※超絶キャラ崩壊注意
三日目昼のBADEND
昼食後、私は牢屋敷内を歩いていた。
どうしても頭に浮かぶのは、桜羽エマ。マゾ化が進行しているのか、いくら逸らそうとしてもエマが浮かんでしまう。
ダメだ、感情に支配されてはいけない。魔女化の時に学んだだろう。
しかしどうしてもエマが頭を支配してしまう。
もはや狂気と言えるその思考を、私は──
掃除で鎮めることにした <
☠️ 筋トレで鎮めることにした
筋トレで鎮めることにした。
────
湖の近くへ来た。
そして私はおもむろに手と指先を地面につけ、腕立て伏せを始めた。
エマの事を考えないよう、無心に、水のように清らかな心を持って腕立て伏せをする。
1回、また1回。
やがて体力が尽き、地面に伏した。
私は寝そべったまま空を見た。とても、とても青かった。
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筋トレが癖になってしまった。
私は湖近くに来て、筋トレをするようになった。
昨日は合計2797回、今日は3000回を目指すつもりだ。
そうして腕立て伏せをすると、草むらの方から何かがやってきた。
「あなた...ここで何をしているの......?」
ナノカが驚きながら私にそう尋ねてきた。
「決まっているだろう、腕立て伏せだ。ここにきてから体がなまってしまってな。」
「いやいやいや...それにしてはその腕......あまりにも。」
「逞しい、といいたいのか?」
言われてみれば確かにそうだ。もはやこの腕を持ってしまっては【少女】と言えないだろう。
ナノカはそれを見て驚いていたのか。
「牢屋敷の壁は魔法が効かないのだろう?なら、フィジカルでどうにかできるかもしれない。」
「発想がめちゃくちゃよ...筋肉に脳を支配されてしまったのかしら?」
「筋肉は命だからな。」
「あなた、狂っているわ...」
そういうナノカを私は引き留め、共に筋トレ仲間になろうと誘った。
彼女は「考えておくわ」と言い、そのままいなくなってしまった。
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筋トレ仲間が増えた。橘シェリーだ。
シェリーは怪力の魔法を持っているが、それは魔法で強化されただけのただの偽物に過ぎない。
なら筋トレをすれば壁を壊せるかもしれない。そう説得したらあっさり筋トレ仲間になってくれた。
その流れでハンナ、メルル、エマ。
配信のネタになるとやってきたココを私たち5人で無理矢理筋トレ仲間に仕立て上げた。
様子を見に来たレイアに「筋トレをすれば筋肉マッチョ役者になってさらに目立つことができるぞ」と唆したらあっさり筋トレ仲間となってくれた。
ただ役者の活動に支障を来すためほどほどにするとも言っていた。
マーゴは面白そうだから、という理由で参加した。
ミリアはアンアンとノアを連れて様子を見に来たが、私たちで取り囲んで筋トレ仲間に仕立て上げることに成功した。
アンアンは面倒くさがっていたが【筋肉大全2025】を読み聞かせることで筋トレに応じてくれるようになった。
いつの間にかナノカも筋トレをするようになった。
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そして、数年の歳月を経て...
私たちは納得のいく仕上がりとなった。
とあるボクシング漫画を思い出すような仕上がりだ。
「これなら牢屋敷の壁を壊すことができるだろう。」
「壊しちゃいましょ〜う!!」
私たちは一斉に牢屋敷を囲むあの壁を殴り始めた。
しかし壁は固く、びくともしない。
「くっ......これでもだめなのか....!!!」
騒ぎを聞きつけたのか、看守が飛び出してきた。
私は1つの仮説を思いついた。
(看守がこの牢屋敷を脱出する鍵を持っているのでは?)
私は皆に呼びかけ、看守と戦うよう扇動した。
皆脳が筋肉になってしまったのかすぐに賛同してくれた。
「ああ、あの看守をぶっ倒せば良いんだな?」
「のあもいくよ〜液体と筋肉の合わせ技〜!!」
「筋肉レイピアくらえっ!!」
「レイアちゃん!意味ないよ!!おじさんみたいにスマホを使わなきゃ!!!」
「レイアちゃんだからレイピアかしら...あら?私も頭が筋肉ね。」
「安心しなさい、宝生マーゴ。頭が筋肉になってもあなたはあなただわ。私は銃を振り回すわ。」
「強化された探偵パンチを食らってくださ〜い!!」
「探偵パンチってなんですの!?」
「ミリアのおっさんとスマホ攻撃してやんよ!!」
「ふえぇ......いけっ!ゴクチョー!」
「管理していることを隠さないんですか......?まあいいですけど....」
「たとえボクが躓いて、挫けそうになっても。」
「たとえ私が筋トレを挫折してしまっても。」
「「私(ボク)達が皆を支え合って、成長していくんだ!!」」
私たちは未来の明日のために、看守と戦う選択をした。
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結果、
負けてしまったが。
私たちはまとめて懲罰房へと入れられてしまった。
懲罰房は6部屋しかないので1部屋に2人入れられた。
見かねた不参加のアリサがお見舞い(?)に来たが哀れな目で見るばかりだった。
だが、ここで培った友情や努力は失うことはない。
同室となったメルルと一緒に笑い合った。
〜〜〜〜
あれから何十年過ぎたのでしょう。
牢屋敷筋肉脱出作戦は失敗に終わり、少女達は余生を牢屋敷で過ごし、喧嘩やマゾ裁判が起きることなく寿命を迎えました。
最後に残った少女【紫藤アリサ】は皆の墓の前で涙を流す。
「お前ら......ホントよく頑張ったよ。」
「ウチは...何もできなかった。お前らみたいに力を合わせて努力もできなかった。」
「ウチは......ウチは無力だ.......」
牢屋敷は今日も雨が降っていた。
城ケ崎ノアが死んでからずっと雨が止まない。
彼女はシワシワになった髪と頬を濡らし、寿命が尽きるまで少女たちの墓で泣き続けた。
二階堂ヒロが看守を一発殴った時の一言
「殴った気がしないな!中身がないじゃないか!!」