、答えることさえ出来なかった。
「結局、臆病者が近くで見ていただけです」
ミセス・ミスはすぐには慰めなかった。しばらく沈黙したあと、静かに問い返す。
「それで?」
「……何です?」
「これからも、見てるだけでいるの?」
ハンソンの視線が上がった。
「プリティーは死んだ。私は次の星を探す。あの子と約束したから」
「約束?」
「それ以上は言わない」
ミセス・ミスはきっぱりと線を引いた。そのうえで、机に並んだテトラの資料へ目を向ける。
「あなたはどうするの?」
ハンソンも机へ視線を戻した。
テトラの理事であり、マスタングの息子であり、そしてプリティーのマネージャーだった。これまで自分を形作ってきた肩書きの中で、もう二度と戻ってこないものが一つある。
「……考えます」
「そう」
ミセス・ミスはそれ以上急かさなかった。
部屋を出る直前に一度だけ振り返る。
「今度は、自分で決めなさい」
扉が閉じたあとも、ハンソンは長い時間、机の前から動かなかった。
◇
翌日、テトラCEO室の机へ一枚の書類が置かれた。
マスタングは最初の数行を読んだだけで顔を上げ、紙を机へ叩きつけた。
「これは何だ、ハンソン」
「退職届です」
「文字は読める! 理由を聞いている!」
怒声とともに机を叩く音が響き、ハンソンの身体は反射的に強張った。幼い頃から何度も向けられてきた怒りであり、逆らうより先に従う方法を覚えさせられた相手でもある。今日も怖くないわけではなかった。
それでも、退職届を引っ込めようとは思わなかった。
「ここにいる理由がなくなりました」
「プリティーが死んだからか?」
「それもあります」
「一人のアイドルが死んだだけで会社を捨てると?」
ハンソンの指が僅かに握られた。
「一人のアイドルではありません」
「私にとっては商品だ!」
「私にとっては違った」
言葉が出たあと、自分自身が一番驚いた。
マスタングも一瞬だけ黙り込んだ。
「私は、あなたが作った会社で多くのことを学びました。テトラの力がなければ、プリティーをあそこまで育てることも出来なかった。それは認めています」
「なら残れ」
「嫌です」
今度は迷わなかった。
「私はここにいて、守りたいものを何度も守れなかった」
「それを会社のせいにするのか」
「いいえ。私のせいです」
父に逆らえなかったのも、何も出来ないと決めつけてきたのも自分だった。だからこそ、もう父や会社の判断へ自分の人生を預けるつもりはなかった。
「次は、自分で決めます」
マスタングの目が細くなる。
「テトラなしで何が出来る。金もない、設備もない、社員もいない。私の名前を使わず、誰が君についてくる?」
「分かりません」
「なら何をするつもりだ!」
「まだ決めていません。ただ、ここには残りません」
正直な答えだった。
マスタングは長い間息子を睨んでいたが、やがて鼻で笑い、退職届を机へ放り投げた。
「勝手にしろ。失敗して戻ってきても、席があると思うな」
「そのつもりです」
ハンソンは頭を下げ、CEO室を出た。
扉が閉じても、背中へ怒声が飛んでくることはなかった。そこでようやく息を吐くと、足が僅かに震えていることに気づく。
「……怖いものは、怖いですね」
それでも、扉を開け直そうとは思わなかった。
◇
アニスが目を覚ましたのは、その少し後だった。
最初に見えたのは、見覚えのない白い天井だった。声を出せば自分の声なのにどこか違って聞こえ、身体を動かそうとすると、指先から返ってくる感覚にも妙な違和感がある。身体は以前より軽く感じるのに、力だけは明らかに強くなっていた。
「起きた?」
近くにいた医療担当が気づき、端末へ何かを入力した。
「まだ調整が終わってないから、急に動かないで」
「何が……」
アニスは言葉を止めた。
途切れていた記憶が戻り始める。
ライブ会場でプリティーを見ていたこと。人混みの中で銃を持った男へ気づき、考えるより先に飛びついたこと。殴られて意識を失ったところまでは覚えている。
「プリティーは!?」
反射的に身体を起こそうとすると、担当者が慌てて止めた。
「プリティーはどうなったの!?」
返事がすぐに来なかった。
その僅かな沈黙だけで、アニスには分かってしまった。
「……嘘」
結果を聞く前から涙が出た。
医療担当から説明を受け、ライブの混乱で五人が死亡したことを知った。自分もその中の一人であり、脳が無事だったためニケ化処置を受けたこと。そしてプリティーは、頭部への銃撃によって死亡したと告げられた。
「私も……死んだの?」
アニスは自分の手を見つめた。
外見は人間だった頃と大きく変わっていない。しかし、もう同じ身体ではない。
「プリティーと同じ……」
その言葉だけが、妙な現実味を伴って胸へ落ちた。
◇
数日後、ハンソンはアニスが収容されている医療施設を訪れた。
テトラを辞めたとはいえ、プリティーの復活ライブで起きた事件について調べる中で、最初に犯人へ飛びついた少女の名前を知ることは出来た。その名前と顔を確認した時、ハンソンは以前にも彼女を見ていたことを思い出した。
プリティーが休養していた頃、公園で偶然出会った少女だった。
少し離れた場所から二人の会話を見ていたハンソンは、あの日を境にプリティーが少しずつ変わっていったことも覚えている。すぐに元通りになったわけではないが、閉ざしていたものをほんの少し外へ向けられるようになった。
病室へ入ると、アニスはベッドの上から窓の外を眺めていた。
「こんにちは」
声を掛けると、彼女が振り返る。
「……誰?」
「ハンソンといいます」
名前を聞いた途端、アニスの表情が変わった。
「プリティーのマネージャー?」
「元、ですが」
「テレビで見たことある」
ハンソンは椅子を借り、少し距離を取って座った。
「身体の調子はどうですか」
「変な感じ」
アニスは自分の腕を見ながら眉を寄せた。
「人間だった時より軽いのに、何でも持てるし。お腹も空くような、空かないような感じだし」
「慣れるまで時間が掛かるそうです」
「ハンソンさん、ニケじゃないでしょ」
「そうですね」
「じゃあ分かんないじゃん」
「その通りです」
あっさり認められたことが意外だったのか、アニスはほんの少し笑った。
しかし、その笑みは長く続かなかった。
「プリティー」
「はい」
「本当に死んだの?」
何度聞いたところで答えは変わらないと分かっている顔だった。それでも、誰か一人くらい否定してくれるのではないかと期待せずにはいられないのだろう。
「……はい」
ハンソンは嘘をつかなかった。
「そう」
アニスは膝を抱えようとして、新しい身体では以前と少し感覚が違うことに気づき、途中で姿勢を戻した。
「私、止めようとしたんだけどな」
「聞きました」
「間に合わなかった」
「それでも、あなたが動かなければもっと多くの人が撃たれていた可能性があります」
「でも、プリティーは死んだ」
「はい」
簡単な慰めで消せるものではない。
それをハンソン自身もよく知っていた。
しばらく二人の間に沈黙が続いたあと、アニスの方から口を開いた。
「私ね、前にプリティーと話したことある」
「知っています」
アニスが顔を上げる。
「知ってるの?」
「遠くから見ていました」
「盗み聞き?」
「否定出来ません」
「何それ」
僅かに頬を膨らませたアニスを見て、ハンソンもほんの少し表情を緩めた。
「あの日から、プリティーは変わりました」
「私と話した日?」
「はい。完全に元通りになったわけではありません。それでも、あなたが『もう少し生きてみようと思えた』『誰かを元気に出来る人になりたい』と話したことを、彼女はずっと覚えていたと思います」
アニスは俯いた。
「なのに、私だけ生きてる」
その言葉を聞き、ハンソンは数日前までの自分を思い出した。
守れなかった。
近くにいたのに。
自分だけが残った。
「……そうですね」
否定されると思っていたのか、アニスが驚いて顔を上げた。
「あなたは生きています」
「何で否定しないの?」
「私も、似たことを考えているからです」
ハンソンは自分の両手へ目を落とした。
「プリティーを守れなかった。自分だけが残った。だから何かをしなければならないと、私も考えています」
「何を?」
「まだ分かりません」
「何も決めてないの?」
「会社を辞めたところまでは決めました」
アニスの目が大きくなる。
「テトラを?」
「はい」
「何で?」
「プリティーがいない場所で、今までと同じ仕事を続ける理由が分からなくなりました」
もちろん、それだけではなかった。父から離れなければ、また同じことを繰り返す気がしていた。しかし、その話まで初対面の少女へする必要はない。
「じゃあ無職?」
「……今のところは」
「大変じゃん」
「かなり」
アニスが少しだけ笑った。
その笑顔を見た時、ハンソンの中で、これまで形にならなかったものが僅かに繋がった。
ミセス・ミスが口にした「次の星」。
プリティーが立ち直るきっかけになった少女。
そして、その少女自身も今ではニケになっている。
「アニスさん」
「何?」
「これから、何をしたいですか」
突然尋ねられたアニスは、すぐには答えられなかった。
自分の身体へ目を向ける。
もう人間ではない。学校へそのまま戻れるのかも分からず、友人たちへ何と説明すればいいのかも分からない。それまで思い描いていた未来が、一度すべて消えてしまったような感覚だけが残っていた。
「……分かんない」
「そうですよね」
「ハンソンさんは?」
「私もです」
「大人なのに?」
「大人でも分からないことは多いですよ」
アニスは窓の外へ視線を移した。
「でも……プリティーみたいにはなりたい」
ハンソンは何も言わず、続きを待った。
「前に言ったの。あの人見てたら、私も誰かを元気に出来る人になりたいって」
アニスは胸元へ手を当てた。
「プリティーは死んじゃったけど、私があの人みたいになれたら……プリティーがいたこと、みんな忘れないかな」
その言葉を聞いた時、ハンソンの中で一つだけ確かなものが生まれた。
プリティーの代わりを作るのではない。
同じ衣装を着せ、同じ歌を歌わせ、二人目のプリティーへ仕立てるつもりもない。
目の前にいる少女自身が、自分の意思で誰かの星になりたいと願っている。
「アニスさん」
「うん?」
ハンソンは背筋を伸ばした。
プリティーへ初めて仕事を持ちかけた時より、不思議なくらい緊張していた。
「アイドルになってみませんか」
アニスは目を瞬いた。
「……私が?」
「はい」
「歌ったことないよ」
「練習出来ます」
「踊りも?」
「それも」
「私、プリティーみたいに綺麗じゃないし」
「それは本人へ言ったら怒られると思います」
「もう怒られないじゃん」
口にしてから、アニス自身が悲しそうに笑った。
ハンソンも胸の痛みを感じながら、それでも言葉を続ける。
「プリティーになる必要はありません」
「でも私は――」
「あなたは、あなたのままでいいんです」
それだけは、最初から決めていた。
「プリティーのように誰かへ希望を与えたいなら、その方法を一緒に探します。ただし、プリティーの真似をするためではありません。アニスさん自身が、誰かにとっての星になるためにです」
アニスはしばらく考えた。
迷いがなかったわけではない。それでも最後には、不安よりも憧れの方が勝った。
「やる」
ハンソンが僅かに目を見開く。
「もう少し考えても構いませんが」
「やる」
今度はもっとはっきり言った。
「私、プリティーみたいな星になりたい」
ハンソンは、その言葉を静かに受け止めた。
「分かりました」
「でもハンソンさん、無職なんでしょ?」
「……そこは今から何とかします」
「事務所ある?」
「まだありません」
「お金は?」
「多少は」
「スタッフは?」
「これからです」
質問が増えるほど、アニスの顔から先ほどまでの勢いが失われていく。
「……大丈夫?」
ハンソン自身も同じことを考えていた。
それでも、以前の自分ならここで出来ない理由を一つずつ数えていたのだろう。
「大丈夫にします」
今度はそう答えた。
根拠はまだない。資金も設備も人員も足りず、父親の会社を離れたばかりで、芸能業界における最大の後ろ盾まで失っている。それでも、自分で選んだ道を歩き始める前から諦めるつもりはなかった。
◇
その日の夜、ハンソンは小さな貸し事務所の候補をいくつも並べ、必要な費用を計算していた。
テトラの理事だった頃なら、会議一つで動かせた額にも届かない予算しかない。借りられそうな部屋は狭く、練習設備も音響機材もなく、机や椅子まで自分たちで揃える必要がある。端末に登録されている所属予定者の名前も、今のところアニス一人だけだった。
「……本当に一からですね」
ハンソンは思わず苦笑した。
まだ事務所ですらない。
グループでもない。
それでも、自分で選んだ最初の一歩だった。
別の端末には、プリティーの古いライブ映像が残されている。ハンソンは再生せず、暗い画面へしばらく目を向けた。
「見ていてください」
本人へ届くはずのない言葉だった。
「今度は、見ているだけにはなりません」
プリティーの代わりを作るのではない。彼女に憧れ、誰かを元気に出来る存在になりたいと願った者が、自分自身の光で輝ける場所を作る。
それが今のハンソンに出せる、最初の答えだった。