マシュ(成り代わり)がMCUで生きる話   作:なすび餅

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マシュ(成り代わり)はパーティに参加する

三日後、マシュはアベンジャーズ・タワーで開かれたパーティに参加した。

しかし、本人はパーティのあまりの豪華さに恐れおののいていた。

 

 

「…!」

 

「マシュ?

もしかして、緊張で固まってる?」

 

パーティに向かう際共にいたナターシャがマシュの様子がおかしいことに気づき声をかけた。

 

「すみません。その、あまりに壮大で豪華なので驚いてしまって」

 

「ならしばらく私とおしゃべりしてこの会場の空気を慣らす?」

 

「はい、そうさせていただきます」

 

ナターシャはマシュを連れて、人気が少ないところにあるソファに座る。

少し世間話をし、緊張をほぐしていた。

 

「どう?座って少し落ち着いた?」

 

「はい先ほどよりとても」

 

「よかった。」

 

二人が椅子に座って話しているとマシュが体調が悪くなったのかと心配して、ブルース・バナーが声をかけてきた。

 

「どうしたんだ?具合でも悪いのかい?」

 

「大丈夫よ。マシュがパーティの雰囲気に圧倒されて驚いてるだけ。今落ち着かせてるところ」

 

「そうなのか、体調に何の問題もないならよかった」

 

バナーは体調が悪くないことに安心する。

 

「そういえばマシュにはまだ自己紹介をしてなかったな

僕はブルース・バナーだ。よろしく」

 

「マシュ・キリエライトです。よろしくお願いしますバナーさん。今更ですが今回私を助けてくださりありがとうございます」

 

「やったのはハルクだ。お礼ならあいつに言ってくれ」

 

「ハルクさん?」

 

マシュは結構世間知らずだったため。一応ニューヨークでのアベンジャーズの名前は知っていたが、

個々のメンバーについてはほとんど知らない。そのため、ハルクがどれほど有名で、どれほど危険な存在なのかも理解していなかった。

 

「あー…まあ、あとで教えよう今はパーティを楽しんでくれ」

 

「はい、わかりました。」

 

バナーは一応アベンジャーズで有名なはずのハルクのことを知らないことに驚いたが、

今はパーティ中のためハルクについての説明は別の機械にすることにした。

 

 

***************

 

 

バナーが二人から離れた後、もう一人の人物が近づいていた。

その人物はスティーブ・ロジャースだった。どうやら、マシュに自身の知り合いを紹介しようとしているようだ。

 

「マシュ、とても似合ってるよ」

 

「ありがとうございます、スティーブさん。

このドレスを用意してくださったナターシャさん達に本当に感謝しています。改めて、ありがとうございますナターシャさん」

 

「こちらこそ。楽しかったわ」

 

「準備はナターシャ以外に誰が?」

 

「私以外にマリアやチョ博士も協力してくれたわ。この子可愛くて。つい色々試してた」

 

 

結果的にマシュにパーティドレスは紫と白に基調をとしたパーティドレスである。

髪はナターシャにアレンジしてもらったことで、普段とは違う華やかな姿となっていた。

 

「さすがだな僕にはできない」

 

スティーブは感心したようにマシュを見た。

 

「ところでマシュ。僕が世話になった友人を紹介したいんだがいいかい?」

 

「あら、さっそくね。行ってきなさいマシュ」

 

「さっそく?」

 

「あなたの弟子になったら嫌でも他のヒーローと関わるでしょ。

だから、このパーティを機に知り合っておきなさいって言ったの」

 

「そういうことか」

 

納得したようにスティーブは頷く

 

スティーブはマシュを連れてとある人物のもとへ向かう

会場少し歩いた先には一人の黒人男性がいた。

 

「サム」

 

「よおスティーブ……そのお嬢さんは話に聞いてたあんたの弟子か?」

 

「そうだ。この子はマシュ・キリエライトだ。

マシュ、彼は僕の友人、サム・ウィルソンだ。とある任務で世話になって以来の付き合いでね。今はSHIELDの元長官を人を探してる」

 

「よろしくマシュ。スティーブの弟子になったんだって?がんばれよ応援してる」

 

「ありがとうございます。サムさん」

 

「にしても、スティーブが羨ましいよ。こんな可愛い子が弟子なんて。もう鍛えてもらってるのか?」

 

「いえ、本格的な鍛錬は来週からの予定です」

 

「そうなのか。てっきり、もうやってるのかと」

 

「彼女がここにきてまだ数日しかたってない、慣れるまではしないつもりだったんだ。」

 

 

「おいキャプテンいつまでそのかわいい子を独り占めしてるんだ?」

 

背後から不満そうな声が聞こえた。

振り返ると、そこにはトニー・スタークをはじめ、ジェームズ・ローディ・ローズ、ソー、そしてマリア・ヒルの姿があった。

 

「マシュを気になってる奴は他にもいるんだ。もう十分話しただろほら」

 

「ハイハイ。

すまないがマシュ、行ってきてくれ」

 

「はい。

スティーブさん、サムさん。少しの間だけでしたがお話をしていただきありがとうございました。」

 

「それでは」とマシュは言ってスターク達のもとへ向かっていった。

 

「すごく礼儀正しい子だな、本当にまだ子供か?」

 

「それは僕も思ってた」

 

サムはマシュの礼儀正しさに驚いていた。

スティーブも病室で話した時そう思っていた。

 

「正直あんたが弟子を取るなんてなんでだって思っていたが

事情を聴いて理解したよ、まさか一方的な約束をされるなんてな。

しかもあの女の子も超人なんだろ。全くそうは見えないが」

 

「盾で防いでものけぞるほどの威力の蹴りを持っている子だぞ」

 

「マジか。それは驚き」

 

実はスティーブはサムをパーティに誘う際、マシュの事情を話していたのだ。

子供を弟子として鍛えることを先に言っておいたほうが良いとスティーブは思った。

 

「なあスティーブ。

あの子を本当に鍛えるのか、こう言っちゃなんだがあの子は戦いに向いてない気がする」

 

サムは少ししかマシュと話していないがあの子供が戦いに向かない優しいタイプに感じられた。

 

「僕も、そうは思ってはいるが…約束のこともある。それに結果的にあの子自身で決めたことだ」

 

スティーブはマシュをふと見た。

 

「その約束した奴は懸念してたやつだったか?」

 

「可能性としてはかなり低い、信用はしてる」

 

「…そうか」

 

「あの子と知り合って少ししか時間は経っていないが、あの子は優しい。何かあったときは支えになってくれないか」

 

「もちろん。任せろ」

 

他ならぬあのキャプテン・アメリカの頼みなら、断る理由なんてサムはなかった。

 

この後二人は他の参加者と共にビリヤードをした

のちに、クリントに連れられてマシュも参加することになる。

 

 

 

**************

 

 

「やっときたかマシュ、そういえば僕の自己紹介がまだだったな。

トニー・スタークだ。よろしく」

 

「俺はソーだ」

 

「はじめましてスタークさん、ソーさん

ご存じかと思いますがマシュ・キリエライトです。

今回は助けていただきありがとうございます。それに孤児院にも支援していただいて」

 

「気にするな。

それに君みたいなかわいい子にお礼を貰えたんだ支援したかいがあった」

 

スタークは相変わらずの女好きを発動、さすがに子供に手を出す気は全くないが。

 

「おいスターク俺はこの子のことは全く知らないんだが?」

 

トニー・スタークの友人ジェームズ・ローディ・ローズは全く知らない少女が現れて驚いていた。

そもそもこのパーティに子供がいるとは思わなかった。

 

「おっとそうだ君に紹介するのを忘れてたよローディ。この子はマシュ未来のヒーロー候補だ」

 

「未来のヒーロー候補?いつの間にいたのか」

 

「つい最近な」

 

スタークはローディにマシュについて詳しいことは全く話していない。

説明したいが内容が内容なのでマシュの前では話したくない。

それに今はパーティ中なため野暮なことは後にした

 

「マシュ・キリエライトです。ローズさん」

 

「ローディでいい。よろしくなマシュ」

 

二人は握手を交わした後、ソーやマリア・ヒも会話に入る

 

最初ローディの鉄板ネタを披露していたのだがウケが悪かった。

その途中、二人の男の張り合いとなった

 

「マシュ、君はどっちがすごいと思う?ジェーンか、ペッパーか」

 

「えっとお二人ともお話を聞いている限り素晴らしい方なので優劣をつけられないというか……」

 

「二人ともマシュを困らせないで、来てくれた女の子なのに」

 

「おっとこれは失礼」

 

「ペッパーやジェーンは絶対見たいはずよ男同士が張り合うのぉ…ごほっ」

 

そういったあとマリアはお酒のせいなのかせき込む

 

「大丈夫ですか?」

 

「咳止めいる?」

 

「マシュも来てこの二人といたらまた男同士の張り合いに巻き込まれるわよ」

 

そう言われマリアはマシュも引き連れて咳止めを貰いに行った

 

「クリント、この子と一緒にいてあげて」

 

ローディにエスコートされ咳止めを貰いに行く前にマリアはクリントに一声かけてから行った。

クリントはマリアは返事を聞く前に、行ってしまった。

 

まあいいかと思いクリントはマシュに向き合った

 

「クリント・バートンだ。よろしくな」

 

「マシュ・キリエライトです。バートンさん」

 

「パーティはどうだお嬢さん?」

 

「皆さんのおかげで楽しいです。

今更ですが今回は助けていただきありがとうございます、バートンさん」

 

「どういたしまして。

君に何にもなくてよかったよ」

 

これはチームにも話していないが、クリントには家族がいる

アベンジャーズ以外の家族、妻に娘に息子、いずれ生まれてくる子供がいる。

だからマシュという子供が実験で力こそ手に入れてしまったが。

その実験による、心身の深い傷がなくてよかったと安心したのだ。

 

それに自分の子供たちと歳の近いマシュを見ているとクリントは構ってしまいそうになる。

現在進行形で構っているが……。

 

「ビリヤードとかはやってみたか?楽しいぞ」

 

「ビリヤードですか?ルールは知っていますがやったことはありません」

 

「大人同士の話なんてつまんないだろ。

今ちょうど、キャプテンとサムがビリヤードをやってる。参加してこい。

話があったとしても、ビリヤードしてれば少しはきっとマシなはずだ」

 

これはクリントなりの気遣いだ。ここにはこの子以外に歳の近い子はいない、周りには大人ばかりだ。

せめてゲームであるビリヤードなら楽しめるのではと思っての提案だった。

 

「バートンさんはご参加なされないのですか?」

 

「俺が参加したらきっとすぐ勝負がつくから遠慮しとくよ」

 

クリントはホークアイ、獲物を狙えば百発百中。

見ればどこに打てば勝てるかわかってしまう。初心者のマシュが参加するなら楽しませるために自身はビリヤードに参加しないほうが良いとクリントは判断した

だが…マシュの場合そんなことなく逆に尊敬しほめまくるだろうが……。

 

「ほら、行くぞ。勝てるようにサポートしてやる」

 

マシュは背中を押されてビリヤード中の彼らに近づいていく。

二人が近づいてくるのに気付いたスティーブ等は声をかけた。

 

「クリント参戦か?こりゃ勝つのが難しくなる」

 

「いや参加するのはマシュだけだ。俺はこの子のサポート役」

 

「それなら、勝てるかもな」

 

スティーブやサムの他に今回のパーティのゲストとして呼ばれた彼らと共にビリヤードを行うこととなった。

 

「本気でやるぞマシュ」

 

「はい、マシュ・キリエライト。勝利のために精一杯頑張ります!」

 

結果、ホークアイのサポートもあり、マシュは見事ビリヤードで勝利を果たした。

初めてのビリヤードはクリントのおかげで楽しい思い出となった。

 

 

 

**************

 

 

 

 

数時間後には他の参加者のほとんどが帰宅した後、小数人での二次会のようなものが行われた。

アベンジャーズのチームの他にローディにマリア・ヒル、チョ博士そしてマシュも参加していた。

 

「マシュにお酒は飲ませるなよ、まだ未成年だ」

 

二次会参加には、絶対に未成年のマシュのは飲ませないことを絶対条件としていた。

時間が経って、いつの間にか、ソーのハンマーについて何故持ち上がるかの話になっていた

 

「相応しき者がこのハンマーの力を授かる!絶対に仕掛けがあるはずだ」

 

その一言から始まった

 

「じゃ、どうぞ?試してみろ」

 

売る言葉に買い言葉、ソーはハンマーを持ち上げられるわけないと高を括って、持ってみるように促す。

皆持ち上げられなかったがスティーブは惜しいところまでいっていたが、持ち上げられず。ナターシャは「試されたくない」と拒否していた。

 

「せっかくだしマシュも試してみるか?」

 

ソーはマシュにも何気なく進めてみたが。

 

「私は遠慮させていただきます。私にはその……。」

 

「……そうか」

 

マシュは歯切れ悪く言い、ソーは何か察しすぐ引き下がった。

これは単純にマシュには盾があるからということをソーはなんとなく理解していた。

 

「ソーには悪いが、絶対何か仕掛けがあるだろ」

 

「クソみたいなね」

 

「あっ。スティーブ、今悪い言葉使った」

 

マリアが笑いながら指摘するとスティーブが苦笑する。

 

「ヒルにも言ったのか?」

 

「持ちの手の模様がセキュリティコードなんだろう。ソーの指紋を持つ者のみが持ち上げられるって、そういう」

 

「成る程、それは実に面白い考え方だが、答えは簡単」

 

ソーがムジョルニアの柄を持つと、軽々く持ち上がりくるりと振り回す。

 

「皆ふさわしくない」

 

その答えに皆笑っていた時。

 

---キュイイイイン!

 

突如スピーカーから出る高音のハウリングが室内に響き渡った。

何と言ったかわからないが声が聞こえ、何かが歩く音がし、音の方向を見れば…

 

アベンジャーズの前にボロボロで不気味なアイアンレギオンが歩いていた。

 

「いいや、ふさわしいものか。皆人殺しだ」

 

「スターク」

 

スティーブはすぐスタークに呼びかけ、それをわかったていたように「J.A.R.V.I.S.」に声をかけるが応答はない。

 

「再起動だ、バグがあった様だぞ」

 

もう一度、呼び掛けてみるが応答はない。

 

「酷いノイズで、身動きが取れなかった。糸が絡み付いて……もう一人の奴は殺した……いい奴だったのに」

 

「人を殺した?」

 

「気は進まなかった…だが現実世界では手を汚すことも必要になる」

 

人を殺した。その発言に皆の警戒がより増していく。

 

「誰の手先だ?」

 

『僕には見える。世界を守るアーマーが』

 

目の前のロボットから発せられたのはトニー・スタークの声、それによって正体がウルトロンであることをバナーとスタークは理解する。

 

「ウルトロンか?」

 

「体は持った……ああいや、まだだな。まだこれは、サナギだ。

だが準備はできた、任務を果たす」

 

「……任務って?」

 

ナターシャは問いかける。

 

「平和を齎す」

 

そしてその言葉が放たれた瞬間操られているアイアンレギオンが壁を突き破ってアベンジャーズに襲い掛かってきた。

とっさにスティーブは机を盾にし、突進してきたアイアンレギオンからマシュをかばう。

 

「大丈夫か?」

 

「はい!」

 

「悪いが、ここで盾をだして自分の身を守ってくれ!」

 

「了解です!」

 

マシュはスティーブの指示をすぐ理解し、力の一部である盾を出し身を守る体制に入り、

スティーブは襲ってきたレギオンの対処をする。

マリアは銃で迎撃、ソーはハンマーで、バーの下に隠れたナターシャも保管してあった銃で応戦した。

 

ローディは吹っ飛ばされ。スタークはアイスピックで対応。

ソーはハンマーで殴り、持ち上げて投げ飛ばしたロボットがまだ起動しており、ピアノの後ろに隠れていたチョ博士に気づく。

 

それをただ一人、マシュは気づいていた。

レギオンのエネルギー砲に撃たれそうになっていたチョ博士を見て、スティーブの指示を忘れて、

咄嗟に立ち上がりチョ博士の元へ駆け抜ける。

 

ーーそして

 

「はあっ!」

 

エネルギー砲の発射前に盾をレギオンに向かって振り上げた。

レギオンは盾の硬さとマシュの腕力によって鉄の身体は砕けた。

 

スティーブは最初こそ素手だったが、クリントが投げ渡したキャプテンの盾を受け取り、浮かんでいたロボットを盾を投げて破壊。

レギオンは最初に話していたものだけとなった。

 

「対象沈黙……大丈夫ですか。チョ博士?」

 

「大丈夫よ。……本当にありがとうマシュ。あなたがいなかったら私は…」

 

手遅れになっていたら死んでいたかもしれない。一瞬でも想像したチョ博士は落ち着くために深呼吸をした。

アイアンレギオンがチョ博士に対してだけ反応がおかしかったが、マシュもチョ博士も気づかなかった。

 

ーーそれがわかるのは、チョ博士がまた再びウルトロンに対面した時だが。

 

「ドラマチックだな。

良かれと思っての行動だろうが……考えが足りないのだ。世界を守りたいだが世界を変えたくはないだと? 

人類を進化させずに世界を救えると思っているのか?

どうやって? こいつで守るか?この人形で?」

 

ウルトロンは足元にあるアイアンレギオンを掴み見せつけ、握りつぶす。

 

「平和への道は一つしかない。……アベンジャーズの全滅だ」

 

ソーがハンマーを投げウルトロンを破壊したが。それをどうとも思わず歌を口ずさみ、ウルトロンが入っていた機体は停止した。

 

*************

 

各々が先ほどのウルトロンについてのことについて話し合っていた。

今の状況をまとめると、ウルトロンじゃあのロキの杖にある石を使って作られたプログラムであること。

研究データなどはごっそり抜かれており、

ウルトロンはインターネットに逃げたため、まだ生きていること。

 

そしてファイルや監視カメラのデータに侵入されたこと。

もしかしたら核ミサイルのコードを使うかもしれない。

 

そしてウルトロンが殺したのが今までサポートしてくれた「J.A.R.V.I.S.」だった。

 

しかも杖も奪われてしまい、杖を取り戻そうとしていたソーは怒っていた。

 

 

「やることがはっきりしたわね。ウルトロンを追うのよ」

 

 ナターシャが言う。

 

「でも。どうして、トニーが作ったプログラムがみんなを殺そうと?」

 

 チョ博士の疑問に、トニーが苦笑を漏らした。

 それを見たソーが怒気を露わにする。

 

「そんなに面白いか?」

 

「いいや、全く面白くない。最悪の冗談だよ」

 

 ソーはトニーへ詰め寄る。

 

「お前が理解できないものに手を出したから、こんなことになったんだ!」

 

「違う! 悪かった、悪かったよ!」

 

 トニーも負けじと声を荒らげる。

 

「ウルトロンは完成していなかった。インターフェースすら完成には程遠かったんだ!」

 

「完成していなかったとしても、結果がこれだ」

 

 スティーブが二人の間に割って入る。

 

「アベンジャーズはS.H.I.E.L.D.と同じではいけない」

 

トニーは苦しそうに顔を歪める。

 

「みんな忘れたのか? 僕がワームホールに飛び込んで、ニューヨークを救ったことを」

 

宇宙から現れた脅威に対抗するには、自分たちアベンジャーズだけでは力不足だ。

だからこそ、トニーはウルトロンを作ろうとした。

 

「アベンジャーズは武器商人を相手に戦うのは結構だが、宇宙にいる敵が…ラスボスだ。

そういう敵にどう戦う?」

 

 スティーブは静かに口を開き答える。

 

「……みんなで」

 

 強い眼差しでトニーを見つめる。

 

「負けるぞ」

 

 トニーが言う。

 

「それでも、僕らで戦う」

 

それがスティーブ・ロジャースの答えだった。

スタークは納得がいかない顔をしてスティーブに背を向ける。

 

「……ウルトロンは、我々を挑発しているんだ。奴が準備を整える前に見つけよう。世界は広すぎる、まずは範囲を狭めよう」

 

各々にスティーブは指示を出す。

 

マシュは完全に蚊帳の外である。

ただウルトロンの目的はアベンジャーズの全滅だけでなくもっと他の目的あるようにも感じた。

 

「(…何でしょうか、この違和感は)」

 

マシュはこの中で唯一ウルトロンの目的が無意識にわかっていた。

 

「マシュもすまないが手伝ってくれ。今はともかく人手が欲しい」

 

そう言われいったん思考を停止してマシュもウルトロンに関連する情報がないか調べ始めた。

だが、子供のマシュが協力できたこと言えば飲み物を用意したり。

ウルトロンに関する情報を持っていたストラッカーは殺されたうえに、

関する情報はデータで消去されたが。紙媒体ではあったため、その情報収集に協力するぐらいだった。

 

そこからワカンダから地球最高の合金「ヴィブラニウム」を盗んだ闇商売人がいたということがわかり。

これを狙う可能性があるため、アベンジャーズはジェットに乗って、その闇商人がいるところへ向かうこととなった

 

ーーーマシュはその任務には参加させてもらえない。

子供である自身はきっと力はあっても、手は貸させてもらえないとわかっていたからだ。

 

ウルトロンについて今後どう対処すべきかを決めた後、マシュにスティーブは向き合った

マシュがこの後どうすべきかを話すために。

 

「すまないがマシュ……君はウルトロンの件が終わるまで、ここを出て安全な場所にヒルと一緒に行ってくれ」

 

「……」

 

「君はまだ本当の戦場を知らない。きっと君が出れば……」

 

戦場に出れば足がすくんできっと足手まといとなり、死んでしまうかもしれない。

死んでしまわなくても目の前で人が傷つく姿に耐えられないかもしれない

 

「わかっていますスティーブさん。」

 

スティーブが言おうとしたことをマシュは止めた。

 

「私はまだ戦闘の経験が全くありません。

そんな私が戦闘に参加してしまえばきっと足手まといになってしまいます。

足手まといだけじゃない市民の皆さんに被害がいってしまうかもしれない。」

 

マシュはスティーブに本当の気持ちを悟らせないように話す。

 

「おとなしくマリアさんとともにここから移動します」

 

恩人の彼らの力になれないのも。力があるのに誰も守れないのは悔しい。

ーーーけれど、より被害がひどくなってしまうのなら。

マシュはそう思い、おとなしくウルトロンの件から身を引いた。

 

スティーブはスティーブで彼女の気持ちがよくわかっていた。

かつての自分は病弱で、悪人の相手だけでなく祖国のために何もできなかった頃の自分に、

少し違う部分こそあれど、似ていたからだ。

 

彼女の気持ちを汲み取って連れて行きたいが…それはきっとよくないことを引き起こしてしまうかもしれない。

だから、マシュに最初、連れていけないことに謝っていた。

 

 

アベンジャーズはウルトロンを止めるためにジェットに乗り、マシュはマリアに連れられ安全な場所へ。

 

マシュは戦いから離れた場所で彼らの無事を祈る。

 

ーーはずだったのだが。

 

「マシュ・キリエライト。

すまないが我々に力を貸してくれないか?」

 

ーー眼帯をした男がマシュ・キリエライトにある提案をした。

 




コメント評価お気に入り登録ありがとうございます。
マシュはお察しの取りピーター・パーカーと同じ学校です。
共闘もするし、交流もして、たぶん喧嘩します(予定)。

成りマシュ
パーティ参加!今回を機に他のアベンジャーズにお礼をした。
お話したり、ビリヤードでクリントの手を借りて勝利。良い思い出となり終わるはず、
まさかのウルトロン暴走、一体とどめを刺す。
ウルトロンを止める任務には不参加となり、安全な場所へ行ったはずだが…?

ソコヴィア戦でピエトロは最後に?注:このアンケートを反映できるかは正直難しい。できなかったら本当にごめんなさい。

  • 映画通りの展開
  • マシュが宝具を発動して助かる
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