OVERLORD︰ReVerse Seraphim   作:reel

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オバロの小説をずっと書きたいと思っており、思い立ったため書いてみました。
作者はモモンとイビルアイの組み合わせも好きですが、1番なのは悟とキーノです
主人公の見た目だけクロスオーバーしております


Episode 1︰Missing Tomb

 

 

 

 

 

 

 

「リ・エスティーゼ王国」「バハルス帝国」「スレイン法国」の3つの人間の国家の国境付近に広がる広大な森。

木漏れ日が柔らかく地面を照らす昼下がり、二人の少女が歩みを進めていた。

 

一人は、銀糸のような髪を揺らし、青い瞳で真剣に前を見据えている。もう一人は、太陽の光を反射して輝く金髪を揺らし、少しだけ不安そうな表情で隣を歩く少女を見上げていた。

周囲には、巨大な魔力を秘めた何かが降臨した痕跡が微かに、しかし確かに残っている。

空間そのものが歪み、元に戻ろうと震えているような感覚。だが、想像していたような、巨大な建造物や大勢の人々の気配はどこにもなかった。

 

銀髪の少女、ミラは足を止め、眉をひそめて周囲の魔力の残滓を探った。数百年という長い時を共に過ごしてきた隣の少女、キーノが心配そうにミラの顔を覗き込む。

 

「ミラ様、どうかなさいましたか? 何か……おかしなことでも?」

 

キーノの問いかけに、ミラは静かに首を横に振る。しかし、その表情は晴れないままだ。予感はしていた。

原作という名の『未来の記憶』は絶対ではない。些細なきっかけで、世界は容易にその貌を変える。数百年に渡り、この世界で生きてきたミラ自身の存在が、何よりの証拠だ。

 

それでも、この違和感はいったい…?ナザリック大墳墓という、圧倒的な力を持つ集団が転移してくるはずだった。だが、今この地に満ちる魔力は、たった二人分。

一つは骸骨の姿をした、途方もない力を持つアンデッド。そしてもう一つは、そのアンデッドに付き従う、老練な戦士のもの。あまりにも、規模が小さい。

 

「…いや。ワシの勘違いかもしれんのじゃが……どうにも、おかしいのう」

 

ミラはそう呟くと、再び歩き始めた。目的地は、この魔力の奔流の中心。

そこにいるであろう人物――モモンガ(またの名を鈴木悟)、後のアインズ・ウール・ゴウンに会うために。彼が一人で、あるいは少人数でこの世界に来たのだとしたら、原作の知識はどこまで通用するのか。

彼の孤独は、原作以上に深いものになるのではないか。そしてそれは、より過激で、より絶望的な行動へと彼を駆り立てるのではないか――。

 

不安が胸をよぎる。しかし、同時に、これは好機ではないかとも思った。

大勢のNPCたち、守るべき家族がいないのであれば、彼はもっと身軽に、もっと柔軟に動けるかもしれない。

モモンとして人の世界に溶け込むという、かつてミラが思い描いた未来も、より実現しやすくなるのではないか。

 

森を抜けると、開けた場所に出た。そして、そこに彼らはいた。黒いローブを纏った、威厳ある骸骨の魔法詠唱者。

その傍らには、執事服に身を包んだ、鋭い眼光の老人が静かに控えている。ミラとキーノの姿を認めると、老執事は主を守るように一歩前に出た。しかし、骸骨の魔法詠唱者は、その動きを手で制する。

 

「待て、セバス。敵意はないようだ」

 

冷静な、それでいてどこか戸惑いを隠せない声。その声を聞いて、ミラは確信した。この骸骨こそが、モモンガ。そして、隣にいるのは戦闘能力に優れた執事、セバス・チャン。

ナザリックは来ていない。

本当に、二人きりでこの世界に放り出されたのだ。ミラはキーノの前にそっと立ち、庇うような姿勢をとると、穏やかな口調で語りかけた。

 

「驚かせてしまったかのう? 我らは敵ではない。むしろ、お主らを探しておったのじゃ」

 

「……我々を、探していた、だと? 一体、何故だ。我々は、今日この場所に来たばかりだというのに。お前たち…何者だ?」

 

骸骨の顔には表情など浮かぶはずもない。しかし、その眼窩に灯る赤い光は、明らかに警戒と疑念に揺れていた。

自分の正体がアンデッドであること、そしてこの世界がユグドラシルではないことへの混乱。

その中で現れた、自分たちのことを知っているかのような謎の少女たち。アインズの思考は、高速で回転を始める。

 

「モモンガ様、お下がりください。この者たち、ただならぬ気配がいたします。特に、そちらの銀髪の……」

 

セバスはミラから目を逸らさず、いつでも主君を守れるよう、全身の神経を研ぎ澄ませている。彼の目には、ミラの姿が常人ではないこと、そしてその内に秘めた力が計り知れないものであることが、はっきりと映っていた。

 

キーノは、ミラの背後で固唾を飲んで状況を見守っている。ミラから常々聞かされていた助けたいと思っている人物が、まさか骸骨の姿をしているとは思ってもみなかったのだろう。

驚きと戸惑いを隠せない様子で、アインズの姿をじっと見つめている。ミラの教えを信じ待機している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミラは1度呼吸を整え、口を開く。

 

「まず、ワシとキーノは人間ではない。ワシは熾天使(セラフィム)キーノは吸血姫(ヴァンパイア・プリンセス)じゃ。

お主には聞きたいことがある。じゃが、まずはお主達の味方じゃよ。ナザリックの事も知っておるが…何があったのしゃ?」

 

ミラの背中から生えた純白の二翼が、彼女の言葉に合わせてぱさりと小さく揺れる。

その神聖な輝きは、彼女が自らを熾天使と名乗るに足るだけの説得力を放っていた。

 

隣に立つ金髪の少女、キーノからは、確かに人間とは異なる、甘美でいてどこか背徳的な吸血種の気配が漂っている。

骸骨の姿をした魔法詠唱者――モモンガは、その異質な存在感を前にして、眼窩に宿る赤い光をわずかに揺らめかせた。

 

彼が青春の全てを捧げたゲーム『ユグドラシル』にも、熾天使や吸血姫といった種族は存在した。

だが、目の前の二人は、単なるデータ上のキャラクターなどではない。確固たる意志と生命力を宿した、生身の存在であると、肌で――いや、骨で感じ取っていた。

 

そして、ミラから放たれた決定的な一言が、モモンガの思考をさらに深く揺さぶる。

ナザリック大墳墓。ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』が心血を注いで作り上げた、自分たちの栄光と追憶の結晶。

なぜ、この見ず知らずの少女が、その名を口にするのか? 混乱と警戒が綯い交ぜになったまま、モモンガは自らの状況を、まるで確かめるように言葉を紡いだ。

 

「…ナザリックを、知っているだと? まさか…そうだ。サービス終了の直前、俺は…セバスを連れて、大墳墓の外に出ていた。

アインズ・ウール・ゴウンの杖を掲げ、ギルドメンバーの皆が作ってくれたこの場所を、最後にもう一度、この目に焼き付けておきたかったんだ。

そして、気づいたら…この場所にいた。ナザリックは…来ていない、のか…?」

 

モモンガの声には、愛する故郷と仲間たち(NPC)を失った深い寂寥感と、同時に、彼らをこの未知の世界の危険に晒さずに済んだという、僅かな安堵のようなものが混じっていた。

もしナザリックごと転移していたら、あの愛すべきNPCたちに、この世界の過酷さを背負わせてしまっていたかもしれない。だが、一人きり(忠実な執事と共に)になった今、その孤独は骨身に沁みるほどに冷たい。彼の視線が、傍らに静かに控えるセバスへと向けられる。

 

「モモンガ様…左様でございます。我々が最後に確認した場所から、大墳墓の姿は忽然と消え失せておりました。

この世界に転移したのは、恐らくはモモンガ様と、追尾モードに設定されておりましたこの私、セバスのみかと存じます」

 

老執事は淡々と、しかしその声色には主君を慮る響きを乗せて事実を述べる。

その言葉は、モモンガの中にあった最後の希望を打ち砕くと同時に、受け入れがたい新たな現実を無慈悲に突きつけるものだった。

 

ミラは、彼の言葉を静かに、そして深く受け止めていた。原作からの乖離。

それは、この世界がもはや自分の知る物語の通りには進まないことを意味している。

だが、それは決して絶望ではない。むしろ、新たな可能性の萌芽だ。

ギルドメンバーたちの創造物であるNPCたち――特に、アインズへの過剰な忠誠心から過激な思想に走りかねないアルベドやデミウルゴスがいない。

それは、アインズ・ウール・ゴウンという偶像ではなく、鈴木悟という一人の人間としての彼に、より直接的に寄り添うことができるということに他ならない。

 

ミラはそっと一歩前に出ると、慈愛に満ちた、それでいて確固たる意志を込めた青い瞳でモモンガを見つめた。彼女の身に纏う修道風のドレスが、その神聖な雰囲気をより一層引き立てている。

 

「そうか…独り、か…。いや、二人じゃな。寂しかったであろう、不安であったであろう。じゃが、もう大丈夫じゃ。お主は独りではない。ワシらがいる」

 

その言葉は、まるで聖母の慰めであり、また長年の友人がかける労りのようでもあった。

モモンガの空虚な胸の内に、温かい何かがじんわりと染み渡っていくような不思議な感覚。

 

「お主の名は、モモンガ、でよいか? ワシはミラ。

そしてこちらはキーノじゃ。お主がこの世界に来ることを、ワシらは待っておった。

そうじゃな…お主の言う『ナザリック』の情報は、ワシの持つ『知識』の一部じゃ。

ワシは、お主が何者で、これから何を成そうとするのか…おおよそ知っておる」

 

ミラの神託めいた言葉に、モモンガの眼窩の赤い光が激しく明滅する。自分の正体を知る? これから成すことまで?

まるで全てを見通しているかのようなその物言いに、彼は言い知れぬ畏怖と、同時に、この絶望的な状況を打開するための唯一の手がかりになるかもしれないという、かすかな希望を感じていた。

 

「お主の名前…モモンガ、それは仮の名前じゃろう」

 

彼女はそう一言いうと、覚悟を決めて口を開く。

この最初の接触を失敗してはならない、震えそうになる口を意思で押さえつけ、慎重に口を開いた。

 

「本当の名前は…鈴木悟、じゃろう」

 

ミラの口から紡がれた、あまりにも個人的で、この世界では誰一人知るはずのない名前――「鈴木悟」。

その瞬間、モモンガの骸骨の顎が、カタリと微かに音を立てて開いた。眼窩の赤い光が、今までで最も激しく揺らめき、まるで嵐の中の灯火のように明滅を繰り返す。

混乱、驚愕、そして恐怖。様々な感情が、既に人間性を失いかけているはずの彼の精神を激しく揺さぶった。

 

「な…ぜ…」

 

かろうじて絞り出した声は、ひどくかすれていた。なぜ、この少女がその名を知っているのか。

それは、ただの会社員だった過去の自分の、本当の名前。ギルドの仲間たちでさえ、ごく一部しか知らないはずの名だ。

 

ミラは、彼の動揺を静かに見つめながら、さらに言葉を続けた。その声は穏やかでありながら、有無を言わさぬ真実の重みを持っていた。

 

「もし、お主が『ナザリック大墳墓』ごとこの世界に来ておったなら……多くの悲劇が生まれたじゃろう。

カルマ値が極端にマイナスに設定された仲間たち――彼らは、お主への忠誠心ゆえに、この世界の人間を容赦なく蹂躙した。

街を焼き、国を滅ぼし、数え切れぬほどの命を奪ったはずじゃ。お主自身も、その行いを止められぬまま、次第に人の心を失っていったじゃろう」

 

淡々と語られる、起こり得た未来の惨状。それは、モモンガが心のどこかで恐れていた可能性そのものだった。

NPCたちは、ギルドメンバーが作り出した、愛すべき子供たち。しかし、彼らの設定は、時に残酷なまでに絶対だ。

もし彼らがここにいたならば、自分を至高の支配者と崇め、異世界人を敵と見なし、躊躇なく殺戮を繰り広げたであろうことは、想像に難くない。

 

「お主、既に人間の時の感覚が、かなり薄れてきておるじゃろ? 喜びも、悲しみも、怒りさえも、まるで他人事のように感じておりはせぬか?

そのままでは、お主の魂は完全にこのアンデッドの身体に蝕まれ、人を殺すことを何とも思わぬ……ただの亡霊と成り果てるのじゃ」

 

ミラの指摘は、的確にモモンガの核心を突いていた。確かに、この世界に来てから、感情の起伏が極端に抑制されていることに気づいていた。

強制的な精神安定の効果。それは、アンデッドという種族特性によるものだと理解していたが、魂まで蝕まれるという可能性までは考えていなかった。

自分が、ただの破壊と殺戮を振りまくモンスターになる未来。その恐ろしいビジョンに、モモンガは言い知れぬ恐怖を覚えた。

 

「魂が、蝕まれる…だと…? 俺が…ただの亡霊に…?」

 

彼は無意識に、自らの骨ばった手を握りしめる。そこに肉の感触はなく、ただ硬く冷たい骨が軋む音だけが響いた。

自分が自分でなくなっていく恐怖が、じわじわと彼の心を侵食していく。

 

「モモンガ様……。にわかには信じがたいお話ですが……しかし、このミラと名乗る少女の言葉には、嘘偽りがあるようには思えませぬ。彼女の瞳は、全てを見通しているかのようです」

 

セバスは、主君の動揺を感じ取りながらも、冷静にミラを観察し、その言葉の真偽を見極めようとしていた。

彼の直感が、この少女は敵ではない、むしろ救い手である可能性を示唆していた。

 

ミラは、怯えるモモンガに向かって、優しく、しかし力強く宣言する。

 

「じゃが、案ずることはない。ワシがお主を、ただのモンスターにはさせぬ。お主には、この世界で『鈴木悟』として、人として生きていく道がある。ワシが…そして、キーノがその道を切り拓くのじゃ」

 

その言葉は、絶望の淵にいたモモンガにとって、一条の光のように感じられた。人として、生きる。

そんなことが、この骸骨の身体で可能なのか? 疑問が浮かぶと同時に、抗いがたいほどの希望が湧き上がってくるのを、彼は感じていた。

 

ミラの背後で、ずっと黙って成り行きを見守っていたキーノが、心配そうにモモンガを見つめている。

ミラから聞かされていた助けたいと思っている人物が、こんなにも苦しんでいる姿を見るのは、彼女にとっても辛いことだった。

 

 

 

 

 

 





セバス…いい漢ですよね…

主人公はオバロ世界に熾天使(セラフィム)として転生しています。つまり、種族Lvは…





ミラの服装

修道風アクティブドレス、ハイネックの白い修道風ミニドレス
首元から肩に金色の精巧な刺繍が入ったケープ
スカートには両サイドに深いスリットスカートの下には白またいスパッツ、背中が大きく開いたバックレスデザイン
肘まである白いロンググローブの上からオープンフィンガーグローブを装備、脚部はニーハイソックスに、膝や脛を保護する白いレッグガードをつけている
靴はローヒール(3〜5cm程度)のショートブーツ。色はパールホワイト。特徴:側面には着脱しやすいように金色のジッパー(ファスナー)があしらわれている。ヒールでありながら、靴底は滑り止めのスリットが深く入ったタクティカルブーツ仕様。

主人公のクラス構成はどれだとおもいますか?

  • 純粋な物理職!
  • マジックキャスター
  • 修道服ということでヒーラー
  • まさかの召喚術?
  • それ以外!
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