「ここは…ルミナスクエア…?」
VRと聞いて心配だったがここまでリアルとは…
「っと…あんまり長居すると良くないな、他の9人にバレないように行動しないと」
今回は勝ちに行く、できるだけ戦いには参加せず、上位を取りに行く作戦。
「おっ!みーつーけーたー!」
ビルの上から銃弾がとんでくる、俺は遮蔽物に隠れ、息を殺す。
「あいつ…8位のアレックスか…」
アレックスはビルの上で狙撃する戦法をとったようだ、銃弾の雨が降ってくる。
「めんどくせぇな…」
「ははは!そこにいるのは知ってんだぜ!」
俺の武器は電流が流れる刀と拳銃が一つ、腕にはガントレットがあるが銃弾を防ぐまでとはいかない。
「作戦は一旦中止だな…あいつを倒さないと行動エリアが制限されすぎる…」
俺は近くにある消火器を投げ、拳銃を持ち撃つと破裂し、スモークのようになる。
「小賢しいんだよ!」
アレックスはスモーク越しでも関係なく撃ってくる。
俺はアレックスがいるビルの最低階に到着する。
「ここに居ればある程度安全は保証される、アレックスがこのビルの上にいる以上、普通のやつならまず近づいてこないはずだ」
そう、「普通」なら…
「あいつどこ行って…なっ…!テメェ!こっち来んな!」
白髪で剣を持ちながら走ってくる少女、アンビーがアレックスに下から近づいてくる。
「馬鹿が!遮蔽物がないのに走ってくるとは!」
剣を投げ、アレックスの足に直撃する
「なっ…なんてコントロール…」
その時、剣が光る、電気をまとい爆発したのだ、アレックスは爆散し、剣はアンビーの下に戻る
「アレックス、脱落」
アナウンスが語る
「嘘だろ…」
あんなに一瞬で…アンビーに勝てる気が全くしない
その時、アンビーと俺の目が合う
!?アンビーに位置がバレた!まずい!
アンビーが鬼神の如きスピードで迫ってくる、俺は即座に刀を振り、鍔迫り合いになる
「あなた、以外とやるのね」
「それで見逃してもらえたらいいけど」
「それは無理ね」
鍔迫り合いにはなんとか勝ったがそれでも実力差は圧倒的に開いている
どうする…考えろ…今じゃこいつに勝てない、だがエーテリアスの力を使うわけにもいかない、一度状況を整理する時間も必要だ
でも…無理!
俺はアンビーの猛攻をなんとか防御するが、止められない、顔に一つ二つと傷がつく
「いい加減諦めたらどう?」
「悪いけど、まだ終われないんだよ」
使うしかないか…力を…
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「ぐ…が…が…」
「ふん!雑魚が!」
タナカが頭を潰されている、イレイザーは拳のメリケンサックで頭をめり込ませる
「タナカ、脱落」
アナウンスが起こる
「う、嘘だろ…2人がかりだぞ…」
ダニエルは後ろに後退しながら持ち手にある双剣を構える
「こんなもんかよ…2人がかりでこれはちょっと弱すぎやしねえか…」
ダニエルは双剣をイレイザーに向け、切ろうとするが腕を拳で破壊され、地に伏せる
「がっ…」
「協力してもこの程度なら、お前らは一生俺には勝てねえな」
鈍い音がした
「ダニエル、脱落」
アナウンスが流れる
「ダスター…お前は必ず…俺が潰す」
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岱鋼は大斧を持ち、地下水路を探索していた、水が滴り落ちる音が響き、独特な匂いが広がる
「…だれだ」
「まさかまさか…岱鋼、君に出会うとは」
裏から出てきたのはセルシオとジャック、セルシオは大剣を持ち、光輝いている、ジャックはバトルナイフを持ち、くるくる回しながら岱鋼へ近づく
「なあ岱鋼、協力しないか?俺ら上位5名のうち3人が集まれば入賞は確定だと思うのだがね?」
「…悪いが断る」
ジャックのナイフが光る
「なら…死ね!」
ジャックが襲いかかる、首もとを狙い一閃
「なっ…!」
岱鋼は振り向きもせず大斧の持ち手で防ぐ
「やめておけ、相手にならない」
岱鋼は提案するがジャックの攻撃が続く、だか全て防ぎあくびすらしている
「ふわあ…退屈だな」
「なんだと!?舐めやがって!」
「避けろ!ジャック!」
その時、ジャックの左腕がはじけ飛んだ、切られたのだ、この一瞬で
「セルシオだったか?なかなかいい予測をする、さすがにランキング上位といったところか」
「お褒めの言葉ありがとう、岱鋼、だが君にはここ退場させて貰わないといけないんでね!」
大剣が岱鋼の元へ振り落とされ、地面が割れる、3人は地上に出た
「喰らえ!」
大剣と大斧が交差し、火花を散らす、岱鋼は片手で持っており余裕が見える
「その程度かセルシオ?」
岱鋼が斧を振るとセルシオは吹き飛ばされ、壁に衝突し、頭から血が垂れ、足が震えていた
「ぐっ…ここまでとは…」
そして煙から岱鋼がでてきた、だがその右腕にはジャックの首だけがあり、ホログラムとなって消えていく
「ジャック、脱落」
アナウンスが響いた
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「あわわ…大丈夫なのでありますか!?ダスター殿
は!」
オルペウスは寮で特別試験を見ていた、鬼火とイゾルデも特別に見ているようだ
「まったく!学校の甘い訓練でなまっているんじゃないだろうな!」
「それはないだろう、彼のことだ、ちゃんと作戦は練っていると私は思うがね?」
(あのアンビーという子、どこかで見たことがある、まさか別の部隊や組織もこの学校を調べているのか?)
イゾルデは疑問を抱えながら見ていた
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使うしかないか…力を…
ダスターは体の中身を集中させる、人にはバレないように丁寧にエーテルを練っていき、全身に生き渡らせる
「あなた、諦めたの?」
「いや、ただ準備をしてただけだ」
「準備?」
ダスターはにやりと笑みを浮かべ
「お前に勝つ準備をな」