いきなりそんなことを聞かれた
「いや、戦わないぞ?」
「は?なんでだよ?」
僕の問いにギィは不満がある様子だ、、いやもう勝負の結果なんて目に見えてるだろ、僕のぼろ負けだろ
僕は負けが決まっている戦いはしない趣味だ
「いやなんでなよって言われてもお前と戦っても俺が負けることは100も承知だろ?」
「いーや分かんねぇぜ、お前なら俺に100回に一回ぐらいなら勝てるかもしれないぜ?」
「いやいや、100回に一回じゃ勝ったことにはならないだろ」
「いやいや、100回に一回でも俺に勝てる可能性があるってことは凄いことだぜ?」
めちゃくちゃ馬鹿にしてる感が否めないんだが
『解。暴虐之神による攻撃無効の効果で相手の攻撃を無しに、その際防御無視により渾身の一撃を叩きこむことが出来れば勝つことは可能です、ですが戦う際は魔法などを使うとスキルがバレるため剣などを使い近距離戦をしなくてはいけません』
いや、防御無視と攻撃無効があるなら勝てるんじゃないか?大抵のゲームで防御力無視はかなりチート系の効果だ、それを持っているなら勝てるとは思うのだが
『実際使いこなせれば勝つことは可能です。ですがまだ主様は力のすべてを出すことが可能ではありません、せめて5割まで使うことが出来れば勝つことは今より容易になるでしょう』
(※実際今のアイリスが暴虐之神を使おうとしても、使うことは出来るけど、その出力が低下、防御無視だと、無視をする確率が下がったり、無視しても完全に無視することが出来ない場合がある、それに加え使えない権能も多数存在するといった状況である、ただし能力創造、素材創造、神具創造は問題なく扱うことが出来る)
「まぁ、それは分かったけどさぁ」
「一回で良いからたたかってみたらどう?それに負けそうになったら私がギィを倒してあげるから」
「、、はぁ、、分かった、戦えばいいんだろ?」
僕は諦めた、さすがにそこまで言われたら断ることは出来ない、だが能力の開示は出来るだけ避けたいな。いやどうせなら神具創造ぐらいは使ってみたい、というか使いたい!
「ただし一つ条件がある、今から俺が持つ武器には何も触れないでくれないか?」
「?まぁいいぜ、どんな小細工を使ったとしても俺は負けるつもりは無いからな」
よし、ギィの了承も得れたし、とりあえず僕は武器を創造しよう
『神具創造により、武器の創造を開始しますか?』
あぁ、そうしてくれ
『解。了解しました、作る武器は日本神話に登場する武器のみになります』
解説者にそう言われ僕は日本神話に登場する武器を思い浮かべる、というか日本神話に出てくる武器って幾万もあったっけ、、たしかその中で最も有名な物は、、、
『素材、ヒヒイロカネを使い神具、『天叢雲剣』『八尺瓊勾玉』『八咫鏡』を創造・・・成功しました』
そんな解説者の声と共に僕の手には一つの黒い剣が握られていた、、これが、、あの天叢雲剣か、、形状は今の日本刀のような形じゃなく、本当の剣みたいな形なんだな
そしてこれが、、八咫鏡か、、見た感じただの黒い鉄の塊のようだが、、、ってこれ浮くんだな、、すげぇ。そしてこの緑の勾玉が、八尺瓊勾玉か、思ったよりも小さいんだな、手に収まるぐらいだ。確かこれって身に着ける者だったよな?どこに身に着けるんだ?
そう考えた瞬間、八尺瓊勾玉が浮き上がり、僕の首らへんに位置し、そこから動かなくなった
「そろそろ良いか?」
「あぁ、準備万端だ」
僕は右手に持った天叢雲剣を強く握り、構える
EP
:天叢雲剣: 87万
:八咫鏡: 45万
:八尺瓊勾玉:51万
元々のEPが1200万のため、武器を合わせれば合計1400万程度である
「色々と突っ込みたいことはあるが、、まぁいいや、行くぜ」
ギィは腕を伸ばしながら笑う、それに応じ僕も持っていた剣を体の前で構える
その瞬間俺の目の前にギィは一瞬で移動し、いつの間にか持っていた剣で僕に斬りかかる、ヤバい!今からじゃ防御は間に合わない
『ガキィン!』
最初からヤバい、負けるとそう思った時、僕の近くで鉄と鉄がぶつかり合う音が聞こえた
「へぇ、その黒い塊自動で守ってくれるのか、かなり便利だな」
ギィはその後何回も剣を振るうがそれは全て八咫鏡に防がれる
今更言うが僕は前世剣を扱ったことが無いから剣の使い方など一切分からない、だってそりゃそうじゃん、だって僕一般人だし
武士とかじゃないし
「次はこっちの番だ」
僕はギィの剣を天叢雲剣で防ぎ、隙が出たところに一閃入れる
「痛ったぁ、まじかよ、耐性が無効かされんのかその剣」
ギィの方を見ると確かに僕はギィの腕を斬っていた、、いやさっきのは剣の能力か?それか暴虐之神の能力なのか?教えて解説者さん!
『解。さきほどは暴虐之神の能力に加え、天叢雲剣の能力、『対魔特攻』、それに加え、『八尺瓊勾玉』の常時効果、『対魔特攻ex』が乗ったうえでの効果です』
なるほど、さっきのはスキルと剣の能力、そして勾玉の力三つが嚙み合わさったからこその威力だったってことか、、ちなみにだが暴虐之神の能力が無かったらどれぐらいだったかとか分かるか?
『解。その場合、肉は切れるでしょうが、骨は断ち切るには至らないでしょう』
「おいおい、、バケモノかよ、俺に傷を負わせるとかルドラとヴェルダナーヴァ以来だぞ、、じゃあ次のこれはどう対処する」
その瞬間目の前にとてつもない程の熱量を持った炎が発生した、、は?これ耐えれるか⁉逃げた方がいい?
目の前で燃え広がる炎に対し内心焦るが解説者さんは何後tももないかのように対応を行っていく、さすがっすわ!
『これは八咫鏡で対処可能です』
その瞬間八咫鏡はその形を変化させ、目の前に広がった炎を全て跳ね返すかのように鉄鍋状の形となった
そしてその跳ね返している最中にギィの方へと走り先ほどと同様ギィに剣を刺そうとする、、、だが
「あ、、無理」
俺がギィに剣を刺す瞬間僕の体はいきなり無気力状態となり、その場にうつ伏せに倒れた
まるで体が鉛の様に思いと言うか、肩に重機が乗っかってんのかい!とでもいうかのように膝がガクッと下がった
『解。三種の神器を一斉に解放したことによる魔素量の低下により強制的にスリープモードに入りました、ただいま周囲の魔素を取り込み魔素の回復中ですので少々お待ちください』
なるほど、つまりこの神器は力を使うたびに体力?気力か?を消費して行っていたという事か。フルオートで凄いとは思ったがさすがにきつかったか
『否。今の主様の魔素量では三種すべてを同時に使用するのは10分が限界です、解消するためには魔素量を増やす、一度に使う量を減らすなどによって解消する必要があります』
ん~、でもそうするとギィに勝つどころかぼろ負けするだろうし、、まぁここは僕が強くなって魔素量を増やすしかないな
『それが確実でしょう、それか暴虐之神を完全することが出来れば魔素量はほぼ無限となります』
なるほど、、、じゃあ強くならないとな
そんなことを考えているとギィが僕の隣に横たわった
「なんだよ、そんなやり切ったみたいな顔して」
ちなみにだが僕は空から降る雪を吸収することによって魔素を急激に回復し一人で立てるようになった。やっぱり便利、僕の力♤
「俺の勝ちだな」
、、、、え?何コイツ、それだけをいいにこっちに来たのかよ
そう突っ込みたかったが今の俺に口を動かすことが出来るほどの余力なんて無く、一回立ち上がったがまだ体力が戻っていないせいか眩暈がし、体を後ろに倒す
何秒かたち背中に衝撃が、、と思ったがどれだけ経ってもその衝撃波伝わってこない
「大丈夫?アイリス」
その瞬間俺はヴェルザードがの体にもたれ掛かっていた
「あぁ、、大丈夫、、ではなぁ、、いかな?」
人化を解き雪の姿に体を戻す、、流石にこれ以上は体が持たない。僕は出現させていた三種の神器を自分の体に戻し、完全にヴェルザードの体にもたれ掛かる
「なぁアイリス。さっきのは本気か?」
ギィは全身、解くに僕が斬った腕から血を流しながら聞く、
「あぁ、本気も本気、超本気だよ。だけど相対的に考えればお前に対し生まれたばかりの赤ん坊の僕が怪我を負わせたんだ、勝ちと言ってもいい」
「は?何言ってんだよ。俺の勝ちだろ?お前が勝手に倒れたからな、もし最後の一撃を受けてたら負けていたのは俺かもしれないがな」
まぁ確かに、、でもさすがに今のギィに勝つことは出来なかったからな、今の自分の力がどれぐらいギィに通用するのかだけでも知れて良かった
「次は俺が勝つからな、、首を洗って待ってやがれ」
「はん、次もその次も勝つのは俺だ、そのセリフは俺に勝ってからにしやがれ」
そこまで聞いたところで僕の意識は途絶えた、まぁ勝つことは出来なかったが及第点ぐらいには行っただろう、それで今回は良しとするか。
そう思いながら僕は目を閉じた
三大神器ってかっこいいよね!