モチベーションに上がります!
ここからほぼもってないキャラになるんで頑張ります
新エリー都 ヤヌス区
ルミナスクエア
「メモに書いてあるのはこれで最後かな」
僕は今、ルミナスクエアに買い物に来ている。
「後は、『ティーミルク』でも買って帰ろうかな。……ん?」
最後に甘い物でも買おうと横断歩道を渡っていると、前に見たことのある狐のシリオンが、ぎこちない動きをしていた。
「――雅さん? 何やっているんですか?」
「む……? ああ、○○か。私は今、白線の上だけを歩く修行をしている」
「そ、そうなんですね……!」
この人は、
「らしい」としか言えないのは、僕が会うときは毎回『修行』と称して不思議なことをやっているからだ。
「時に○○、お前は何をしていた?」
「僕は買い物を終えたので、甘い物でも買って帰ろうかと思っていたところです」
「ほう? ならば○○、私の修行に付き合ってほしい」
「な、なんの修行ですか……?」
「仲の良い異性と甘味を食べる修行だ」
雅さんは静かに笑いながら僕に伝えた。
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近くのカフェに移動して、お互いにメニューを見た後、僕は金木犀のパフェ、雅さんはメロンパフェを注文した。
「やはりここのメロンパフェは美味だな」
「こっちの金木犀もおいしいですよ!」
そう言って食べ進めるうちに、雅さんが口を開く。
「そろそろ次の修行に移るとしよう。――食べさせ合いっこの修行だ」
「えっ――」
雅さんはそう言うと、僕が何かを言う前にメロンパフェの乗ったスプーンを僕の口元へ運んだ。
「どうだ? 美味だろう?」
「た、確かにおいしいですけど! いきなり口に入れられるとびっくりしちゃいますよ!」
「む……それはすまない。少し気持ちが早ってしまった」
そう言って雅さんは謝る。
心なしか、耳がピコピコと動いている気がする。
「次は、お前のパフェを食べさせてもらえないだろうか」
「いいですけど、スプーン新しいほうが良いですよね――」
「いや、○○が使ったもので大丈夫だ」
新しいスプーンを頼もうとした僕の言葉を遮って、大丈夫だと伝えてくる雅さん。
「でも……」
「大丈夫だ」
この虚狩り、無敵か?
そう思いながら、僕はパフェをスプーンに掬って雅さんの方に差し出す。
「うむ、こちらのパフェもなかなかのものだな」
雅さんは差し出されたスプーンを咥え、パフェを味わった後、そう言った。
(すごいナチュラルに食べさせ合いっこしてるし、間接キスまでしちゃったんだけど!!)
僕の頭の中は、もうめちゃくちゃだった。
(でも、雅さんは全然動じてないし、そういうの気にしない人なんだな。僕のこと、何とも思ってなさそうだし)
そう思いながら、僕は雅さんとのカフェでのひと時を楽しんだ。
「そろそろいい時間ですし、解散しましょうか?」
「そうだな。なかなかに有意義な時間を過ごさせてもらった」
そう言って席を立ち、会計を済ませて外に出た。
「むぅ……すまない。修行に付き合ってもらったうえに、ご馳走になってしまった」
「大丈夫ですよ! 今日は楽しませてもらったんで、気にしないでください!」
「しかし……」
「そしたら次は、違うお店に付き合ってください」
そう言うと、雅さんは笑ってうなずいた。
「ああ、今から次が楽しみだな」
「じゃあ! また!」
「ああ……! また」
そう言って、二人はそれぞれの方向に歩き出した。
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新エリー都 スロノス区
H.A.N.D本部 対ホロウ6課オフィス
「今戻った」
「かちょ~! おかえり~!」
「課長、おかえりなさい」
「もう! 課長! どこ行ってたんですか!」
「すまない、○○と修行をしていた」
そう言うと雅は、今日のことを思い出し、フッ……と頬を緩めた後、自分の唇に触れる。
(今回の修行、あれはさすがに気分が高揚した)
「あ! かちょ~、すごい嬉しそうな顔してる~!」
「確かに、課長のこんなに嬉しそうな顔は久しぶりですね」
「む……顔に出てしまっていたか。まだまだ修行不足だ」
コホン……! と雅が咳払いをする。
「でも! 蒼角も○○のこと好きだから、来てくれないかな~?」
「それいいね、蒼角ちゃん! ○○が来てくれたら、僕の有休も申請しやすく――」
「――浅羽隊員……?」
「じょ、冗談ですよ……月城さん……!」
「何度も声を掛けてはいるが、毎回、煙に巻かれてしまってな」
そう言いながら、雅は当時の様子を思い出す。
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「○○」
「あれ? 星見執行官じゃん?」
「今はもう執行官ではなく、対ホロウ6課の課長に就いている」
「そうだっけ? 最近忘れっぽくてね……! それで? 今回はどうしたの?」
「単刀直入に言う。○○、ホロウ6課に入れ。6課にはお前の力が必要だ」
そう言って『雅』は『俺』の目を見ながら話す。
「またその話? それは前に断ったでしょ? それに『俺』はホロウレイダーなの! グレーゾーン反復横跳びしてる人間がそんなとこ行ったら、すぐ捕まっちゃうよ」
そう言って『俺』はおどけて見せた。
「それに関しては問題ない。その辺りに関しては、私の権限でどうにかできる」
「それ大丈夫? 今のご時世、コンプライアンスとか厳しいから、無理やりは炎上するよ?」
「それにさ、『俺』なんかが行ったところで何にもならないでしょ。6課には、『月城さん』、『マサマサ』、『蒼角』、優秀な人材が集まってるんだから――」
「それでもだ」
凛とした声で『俺』の言葉を遮る雅。
「だとしても、6課には、いや、私にはお前が必要だ。それに――」
そう言って、雅は話し続ける。
「私が虚狩りになったあの日、『アルゴス』の中での犠牲者が想定より少なかった。助かった者は口をそろえて、あるホロウレイダーに救われたと話している」
「……」
「それも含め、○○。お前は然るべき待遇を受けるべきだ」
雅の凛とした目は、俺の返事を待っている。
「……だとしても、俺は6課には入らないよ」
「なぜだ……!」
「『俺』はまだ色々やりたいことがあんの! そのためには、根無し草のほうが都合いいんだよ」
『俺』は雅の方に向き直る。
「だから、悪いけど勧誘は他をあたってくれ」
「……っ、そうか」
「まぁ、今はまだ所属はしないけど、手伝いくらいならしてやるよ」
そう伝えると、雅は嬉しそうに顔を上げた。
「そうか。ならば今はそれで十分だ」
その時の笑顔は、とても輝いて見えた。
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雅は昔の○○との思い出が蘇り、笑顔になる。
(あの時の記憶はまだ有効だろうか……?)
(記憶がなくとも、○○は○○だ。それが変わることはない)
雅は○○が記憶を失った事件を思い出し、目を伏せる。
(○○、次こそは私が必ず守ると誓おう。たとえこの身に代えても)
そう思っている雅の目は、濁っていた。
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――ビクッ!!
「どうしたんだい? ○○」
「なんか、急に寒気がして……」
「……もしかすると、これのせいかもしれないね」
そう言ってアキラがスマホを見せてくる。
その画面には、
『虚狩り、星見雅熱愛発覚!? カフェデートで食べさせ合い!』
「……えっ、もしかして撮られてた……?」
「まぁ、雅さんは有名人だからね」
そんな話をしていると、奥からリンがすさまじい形相で出てくる。
「〇〇~? これどういう事!!」
「これには深い事情が……!!」
「問答無用~!」
「ちょ! アキラ助けて!!」
アキラの方に助けを求めると、アキラはサムズアップしながら奥に消えていく。
「もう修行なんてこりごりだ!!」
どのくらいふざけたり、キャラ崩したりの塩梅が難しいですね
こういう風にすれば等のアドバイスあればお願いします!