四方世界のモンスターマスター   作:寝心地

20 / 20
準備

大目玉を倒した後、一党は部屋の奥に飾ってある鏡をに目を向けていた。

 

「この鏡はご神体か何かでしょうか?」

 

そう言って神官が触れようとする。

 

「迂闊に触れるのは不味いのではありませぬか?」

 

「とは言っても調べない訳にはいきませんから」

 

神官がそう言い鏡に触れると何と神官の指先が鏡に飲み込まれ鏡は水面の様に波を打つ。

 

「わっ!?」

 

思ってもいなかった現象に神官は思わず手を引っ込め一党は警戒する。

 

すると鏡に全く別の場所が映りそこには魔王城の周辺の様な景色に無数のゴブリンがいた。

 

更に鏡に触れるとまた場面が移り鏡面に触れる度に場面が移り変わっていく。

 

「【転移】の鏡?」

 

「神話の時代の遺物と言うことでしょうか?」

 

「恐らくはそうでありましょうな、そして恐らくコレが小鬼共がこの街の地下に現れた原因でありましょうや」

 

そんな話をしていると背後から無数の足音と鳴き声が聞こえて来る。

 

「先ほどの爆発音はえらく響きましたからな、小鬼共の出入り口がここにあるとするならば」

 

「ああ、奴らは此処を取り戻しに来るぞ」

 

リザードマンの言葉にゴブリンスレイヤーがそう返し一党に緊張感が走る。

 

「安心しろ、問題にもならん」

 

しかし次のゴブリンスレイヤーの言葉にその緊張感も幾らか和らぎゴブリン共を迎え撃つ準備を進める。

 

「術は後幾つ残っている?」

 

「私は【聖壁】を1度使っただけなので後2回です」

 

「取っておけ、使い所がある」

 

「拙僧は【竜牙兵】を2体とも呼び出しましたので後2回ですな」

 

「儂は後2回って所かの」

 

「【竜牙兵】には盾を持たせて後衛の守りに専念させろ、お前の術は取っておけ、切り札だ」

 

ゴブリンスレイヤーはリザードマンとドワーフそれぞれに指示を出す。

 

「俺はどうする?」

 

「お前には入り口の1つを頼みたい、出来るだけ敵の数を減らせ」

 

「分かった、方法は此方で勝手に決めて良いのか?」

 

「ああ、ただし余り強過ぎる魔法は使うな、策が使えなくなる」

 

「分かった」

 

「ねぇねぇ、私は?」

 

調教師との話が終わると今度はハイエルフが尋ねてくる。

 

「奴らを引きつけてから仕留めろ、数を減らしつつ1匹でも多く誘い込む」

 

「難しい事言われてる気がするけど良いわ、やってあげる」

 

「そして拙僧はこの鏡を引き剥がせば良いのですな」

 

「そんな事出来るんですか?」

 

リザードマンの言葉に神官は質問を投げる。

 

「然り然り、おお、気高き惑わしの雷竜よ、我に万人力を与えたもう、【疑竜(パーシャルドラゴン)】」

 

リザードマンの筋肉が膨れ上がり鏡に掴み掛かると同時にゴブリン共が殺到した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

念能力者が行く多重クロス世界(作者:匿名のななし)(原作:色々)

日常と非日常、常識のタガが完全に外れた「なんでもありの無法地帯」。▼それが、俺が揉め事処理屋を営んでいるこのイカれた現代日本だ。


総合評価:536/評価:7.62/連載:21話/更新日時:2026年09月12日(土) 18:00 小説情報

毎日ひたすら纏と練(作者:風馬)(原作:HUNTER×HUNTER)

ハンターハンターの世界に生まれ変わったみたいなので念の系統を調べてみたら強化系!だったら強くなるのに必要なのは纏と練!寧ろそれ以外になにが要る?▼単純一途(バカ)な女の子が行くハンターライフ▼※アンチ・ヘイトは念のため▼タグは進行に合わせて増やして行きます。自分でもどこに跳ぶのか判らないのでww


総合評価:18797/評価:8.01/連載:98話/更新日時:2026年09月06日(日) 15:04 小説情報

映像機画版携帯獣世界転生物語(作者:こうすけ増田劇場版)(原作:ポケットモンスター)

なんか知らんがアニポケの世界に転生してた。


総合評価:2534/評価:7.35/連載:33話/更新日時:2026年09月06日(日) 00:05 小説情報

魔法先生ギルガメッシュ(作者:長LAVA)(原作:魔法先生ネギま!)

 一度目の死後、彼はギルガメッシュとして古代ウルクに生を受けた。▼ 王となり、エルキドゥと出会い、その死を見届け、不死を求めて世界を巡る。▼ やがて自ら不死を捨て、ウルクの王として126年の生涯を終えた。 ▼ そして、二度目の死。▼ 次に目を覚ました時、ギルガメッシュは再び若き肉体を得ていた。▼ そこは、魔法使いたちが存在する現代――『魔法先生ネギま!』の世…


総合評価:7021/評価:7.47/連載:17話/更新日時:2026年09月13日(日) 16:40 小説情報

石の世界で農業チートしてたら比べ物にならん程のチートがワラワラ湧いてきた件(作者:史上最強のラーメン)(原作:Dr.STONE )

 原始の村で農業チートを駆使して成り上がったら、ある日本当のチートがやってきた。触発されるように村の仲間もチートになっていきもう大変!今日も俺は畑を耕す。


総合評価:3380/評価:7.99/連載:14話/更新日時:2026年09月12日(土) 06:01 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>