未来の妖怪画家・梶原空と蛇王カイラ   作:久保サカナ

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作者はあんまり妖怪集めしてない弱小ライトプレイヤーなので出演する妖怪には偏りがあるかもしれないです、アニメ見て頑張ります。

特にぷにぷに勢は無理です、無課金なんで。


妖怪ウォッチの短編を書いた直後に妖怪ウォッチ2のリメイクですと〜!!!?

これはもう運命(デスティニー)!!!


今回はゲームで言うところのキークエストをこなす話です。


部活動は妖怪でいっぱい!? 後編

 

 

そして、ようやく美術室に入れた私達なのであったが、なんだろう…美術部のあちこちから妖怪の気配がしてみょんみょんと妖怪センサーが鳴っている。

 

一体何が起きたんだろう…と思っていると、麻生さんが早速、「部長さん、何があったとですか?」と黒髪に糸目で長身の男子生徒に話し掛けている。

 

鳥飼さんに聞いてみると「彼が三年生の須尭雨情部長よ」と教えてくれた、確かに美術部の事なら美術部の部長に聞くのが1番だ…顧問の先生?春日野先生は正直言って昨日の様子だと頼りになるかどうか………(失礼だが正解)

 

 

「ああ、お前たちが昨日入部してくれた一年生だな。いや、美術部の部員はいつもみんな個性的なんだが今日はいつにも増しておかしいんだ」

 

「空!妖怪不祥事案件の気配がするぞ、とりあえずおかしくなっている部員に接触してみるんだ」

 

………人見知りの私に知らない人と接触しろとは………

 

「美術部の部員である以上、これからも付き合う羽目になるのは確かなんだ。それに妖怪の絵が描けるかもしれないぞ?」

 

………じゃあ、行ってみよう

 

 

私はまず、虫の入ったプラケースを手にしたアホ毛にショートヘアの女子生徒とウェーブのかかったロングヘアを後ろで1つにしばっている女子生徒のところに向かった、アホ毛の先輩がロングヘアの先輩に何やらマシンガントークしているのだ、妖怪の仕業かも!

 

 

こんにちは

 

「あら、こんにちは。あなたが入部した後輩ね、私は佐々木樹々。趣味はギターよ、こっちの子が………」

 

「でね、樹々くん。福岡ではスズメダイが食用なんだけど、スズメダイは海産の硬骨魚で体長は大体18センチくらいで色は食欲減退色の紫黒色なんだけどスズメダイの仲間は基本的に青系の寒色でね、こないだ釣ってみたけど美味しかったんだ。ちなみにスズメの名前がついているのは魚だけじゃあなくて雑草にも多くてね、有名どころだとスズメノテッポウにスズメノカタビラ、スズメノエンドウがあって………」

 

「ごめんなさいねぇ、栗ちゃんは博学なんだけど今日はなんか語りに熱が入っているみたいなのよ」

 

 

私は妖怪レンズで栗ちゃんと呼ばれた先輩の後ろを覗き込んだ、するとなんか食事中に見たくないデフォルメされたクマのマスコットの様な妖怪が取り憑いていたのだ。

 

 

「ムムッ!見つかったクマねぇ」

 

「奴はうんちく魔!うんちくばかり言うクマ妖怪だ、妖怪不祥事案件で言うところの「たまたま知っていた事を専門家にでもなった気で話す奴っているよね」を引き起こす妖怪だ!!」

 

「そうクマ!ちなみにレジェンド妖怪とは本来ならば妖怪大辞典に封印されており、各妖怪ごとに必要な妖怪を8体(妖怪ウォッチぷにぷにでは6体)大辞典に登録することで解放される妖怪クマ。封印を解けば必ず友達になってくれる妖怪で………」

 

 

うんちく魔が語り出したので私はスケッチブックを取り出してスケッチを始める、動かずに居てくれるとはありがたい。

 

 

5分後。

 

 

あなたの姿を絵に描いてみたけれどどう?

 

「こ、これは!写実的でありながら実に暖かみのある独特な雰囲気の素晴らしい絵クマ!!この素晴らしさは美術の成績がギリギリで4だった作者の貧困なボキャブラリーでは表現出来ないクマ、何よりもうんちくで語るのが失礼だとうんちくを言う事と言わせる事が存在意義のボクでも思ってしまうクマ!!!」

 

そこまで言われると照れる、冷静のホーズ。

 

「本当はレジェンド妖怪だからそうそうメダルをあげる訳にはいかないけれど絵のお礼クマ、今日からよろしくクマ!」

 

 

うんちく魔と友達になった!!

 

 

「あれ、私ってば語りに熱が入り過ぎたよ。君が新入部員かい?私は栗原渚だよ、よろしくね」

 

「ちなみに栗ちゃんは普段から自然の事なら何でも語ってくれるわよ」

 

「この子はボクのうんちくじゃあなくて素でこの知識量だったクマ、末恐ろしい子クマ」

 

 

よし、ここはもう大丈夫。次の部員さんに話しかけよう………

 

 

美術室の後ろには何やら水槽が置いてあって、その前で茶髪の男子生徒が2人の女子生徒の前で怒鳴り散らしていた、ひぇっ!?

 

 

「おかしくなっているのはあの男子生徒か…どうした空?」

 

私はかみつく生き物全般が苦手なのだ…あと、大声で話す人やすぐキレる人もダメだ………だって怖いから………

 

「だが、妖怪センサーはあの男子生徒に反応しているぞ?とりあえず、手前の女子生徒に話しかけたらどうだ?」

 

…………そうする

 

 

恐る恐る、女子生徒2人の側まで行くとこちらに反応して黒髪のセミロングを一つで縛った方の人が「あら?新入部員かしら、私は空閑木陰よ。よろしく」と自己紹介してくれた、もう1人の薄いピンクの髪を後ろで1つにしばっている方の人は「私は神谷朝霞!よろしくお願いします!!」と明るく声を上げる。

 

 

「ほら、根岸ちゃんもいつまでも小さな事でキレてないで自己紹介しなさい」

 

「はぁ!?キレてねーよ!!!」

 

ビクゥッ!!

 

「ほら、梶原さんも怯えちゃってるじゃないですかー、カルシウム足りてないんじゃないですか?」

 

「だからキレてないつってんだろ!!ええい全部ザリガニが青くならないせいだ!!!」

 

ビクビクッ!!

 

「空、落ち着け。とにかく話を聞き出すんだ」

 

 

先輩2人に何とか話を聞いてみると男子生徒………根岸大地先輩は最近「ザリガニは餌をサバにすると青くなる」という噂を信じて美術室でザリガニを飼い始めたという。

 

しかし、1週間経ってもザリガニは青くならずその事にキレていると言うのだ………思ってたよりも理由が小さい!?

 

 

「もう待てんしー!!おこだおこ!!!」

 

「空!妖怪レンズを覗くんだ」

 

 

怖くて震えてて上手くレンズの照準が合わせられない私、するとカイラさんは私の手を後ろから手を伸ばして震える私の手を支えてくれた、私より大きな手で頼もしい。

 

レンズを覗くとそこにはぐるぐるほっぺが特徴の子鬼の妖怪と黄色いアフロ、青肌に黒い翼を生やした妖怪が根岸先輩に取り憑いていたのだ。

 

 

「アレは妖怪おこ武者とまてんし!文字通り、いつもプンプンと怒らせたり、もう待てんし!とせっかちにする妖怪だ!!」

 

妖怪不祥事案件は?

 

「おこ武者は「あの人怒っているけれどどうも真剣に怒っているように見えないのよね」、まてんしは「どうしても来週のジャンプの続きが気になってもう待てない!!」を引き起こすな」

 

とりあえず、絵を描こう

 

「もう怖くないのか?」

 

妖怪の仕業ならちょびっと怖くなくなった、それに妖怪の絵を描きたい

 

 

十数分後。(2体分だから時間がかかった)

 

 

そこな妖怪、私の絵を見ろ〜!!

 

「上手過ぎておこだおこ!友達になれ!!」

 

「ハァ!?上手だし!!メダルやるし!!!」

 

 

おこ武者と友達になった!!

 

まてんしと友達になった!!

 

 

「ハッ俺は一体」

 

「根岸ちゃん、牛乳奢るわよ」

 

「コーヒーといちごどっちにします?」

 

「いや、何で味付き牛乳なんだよ」

 

 

どうやら正気に戻った様だ、美術室をぐるりと見渡してもうこれで一安心、と思ったのだが………妖怪センサーはまだ鳴り止まない。

 

「気づいてー」

 

でも、美術部はこれで全員でしょうととりあえず部長さんに尋ねに行く事にする。

 

「私よ大庭よー」

 

 

「いや、美術部には二年生にもう1人部員がいてな。いわゆる幽霊部員なんだが、案外、お祭りは好きだからイベントには来るんだよ」

 

「うっうっ目の前に立っているのに誰にも気づいてもらえない………」

 

「空!目の前だ!!」

 

サーチビーム!

 

 

サーチライトを当てると、前髪が非常に長く目が完全に隠れている女子生徒と紫色をした忍者の様な妖怪が現れた、なんかジミーな感じがする。

 

 

「やっと気づいてもらえた!私は二年生の大庭月夜よ、特技はけん玉」

 

「ボクはジミー、取り憑いた相手を地味〜にしてしまうよ…でもこの子が地味なのは元からでボクは関係無いよ…」

 

 

本当にジミーだった………気を取り直して絵を描かせてもらおう

 

 

5分後。

 

 

どうかなジミー?

 

「こんなボクのことを絵にしてくれるなんて…!ありがとう、メダルだよ」

 

 

ジミーと友達になった!!

 

 

そこで、美術準備室から春日野先生が現れた、ニワトリを抱えている…昨日言ってたピーちゃんだろう。

 

 

「よしよし!珍しく全員揃ったわね!!じゃあ、新入部員歓迎会を始めるわよ!!!」

 

「お菓子と飲み物買って来ました」

 

「あと、寿司を握りましょう。生魚は流石に衛生上用意出来ませんでしたが」

 

 

その後、私たちは一年生を主役にした歓迎パーティーで盛り上がったのだ。

 

私は何故か寿司を握る涼風コンビ先輩に好物のお茶をリクエストしたらちゃんと湯呑みに注がれたお寿司屋さんのお茶が出て来た、嬉しい。

 

 

「そういえば、梶原さん………いや、空って呼んで良かと?」

 

良かとよ

 

「さっきから先輩達の絵を描いてたみたいだけど、これは何かのキャラクター?」

 

妖怪

 

「「よ、妖怪〜!?」」

 

この世の不思議なことは全部妖怪の仕業、先輩達がおかしくなったのも妖怪の仕業

 

「アッハッハ!!梶原さんってば不思議ちゃんね!!!でも、この美術部でやってくにはそのくらいのパンチがないとね、ようこそ美術部へ!!!」

 

 

こうして、私達の美術部ライフは始まったのであった。

 

家に帰って青に「高校は妖怪まみれだった」と話したらびっくりしていた、そして慌てて妖怪メダルやウィスパーの用意した妖怪大辞典を渡して来た。

 

…………1日で先輩も友達も沢山、嬉しい。明日もきっと素敵な日になると良いなぁ…

 

 





夏目漱石「私達の話はどこ行った?」

レベル5「勘の良いプレイヤーは嫌いだよ」


★空の描く絵は基本的に妖怪にとってクリティカルヒットします、4のフミちゃんのキュンとさせるアレです。

★カイラが何でウィスパーポジションなのかって?なんででしょうね(すっとぼけ)


・春日野日和

美術部の顧問の先生

連載終わった後も年齢が何気なく謎、でも凄く大人気なく活発な性格


・須尭雨情

美術部の部長、唯一の常識人にして猫が大好き

焼きそば作りから英会話まで何でもこなせる高スペックマン


・根岸大地

短気で怒りっぽい性格だが困ってる人は放って置けない性格

意外にも趣味は絵画鑑賞で出席率は良い方


・空閑木陰

ポーカーフェイスの不思議ちゃん

だが、オカルトやお化けが大の苦手で実は空の妖怪発言にも恐怖していた


・佐々木樹々

女子だが美術部では2番目に高身長

趣味と特技はギター、何で美術部に居るかは謎


・栗原渚

作者の推し

主人公よりも出番の多い歩く生物図鑑、ペットが沢山いる


・神谷朝霞

明るくイタズラ好きな性格で良く根岸をおちょくる

工作が大好き、実は美術部で1番の怪力


・大庭月夜

幽霊部員、メカクレだが実は美少女

ネガティブな性格、オカルティズムにも興味がある


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