どこぞの新聞王のアホウドリ宜しく、ライブ感で小説を書いているため、とても不安定
ノーランドとイドラの間に恋愛感情はありません。
一番分かりやすい関係性は、兄妹。
□〈旧レーヴ果樹園〉 ノーランド・バーノルン
【デミドラグワーム】を倒し、【亜竜甲蟲の宝櫃】なるものを回収したのち、先に逃げた二人と合流するべく飛ぶように走っていた。
画面で確認したが、ミリアーヌもリリアーナも、特にステータスは変わっておらず生きていたが、何かあった時のためにも《厄災》を維持し続けていた。
イドラから詳しく聞いたことだが、この《厄災》とかいうスキル、先程聞いていたものよりも一癖も二癖もある効果であった。
《
・効果はSTRとAGIの超強化と攻撃力の増幅。
・死に瀕するほど、コンボを続けるほど、強化倍率は増加する。が、HPが回復すればその分倍率は下がり、コンボが途切れれば倍率は初期値に戻る。
・攻撃が“1分間”続かなければ、スキル効果は終了し、強制的に死ぬ(しかし1分以内に、発動時に自動指定された対象が死亡した場合は、死ぬことはない。そして指定する対象の数に制限はない)
・コンボの持続条件は、攻撃が止まった際、3秒以内に再度攻撃することで持続判定となる
・敵を攻撃すると効果時間が少量延長されていき、“1分間”達成後は延長された秒数分、効果が持続する(1分達成後の延長率は低下する。そして延長される秒数はコンボが続くほど多くなり、対象を撃破すれば更に1分加算される)
「???」
「ええぃ!その顔を止めんか!自分の力だろうに何を呆けておるのだ!」
のーらんど は こんらん した!
「とにかく!窮地に立てば立つほど強くなる、という認識で今は良い。戦っていくうちに覚えればよいのだ」
イドラはノーランドの周りを飛び回りながら、やれやれだ。みたいに額を抑え、再度メイスへと姿を変えた。
不満げな表情をしていたノーランドも、敵が近づいてきたと分かれば、気を引き締めてそちらに注視した。
「何体?」
「反応的に……2だ。それも規則的に飛んでおるから、蜂であろうな。10時の方向だ」
《厄災》の効果には、対象の自動指定と、指定した対象の生死を判断する機能が備わっている。
そのため、特に隠蔽などをしていない敵に対しては、大雑把な探知能力として活躍している。
とくにモンスターしかおらず、攻撃力と速度を高めるため未だに死に瀕したノーランドとしては、敵が何体いてどこから来ているのか分かるこの能力は、大助かりなのだった。
そうと決まれば茂みに隠れ……るが、すぐにバレてしまうため、バレる前に一気に仕留めてしまう。
ギリギリまで高められた足の速さには、いくら高速で動ける蜂だろうと、すぐには対応できない。
「っりゃ!そい!」
気合の入っているのか、どうなのか分からない掛け声と共に振るわれたメイス、それにより二匹の蜂が地面に倒れ、光となって消えていく。
それと共に加算される2分1秒の文字。
「余裕ができたし、急ごうか」
「良いだろう。さぁ
「ハイハイ分かったから肩に座るなって。重いって言うぞ」
「何だと貴様ぁ!?」
キレたイドラがポカポカと殴って叫ぶ。
意外に痛くないぞ…。
そして、しばらくギャーギャー抗議していたイドラも、軽いからかいだと分かっているのか、すぐに飽きてジト目で訴えてくるだけになった。
「…そういや、スキルもそうだけども、お前ってステータスとかどうなってるの?」
「お前とはなんだお前とは。せめて名で呼べ。……そうだな、もう少し落ち着いてから見せたかったが、別に走っとる間も暇だしな……『詳細ステータス画面』を開くがよい」
言われた通り『詳細ステータス画面』を開き、新たに追加されていた『〈エンブリオ〉』の欄をタップする。
すると開かれたウィンドウに、イドラの姿とパラメーターが表示されていた。
イドラ
TYPE:メイデンwithアームズ
到達形態:Ⅰ
装備攻撃力:10
装備防御力:50
ステータス補正
HP補正:D
MP補正:G
SP補正:F
STR補正:F
END補正:E
DEX補正:G
AGI補正:F
LUC補正:G
「ふーん(あれ?弱くね?)」
「聞こえておるぞ貴様!“まだ”下級なのだから当然だろう!」
あっ、俺の心の声聞こえるのかよ。
なら…
「(ファミチキください)」
「此奴、直接脳内に…!」
通じるのかよ。
大昔のネタだぞこれ。
「この
「…つまり俺のリアルも…?」
「
「えぇ…プライバシぃ…」
「ない!手遅れ!諦めるがよいぞッ!」
そう叫ぶと、イドラは鼻高々といった感じで高笑いをしてくる。
こいつほんま…。
「む?出口が見えてきたぞ!」
「…まぁ、考えるのは後にするかな…」
ひとまずは、二人がいるであろう〈果樹園〉の外に出るとしよう。
ちなみに《厄災》の効果は、追い込まれなければやる気が起きないノーランド(作者)の性格の生き写しみたいなものです。
そんな性格から生まれたイドラも基本飽き性なので、説明するのが面倒くさく、身体で覚えろ!のスタンスです。
にしても何なんだこのスキル…
ドM専用みてぇな効果してやがるぜ…