まぁ・・・こんな時もあるということでw
今日は無駄に早起きをした。
ここに来てから1週間、きっと今までで一番早く過ぎた1週間だと思う。
2日目にまさかの友人登場という波乱の展開
ちょっとした喧嘩を経てなぜか魔理沙の本の返却の手伝い。
そしてその間は世話になっている神社の掃除や雑用、賽銭集めという地獄。
賽銭集めの際にまたやつがカツアゲ紛いの事をしていたのは秘密だ。
「さぁ~て・・・おい起きろよ」
「眠い、寝ててはダメか?」
「ダメだぞ、さっさと起きろよ」
「へいへいりょーかいしましたよ~んで、今日は何やるん?」
「今日はもうひとつある神社に行くぞ、目的は知らん」
博麗神社はこの有様だが向こうの神社はどうも好調らしい、この秘密を暴けだと
明らかな努力不足とは言えない。
その神社は山の上にあるみたいで、なにやら妖怪山?よくわからんけど。
「てか、門狭くね?」
「すげぇ狭いな」
そして妙に狭い門を潜り登山を始めたのはいいのだが・・・
「なぁなんで俺ら攻撃されてんだ?」
「知らん、でも排他的な連中が集まってるとは聞いてる」
「仲間意識ってやつか?」
「さぁな、まぁ総じて弱いし気にする事でもねーわ」
「美しいもんだね~仲間意識」
平和な二人と対照的に妖怪の山は大混乱
どんな攻撃を浴びせても見向きもしないやつが二人乗り込んできたのだからゴジラに襲われる人間みたいな気分だろう。
「おい、正面から可愛い子が飛んできたぞ」
「本当だ、可愛い子が飛んできた、だが私の好みではない」
「あれは・・・なんだ?鳥か?」
「筆と紙を持って飛んでいるが・・・」
「こんな対処に困るやつは初めて見たぞ」
「どうも!射命丸文と申します、今回どのような理由でこのような事を?」
飛んできて自己紹介して質問される。
見た目も対処に困れば普通に話してても対処に困る。
「あ~ちょっと神社に用がありまして」
「なるほどなるほど」
「んで、俺らなんで攻撃されてるの?」
「それはですね~侵入者だからです!」
「普通に山登ってきただけなんだけど・・・」
「その山を登るというのが問題なのです!実は私もあなた方の退治を命じられまして」
「敵か、俺ら退治されるんだってさ」
「ご自由にどうぞって感じなんだけど」
だって攻撃通じてないし・・・綺麗な球がちょくちょく当たるけど、綺麗な球だよな。
神社に来ただけでここまで手厚い歓迎しなくても、とは思う。
だが、話を聞いてみるとこの子は俺らを攻撃する意思はないみたいだった。
遠くから見てて戦意喪失したんだと、だから神社まで案内してくれるらしい、ありがたい。
「ここを真っ直ぐ行くと神社ですよ」
「ありがとうな~助かったわ」
「いえいえ~」
ここを真っ直ぐ行けば神社に着く、道中非常に面倒だったけど、まぁ着いたしいいや。
でもね、ひとつ問題があるんだよ・・・
「君・・・着いてくるのね」
「もちろんです!久々の事件ですから」
「歩いてるだけで俺ら事件扱いかよ」
「やってらんねーな」
その頃守矢神社では・・・
「とんでもない化け物が近くまで来てるわね」
「はい、私達悪い事やった記憶ないんですけど」
「まぁいいんじゃないの?敵意があったら潰すまで」
そしてご一行は到着。
「着いたー!」
「巫女がいるー!」
「あれは早苗さんですねー!」
「なぜあなた一緒に行動してるんですか・・・」
「すっげー!俺らの神社とは比べ物にならんほど綺麗!」
「私らが死ぬ気で掃除した神社より綺麗とか凹む」
「博麗神社と違ってここは多少裕福ですからね」
「あなた方博麗神社から来たのですか?」
ここは守矢神社、まぁまぁ破天荒な登場をした所。
今回二人が差し向けられた理由は調査なのだが毛頭やる気のない二人なのである。
綺麗をただひたすら連呼、室内でもただ綺麗を連呼、諏訪子を見てちっせぇと一言。
あえなく二人は撃沈されました。
「さぁて、小さいとかよくも言えたものね」
「まさか神だったとは、なぁミカエル元気?」
「私個人としてその名前は聞きたくない、割と本気で」
「ん?ミカエル?それ誰?
「お前負けた張本人だからな、戦犯ルシファーだからな」
「黙れ」
「随分賑やかな侵入者さん達ですね・・・」
「はい!道中楽しく話していました」
「こいつらには信仰させることは出来るのかな?」
神奈子様は考える事が怖いっす、ええ。
まぁ傍から見れば何の目的もなくふらついてきたやつにしか見えない訳で・・・
早苗は外を掃除しに、神奈子は何かどっか行って、文はやる事があるそうで帰宅。
そうして残る3人、無駄に走る緊張。小さい、とにかく小さい。
「なぁルシファーよ、あれ何度見てもさ・・・」(小声)
「おう、なんだよ」
「ちっせぇな」
「お前ら殺す!」
「「今の聞こえたのかよ!」」
怒りに震える諏訪子に二人の言葉は届かない、そこに待つのは死死死。
誰も疑わぬ完璧な死のみが待ち受ける世界。
「殺す!絶対殺す!さっきから小さい小さい言ってきやがって!」
「だって誰が見てもちいさ・・・ぐふぅ!」
「る、ルシファー!」
「次はお前だー!」
「く、くるなぁ~ぐはぁ!」
意識が薄らいでいるさなか、若干涙目でキレる諏訪子を見てこいつは悪くないと思った
今度誰かにやってみよう、これは試す価値がある特に霊夢とか霊夢とか霊夢。
そしてこの世界の神を侮っていた、結構強い。
「ん?そういえば俺は攻撃されて・・・あっおいルシファー大丈夫か?」
「全然大丈夫じゃない」
「なぜ俺らは縛られてこんな暗い場所に監禁されてんだ?」
「さぁ~分からんけど・・・」
ふいに聞こえる足音、聞き覚えのある声、僅かに差した希望の光。
だがその光は一瞬で潰えることとなる事を二人はまだ知らない。
「それで?ここに監禁されていると?」
「おぉ!霊夢!助けに来てくれたのか!」
ベルゼブブは見逃さない、歓喜のルシファーを尻目にゴミを見るような目をした霊夢を
「別に?問題起こしたって聞いたから後処理をしにきただけよ」
「え?助けに来たんじゃないの?」
「あんた達のためにそんな事すると思う?」
「超思う」
「しないわよ、面倒な」
助ける気無し、容易に想像出来る展開、だがそこにもまだ希望は残っている。
微かに匂う同族の香り、そう魔理沙だ。そこには魔理沙がいる。
「なぁ魔理沙居るだろ?ちょっと呼んでくれないか?」
「え?分かったわ、魔理沙ー!」
「ん?なんだぜ?」
「魔理沙ちょっと耳を貸してくれ」
「お、おう・・・」
魔理沙に何か吹き込んでこの場を何とかできればとは思っているが、上手くはいきそうにない。
正直覚悟は出来ている、この世界の神とやらの怒りをかった事は事実だし・・・
なんて言うかと思ったかぁ!俺らがこれで終わる訳がないだろう!
「ルシファー!準備は?」
「余裕、行くか」
「魔理沙そこは邪魔だぁ!」
「う、うわぁ~!いきなりなんだぜ?」
俺達は走った、縛られた程度で捕まえられると思っているのが甘い。
あの程度なら何の造作もなく解けるからな、なんたって俺らは・・・
「「神に歯向かった連中だからなぁー!!!」」
走れ、走るんだ、俺らは風になってるんだ。
勢いそのまま鳥居を潜り、階段を駆け下りた。
少し進むと足場が悪くなるが!スピードは緩めないなぜなら・・・
「あんたら待て~!」
追っ手の巫女は空を飛んでいるからだ・・・
「絶対捕まるなよ!二人で生き延びるんだぞ!」
「分かってるってぇ~!私が捕まる訳等ない!」
「その言葉に二言はないnブゥゥルゥゥゥアァァァァァ!!!!!!」←転んだ。
「ベルゼブブ!大丈夫か!」
「お、俺は置いていけ・・・お前だけでも・・・」←転んだだけ。
「くっ・・・後で助けに行く・・・待っていろ!」
「ふっ、逃げ切れよ、相棒」
「諏訪子そいつ頼んだ!私は逃げたやつ捕まえる!」
「らじゃ!」
ルシファーは走った、一度も振り向かなかった。
ああは言ったがベルゼブブを助ける気など毛頭なかった。
またあの場にのこのこと現われたらどうなるか分かっているから・・・
「俺は蔵に逆戻りか」
「さぁ~て、拷問の続きね」
「いくらでもやってくれ・・・」
あいつが助けに来ない事ぐらい分かっている。
どれだけ走っただろうか。
もう出口は直ぐそこにあるのは分かっていた。
上手く抜けたとしてもそのまま追われ続ける。
実際完全に打つ手無しではあったのだが、友人を見捨てた手前そう易々と捕まりたくない。
つまり逃げるしかない、空飛ぶ巫女からなんてしても逃げる他ない。
だが、先に予告しておくと、ルシファーは捕まる。てか捕まらないと面白くない。
さぁルシファー逃げろ、逃げるんだ。そして面白く捕まれ
「よし!とりあえず山は抜けt・・・ぶべらぁぁぁぁ!!!」
「あ、あいつ今門に激突した、大丈夫かしら?」
ルシファー逃げれず。
霊夢に捕らえられ再び元居た場所に連行される、完全に気絶してるけど。
あれで額に切り傷付けた以外に外傷がないのは凄いと霊夢は思った。
まぁまぁ強固な門が激突の衝撃で消し飛んでるという事実。
「さぁ着いたわよ、実は起きてるんでしょ」
「バレてたか、はぁ~」
「ほら、さっさと入りなさい」
そこには見るも無残な姿のベルゼブブっぽい何かがあった。
「待って!これはやり過ぎでしょ、え?こいつ死んでね?」
「そうね・・・見事に潰れているわね」
「あぁ・・・こんな姿になってしまって・・・」
「とうじょーう!捕まえてくれてありがとね」
「これぐらい朝飯前よ」
「じゃあ・・・続きをやりましょうか?」
「友よ、俺も逝く」
一方境内では。
「大丈夫でしたか?」
「ん~少し絞られたくらいで、問題ないよ」
「諏訪子の怒りを買ってしまったからな、仕方ない」
「あの人見た目と裏腹に超怖かったわ」
「なんやかんや神ですからねぇ」
場所を戻し監禁部y・・・蔵。
「ふぅ・・・これくらいで許してあげるわ」
「あ、あれ?思ってたよりも軽い刑だった」
「ちっさい言われたくらいでそこまでやらないわよ、確かにあの時は頭に血が上ったけど」
「じゃ、じゃあこの遺体は・・・」
「それ?飛んでたから潰しただけよ」
「このオチは想像していなかった」
死んでたのはただのハエ、ベルゼブブは別室でくつろいでいた。
壮絶なオチ(笑)である。
ひとしきり説教&体罰を受けたルシファーも部屋に戻る。
せんべい食いながら笑っているベルゼブブを見てルシファーに少し殺意が湧いたのは秘密だ。
「この飲み物美味いなぁ~」
「それはお茶よ」
「お茶?なんだそれ」
「え?飲んだ事ないの?」
「俺らは基本良く分からんとこの水しか飲まされてない」
「酷い扱いね・・・」
「あれ?それより霊夢と魔理沙は?」
「帰ったよ、割と速攻で」
「ふーん、帰ったのか」
あいつら何しに来たんだよ・・・後処理とか言ってた気がするけど絶対冷やかしに来ただけだろ。
霊夢め、あいつ何てやつなんだ同じ神社だしこっちに移ろうかな~
元の世界に帰る方法もこっちなら見つけれる気がするわ。
「という訳でですね!霊夢さん!」
「はい、なんでしょう?」
「神社間でのFA権を行使したいのですが」
「そうね、宗教間FAまでは後8年、宗教外FAまでは後9年必要よ」
「なん・・・だと・・・」
「多分良く分からないでしょうから説明させてもらうわ」
宗教間FAは宗教に関わる施設へのFAよ、今回の神社から神社に移りたいとか
例えば命蓮寺に移るのもOKね。
宗教外FAは・・・まぁ人里にでもどこにでも行って頂戴。
「つまり、後8年はここで働いてもらうわ」
「な、ならばトレードを志願する!」
「ほう・・・それなら2対1のトレードが良さそうね」
「私は移籍は望んで居ないぞ、望んでいるのはそいつだけだ」
「そう、なら1対1ね、あなたなんて魔理沙の家のキノコ程度の価値しかないわ」
「俺ってキノコ程度の価値なのかよ・・・」
「なんならキノコ>ベルゼブブよ」
「キノコには負けたくない」
「だって・・・ハエじゃない・・・」
ベルゼブブ、あえなく論破!
腐った物にハエは集る、つまり腐った物>ハエは確定。
勝てない、この理論には何をどうしても勝てない。
昔は神だった、昔は人々に崇められる存在だった。
だが今はただのハエ、強いて言うなら最強のハエ。
ボールを何個か集めて願い事叶える作品の世界一強いアメ玉のようなもの。
ヘブライ人達が騙した結果ハエの王になってしまったわけだ。
現地民達頼むから信じるなら貫き通してくれよとその時思ったベルゼブブであった。
夜、境内にて。
「ハエかぁ・・・そうだなぁ・・・確かにハエだもんな・・・」
「あれ?こんな所でどうしたんだぜ?」
「俺、ハエだからさ、ダメなんだよ」
「何があったのかは分からないが、そんなに落ち込まなくても」
「仕方ねぇよ・・・キノコ以下だからな」
「話が全く見えないぜ」
「とにかく俺はこのまま8年くらいここで飼い殺されるんだ」
「なんで話がそんな壮大になってるんだ?」
「かつての神も今じゃこのザマだ、笑えるぜ」
「え!神だったのか!?」
「そうだよ・・・昔の話だけどな」
バアルゼブルと呼ばれていた時が懐かしい・・・
ぺリシテ人って人種の間で豊穣の神として扱われていたんだぜ。
色々儀式するんだけどさ、ヘブライ人的にはその儀式ウザかったらしいんだ。
だからぺリシテ人を誘導したわけだよ。
「お前らの崇めてる神って何?」
「バアルゼブル様だぜ、それがどうかしたか?」
「それ、蝿の王じゃん、だっせぇ、マジだっせぇ」
「は?何言ってんだお前ら?」
「蝿の王!お前らの神様うんこに集るようなやつだし、きったねぇ!だっせぇ!」
「お、俺らそんなの信仰してねーし、バッカじゃねーの!」
ぺリシテ人に何か言うとするならさ、俺が蝿の王ってまず捏造みたいなものだから
それに他の人種の宗教観に惑わされちゃダメだよ、その結果俺いつの間にか悪魔だよ
しかも新約聖書だとサタンと俺ごっちゃごちゃにされてるよ。まじガバガバだよ。
まぁね、ヘブライ人はヤハウェが絶対神であってエクロンに移民してきたけど
エクロンでは俺が神だったから許せなかったんだよね?いいよ、それはそれで
だけどなんでこんな無様な感じにしちゃったんだよ、ヤハウェか、あいつのせいか。
なったものは仕方ないわ、受け入れるよ、でもこの現状な?キノコ以下の今が問題だよ
そりゃグレるわ!神に歯向かいたくもなるわ!
しかも負けたよ!歯向かった結果負けたよこの野郎!
「よし!そこまでにしておいた方がいいぜ」
「なぜだ!まだ言い足りん!」
「積もるものがあるのは分かったから、な?今は静まろうぜ?」
「魔理沙が言うのなら・・・まぁ・・・」
「とりあえず・・・コレでも食べろよ」
「ん?なんだこれ」
「キノコだぜ!」
「紛う事なき鬼畜!」
「とりあえず食べてみろって!」
「お、おう・・・美味いな」
この事実は割と傷つく。
「食べても美味いんだ、これに負けたからって気落ちすることないぜ」
「そうだなぁ・・・ん?」
慰めに来たのか罵りに来たのか、多分悪気はないと思う。
無いと信じたい、あったとしても大目に見よう。
なぜならそれが魔理沙だからだ。
《エクロン》
【パレスチナの古代都市でかなり昔から栄えていた。実はぺリシテ人は侵略した側である】
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