往歳巡により半ば強引に決められた休息期間を終えた
内2人は機械と接続しており、残る1人がその機械を操作している。
「あれは確か設名新と言ったか。ユニバース戦士の中でも特に正義から遠い男と聞く。一度調査するべきか」
「やはり
その言葉を聞いた
「待ちな」
「おや、何者ですか?」
「オレは
「その元ユニバース戦士が何の用で?」
「他者を己の為に利用し、正義の力を復讐に使うとは許す訳にはいかない」
「力をどう使うかは力を持つ者の自由でしょう。あなたも今は力無き身。私に指図する権利などありませんよ」
「それはどうかな?」
「残念、指輪は無くても力はあるんだ。このままお前の計画も破壊してやるよ」
「……はぁ、いいでしょう。対ゴジュウジャーの前のテストといきましょうか。エンゲージ!」
『バトルフィーバー!』『ドンブラザーズ!』
設名新がバトルジャパンに、人形がソノシに
「かかってこい!エンゲージ!」
『……』
「ぐっ……」
「それは機械に使用させる前提で開発している。人間に耐えられる負荷ではない」
「が……っは……人間には耐えられない、か。ならオレならイケるってわけだ!エンゲージ!」
『ハリケンジャー!』
そのまま右手を天高く掲げると稲妻がテガソードに直撃し、閃光の中で
カブトライジャーはゆっくりと手を降ろして戦闘態勢になる。
『いざ掴め!ナンバーワーン!』
『ゴー!ゴー!ユニバース!』
「AIの発展は人を超え、この技術で神へと至る。バトルジャパン!私がAIナンバーワンだ」
『ゴー!ゴー!ユニバース!』
「厄災を乗り越え正義に成る。真のヒーローはここからだ!カブトライジャー、
『No.1 Battle!Ready~Go!』
応援空間が消えると同時にカブトライジャーはテガソードでバトルジャパンに斬りかかるが、ソノシが
ソノシを押し切ろうと力を込めるが、バトルジャパンの蹴りが腹に突き刺さる。
吹き飛ばされたカブトライジャーはイカヅチ丸を地面に突き刺して止まり、ゆっくりと立ち上がる。
「なるほどな。相手が複数だとこうなるのか。だが複数人側での戦いは経験済み、お前達の動きは予想できる」
ソノシの連撃をイカヅチ丸で弾きながらホーンブレイカーでバトルジャパンを撃って威圧する。
バトルジャパンはテガソードで叩き落としながらバトルシーバーを操作し、呼び出したアーマーを纏ってキラーバトルジャパンへとパワーアップをする。
そして左腕からミサイルが射出されて高濃度の弾幕がカブトライジャーを襲う。
ある程度はイカヅチ丸で弾くが、全てを防ぐことはできずに直撃して爆発が巻き起こる。
硝煙の中でも立ち続けるカブトライジャーを感知したソノシがレッドシャドーを振り下ろすが、命中することはない。
煙が晴れたところに残されていたのはスーツだけであり、カブトライジャーの姿は消えている。
「抜け身の術!代わり身ノ術の応用だ」
キラーバトルジャパンの背後から現れたカブトライジャーはイカヅチ丸で斬り裂いて吹き飛ばす。
再びソノシの連続攻撃が始まりイカヅチ丸で防御をするが、今度はキラーバトルジャパンに接近して遠距離攻撃の隙を与えないように立ち回る。
イカヅチ丸で受け止めたレッドシャドーを掴み、蹴り飛ばして距離を離す。
再接近してくるソノシをキラーバトルジャパンの装甲を掴み引き寄せて防ぐと、力を込めた拳を叩き込む。
「迅雷流忍法・雷撃拳!」
腕に走る稲妻がキラーバトルジャパンを駆け抜けてソノシへと届く。
「カクレンジャー以外の忍者戦隊の話を聞いておいて良かった。
2人のカブトライジャーが同時に襲いかかる。
反撃しようとするところを掴んで動きを止めると、更にもう1人のカブトライジャーがイカヅチ丸で空中に円を描きながら飛びかかる。
「満月・十文字斬り!」
縦と横の2つの斬撃がキラーバトルジャパンとソノシに炸裂する。
「中々やりますが、忍法如きが私の技術力を超えられるとは思わないことですよ」
キラーバトルジャパンの左腕からミサイルが射出されるが、カブトライジャーは余裕の様子のまま野球ボールを取り出す。
高く足を振り上げるフォームから放たれた投球は真っ直ぐミサイルへと向かっていく。
「忍者の全力の前にその程度の攻撃は通用しない。超忍法・分身魔球!」
ボールが次々と分裂し、ミサイルと衝突して相殺していく。
「本当の遠距離攻撃ってのを見せてやるよ!マスキーローター!」
黄色の独楽を回し投げると高速回転しながら2人に接近していく。
それぞれテガソードとレッドシャドーで迎え撃とうと構えようとするが、いつの間にか手首に巻き付いていた糸が張って動きが止まる。
そのまま巻き付いて完全に拘束すると、身動きが取れなくなった2人にマスキーローターの爆発が炸裂する。
「ストロングシャワー!引っ掛かったな!」
これだけの攻撃を食らってもなお立ち上がる2人に向けてイカヅチ丸を構えながら走り出す。
「まだ立つのか……ならば、超忍法奥義・忍烈斬!」
赤いオーラを纏って放つ連撃が2人を次々と斬り裂いていき、最後の一撃で宙に打ち上げる。
「さあ行くぜ!超忍法・影の舞!」
障子が閉じ、そこに写る影となった2人に同じく影となったカブトライジャーの連撃が襲いかかる。
上下左右から絶え間なく放たれる攻撃が2人を空中に留まらせ、渾身の蹴りで障子を突き破りながら吹き飛ばす。
余りのダメージにキラーバトルジャパンは機能停止してバトルジャパンに戻る。
「まさかここまでとは……ですが、」
「まだオレの攻撃は終わってないぜ」
「何ッ……?」
『ハリケンジャー!フィニッシュ!』
カブトライジャーが構えるテガソードの刀身が青白く光り輝く。
「テガソード……真っ向両断!」
その一撃はソノシを真っ二つに切断し、爆発と共に戦闘不能にする。
「さて、後はお前だけ……ん?」
残るバトルジャパンに向けて改めて構えるカブトライジャーだが、スーツが霧散して
思わずテガソードを見てみると、センタイリングと共に灰と化して跡形もなくなっていく。
「どうやら模造品では大技の連発に耐えられなかったようですね。悔しいが、今回は助かりました」
「おい、指輪の力が無くてもオレは戦うぜ」
「いえ、あなたはもう戦えませんよ。
バトルジャパンから発生したガスを浴びた
「想定外の支出ではあったが、課題と発展性が見えて良かった。今回のデータを元に研究を進めるとしよう」