色んな人の脳を焼きすぎて重い感情を向けられてる余命僅かなホロウレイダーの終活   作:如月トッポ

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ちゃんと書いたら結構おそくなってしまった……、申し訳ない。

ゲームやれてないせいで全く人がわからなくて草なんだ


いや……うん、刀返して?

 

 

 

 

第三話 いや.....うん、刀返して?

 

 

 

 

 

 

「.........え.....」

 

 

 

 皆様はこんな経験があるでしょうか、朝、起きたら部屋の中に当然のように知り合いの年上の綺麗な女性がいてこちらを見つめてきてる経験。

 

 はい、ここだけ聞けば「ふ~ん、エッチじゃん」案件ですよ、ただ目が笑ってないんだよ!そもそもいるはずもここに来れるはずもないんだよ!!

 

 

 

「「........」」

 

 

 

 ん~、家に居るはずのない人が居ることがこんなに怖いとは思わなんだ、知らない不審者でもないのに....いや、不審者ではあるか。

 

 

 

 そのままお互い無言で見つめあう時間が流れる、これだけ聞けばなんとロマンチックであろうか、まぁ、実態は力ではどうしようもできない恐怖にさいなまれているのだが。

 

 

 

「夢か....」

 

 

 

 まぁ、現実的に考えてそうである、いや...夢であるなら現実ではないのだが、そんなしょうもない言葉遊びは置いておいて。

 

 これが夢であるならば俺のすることはただ一つである。

 

 

 

「(寝るか...)」

 

 

 

 俺は二度寝に入った、ずっと疑問だったのだが夢の中で寝たら夢の中で夢をみるのだろうか.....、なんかこれを言い続けたらややこしくなりそうだしここでやめておくが。

 

 

 

 そして俺は目を閉じた。

 

 

 

~~~数分後~~~

 

 

 

「(寝れねぇ!!!)」

 

 

 

 あの光景が思いのほか自分にとって衝撃的だったのか...、単純にそこに何かがいる可能性がある不安からか、まったくと言っていいほど寝付けない。

 

 無理やり寝ようとすることがこんなに苦痛だとは思わなんだ。

 

 

 

「(流石にもういないか....?)」

 

 

 

 俺がかすかな希望にかけ薄く目を開けるが。

 

 

 

「........」ニコニコ

 

 

 

 普通にいた、もう疑うことすら放棄しそうなほどに自然にいた....、てかガッツリ目が合った。

 

 てか一瞬しか見てなくてわからんかったけど心なしか近づいてきていた気がする...。

 

 

 

 が、学ばない俺はリンが近づいてきてるのかを確かめるために目を開けてしまう。

 

 

 

「........」ニコニコ

 

 

 

 まぁ、お察しの通りいた、そして当然更に近づいてきていた、いや当然ではないのだが、で、そんなリンを前に俺は思ったことは....。

 

 

 

「(猫にこんな習性あったよな)」

 

 

 

 危機感の欠如というレベルではなかった。

 

 

 

「(これどこまで来るんだろ....)」

 

 

 

 そんな楽観的で純粋な疑問がよぎり俺はもう一度目を閉じ、開けた...、すると。

 

 

 

「「....」」

 

 

 

 目の前にリンがいた、てか布団に潜り込んできてる。

 

 

 

「おはよ」

 

「....いや、近いて」

 

 

 

 とりあえず全力で離れた、てかいつの間にそこまで近づいたよ、気配も音もしなかったぞ、てか年下とはいえ自分より強い男の布団に入るのは危機感がないのではないだろうか。

※お前だけは危機感を語ってはいけない

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

「で....なんで家を知ってるんですかね...」

 

 

 

 その後、なんとか状況を整理しようと武器を片付けて小さい机を引っ張り出し向かい合っている、因みに出せる茶は無かった。

 

 

 

「ん~?家?そんなのFairyに聞いたらすぐわかったよ?」

 

「.....そう」

 

 

 

 あんのクソ人工知能、それはずるいじゃんか....。

 

 

 

「....じゃあ鍵は..、」

 

「ヘアピンって便利だよね~」

 

「....まぁ、そうかもなぁ」

 

 

 

 あ~ね、人工知能のハイテクと物理ピッキングのローテクの組み合わせね...、うん。

 

 てかずっと声に感情ないしハイライトどこにやった?おめめ真っ黒だよ?消しゴムで消したんか?それとも逆に鉛筆で塗りつぶしたんか?

 

 

 

「で....用件は?」

 

「....相変らずそういうのすぐ聞くよね、世間話とかしないの?」

 

「いや...不法侵入するほどの用件が気になるだけかな....」

 

「そんなひどいなぁ....人を犯罪者みたいに」

 

「いや犯罪者(プロキシ)だろ」

 

「いや...まぁそうだけど....」

 

 

 

 普通に色んな人にかかわってるから忘れかけるけど普通に犯罪者なんよね...まぁ、俺もなんだけれども...。

 

 

 

「まぁ、そんなことはどうでも良いんだけど...」

 

「(どうでもいいのか....)」

 

 

 

 果たしてそれはどうでもいいで済ませて良いのだろうか...

 

 

 

「お兄ちゃんから聞いたんだけどさ?寿命がもう殆どないってホント?ていうかあとどのくらい生きられるの?」

 

 

 

 あ~ね、アキラは伝えておいてくれたのか、それは非常にラッキー、教える手間が省けた、それはそうとリンの顔から一切の感情を読み取れないのだが...心無しか声も半オクターブ低い気が....。

 

 

 

「ん~、どこまで聞いたか知らないけど聞いてるとおりだね、寿命...自分にもはっきりわからないけど....まぁ、あともう一回ハッピーバースデーできるかくらいじゃないかな?」

 

「ふ~ん、」

 

 

 

 部屋の温度が下がった、明確に、確実に、リンの声から温度が抜けると同時に何かわからない圧が場を満たしたような気もした。

 

 

 

「(なにこの圧.....)」

 

 

 

 いっては悪いが戦闘において自分より格下、おおよそ不意打ちされたとて負けることはないとは思うが.....完全に心臓を握られているような感覚がある、なにか嫌な感じ。

 

 てかリンの顔からかすかに感じられてた感情も消えた気がする、何も読めない...まるで人形みたいである......。

 

 

 

「そっか、とりあえず、もうホロウに潜るのは禁止ね?」

 

「....え?」

 

「いや、とりあえずあの刀使うの禁止ね?」

 

「いや....り....リン?何いって...というか自分お金ないから...というかあの刀は大事な...」

 

 

 

 そうである、俺は金がないのである、ホロウに潜る潜らない、刀を使う使わない、寿命がなくなる以前に普通に餓死してしまうの垂れ死んでしまう、流石にそれはリンも望んでないはず.....え?望んでないよな?

 

 

 

「お金ない?ならうちで雇ってあげるよ?」

 

「え...いや、そういう訳じゃなくてね?」

 

「?、何が違うのかな?」

 

 

 

 あかんこの人レスバ強い、普通に理詰めしてくるんだが?

 

 

 

「......まぁ、とりあえず、私も急に押し入っちゃったし....、また今度ちゃんと話そっか」

 

「え?あ...うん?」

 

 

 

 押し入った(不法侵入)なのは自覚してたのか...、ていうか謎に帰ってくれる流れか?なんか地獄の先延ばしのような気もするが.....、まぁ、その方がましか.....。

 

 

 

「でも、とりあえず、もうあの刀は使わないでね、お金がないなら私を頼って」

 

「え....あ....はい(いや金ズルなるの嫌だし働くが.....)」

 

 

 

 ただただ混乱をさせるだけさせてリンが出ていこうとする、俺は呆気に取られてしまいそれを引き留めることもできず、呆然と扉を開け外に出るリンを見届ける。

 

 

 

「トア......トアがどうしたいか知らないけどさ?知っちゃった以上、私にも考えがあるからね?」

 

 

 

 それだけ最後にひょこっと顔を出し、言ったかと思うとそのままパタンと扉を閉じ、帰って行ってしまった。

 

 

 

 リンが部屋からいなくなった瞬間、部屋にあった威圧感がなくなり、空気が軽くなる、はっきりと質量をもった威圧感だった...。

 

 

 

「....びびったぁ、」

 

 

 

 とにもかくにも、色々物騒なこと起こったり言われたりはしたが、なんとか危機は過ぎ去った...、そんな安心感を感じながら軽く伸びをし、立ち上がる。

 

 

 

「よいしょっと......て...あれ?」

 

 

 

 立ち上がり、いつもベッドに立てかけているそれを手にとろうとするが、その手が空を切った、慣れた動作、間違えるはずもない、だが手は何度も何度も空を切る。

 

 

 

「.......まさか、」

 

 

 

 最悪の展開が脳をよぎり....、それをなんとか否定しようと恐る恐る振り返るが...まぁ、悪い予想というものほどよく当たるもので...。

 

 

 

「刀....なくね???.......刀ねぇ!!!?!?!?!」

 

 

 

 やっぱりなかった.....、そして気づけば俺は無意識のうちに部屋を飛び出し、外へと出ていた。

 

 

 

「リン!!!!!どこ行ったァァァ!!!?!」

 

 

 

 そう叫んだ、人目もはばからず、割と人もいる通りで、あの刀には寿命をとられるのと同等...いや、若干少ないがずっといっしょに居て命も救われているいわば俺の半身なのだ、人目くらい、どうってことない。

 

 

 

 やはり早朝という訳でもないが朝の通りで叫ぶ人間がいると驚きはするようで、その場にいた人たちの視線が突き刺さった。

 

 確かにそこにリンはいなかった、だが、別の知り合いがいた。

 

 

 

「むっ...その声は....」

 

 

 

 一人の狐のシリオンがこちらを振り向いた。

 

 

 

 

 






リン
・アキラから話を聞いて信じられないながらも大号泣してた
・一晩考えた末とりあえず本人に事実確認、あと刀のぼっしゅ~と、
・なんだかんだ一番荒れてる
・威圧感は刀のおかげもあった

アキラ
・トア君から話を聞いて茫然自失
・リンに言ったらリンが大号泣し始めて段々と逆に少しだけ冷静さを取り戻してきた
・朝起きたら突然すんっ…とした顔の妹がどこかへと飛び出しめちゃめちゃ驚いた


トアの虚狩る戒具
・刀の武器、名前は未だ未定
・普通に使い手を選びやがる
・使い手に選ばれるとまず五感のどれかをもってかれる、その代わり超精密なエーテルの操作、圧倒的身体能力の向上などが刀の近くであれば常時恩恵として受けられる。
・刀を抜くと勝手に寿命消費し続けやがる、大技を使うと別途寿命消費加算
・なんでも斬れたり全属性を使えたりする、使い手のエーテルや才能依存
・トア君は視力持ってかれてて昔に目に手術で機械ぶっ込んでる、それで視力と動体視力をあげてる、ずるい



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