俺は今、焦っている。
なぜなら初めて同級生──それも女子に話しかけられたからだ。
それはいつものように、俺がお昼ご飯を先輩と一緒に食べようと、先輩と待ち合わせている場所に行こうとした時だった。
「あなたに話があります。校舎裏に来ていただけますか」
クラスが少しざわめいている。
それも当然だろう。
話しかけてきたのはクラスで一番、いや世界三大美女にも入れるだろうと男子の間で言われている女子だったからだ。
(俺は先輩の方が綺麗だと思うけど……)
それはともかくとしてこいつはクラス委員長をやっていて、この高校にも首席で合格しているらしい。
俺は内心、期待と不安が混じっていた。
告白されたらどうしよう。
でも俺には先輩がいるしな……などという要らぬことを考えながら二人で校舎裏へ向かった。
向かっている途中、俺は先輩と待ち合わせていることを言おうとしたが、
陰キャである俺は一言も喋ることができなかった。
先輩に心の中で謝りながら、彼女について歩いた。
着いて早々、彼女は冷淡な声で言った。
「あなた、あの人とどういう関係なのかしら」
「あ……あの人?」
そして俺は一瞬考えた後、答えに辿り着いた。
「も……もしかして先輩のことですか……?」
「そうです」
「どういう関係と言われても…先輩と後輩というか…」
「なら恋人ではないのね、良かったわ」
そう言うとそいつは足早に去っていった。
(なんだったんだよ……)
と内心思いつつ、俺は先輩の元に急いで向かった。
『やあ、今日は遅かったね。なにかあったのかな』
「そうなんですよ、ほんとに聞いてくださいよ……」
俺は先輩に今日あったことを全て話した。
『それは大変だったね。でも話しかけられてよかったじゃないか』
「よくないですよ、急に絡まれてクラスの人にはじろじろ見られるし……」
「というかその人のこと、なにか知らないですか?」
俺は先輩にさっきのやつの特徴を思い出しながら話した。
黒いストレートの髪に黒い瞳で、顔立ちはいわゆる爬虫類顔だった。
身長は165cmほどで脚が長く、スタイルが良かった。
それとまつ毛も長くて、確かにクラスの男達が話すのも、
納得できるほどに綺麗だった。
「俺は先輩の方が綺麗だと思いますけどね」
『それは嬉しいね、それはそうと僕の知り合いにそんな人はいないよ』
「そうですか……」
『それよりお昼はいいのかい?』
「あっそうでした、待たせてごめんなさい。じゃあ食べますか」
結局、あいつがなぜ先輩のことを聞いてきたのか分からなかったが、
俺は先輩とお昼を食べながら話すうちに、その疑問を忘れていった。
『おや、そろそろ時間だね。じゃあまた放課後にね』
「はい」
そうして午後の授業も終わり、放課後になった。
俺はいつもの待ち合わせ場所へ向かった。最初に先輩と出会った場所だ。
俺がいつものように先輩に会いに行くと、
そこに昼に話しかけてきたあいつが先輩といた。
先輩に話しかけようとしたが、俺は会話に割って入る勇気がなかったので、
二人の会話が終わるまで隠れながら待っていることにした。
「私、竜崎竜奈《りゅうざき りゅうな》って言います」
俺の時と声が違った。明らかに好意の入った声だ。
しかも俺には名前を言わなかったのに、先輩には言っている。
そういえば、先輩と恋人かどうかとか言っていたような…。
そこで俺は気がついた。
(もしかしてこの女、先輩が好きなのか!?)
(いやでも先輩は知らないって言ってたし……)
『僕は月城真央《つきしろ まお》、それで僕になんの用かな』
「入学式の日……あなたを初めて見かけた時に感じました」
「ああ、これが運命の人なんだ……と」
「あの日から、あなたのことを陰で見ていました」
「お昼ご飯を食べているところも、放課後に話しているところも……ずっと見ていました」
(ずっと見られてたのか……こいつ、まるでストーカーじゃないか)
「その透き通るような白い髪も、美しい所作も、たまに見せる笑顔も…」
「すべてが私の目には魅力的に映りました」
(ん?この流れはもしや……)
「あなたのことが好きです」
「私と……付き合っていただけませんか」
(なにぃーーっ!?)
俺はあまりの衝撃に転んでしまい、二人に見つかってしまった。
『やあ』
「あっ……ど……どうも先輩」
「盗み聞きとは感心しませんね」
なにか言い返そうとしたが、またもや何も言えなかった。
俺は弱い。
「それより、真央さん。私と付き合っていただけないでしょうか」
こいつ、先輩を名前で呼んでいる。
俺だってまだ恥ずかしくて言えてないのに。
先輩は名前で呼んで欲しがっていたのに、言えずに他の人に先に言われる。
俺はなんて情けない男なんだ。
『そうは言われても、僕は君と知り合ったばかりだからね』
「でしたらお友達から……」
『それはいい案だね』
そのあと、先輩は俺の方をちらっと見てこう言った。
『そういえば枕木君は同級生の知り合いを作りたいと言っていたね』
「えっまあ……はい」
『この子と知り合いになったらいいんじゃないのかな』
それを聞いた後、俺と竜崎は目が合った。
おそらくお互いに(こいつと……?)と思っていただろう。
少なくとも俺はそう思った。
『二人が嫌なら無理強いはしないけれど、友達の友達は──ってやつさ』
「真央さんがそうおっしゃるのなら…」
俺も先輩が言うのならということで、
お互い渋々ではあるが連絡先を交換した。
『それと、せっかくだからL◯NEグループも作ろうか』
『ずっと作ってみたくてね』
こうして先輩のおかげで俺は同級生の知り合いが一応できた。
「話しかけられるのを待った方がいい」という先輩のアドバイスは、正しかった。
竜崎が先輩とお昼を食べる時に来るのは少し残念だが、
まあこれもこれでいいのかもしれない──。
「あだ名」
今日は高校に入ってから一番バッドな日だ。
それはなぜか……先輩が校外学習に行って、会えないからだ。
しかもその授業は、学校に戻ってこずに現地解散するらしい。
これでは放課後にすら会えない。
(先輩がいないと寂しいなぁ)
そんなことを考えながら、俺は無気力状態で授業を受けていた。
だが竜崎は普段通りに見える。
やはり俺の方が先輩のことを思っているんだな。などと、
心の中でマウントを取っていると、
──キーンコーンカーンコーンと昼休みを知らせるチャイムが鳴った。
不思議だ。
普段よりチャイムの時間が早く感じる。
いつもは待ち遠しい昼休みも、
先輩がいなければただの、からっぽで退屈な時間だ。
けれど他にすることもないので、いつもの場所でお昼を食べることにした。
するとそこには竜崎がいた。
「あら、あなたも来たのね」
「まあなんとなく……」
そこで会話が止まった。
竜崎と知り合ったばかりで、関係性はまだ友達の友達レベルだからだ。
先輩がいないと気まずくなって喋れない……。
この空気には耐えられない。昼休みが早く終わってほしい。
そう思った時であった。
かすかな音と振動を感じる。
俺と竜崎の携帯に同時に電話がかかってきたのだ。
誰からだと思い、画面を見ると先輩がビデオ通話をかけてきていた。
『やあ』
「あっ先輩、校外学習なんじゃなかったんですか」
『ん? 昼休みで暇だからかけてみたんだ』
そうだった。
別に校外にいても話せるということに今、気づいた。
だから竜崎は今日も平然としていたんだろう。
『【りゅりゅ】もそこにいるのかな?』
「はい、真央先輩」
「【りゅりゅ】って誰ですか先輩。まさか竜崎のことですか?」
『そうだよ』
『竜崎って毎回呼ぶのもあれだしね。二人であだ名を決めてみたんだ』
『竜崎竜奈《りゅうざき りゅうな》の頭文字をとって【りゅりゅ】いいと思わないかい?』
思わず目を大きく見開いてしまった。
知らない間に、二人の仲が深まっていたのだ。
しかも、もうあだ名まで付いている……。
俺にもあだ名が付いていないのに。
竜崎の方を見ると、勝ち誇っているような、優越感にどっぷりと浸かっている表情をしていた。
「ちょちょっと、じゃあ俺にもあだ名をつけてくださいよ先輩」
『ふうん、少し困ってしまうね』
「枕木遊星《まくらぎ ゆうせい》からとって、【まゆ】でいいのでは?」
(余計なこと言うな竜崎ぃ〜っ)
(俺は先輩に考えてほしいんだよぉ)
なんてことを思ったがさすがに口に出す勇気はなかった。
『うーん、それも悪くないけれど少し違うかな』
『でも僕も思いつかないよ』
『君はあだ名がなくてもいいんじゃないかな、枕木君』
それを聞いた瞬間、俺は嬉しくなった。
確かにあだ名なんて俺にはいらない。
もう名前で呼んでもらえるのだから。
今度は竜崎が驚いたように目を見開いていた。
俺は、仕返しとばかりに優越感に満ちた表情をしてやった。
「せ……先輩、やっぱり私も竜崎ちゃんって呼んでもらえませんか」
『ふふっ、いいよ竜崎ちゃん』
「ちょ、先輩、竜崎は【りゅりゅ】じゃなかったんですか!?」
『別にいいじゃないか、いろんな呼び方があったって』
「じゃあやっぱ俺にもあだ名くださいよ!」
どうやら今日が一番バッドな日だというのは間違いだったようだ。
だってこんなにも楽しいのだから──。
「休日」
俺は今、休みの日に先輩とショッピングモールに来ている。
本当は竜崎も来て三人で来る予定だったのだが……。
どうやら家の事情か何かで用事ができたらしく、
今日の朝、グループチャットにメッセージで、
「大変申し訳ありません。急な用事が入り、行けなくなってしまいました。また今度お願いいたします」
という文面と同時に、泣き顔のスタンプが送られてきていた。
その後もよっぽど行きたかったのかスタンプを、
通知の振動で携帯が壊れるかと思うくらい送ってきていた。
最終的に先輩から『りゅりゅの気持ちは伝わったから落ち着いてね』と窘められていた。
だが竜崎の気持ちも分かる。
休みの日は私服の先輩が見れるのだから。
制服とはまた違った、雰囲気……。
それを見れるこの時間はまさに至福の時だ。
『じゃあ、まずどこへ行こうか』
『君は行きたいところとかあるかい?』
「えっ、いや俺は先輩が行きたいところでいいですよ」
『ふーん、なら本屋さんに行きたいな』
そして俺たちは本屋へ向かって歩き始めた。
歩いている途中、私服の先輩を目に焼き付けようと、
何回か先輩の方を見ていたら『前を見て歩かないとぶつかってしまうよ』と言われてしまった。
そんなこんなあって本屋へ到着し、先輩は目的のものを探し始めている。
先輩が探している途中、俺は暇なので、
心の中で先輩が何の本を買うか予想してみることにした。
(先輩が買う本ってなんだ……?)
(勉強得意だったし参考書とかかな)
そんなことを考えていると、先輩が『あった』と呟き、本を手に取った。
手に取ったのは「自己肯定感の上げ方!」と表紙に書かれた、自己啓発本だ。
(えっ先輩って自己肯定感が低かったのか)
と思っていると先輩がこちらを見て、
『僕じゃないよ』
『お母さんに言われたんだ、お姉ちゃんのためにこういう本を買ってきて、ってね』
「へーっ先輩ってお姉さんがいたんですね」
『うん……』
そう言った先輩の表情は少し暗かった。
こんな顔、先輩と付き合ってきて一度も見たことがない。
少しすると先輩がハッとして、『さっきのは気にしないでね、じゃあレジへ行こうか』
と言われた。
きっとあまり触れてほしくないのだろう。
俺は何も言えずに先輩とレジへ並び、そのあと本屋を出た。
その間、さっきの表情について考えようとしたが、
あまり考えないほうがいいと思い、忘れることにした。
そんなことを思っていると、まるでお昼を知らせるようにお腹が鳴ってしまった。
『おや、お腹が空いたのかい?』
「は……はい」
『ふふっ、じゃあフードコートへ行こうか』
フードコートへ着くと、休日のモールなだけあり、ほとんどのテーブルが埋まっていて、
店の前もちょっとした列ができているのが見える。
俺たちは必死に席を探し、ようやく座ることができた。
「ふーっ、休日だと座るのも一苦労ですね」
『そうだね、そういえば君はお腹を空かせていたね』
『先に並んできたらどうかな?僕は席で待ってるよ』
「えっ、先輩は並ばなくていいんですか?」
『僕はあまりお腹が減っていないし、荷物だけ置いて二人とも席を立つのも危ないでしょ』
「まあ……確かに」
俺は先輩の言葉に甘えて、列へ並んだ。
頼んだのはラーメンだ。
注文を終え、ベルを受け取った後、俺はテーブルに戻った。
先輩の元へ戻ると『君はなにを頼んだのかな?』と言われたので、
なんとなく「なんだと思いますか?」とクイズを出してみる。
すると先輩は俺の顔をじーっ、と見つめてきた。
「ちょ……ちょっとなんですか、恥ずかしいですよ」
『ん〜?クイズを出されたからには正解したいじゃないか』
そう言いながら、少し考えたそぶりを見せたあと、先輩は口を開いた。
『分かったよ、答えはラーメンだ』
「な……なんで分かったんですか」
『だって呼び出しベルにラーメン屋さんのロゴがあるからね』
俺がベルを見ると確かに、ラーメン屋のロゴが入っていた。
「それずるくないですか!?」
『問題を出すならもっと周りの状況に気をつかうべきだったね』
俺がなにか言い返そうと頭で考えていると、時間切れを知らせるようにベルが鳴った。
『ふふ、行ってらっしゃい』
俺は敗北を噛みしめながら、ラーメンを受け取り、テーブルへ戻った。
先輩はクスクスと笑って俺を見ている。
その状態で食べるラーメンは不思議と塩辛く感じた──。
俺が食べ終わり、店に食器を戻すといつのまにか先輩が背後にいた。
「あれ? テーブルから離れていいんですか? もう空席ないですよ」
『僕は別にいいよ、それより次に行きたいところがあるんだけどいいかな?』
「いいですけど……」
そう言うと先輩は、俺の手をそっと握って、先導するように歩き始めた。
俺はビックリしすぎて何も言えなかった。
急な手繋ぎに驚いたのもあるが、なにより先輩の手の感触が素晴らしかった。
絹のように滑らかで、それでいて吸いついてくる。
手の温度もほんのり温かく、先輩の体温が全身に伝わって、母親のお腹の中のような安心感を感じる。
ずっと握っていたい……なんて思っていたら手が離れ、いつのまにか到着していた。
「ここは……服屋ですか」
『うん、服が見たかったんだ』
『前から気になっていたのだけれど、どうせなら人に見てもらいたくてね』
俺は今ドキドキしている。
おそらく、先輩がいろんな服を着て、
俺に『どれが似合ってるかな』と先輩が言うイベントが起きると思っていたからだ。
だが、結果としてあまりドキドキはしなかった。
イベント自体はあったが、とにかく長かったのだ。
何着も何着も……もちろん全てが似合っていて美しかったのだが、長い。
最初は楽しかったが、後半は苦痛であった。
最後は先輩に察され、『ごめん、長かったね』と言われ、
先輩が服を買い、店を出たあと、気まずい空気になってしまった。
『さっきはごめんね』
「い……いやそんな謝らなくても……」
その後、先輩と俺の間で言葉のやりとりが止まった。
時刻は現在16時30分、おそらく先輩はもうすぐ帰ってしまうだろう。
こんな空気で終わりたくないと思った俺は、必
死に考え、
短時間で終わり、思い出になるような…。
そうやって考えていると俺は思いついた。
「ぷ……プリクラ撮りませんか?」
すると先輩がこちらを向き、少し笑った。
『それいいね』
先輩とプリクラのコーナーへ着くとそこにはさまざまなプリクラ機があった。
正直思いつきで言ったから、どれがいいのかまったく分からない。
そもそも俺はプリクラ自体初めてだ。
すると先輩が、さっきみたいに手を繋いで『あれがいいな』と俺を機械の中まで連れていった。
「へーっプリクラの中ってこうなってるんですね」
『ん、君は初めてなのかい?』
「はい」
そう俺が言うと先輩が口角を上げながら流し目で、
『枕木君の初めてをもらってしまったね』
と言ってきた。
俺は思わず照れてしまった。
そんなことを言われたら俺はもっと先輩のことが…。
『ほら、ちゃんとしないと撮られてしまうよ』
「え」
俺が慌ててポーズを取ると、
──カシャッ
シャッターの音が機械に響き渡った。
俺が戸惑っていると、先輩が言った。
『ふふっ、シャッターに撮られるところだったね枕木君』
「もしかして撮るタイミングでわざと言いましたね」
『ごめんね、君の反応は可愛いから』
また先輩に負けた気分だ。
けど…不思議と嫌ではない。
『ほら、落書きの時間だよ』
「そんなのあるんですか」
『プリクラといえば落書きだよ』
「そうなんですか」
機械の横を見ると、タッチパネルがあり、そこにさっきの写真が映っている。
ここからペンで書いたりできるらしい。
俺は経験がないのでなにを書くか迷っていると、
先輩が『好きなことを書けばいいよ』と言ってくれたので、
なにか書いてみることにした。
(なにがいいかな……)
(そうだ、あれにしよう)
先輩は真ん中にHAPPYと書いている。
そして俺は……。
マオ先輩いつもありがとうと書いた。
それを見た先輩は嬉しそうに笑っていた。
プリクラ機から写真が印刷され、俺と先輩で一枚ずつ持った。
先輩がじっと写真を見ている。
「そんなに名前で書かれるのが嬉しかったですか」と俺が言うと、
『そうだね、嬉しいよ』と先輩が笑顔のまま言った。
「ならよかったです」
『でも』
「でも?」
『僕は文字じゃなくて言葉で言ってほしいのだけど』
「えっ」
『ほら』
先輩が乙女のような表情で待っている。
だが俺の口から出た言葉は自分でも、最低な言葉だった。
「そ……そろそろ先輩も帰る時間じゃないですか」
「今日はこのへんで……」
『…………』
先輩の表情が真顔になっている。
やってしまった。
『ま、いいさ。楽しみは取っておくことにするよ。じゃあね、枕木君』
そう言うと先輩は足早に帰っていった。
──後日
「ショッピングモール……私も行きたかったです。それにプリクラまで撮るなんて羨ましい」
「竜崎も来れたらよかったのにな」
『楽しかったよ、次はりゅりゅも一緒に行こうか』
「はい! 真央先輩!」
『……りゅりゅは優しいね、名前で呼んでくれて。どこかの誰かさんは、呼んでくれなかったのにね』
「す……すいません」
先輩は少し怒っていた──。
2話まとめるのと3話まとめるのと、どちらがいいですか?
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2話分がいい
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3話分がいい
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そもそも分けずに1話分でいい