9月22日、それはおれが最も憎むあいつが生まれた日。
9月22日、それは生きるのに気後れするおれが歳を重ねる日。
忌み嫌うべきか、よくぞ頑張って耐えたと肩を叩いてやるべきか。おれはいつも判断に迷う。だって。
──祝う人しか周りにいないから。
一、
今日は、予想通り眠れなかった。薬を飲んでもちっとも効かない。毎度の如く寝れないのだ、20回も経験しておいて。
「秋瓢ぁ、今日学校はぁ?」
「全休」
「ありゃ? そうだっけ? 22日でしょ……あっそうか今日木曜か。ごめんごめん……ん?」
「やめろやめろ」
「お前、誕生日じゃん!!! 言ってよ、なんも誕プレ用意してない!」
「気づいちゃったよ……なんでこう毎回毎回ピンポイントで地雷踏むかなこの子は……」
「酒! 飲めるな!」
「飲まない、誕プレもいらん」
「えぇ、試すだけ試そうよ〜、誕プレは拒否権なし」
「アルハラとその他もろもろで訴えんぞこの野郎。てかお前も付き合いでしか飲まないだろ」
「オレは本当に弱いから、パッチテストしたもん」
「……今日夕飯いらない」
「食べれなそう?」
「……親と食べてくる、だから帰ってくる時いないかも」
「……そっか、楽しんで。お兄さんは独り身でつまみ食って待ってるな」
「たった二ヶ月だろ、調子乗んな」
際どい話題の時はすぐ優しい顔をする。だから調子が狂うのだ。普段は強引にでも首突っ込むくせに、察して欲しい時に限ってはちゃんと身を引いてくる。本当に
〜♪
「ん? 母さんからだ。【起きてからでいいので返信ください。二十歳の誕生日おめでとう。体調が優れていたら、会って祝わせてくれない? 場所を送っておくわね】……場所?」
添付されていたのは小さな喫茶店への経路図、家の近くでもいいのになんでわざわざ別の場所で……?
【今起きた。学校ないし時間はいつでもいいよ。遠いみたいだけど母さんの方こそ大丈夫?】 7:36 ✔︎
送ってすぐ既読を示す✔︎が表示された。もう学校に行っている時間だ。私用の連絡は控えているはずなのに。
【今日は、予めわかっていたから有給をいただいたの。大切な話をしたくて。それに息子の誕生日だもの、仕事よりも大切】7:38
【ありがとう、じゃあ15:00でもいいかな? 朝はゆっくりしたくて】7:42 ✔︎
【わかった。そう伝えておくわね。こちらこそありがとう】7:50
伝えておく、か。予約しなきゃ入れないところなんだろうか。おれのためにそんなことまでしなくていいのに。
いや、おれがこんな状態だから、かもしれない。
「母さんらしいな」
そう思った。「礼儀を重んじるところも自分より先に相手を立てるところもそっくりだ、だらしのない僕に似なくて心底ほっとしたよ」なんて、父さんは恥ずかしそうに笑ってたっけ。
一度だけ、本当に一度だけ。本気でいなくなれそうな時があった。大学生になってすぐの時。ちょうど和陽と二人暮らしを始めた直後ぐらいだった。何を血迷ったのか、居所を変えた今なら、消えてしまっても有耶無耶にできるかもしれないと思い、ちょうど今日みたいな和陽が朝から、おれが昼から授業があって、三時間ぐらい間があった日のこと。
行くあてもなく彷徨って、手頃な踏切に決めて。
──やるなら、今しか──
そう思った、そう思ったのに。足がすくんだ。
「もし、事をなしてしまったら、電車が止まる、他の人に迷惑がかかるかもしれない」
「もし、事をなしてしまったら、遠輿はどう思うだろう。おれを匿ってくれて、今日も絶対来いよって言ってたのに。あんなに優しく笑ってくれたのに」
「もし、俺がいなくなったら、金がかかるんだろうなぁ」
決め手はそれだった。おれに悩みがなかったら、おれがもう少し、すっくと立てていたら。当面先になるはずの金の工面。そうでなくとも、委細よく行けば、父さんと母さんはこの金を払わずに済むのに。迷惑をかけたくないからいなくなりたいのに。いなくなるのにも金がいるのか。消えてもなお迷惑をかけ続けるのか──。
そんなの、そんな
瀬戸際に至ってもなお体裁を整えたいのかとは自分で自分に反吐が出た。
二進も三進も行かなくなってどことも知らない公園のベンチで茫然としていると。そこにいたのは、和陽だった。
「と、ごし……なんで……」
「──なんで? なんでじゃねーよなぁ⁈セリフがちげえじゃねーのかよ、優等生さんよぉ!」
胸ぐらを掴まれ、頭を強く揺さぶれる。
「……オレはお前より賢くねーからわかんねーとでも思ったか? 死のうとしてるかしてないかもわからねーやつに見えるか!」
──あぁ、今朝まで忘れていたのを今思い出した、和陽の怒髪天の顔を見るのは、
「──っ、悪かった」
「お前もうダメだろ、行くぞ。流石に親には言えねーだろうから」
「どこにつれてく気だ……?」
「支援センター、大学の。せんせーにはもう後ろの講義全部休むってことにしてある」
「なっ、勝手に──」
「勝手にしねーといけねーような状況だろーが! 戻るぞ」
「っ」
扉の前で、ちゃんと話さねーとオレがやるからな、と吐き捨てられた。その件に関しては後で、その状況の人にオレが手を下すと面と向かって言うなんて言語道断だとカウンセリングの先生に絞られたらしい。
「度胸が逆だったら上手く行っちゃってたかもしれないのになぁ……こう言っちゃ悪いか」
実際、怖かっただろう、悔しかっただろう。ついさっきまで喋っていた友人が黙りこくるのをみすみす見逃すというのは。怒られていた時の声も若干潤んでいた気もする。本当にバカなのはどっちか明白だ。
なおのこと、小汚かった「手を下す」が、「オレがそんなの許すわけない」に変わったのは配慮してくれたのかもしれない。枕詞に「二度も」がついていてもおかしくないのだから。
「2人の分まで言ってくれてたのかもな」
なら、きちんと言葉で返さねばなるまい、これを踏み躙ってはいくら遠輿和陽といえども不敬に当たるだろう。
時刻は午後2時を少し回ったところ。そろそろ行かないと間に合わなくなる。母さんにどう話そうか迷っていたらあっという間に昼を食いっぱぐれた。
彼への出掛けの言葉は、もう二度と間違わない。
「……行ってきます」
二.
息子が生まれた日は、紅葉が窓から綺麗に見える九月の暮れのこと。私自身、国語の教鞭をとっていながら、古文でよくあるような仄甘い色恋はおろか、誰かに想いを寄せるなんて、自分にはありえないと思っていた。友人の数合わせでいった飲み会で初めて出会ったで彼──今の夫は今までの異性とは違って見えた。
少し抜けていて、オドオドと周りを見渡しながらも、懸命に物事に取り組む姿に心打たれた。失敗を恐れていない、いえ、僕はし失敗するのを見越している、だからごめん、と言いたげなような姿勢だったけれど。夫は常々、「僕は甲斐性もないし大黒柱にはだいぶスカスカだよ、僕が僕でいられるのはママと秋瓢のおかげだ、ありがとう」と目頭を熱くしながら1人でに号泣していくそれを2人で慰めるのが家族の日課で。
昔気質で厳格な父は、案の定「あんな骨のないやつにお前はやれん」と突っぱねていたが、「骨がないなら私が彼の骨になる。燈沓くんはやわだけどそんなに
我が子の生まれた日は、彼が脱水で死んじゃうかと思ったぐらい泣いていて。
「悠真くん、やめてよ……私が泣けなくなるじゃない。それにこの子に悪いわ、
「だってぇ……僕がパパになるなんて夢でも出てこなかったんだもの。……それに……2人に何事もなくて余計にぃ……」
「……それでもいいか。ねぇ、お父さん」
「あっ、僕のことか。なっ、なんでしょうか……お母さん」
「この子の名前、秋瓢なんてどうかなぁと思うの」
「あきひさ、か。どんな字を書くんだい?」
「ほら今ちょうど9月でしょ? だから春夏秋冬の秋に、瓢って」
「ひさ、ご? ごめんよ、僕、君と違って学がなくて……」
「瓢箪のこと」
「あぁ、信楽焼の狸がよくぶら下げてるやつ!」
「そうそう、あれは
「瓢ってね……作る過程で中身を腐らせなきゃいけないんだけど、その過程で固くなるじゃない? だから腐ってもめげない強い子になって欲しいなって、中身も色々だから色々な事を吸収して育ってほしい。……他の案があればそっちにするけど」
「意味を持った名前を僕がつけられないからなぁ、でも、徳利かぁ……ちょっと待って、今携帯で調べちゃうから……徳に利口の利……いいじゃない! 徳利の意味も足してくれるかい? 僕もこの子が徳を積んで、自分の利を追求してほしいから!」
「それだと後ろ暗い意味も入っているみたいじゃないの、それに、徳利も由来じゃ将来酒飲みになりそう。あなた下戸なのに」
「えぇ……? だめかなぁ……いけない、話しかけすぎちゃったね……ありがとう、今はゆっくり休んで」
「ええ」
──
2人とも、純粋にこの子の幸せな旅路を祝っていたはずだった。
そんな私の息子が、メンタルに限界を感じていると知らされたのはごくごく最近だった。
高校の頃からの友達とやりたいことが重なったから同じ大学に行くことにした、しばらくその人とルームシェアさせてもらうことにするから家を出ることになる、とは聞かされたけど、電話口の声も元気そうだったし、それなりに上手くやれているんだと思っていた。
それから数ヶ月後のこと
「秋瓢……? どうしたの、最近めっきりじゃない。心配し──」
『すんません、一緒に住んでる遠輿和陽っていいます。ご挨拶が遅れてしまってすみませんでした』
「これはどうも、息子がお世話になってるみたいで。それにしてもなぜ息子の電話から?」
『あいっ──、いえ、彼がもう限界そうだったんで。勝手に電話してます。自分からじゃ一生話さないと思うんで』
「限界……? なんのことでしょう』
『気持ちの面で、相当しんどい思いをしてます。ついこの前も……』
なんとなく察してしまった。いや、勘づいてしまった。
「まっ、てください……今は……?」
「なんともないです」
「──よかった、お耳に入っているかわからないのだけれど教員をしているの。ちょうど明日は予定がないからご挨拶も兼ねて、会いに行ってもいいかしら」
早く、息子の無事を確かめなければ。その一心だった。気が急いていたのかもしれない。
『こっちに来んのはやめてください。かけたってバレたらドヤされるんで。それに──今のあいつを見たら会わせらんないです、申し訳ないけど』
その声はとても、息子と同い年──大学に入りたての青年の声とは思えないほど毅然としていた。
「そうよね、急だもの。わかりました。内密で会いましょう? どこで落ち合うのがいいかしら」
翌日。私はどんな顔をして彼に会えばいいのかわからず、目を泳がせていた。──でも、不思議と嘘ではない気がした。
「あき……燈沓くんのお母さん、ですか?」
「ええ……あなたが遠輿くん?」
見た目はやんちゃそうな大学生って感じだけど、私だって教員の端くれ。外見だけで断ずるほど気は小さくない。
「すんませんでした、脅すような真似して。変な意味じゃなかったんすけど」
机に頭がつきそうなぐらいの深々とした陳謝だった。そして私はここで確信した。本当に急を要していたのたと。
「頭を上げて。秋瓢は? 無事なの?」
「無事っつーか、もうギリギリっつーか、体的にはなんも心配ないみたいなんですけど、相当キテて。傍目から見てもわかるぐらいには」
「いつから──あなたが勘づくくらいになってしまったのはどのくらいからなの?」
「高校のときから、です」
「ふざけないで真面目に答えて」
「答えてます、ふざけてません」
「そんなはず、だって最後の電話だって……いつから友達してくれてるかは知らないけど、私はあの子が──」
「ガキの頃から見てるからってなんなんだよ」
「なんですって? 誰に向かって──」
「ヤバくなってからのあいつのことはオレが1番知ってんだよ! いい子だった──っ、すんません。口が過ぎました。でも、1番新しい秋瓢を他人目線で知ってるのはオレです、知ろうとしてるのもオレです。オレがいうことじゃないけど、子供の時の物差しで測っていいもんじゃないんじゃないっすか?」
身につまされた。私にとって秋瓢はかけがえのない子供。失ってはならない宝物。それはたとえあの子が気を病んでいたとしても変わらない。だけど。この子は……きちんと秋瓢を「
「──やっぱ親子っすね」
「え?」
「そうやって責める? きゅーだんする相手がいないことを自分に矛先向けておしまいにしようとするところ。あいつもよくあるんすよ、それも自覚してる。俺しか秤にかける人間がいないから、自分しか悪者にできないからって自分でよく言ってんすよ、燈沓さんもそうだったり? ……すんませんまた減らず口を」
ああ、この子は、いえ、この人はあの子のことも、私のこともこんな一瞬で、客観視できている。ちゃんと
他人の家族のことを無粋だと捉える人も大勢いる中で、私たち教師は、職権のもとそれを少なからず赦されている部分がある。自覚しているつもりでも、仕方ないと放棄して傷を抉らなければならない時もある。事の解決を急ぐあまり、創った
でも、遠輿くんはその免罪符もないまま丸腰でそれを臆せずやってのけている。しかも、それが相手を傷つけるかもしれないと汲みおいた上で、謝れる子なんだ。
他人の大丈夫が、大丈夫である事なぞそうそうないと知っていたのに。私の子は聡く、強いと
遠輿くんの言うように、私は無告の窮を放棄して、ずっと「被告のいない、
ああ、確かにこの人なら、私たちの知らない、見てこなかったあの子を教えてくれるかもしれない。
「──そこまで大口を叩くのなら、聞かせてもらおうじゃない、あなたの知っている燈沓秋瓢はどんな奴なのか!」
「おー? 負けませんよぉ〜?」
──
「そろそろ、
三.
「──母さん」
「秋瓢、久しぶり、なるべく電車使わないところ選んだつもりだったけど、どう、遠かった?」
遠かった、なんて言うわけないってわかってんのに。
「ううん、別に」
「──遠かったし、すげぇ疲れたって顔してる。ごめんね。私が苦労するべき側なのに」
ぎくっ、と背筋が唸る。あいつといたせいでわかりやすくなったか?
「顔──」
「にはでてないわよ、相変わらず、上手いわね隠すの。短刀直入に言うわね。実は、母さん謝りたかったの」
気づけなくて? 苦労をかけて? 苦しませて? やめてくれ、そんなことわざわざ聞きに来たわけじゃない。だってそれは──
「『おれがわるいから』」
「当たった、やっぱりあなたは私の子よね」
「ははっ、やっぱり母さんはおれの母さんだ」
察しが良くて、優しくて、誰よりも努力を惜しまない。そんなあなただから、その期待に適う子供でありたかった。
そんなあなたの息子だから、ちゃんと名前を名乗れる人間でありたかった。自慢の息子と朗々と語ってほしかった。
──でも。今は萎びて枯れてる。
「誕生日を祝う前に、きちんと腰を据えて話しましょう。法律は変わったけれど、母さんの頭の中では、今日をもって
そうだよな、でもおれは、あなたが思うおとなに能う人間じゃない、卑屈で、卑怯で、薄汚れた日陰者だ。
「言わないなら私から話すわよ?」
「へひっ、どーぞ」
「まず、私はあなたを
そんな。母さんはこんなおれでも抱擁してくれようとして……? いや、この
「おれは母さんのこと好きだし、愛されてるとも思ってる。──
「そう、よかった。でもあなたは
「そう、だったら?」
「言ったでしょう、赦さないって。──赦さないけど、
「おれのことも?
「ええそう。でも、ちょうど1人分
母さんの意図は汲んだ、おれだって言われっぱなしじゃ飲みこめない。一芝居うってやろう。
「おれからも一ついい?
母さんは考えているのか、一瞬狼狽えて姿勢を正す。
「あの女のことは気にかけている義理はないわ、好きでも嫌いでもないから。ちょうどその部屋なのよ」
「じゃあ
「『好きにすればいいわ、では嫌いなら一緒に葬ってしまいましょう、あなたの嫌いなその人はゾンビなのでしょう?』──等価交換で」
──そぉりゃいいや……成立だ。
そう言って俺たちはお互いの胸に手を当てた後、
「『おめでとう、これあなたの憎き私の我が子は死に絶えた、今日はあなたの命日よ』──なかなかいいアドリブだったわ、秋瓢。じゃあ、私からも一節送るわね」
──池のほとりに人影があがった日は曇天だった。事件の机上に上がっても原因は分からずじまいだったが、それを知らせる新聞をもった帽子に百合の花を刺した妖艶な女は独り言を言っていた。
「今日のような星の見えない曇りの日には元氣になるのにねえ、最期の貴方を見れないなんて、私はほんとつきがない。今日のような日に出会ったのなら、接吻の一つぐらい送れたのに」──
「──っ! 母さん!」
「来てたんなら言えよ」
「言ったら帰るでしょう? いっぱいいっぱいだったろうから」
「いつから会ってたんだよ」
「具体的には教えない、あなたが気づいた時と同じ日よ」
「……っ、父さんには?」
「まだ行ってないわ、卒倒しちゃうから。自分で言う?」
「オブラートに包んどいて」
「わかった、でも近々顔見せに来なさいよ」
「さーね、生憎おれは、あなたんとこの息子さんほどピュアじゃないんで」
〜♪ 【和陽】 応答 拒否
「ぁい」
「ご歓談中? のとこごめん! 食器用の洗剤ってど──」
【終了しました】
「知るかそんなもん」
「ほどほどにしてあげなさいね……?」
「どーだか」
その日食べたこの店自慢だと言うパンケーキはいつも食べるそれより、味が濃かった気がした。
四.
母の勤める学校には学科の科目とは別に、「生活上の倫理」と呼ばれる小学校でいう道徳のリテラシー強化版のような時間がHRを使った形で道徳の時間とは別立てで採られることがあるらしい。
母は学年付きを兼務しているので、その教鞭を取ることも多いというのだが、その中でこう教えているという
「言葉は誰かを照らす光にもなり、誰かを殺める刃物にもなる。これは皆さんも重々わかっていると思いますが、言葉の用例や指し示すものは時代とともに生まれては消えを繰り返しています。辞書にある意味が全てではないのです。時には心持ちの良くない含意があることもあるでしょう、でも、どうか──それをすぐに皮肉や誤用だと決めつけないで欲しいんです。誰かにとってそれは、救いや糧になるかもしれないから」
おれは俺が憎い。
でも──母さんがおれすら、形だけでも愛してくれるというのなら、辞書にない意味を付け足してもいいのなら。
9月22日、それは、おれの憎んだ俺の
9月22日、それは──今日をもって──、おれが真に