ということで第四話、やっとリディアン入学です
次回の構想どう書いていこうかな…
では、ご覧ください
─普通の高校生『堕楽 ツカサ』。彼女は中学一年の時に出会った『天命 メラ』から勧められたアーティストユニット『ツヴァイウィング』のファンとなった。
片翼の風鳴翼がアナザーブレイドへと変貌し、混乱に陥る二課。戦う覚悟を決めた我が女王は、仮面ライダーブレイドの力を継承し、見事アナザーブレイドを倒したのでした。
その後も彼女は二年の内に…おっと、先を読みすぎましたね─
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ツカサが仮面ライダージオウの力を手にしてから、約二年の月日が流れていた。特異災害対策機動部二課に所属してからのツカサは大忙しだった。
『アーマータイム!ソードフォーム!電王!』
「私…最初からクライマックスだから!!」
「いやどういう意味だそれ!?」
意味の理解が追いつかなかった奏に突っ込まれたが、そんなことも気にせずジカンギレードを武装し、市街地で暴れ出したアナザー電王に斬撃を振るう
「このっ…このっ!やぁっ!!」
「グゥゥ…!!」
二撃三撃と斬撃を繰り出し、続けてキックを放つジオウ・電王アーマー。
「逃さない…!」
分が悪いと判断しその場から逃走しようとするアナザー電王の影めがけて、翼が小刀を突き刺す。すると、まるで針を縫われたようにアナザー電王が動かなくなった。これこそが『影縫い』である。
身動きが取れなくなったアナザー電王に、ジオウは必殺技を繰り出す
『フィニッシュタイム!電王!』
ジクウドライバーを一回転させると、ジカンギレードケンモードに、赤いエネルギーが集約されていく…
『俺の!タイムブレーク!』
「私の必殺技……!パート1!やぁっ!!」
アナザー電王めがけて駆け出し、すれ違いざまに斬りつける、仮面ライダー電王の必殺技『俺の必殺技パート1』を彷彿とさせる必殺技…
『俺のタイムブレーク』が決まった
倒されたアナザー電王の元いた場所には、ウォッチを埋め込まれた被害者の姿とアナザー電王ウォッチがあったが、ウォッチは粉々に砕け散った。
「堕楽、パート1…と言っていたが、2や3もあるのか?」
「あ、あれは…身体が勝手に動いちゃって…///」
…何故か変身解除した後、自らの行動を恥じるツカサがそこにはいた。
事件の後処理を大人達に任せ、二課本部へと戻ってきた三人。
「ツカサ、今日も妙なこと言ったよなー。私…最初からクライマックスだから!だったか?」
面白可笑しさを堪えきれてない奏はププッと笑い今日のことを振り替えっていた。
「だ、だから…それは身体が勝手に」
「この二年で妙な発言は他にもあったわね…まだ未熟なはずなのに、鍛えてますから!とも言ってたな」
「後はおばあちゃんが言っていたーとか掴んだ手はー…に、花道でオンパレードとか言ってたか?」
「も、もうっ!!恥ずかしいから掘り返さないでくださぁぁぁい!!!///」
あれから溝は塞がり、すっかり仲は深まっていった様子。ちなみにツヴァイウィングの二人が言ったように、ここ二年の間で様々なアナザーライダーが出現し、その都度ジオウに倒されてきた
アナザー響鬼、アナザーカブト
アナザーオーズ、アナザー鎧武
特に共通点が思い当たるものがないが、いずれも対面した時ツカサが妙なことを言い出し、新しいライドウォッチが起動した事が共通している。
これに関してツカサは「身体が勝手に動く」と言ってはいるのだが、実際は…
(言えない…その場で連想してすんなり思い浮かぶなんて言えない…)
まさかの本人の勝手な思いつきだった。ちなみにツカサは中学校での成績が良い方ではあるので、納得がいくといえばいくが…何故ピンポイントで元々の仮面ライダーの要素が出てくるのかは分からない。
「おぉお前達、戻ってきたか」
司令室に入ると、風鳴弦十郎と櫻井了子が出迎えてくれた。
「今日も新しい鎧が見れたわねぇ〜、かっこよかったわよツカサちゃん♪」
「うぅ……///」
ツカサは照れて頬を赤くしてしまった。それはそうだ、いきなり堂々と最初からクライマックスという文面を言えば恥じる者は恥じる。
「堕楽、明日の準備はできてるのかしら?」
「明日?もちろんできてますよ」
「んぁ?明日何かあったか?」
「はぁ…奏、忘れたの?私が何処に通っているか」
「んん?……あっ!?なるほどな!」
───────
翌日…堕楽 ツカサは、自宅で制服を着用し、身だしなみを整えて家を出た。
「おーいツカサぁー!」
「メラ!」
ツカサの後ろから中学時代同級生で、同じ学校へと進路の駒を進めた天命 メラが走ってきた
「悪い、ちょっと遅くなった」
「ううん、いいよ。気づいたら卒業式も過ぎて入学式か…早いなぁ」
「意外だったよ、お前が私立リディアン音楽院に入学したいなんて」
「翼さんが通ってるんだもん、見てみたいに決まってるよ」
そう、この日は二人が私立リディアン音楽院へと入学する日。ツカサにとっては本部の地上にあるため行き来をしやすくする…のもあったが、単純に風鳴翼が通っている学校がどんな景色なのかをみたかったのだ。
「…なぁ、この二年…辛くなかったか?」
「………」
メラの言う二年について…実は、二年前にツヴァイウィングのライブ会場で起きたノイズによる惨劇…その一件を世のメディアが捻じ曲げてしまい、生存者に対して誹謗中傷が殺到していたのだ
無論ツカサもその中の一人。中学校で数多の誹謗中傷を受けてきた。中には手を出されボロボロになったこともあった…
メラが割って入った時もあったが、以降二人の関係性に目をつけられ、メラがいないタイミングを狙ってツカサへ手を出してきたのだ。
「…大丈夫。あれくらい…慣れてる、から」
口では平気だと言っているツカサだが…実際に受けた傷は、そう簡単に晴れるものではない。ツカサの腕はブルブルと震えていた。
その腕を、メラがぎゅっと握った
「…あんまり無理するな。何かあったら…私が相談乗るから。…元々、あの時行けなかった私にも非はあるからな…」
「メラ……うん、ありがとう。」
二人はお互いの手を握り、一歩また一歩と前へ進んでいった
───────
「立花さん!!」
…現在、クラス分けが終わり教室に入ったところなのだが、一人のクラスメイトが猫を抱っこしながら担任に説教をくらっていた。
「…あの猫可愛いな」
「いや今そこじゃねーだろ!?」
思わずツッコミを入れるメラであった。この後ホームルームに教科書配布諸々を含めた授業は終わり、その日は解散となった
「ツカサー、今日一緒に帰らないか?」
「今日?うーん……あっ、ごめんメラ…私用事があって」
「用事?…んまぁ、いいけど」
「ごめんね、それじゃあ!」
そう言ってツカサは手を振ってメラに別れを告げた。
(なーんか引っかかるな…危ないことに手突っ込んでなきゃいいんだが…)
※国防という危ない事と言えば危ない事です
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さらに翌日の事…
「ふふふ〜ん♪」
「おぉ、やけにご機嫌だなツカサ?」
「だって、今日はツヴァイウィングのCD発売日だもーん♪」
学校が終わり、ご機嫌な状態で下校し始めたツカサとメラ。今までの暗かったツカサとは正反対に近い。だが、そんな時間も終わりを迎えることになる…
シュウゥゥ…と生命が消えていく音が聞こえる。人があった所に、黒い塊が無数に存在している。その瞬間、ツカサの目つきが変わった
「…メラ、早くここから離れて!」
「ッ・・・!ノイズか!」
言われるがままにメラはその場から後退するように逃げ出すが・・・隣にツカサの姿がない。ふと振り返ってみれば、すでにツカサの姿はなく何処かへ言ってしまっていた
「っ!?ツカサ!?おい何処いった!?ツカサ…ツカサァァァ!!!」
メラの叫び声を聞かず、ツカサは走りながら二課と通信を取っている
「ツカサです、ノイズの出現区域にいます!」
『こちらでもノイズの反応を検知した!直ちに変身し逃げ遅れた者達の守護にあたってくれ!』
「・・・あっ!?」
ここでツカサは重大なミスを犯してしまったことに気づいた。メラと離れてしまったことだ
『どうした!?』
「弦十郎さん!メラが…メラが…!!」
『メラ・・・?まさか君の友人のことか!?すぐに保護のための舞台を向かわせる!早く合流するんだ!』
弦十郎との通信を切り、ジクウドライバーを腰に取り付けライドウォッチをセット、ドライバーをぐるっと一回転させた
『ライダー・ターイム!仮面ライダー・ジオウ!』
ジオウへと変身したツカサ。直後、ノイズがぞろぞろと姿を見せジオウに襲いかかってきた。
「ほっ…はっ!」
ノイズの攻撃を前後左右にジャンプして回避し、ジカンギレードで斬りつけ反撃していく。特に苦戦することもなく、ノイズを斬り伏せていくジオウ、だったが……
『動くな』
突然ジオウの背後から声が聞こえた。振り返ると、そこには逃げたはずのメラを捕らえた、ローブに身を包んだ謎の者がいた
「は、離せ…!離しやがれ!!」
『仮面ライダージオウ…いかに貴様が強大な力を持っていようと、大切な友を盾にされれば何もできまい…』
「ッ……」
『武器を下ろして変身を解け。さすれば、こいつの命は助けてやろう…』
「だ、誰だか知らないが私のことはいい!だからこいつを…!」
「……できないよ…友達を、見捨てるなんて…」
「その渋い声…お前…!!」
友の命を犠牲にするわけには行かない。ジオウはベルトのウォッチに手をかけ取り外し…自らの正体が堕楽 ツカサであることを友に明かした
「ツカサ!?」
『フン…愚かな』
ローブを身にまとった者はメラを投げ捨てるように突き放すと、即座にツカサと距離を詰め前蹴りをかましてきた
「ぶげっ!!」
蹴飛ばされたツカサは地に倒れ、ローブの者は彼女に近寄り、胸ぐらをつかむ
『貴様のせいで私の実験が台無しだ…せっかくツヴァイウィングをこの世界の破壊者にし孤立させてやろうとしたのに』
「…ツヴァイ、ウィングを……」
『まぁいい…これから貴様の大切なものを壊してやる……!!』
するとそこに、弦十郎からの連絡を受けて車に乗せてもらい、天羽奏がやってきた。
「テメェ…うちの可愛い後輩をよくも傷つけてくれたな!」
いざシンフォギアを纏おうとペンダントに手をかけた奏。だが…ローブの者は手を開き、なんと周囲の時間を停止させた
『天羽奏…お前は二年前の惨劇を戦った。だが、お前のギアが欠けたせいで一人の女の運命が狂った。それどころではない、生存者は世からバッシングを受け深く傷ついた…お前があのとき戦わかければ、惨劇は起きなかったのだ』
「んな…わけ……あるか…!!」
精神に揺さぶりをかけてくるローブの者だが、挑発に乗らず強気な態度を取る奏
『ほう…簡単には絶望しないか。ならば無理矢理堕ちてもらおう…』
ローブの者はそう言うと、小型時計のようなものを取り出しボタンを押す。怪しく時計が光り…奏の体内に時計を突っ込んだ
『さぁ…疾走りだすのだ、絶望の未来へ向かって……!!』
ローブの者は姿を消す。その瞬間止まった時間が動き出し…ツカサとメラは奏が苦しんでいるのに気づいた。
「あがっ…が、ぁっ…ゔぁぁっ……!」
「な、何だ……?」
「まさか…翼さんの時と同じように……!?」
「つ、ツカサ…逃げろ……!ヴア"ァァァァァァッ!!!」
天羽奏の身体を禍々しい赤い光が駆け巡り、黒く光ったと思えば…その姿は、異形な仮面戦士へと姿を変えていた
『ファイズ……!!』
かつてツヴァイウィングの片翼がアナザーブレイドになったのと同じように、もう片翼も異形な化け物…アナザーファイズへと変貌してしまった
「ヴゥ…ヴアァァァァァァ!!」
「あ、天羽奏が…化け物に……」
「司令室、緊急事態です……奏さんが、翼さんの時と同じようになりました…」
『なんだとぉっ…!?』
「ツカサ、どうなってんだよアレ!?」
「…話すと、長くなる…でも、今は私から離れないで…!」
「…ツカサ……」
さらに、同時刻の事…工業地帯の一角にて一人の女子高生が、少女を連れてノイズから逃げ回っていた。限界まで追い込まれ、絶体絶命になったとき…片翼からの言葉が脳をよぎった
その瞬間、彼女の口からは…激槍の言葉が浮かんでいた
『Balwisyall Nescell gungnir tron……』
胸の傷が光を放ち、黄色の光が放つ一本の柱…特異災害対策機動部二課では、アウフヴァッヘン波形が検知され、次のように正体が明かされた
『GUNGNIR』
と…
この日、新たなる激槍を持つ者…立花響が力を手にし、同時に元々激槍の力を持っていた天羽奏がアナザーファイズへと変貌してしまった
つづく
いかがでしたでしょうか?ジオウの正体が友達のメラちゃんにバレたのと同じタイミングで、奏さんがアナザーファイズになってしまいました
元々奏さんはXDでファイズの力を得ていましたので、組み合わせは真っ先に決まりました
次回もお楽しみに、ではでは