『なんでもない』から、君を知りたいーこれはいつまで続くか知れないから。
これは一冊のノートー棄書をきっかけに交わりあったふたりの大学生の、"中身もないし、ヤマもオチもない"その日その日のやり取りを記載した備忘録である
【人物】
1.遠輿和陽(とごし・かずひ)/オレ:
現在大学二年生。20歳。高校生の時に級友、燈沓秋瓢(あくつ・あきひさ)の恥部である「棄書」の存在を知り、詮索をきっかけに交友を深める。
非常に剽軽で人当たりが良い反面、気になると多少強引にでも首を突っ込む癖がある。秋瓢に対しては、当時の行動を恥じており、秋瓢が生きなければならない「地獄」がせめて「痛みの少ない道」であることを願っている。
文学部に籍を置いているか筆致が迂遠かつ散財しており、総じて稚拙であると悪名高い。

2.燈沓秋瓢(あくつ・あきひさ)/おれ
現在大学二年生。19歳→20歳(8話〜〕(事実上)休学中。→復学済(6話〜)
和陽とルームシェアをしている。
人に誇れるような自分でありたいとの思いから品行方正、文武両道を崩さぬように振る舞っていたが、ストレスを抱え込みがちで両親にも「逃げ癖」と一蹴されていた過去があるため、高校中期からメンタルが限界を迎え、自己への鬱積した卑下や引責を、自らとともに葬るため、棄てるためのノートとして細々と「棄書」を書き溜めていた。
発露の場がなかったところから秋瓢に「こじ開けて」物事を進めてもらったには感謝、信頼を置いているが、現在は“設えてもらった環境下にいる"と自責の念を燻らせており、根本の性格から卑屈になってしまっている。
大学には在宅講義も含めてスポット的に行ったり行かなかったりを繰り返しているため、家にいることが多い。

3.邑嶺涼喜(むらみね・すずき)/僕
【15話〜】
現在大学一年生。19歳。秋瓢たちとは別の通信性の大学+夜間部に通っている。
所謂「弟系男子」のような童顔で背も低いため一番良良くて高校一年生に見られるのが悩み。いつかかっこいいと言われたいと密かに思っている。
中学時代にその容姿と性格からからかわれ孤立していたが、現在は可愛さも自分の武器にしようと奮闘し、吹っ切れている。
中学時代のトラウマがあるので主体的にはコミュ症気味だが、リードして貰えばそれなりに話せる。なんでも頑張るため愛嬌がある。
話数によってはメンタル面の悪化などを取り扱いますが、基本的にホームムービータッチです。