色んな人の脳を焼きすぎて重い感情を向けられてる余命僅かなホロウレイダーの終活   作:如月トッポ

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今日書いたゆえ短め、キリが良いと言うのもある


女子は傷つけたくな…っぶな!?

 

 

第七話 女子は傷つけたくな...っぶな!?

 

 

 

 

 誰にも反応出来ない速度、誰にも予測できないタイミング、一瞬で切り替えて動きの初動も最小限にして距離を殺す。

 

 

 

「(殺しはしないようにしなければ...)」

 

 

 

 そんなことを思い、峰打ちの構えで斬りかかる、躊躇せずに、一直線に。

 

 

 

「っ...!」

 

「(反応した!!?!)」

 

 

 

 俺の予想とは反して雅は反応して刀に手をかけた、恐らく完全な抜刀までは出来ないだろうが防がれは確実にするだろう。

 

 

 

「(まぁ、一回受けを見るか...)」

 

 

 

 そう思い刀を振りぬこうとしたその刹那。

 

 

 

パンッ...!パンッ!パンッ!

 

 

 

 あたりから打ち上げ花火のような、そんな乾いた音が響いた、そしてそれの標的は明らかにこちらに向いている。

 

 

 

「「(銃声...!)」」

 

 

 

 おそらく同じことを考え、そして同時に反応した。

 

 

 

「っ...」

 

 

 

 俺は右方向から飛んでくる弾丸を全て叩き落した、そしてふと見ると雅は迷うことなく反対方向の弾丸を斬り落としていた。

 

 

 

「(ちっ...、第三陣営か?全員関係なく撃ってやがるな...)」

 

 

 

 お互いが示し合わせたように俺と雅は自らの仲間のいるところへと戻り、なおも止まることなく降り注ぐ弾丸を切り捨て続ける。

 

 

 

「おわぁっ!?」

 

「──制圧射撃のリズム……ニコ、敵は私達を包囲しようとしてる……!」

 

「……っ、お武家ギツネ! アンタまさか刺客を用意してたの!?」

 

「こちらの台詞だ、『邪兎』のニコ────フッ!!」

 

「(あんたら馬鹿か!!!?!この銃撃明らかに全員殺す気だろ!!!どっちかの仲間だったらもうちょい躊躇するだろ!?てか雅!お前なんで制圧射撃なのは分かってそんな簡単なことわかんないんだよ!?)」

 

 

 

 そんな俺の内心の長文のツッコミも、言葉にしてないためもちろん届くことはなく、雅はパールマンに向かってくる弾丸を妖刀・無尾で残らず斬り捨てる。

 

 されど銃弾の雨は止まない。その時、パイパーの乗ったトラックがリン達の前に横切るように停車した。

 

 

 

「プロキシ、邪兎屋! 乗りな!」

 

「ありがとうパイパー! 皆、こっちだよ!」

 

「(え?俺名指しされてないけど乗っていいよね!?)」

 

 

 

 隙を見て俺と邪兎屋とリンはパールマンを連れて2台のトラックに乗り、この場を去って行く。

 

 

 

「待て──!!」

 

「! 課長!?」

 

 

 

 そして雅は銃弾の雨を掻い潜り、走っていったトラックの後を追いかけて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 数分後....

 

 

 

「(なんか....後ろから凄い勢いで追いついてくる何かが見える......)」

 

 

 

 俺は後ろの様子をトラックの中から見てため息をついた、そして第二ラウンドの始まりの合図が聞こえた気がした。

 

 

 

 







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