Level 0は少し湿った賞味期限切れのプレーンなスポンジケーキの味がする。 作:作猫
原作:The Backrooms
タグ:R-15 残酷な描写 Backrooms バックルーム 駄文 WikiBot
バックルームを放浪する者達(ただし人間とは限らない)の短編集。
The Backrooms
もし、貴方が誤って世界から外れ落ちてしまったのならば。
どこかで見たことのある。黄色のカーペット、鳴り続けるハム音。
無限に続く The Backrooms Level 0 に迷い込んでしまうでしょう。
ー◇◇◇ー
ある少女は永遠と鳴り響くハム音に起こされた。
服はボロボロでまともに食事をとっていなかったのか痩せ細っている。
「お母様…?」
突如知らない空間にいることについて混乱している少女。
慎重に一歩一歩歩き進める。
ずっと、同じ景色が続いている
そして同じ音程で鳴り続けるハム音がとても耳障りである。
>Level 0 Threshold
この階層で一番恐れるべきなのは怪物でも人でもない。
孤独と一定のハム音によって引き起こされる精神崩壊、そして餓死だ。
ハム音の次に感じるのが心臓の音、足音。
稀に聞こえる人の悲鳴。怪物の声。
電灯が一瞬切れては少女は足を止める、そして水滴が彼女の頭に落ちる。
上を見上げると壊れた電灯の周りが湿っていた。
何か恐怖を感じたのか必死でその場から離れる。
離れようと走ろうとしたが痩せた体では思うように動かすことなどできなかった。
「今日の…配給は…」
少女の視界には兵隊へ視線を向け所々欠けているお茶碗を差し出してはご飯を求める。
そんな幻覚が映っていた、しかし兵隊は聞く耳を持たずにその場を去っていく
「ま…って」
正気が戻ると湿った地面に倒れていた。
少女にとっては何もわからないこの黄色い部屋。
死にたくはない。力を振り絞っては立ち上がる。
すると目の前には茶色の木製の扉があった。
そっとドアノブへと手を伸ばしてはドアの隙間から覗き込む
丸い木製のテーブルに三つの木製の椅子。
中に人はいなかったため部屋へと入った。
その部屋の中にあるテーブルの上にはラジオと皿の上に置いてある一枚のクッキーがあった。
ラジオをつけてみると異国の言葉が流れ始めた、少女は日本語しかわからない。
すぐにラジオを止めた、そして今度はクッキーへと目を向ける。
一見ただのチョコチップクッキー。
触ってみると少し温かかった。
手に取り空腹のあまり食べてみた、サクサクと甘い味がした。
一枚すべてを食べては飲み込む、とてもおなかが満たされては椅子に座り疲れのあまり眠ってしまった。
ー◇◇◇ー
街中に鳴り響く警報音。
必死に防空壕のほうへと走っていく。
木々に挟まれては燃えて亡くなる人々…
ー◇◇◇ー
悪夢を見た少女は呼吸が荒くなってしまう。
大きく深呼吸をしては再び部屋からでていくことにした。
ここにいてはただ餓死するだけだと思ったから。
クッキーのおかげでお腹が少し満たされては楽になった。
けれど、地獄なのに変わりはない。早くどこか安心して休めるところを探さなければならない。
あの不思議な部屋を出てから数時間、もしかすると数日間経ったかもしれない。意識が朦朧としている脱水症状だろうか。
孤独、時々聞こえる怪物の声、時々見る血の海、それが彼女の気を狂わす。
そして見つけてしまった。
下半身のない死体。黄色い保護服、頭の原型がとどまっていなかった。左の眼球が飛び出ていた。
少女はそれを見ては隅っこで吐いてしまった、涙目になりながら吐く。
その死体からペットボトルを見つけた。
飲料水だろうか、ただ死体から物資をあさるのは行儀が悪い…かといってここで無視したら少女は水分不足で死んでしまう。
「生きたいの……」
少女はペットボトルを拾っては開ける。まるで未開封のような感じだった。
キャップを開け中を覗く、無色透明な液体。
恐る恐る一口口の中へ運ぶ。甘かった、そしてお腹がとても満たされる。
しかし、死体は死んで間もないものだった。近くに何かがいるかもしれない、少女はペットボトルを落とさないようにしっかりと持ちその場から離れた。できる限り遠く、遠くへ…死体があったほうから怪物の声が聞こえた。逃げて正解だった、息をきらし、過呼吸になる少女。後ろからは黒いひもでできたような怪物が少女を追いかけてくる。
少女は目の前にあった部屋へと逃げ込む、均等に落とし穴があり細い道を慎重に歩かなければならない。
黒のひものような怪物は足を滑らせその落とし穴へと落ちていった、底が見えない暗闇へと。
落とし穴を渡りきり、大きくため息をつく。
そこから何十時間、もしかすると何日間か少女は歩き続けた。
テーブルの上に置かれていた古びたバッグ、テレビの隣に置かれていた甘い飲み物。
時々雰囲気が変わったような場所へやってきたり何かよからぬ予感を感じ引き返したりなどした。
しかし出口は一向に見つからない。
階段を上り狭い隙間をくぐり抜け、時には今にも壊れそうな木造の橋をそっとわたる。
”偶然”落ちている箱の中から食べ物や水を得ては一歩一歩。
彼女は眠気に襲われていた、しかしここで眠れば死んでしまう。必死に眠気をこらえながら歩くがとうとう限界を迎える、目の前に見えた壁に倒れこむように寝落ちてしまった。その壁が周りのものとは違い、次の場所へといけるものだとは知らずに。
ー◇◇◇ー
「四光…!」
「流石です、お嬢様。」
夢。ある日の少女の「家」だった場所。
広い和風建築の「豪邸」ともいえる場所。
その風通しの良い場所にてその少女と女性は花札を使い「こいこい」で遊んでいた。
綺麗に並べられた花札。
少女は女性へ抱きついては撫でてもらっていた。
それが最後の女性との
ー◇◇◇ー
>Level 1 Habitable Zone
少女が目を覚ますと先ほどの黄色い部屋とは風景ががらりと変わり冷たいコンクリートの地面に寝そべっていた。ハム音もなくなり「ここは安全かもしれない」と彼女は思った。
しかしその寝そべっていたところには水たまりがあり、少女の服は濡れてしまった。このままでは風邪をひいてしまう、そう思った少女は慌ててあたりを見まわす。
コンクリートの柱にパイプ。白い白線とチカチカと光る電球。すると木箱を見つけた。
少女はすぐさまその木箱へ近づき危険ではないか、三回ほど木箱を叩く。
そして周りをよく確認し、じっくりと中身を確認できるような場所を求めその箱を押して運んだ。
近くにある両開きのドアを開けてはその先の廊下へと木箱を運ぶ。
途中、ドアを見つけ開けると小さな部屋を見つけた、そして一枚の紙を。その紙は異国の文字で書かれていたため少女には読めなかったが下にイラストが書かれており、「真っ黒なお人形にバツ印が張り付けられた」ものであることから少女はここが安全な場所だと思いそこへ木箱を運んだ。
木箱を運び終え、一息ついてからその箱を開けると大量の物資が入っていた。
少女にとって大きすぎる服と靴、三本のペットボトル、そしてアイスアックス。
少女のおなかを満たすには十分すぎるほどの量のクッキーにライターだった。
服を見つけた少女は早速服を脱ぎ木箱に入っていたものへと着替えた。
下着は木箱に入っていなかったため木箱を燃やし、そこから少し距離をとって下着を干し乾燥させる。
部屋の中にあった椅子でドアを外側から開けられないようにもした。
これも、すべて戦争でいざという時のためと教わったことだった。
母の説教の時の声が少女の頭の中に響き渡るほど少女は疲れ果ててしまった。
そんな少女は自分の頬を軽くたたき、すこし息苦しくなってしまったのですぐさま火を消しては服を布団代わりにし深い眠りへとついた。下着が乾くまでの間、軽い仮眠を。
これから何をすればいいのかそんなことを考えながら目を閉じる。
数時間が立っただろうか、目を覚まし立ち上がる。
疲れがだいぶ取れた、しっかりと周りを確認できる。
乾かした下着と服を着てはドアの固定を外し大きく深呼吸してからドアを開ける。
先ほどと比べ少し余裕が生まれたからか広く見えた。
アイスアックスを両手でしっかりとつかみ周りを確認しながら歩く。
木箱をいくつも見つけたがこれ以上は何も持てなかったのでスルーした。
途中、不思議なものを見つけた
赤の割れた風船、路上に不自然と落ちていた。
微かな血のにおいを感じた、少女は恐怖のあまりその割れた風船を避けるようにして奥へと進む。
この階層に「恐怖」というものはあまりなかった。
「安心」できるかもしれない、「ずっと住むことができる場所」
しかし、人が見当たらない。
その時、突如照明がすべて切れ当たりが暗闇へと変貌した。
数秒後人間と思われる悲鳴が聞こえ少女はその声に怯えてがむしゃらに走り出した。
ここは「安心」できるかもしれない場所だと思ったのに。
ドアにぶつかった、明らかにそのドアは不自然な場所にあった。
しかし少女は暗闇のせいでそれは壁だと思いその壁をたどろうとした。
少女はドアノブに触れた、ガチャリと強くひねりその先へと飛び込む。
後ろからはモンスターの鳴き声が聞こえた…
ー◇◇◇ー
>Level 389 The Gaming Hall
床は先ほどのコンクリートとは違い白と黒のチェッカー柄だった。
少女は立ち上がると先ほどとは雰囲気がガラッと変わったことを確認する。
そして慎重に歩き出す。周りの棚には様々な
少し気になった少女はその棚を物色する、サイコロやトランプのようなものが出てくる中、「花札」ににたものを見つけた。よく「家」で遊んでいたもの、どこか落ち着く。
少女は花札をポケットへ入れて先に進んだ。少しばかり足が軽くなった気がする。
そして開けた場所へとでた。
大きな黒いカーテンと少女にとっては見慣れないテレビ。
そのテレビへと近づこうとしたとき、肩をたたかれた。
少女はびっくりし、後ろを振り向いてはアイスアックスを振り回す。
「stop! stop!」
攻撃をやめ肩をたたいた人物を見た。
それは人間ではなく「お人形」だった、黄色と青色の道化師の服装に黒と赤の動くお面。
そのお面は「o_O」となっており攻撃する意思はなかったのかもしれないと少女は思った
しかしそのお人形もまた異国の言葉でしゃべる。
そのため少女に言葉が通じるわけでもなくそのお人形は苦戦していた
「貴方は…誰…?」
少女は勇気を振り絞りそのお人形へと声をかけてみた
「Japanese⁉」
するとそのお人形は再び驚いた。
そして深く考え込んだ後、そのお人形は少女の手を引っ張りカーテンの裏側へと連れていった。
少女はその行き先を想像した。真っ先に出てきたのは「殺されるかもしれない」
そう思い泣きわめいた、逃げ道はない「詰み」状態であったため。
お人形は少女が突如泣き出したことに驚きどうしようかと周囲を見回した。
そのとき、少女の着ている服のポケットから「花札」がでてきた
それを見たお人形は何かをひらめきそれを拾っては少女へ見せつけた。
少女は何かと思いお人形へと視線を戻す
するとお人形は近くにあったテーブルを持ってきてはそこに花札をきれいに並べた。
「こいこい」である、お人形は少女へ「こいこいをやらないか」と提案しようとしたのである。
その意図はしっかりと少女に伝わり、少女は自身の手札をとってはコクリと頷いた
◇◇
勝負はあっさりとついた。
少女の圧勝であった、お人形は「勝てる」と確信していた。
しかし少女の圧勝だった、
「One more time!」
とお人形が再選を申し込み、再び勝負をしても少女が圧勝。
「イカサマ…」
お人形はイカサマ、不正行為をしていた。
それはもちろん少女にはバレバレだった。
といつの間にか少女は楽しくて微笑んでいた。
お人形は立ち上がり、カーテンの奥の部屋を少女にみせる。
そこは簡易的なベッドや玩具、いくつかのスナック菓子があった。
お人形は少女に「しばらく泊まれ」と異国の言葉で少女に言った。
少女は不安ながらそのベッドの場所へと足を運びお腹が空いていたのかスナック菓子を手に取る。
そして一口食べる、少女は初めての味に手が止まらなくなった
それを見たお人形は手を振りそこから去った。
数分後、再びお人形が現れた。
その手に持っていたのは服だった、まるでそのお人形は少女を「着せ替え人形」のように扱い服を着せる
少女は抵抗しなかった、無駄だと思ったから。
ほんの温かみを感じるお人形の木製の手が少女の肌に触れる。
猫の耳のようなものがついたポンチョに少し大きいズボン。
着替えが終わればお人形は楽しそうに少女の頭を撫でて写真を撮った。
そこから何日間、もしかすると何年も少女はその部屋で生活していた。
三食おやつありの裕福な生活、時にお人形が遊戯を持ち込んでは少女は負ける。
そのお人形が調子に乗って流れに任せて「こいこい」をやろうと誘うとお人形がボロ負けする。
本を読むときもあった、日本語で書かれていた本。少女は自然に声に出して読んでいた、「竹取物語」や「枕草子」など古いものが多かった。少女はそれを読みながら日本語がわかるわけでもなさそうなお人形がなんで持っているのかと不思議に思ったが、深くは考えなかった。
そんな平和な日々を送っていた。
ある日、お人形と少女がトランプをしているときに「ok..」と何かをしようとしてきたのである。
少女は首を傾げてはお人形をじっと見つめる。
「A..a....アァ…ヤァ!ドウカナ」
「…!」
突如日本語をしゃべりだしては驚く少女、通じたとわかったお人形は喜んだ
「ワタシハ、ゲームマスター!」
「ゲーム…マスター…」
お人形は「ゲームマスター」と名乗り、クラッカーを鳴らす。
少女はゲームマスターの名前が知れてとても喜んだ、そして少女もゲームマスターに自身の名前を伝えようとする。
「天…ヶ瀬…」
「アマガセ?」
ゲームマスターは少女の名前を聞いては発音するがなかなかうまく言えなかった
少女、天ヶ瀬はよほどうれしくてゲームマスターへ抱きついた。
そして一つ、天ヶ瀬は気になったことをゲームマスターへ聞いた
「なんで…助けてくれたの?」
「イージー!ニホンゴをオボエタカッタカラ!」
「日本語覚えた…私はもう不要?」
「イエス!シカシ、ワタシはアナタヘコノオブジェクトを」
ゲームマスターに渡されたのは鍵だった。
そこから少し血の匂いも感じ取れた
「プレイヤーがドロップしたもの!」
天ヶ瀬は「プレイヤー」という言葉は知らなかったが意味は何となく察した。同じく「ドロップ」もだ。そう、ゲームマスターは負けた人を殺し、たまたま手に入れた。
「私の…ために?」
「イエス!これでThe Hubへゴー!」
天ヶ瀬はゲームマスターが何を言っているのか理解する前に気絶してしまった。
ー◇◇◇ー
>The Hub
一人ただ立ち尽くしていた。
なぜ捨てられたのか、役に立たなかったからだろうか。いやゲームマスターは「日本語をただ覚えたかった」と言っていた都合よく使われただけなのか。
「会いたい」
突如
黄色い部屋でずっとさまよったのを思い出す。
少女はもうあの
体の力が抜けた、涙で視界がぼやけた。
「帰らなきゃ」
しかし来た道は消滅していた。
探しても探してもダメだった、
少女は諦めない、どのような手を使っても
「Hey...Are you ok..?」
声が聞こえたほうを振り向く。
人だった。防護服のようなものを着ている。
そして…銃を背負っている、
「貴方は…誰…?」
「...Chinese?」
その人は混乱していた、言語が通じないから。
少女は立ち上がりその人をじっと見つめる
「…s..sorry」
その人は離れていった、なぜだか、理由はわからない。
そしてその人が落とした紙を拾う、「M.E.G. - Bettering Humanity」と書かれた物を
もちろん少女はその言葉が読めなかった、
ポケットにその紙をしまった。その時ポケットの中から糸が出てきた。
赤と青と黄色の三色の糸。ゲームマスターを連想させるような、かわいい糸。
少女は手首にその糸を巻き付けた、その糸をゲームマスターの一部だと思って。
その時、突如として少女の脳にたくさんの知識が流れ込んだ、まだ子供である少女には整理できない量の情報が、ふらつきながら頭を抑える。
数分が経過したが情報が整理できない、壁へ向かって強く頭を打つ
一回
二回
三回
勢いで倒れる、オデコから血が出ている、壁に血の跡がある。
大きく深呼吸をし立ち上がる。そしてアーモンドウォーターを一口飲んだ。
ゲームマスターからもらった鍵を取り出す。
壊れやすいのか包装してある、剥がそうとはしない。ただ今は使い道がないと思ったから。
目の前の半開きのドアに視線が移る、隙間から覗くと少女にとっては未来的な都市だった。
その景色には色があった、もともと住んでいたあの地球にあったはずの家とはまた違う、建物一つ一つが高い。
ドアノブに手をかけてゆっくりと慎重に開く。そして慎重にくぐる
そしてコンプリートへと、足を踏み込んだ
リリース声明のサンプル:「バックルームに関するコンテンツはクリエイティブ・コモンズ・シェアライク3.0の下でライセンスされており、すべてのコンセプトは http://backrooms-wiki.wikidot.com/ およびその著者から発信されています。この小説は、このコンテンツに由来し、クリエイティブ・コモンズ・シェアリアス3.0の下でも公開されます。」
…どこに上のやつを記入するべきかわからなかったんだ。ここでも別に問題はないかな