九州の鬼   作:妖狐アルル

4 / 4
森鬼
打の鬼であり鬼として活動は3年目、元々銅鬼の元でサポーター兼弟子として修行し免許皆伝し現在に至る
本名 森川 慶三郎
サポーター 桃山 咲

音撃棒・燕
音撃鼓・森螺
音撃棒を使った格闘戦が得意で体力もある為持久戦が得意であり緑に輝く炎を操る
属性 炎


四之巻 風切り

和風喫茶あいかわ

「これでよしっと」

地下室の作業場で音撃管・冥雹の整備を終え次の整備に移ろうと席を立つと美華がお茶を持って入ってくる

 

「銀鬼さんお疲れ様です…あれ」

美華は俺が持ってる音撃弦を見て不思議そうに声を出し指をさしてくる

 

「その音撃弦どうしたんです?他の人の分ですか?」

「これか? これも俺のだよ音撃弦・霜極」

手に持つ金の刃でガンメタの様なカラーをした音撃弦を少し上に掲げまた机に置く

 

「銀鬼さん音撃管以外も使えるんですね!…あぁでも音撃棒も使えるんでしたっけ?」

音撃棒か…まぁ夏のヤツは音撃棒つまり打の鬼じゃないと倒せないのもいるからな

 

「ただ俺はあんまり得意じゃないんだよ音撃棒」

「そうなんですか?」

音撃棒の前に音撃弦を習ったからどうしても取り回しが大振りになるというか無駄な動きが多い気がするんだよ

 

「だから銅鬼さんみたいに複数の種類の魔化魍を担当するってよりは基本的音撃管で対処出来る魔化魍が多いんだもしくは音撃弦」

どうしても人が足りない時や緊急時は音撃棒を使う時もあるんだけどね

 

「折角だから見てみるか?」

そう聞くと頷く美華、こういうのも気になるらしい

机の上に銀に差し色のように入ったガンメタカラーの音撃管・冥雹

先程見せた音撃弦・霜極

深い緑の鬼石が付いた音撃棒・氷怒

 

「後は使う前に呪術でマーキングするんだ」

「マーキングですか?」

基本は音撃棒を使う鬼がするんだが鬼の姿になった時に自分の獲物が腰に装着されてる状態にするのは呪術でマーキングしてる為だ

 

「あーだから銀鬼さん鬼になった時冥雹が腰に付いてたんですね!」

その通りこの方が移動の時に取り回しがいいしね

 

「呪術で言うと銀鬼さんは服にもしてるんですよね」

「そうだよ、鬼は変身すると服が燃えたり破れたりするけど俺は御先祖様が残した文献にあった呪術を使ってるなら服が無事なんだよ」

戦国自体に活動していた御先祖様達が使っていた術だそうだがあの時代は服なんかも高かったろうからな

 

「水鬼さんが羨ましがってましたよその呪術」

「別に教えてもいいんだけどね、中々シフトが合わないから」

休みが合うかシフトの秋時間が合えば全然教えるんだけどね

 

 

 

長崎県 経ヶ岳

鬼爪に貫かれた姫が爆散し枯れ草のようになり散るのを眺めるのは淡い赤色の身体に深い緑の隈取の鬼樹鬼

「…おかしい」

 

童子と姫は情報道り発見し倒したが育てていたであろう魔化魍が見当たらないのだ

「見た事ない童子と姫だった…とりあえず川本と合流して…!」

樹鬼は気配を感じ取り腰から音撃棒・麗樹を引き抜き警戒する

 

「何処だ…」

リンっと鈴の音が鳴り辺りを警戒していると青黒い竜巻が突撃してくる

「なに!?」

 

どう見ても自然発生でない竜巻に樹鬼は鬼棒術・鬼雷を発動し音撃棒を振るい深緑の雷撃を飛ばす

しかし竜巻はその雷撃を竜巻の軌道で逸らしそのまま樹鬼に突撃し巻き上げる

 

「うおおおおおお!?」

竜巻が突如止み巻き上げられた樹鬼は岩肌に叩きつけられる

竜巻野中から現れたのは青黒い皮膚を持つ三首のイタチの様な魔化魍であった

左右の首には鎌が咥えられており真ん中の首は耳が刃となっている

「コイツは…」

麗樹を構え魔化魍に向かって走る樹鬼

振り下ろされる鎌を麗樹で弾くが攻撃に移れない、その攻防を崩したのは魔化魍の方だった

空いた真ん中の首が鎌を弾いていた樹鬼に頭突きを繰り出したのだ

 

「ぐわぁ!?」

吹き飛ばされた樹鬼に魔化魍は首を振るい風の斬撃を飛ばし樹鬼を切りつけていく

ぐわああああああああ!!

 

切り傷から血が溢れ前のめりに倒れる樹鬼

「うっ……ぐ!」

まだ意識がある樹鬼は何とか立ち上がろうとするがダメージが酷い為立ち上がれずにいる

 

魔化魍がにじり寄る中無数のアカネタカが魔化魍の動きを邪魔するように眼前を動き回る

「樹鬼さん!」

岩場を超え樹鬼のサポーター川本*1が樹鬼を肩に担ぎその場を離れようとする

 

「グオオオオオン!!」

それを許さんとばかりに魔化魍が叫ぶ中川本は背負ったカバンを乱雑に落とし開けて腰に下げた銀色の音叉を抜き取り近場の岩に弾くと音が反響しカバンの中に詰められたディスクが反応し起動する

 

カバンの中からワラワラとリョクオオザルが飛び出し唸る魔化魍に向かって飛びかかっていく

「頼むぞ!!」

叫ぶように吠えて樹鬼を担いだ川本はその場を後にすることに成功した

 

 

「はい あいかわ、おや川本くんどうしたんだい?」

店の電話がなり姐さんが電話に出る、どうやらかけてきたのは樹鬼のサポーターの川本君のようだ

 

「川本さんって確か樹鬼さんのサポーターさんですよね」

「あぁ今日樹鬼さんは長崎の方に行ってるはずだけど」

経ヶ岳に行ってるんだったか?確か情報提供で童子と姫が発見されたから向かったんだったな

 

見てると姐さんの顔が険しいものとなる

「うん…樹鬼は? 無事かいそれはよかった」

なんかあったか?樹鬼の奴が手間取ったか

 

「わかった そっちの方に猛士の関係の病院があるそこに連れて行ってあげなさい えぇお疲れ様」

電話をきった姐さんはコチラに振り返り地下の方を指さすと手を招くような仕草をする

 

「美華」

「はい」

姐さんに続くように階段をおり地下室に向かうと姐さんは資料を出し何かを探してる

 

「樹鬼が魔化魍に深手を負わされた、情報を集め行ってもらうんだけど銀鬼、後森鬼に行ってもらおうと思うけど」

資料を漁る姐さん、これだといい資料を机に置くそこに書かれた名は〝カマイタチ〟

 

「恐らくだがコイツだね、銀鬼この写真を撮って明日樹鬼が入院してる病院に行ってもらえるかい?」

「わかりました、しかしカマイタチですか…今まで出た事ありましたか?」

 

「資料にある物は兵庫の雪彦山で過去に楽鬼に倒されたと記録があるね」

「…明治ですね」

弦の鬼が倒してるのか…今回は音撃弦を持っていくか?でも出方が分からないし音撃管の方がいいか?

 

「とりあえず向かいます、早ければ今日の面会時間に間に合うかもしれないですし」

そうと決まれば向かわないと…しかし

「記録された事ない魔化魍か…」

どうなってるんだ?

*1
二十代後半の男性サポーター

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

忍の世界とか割と詰みである(作者:こうすけ増田劇場版)(原作:NARUTO)

面白いからを理由に転生させられる極々普通の転生者の話。▼それはそうとこの世界線、アニナルっぽいので割と手厳しいと言うかNARUTOの世界ってチートを貰ってようが普通に厳しくね?な話▼ヒロイン?最終回発情期とかあるし息子世代の話もあるし、まぁ、500話以上あるアニナルを見てどうすんか考えるっぺ。


総合評価:6358/評価:6.94/連載:58話/更新日時:2026年08月05日(水) 20:00 小説情報

分身ハメ殺し忍者『うちはイタチ』(作者:やめろイタチ、その技は俺に効く)(原作:NARUTO)

うちはイタチに転生した元日本人三十路サラリーマンが原作破壊しながら生き延びようとする話


総合評価:21429/評価:8.64/連載:29話/更新日時:2026年08月16日(日) 17:11 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>