私の名は『トオル』年齢17歳
自宅はルミナススクエアのセキュリティ完備高級タワーマンションにあり………彼女や親友と呼べる人物は居ない………
アルバイトはしていないが投資をして生計を立てており、かなりの地位の投資家としてそこそこの金額稼いでいる
タバコは吸わない、酒は飲まない、薬にも手を出さない、学校が終わればすぐに家へ帰り投資家として金の動きを確かめながら課題を終わらせ明日の授業の予習をするが、夜8時半までには終わらせる……
夜11時には床につき 必ず8時間は睡眠をとるようにしている…… 寝る前にあたたかいミルクを飲み 20分ほどのストレッチで体をほぐしてから床につくと ほとんど朝まで熟睡さ……
……おっとすまない、いきなり自己紹介は良くなかったね。いきなりなんだこいつとか思ってるんじゃないだろうか
引かせてしまったのなら謝罪をしよう
さて、私がこんな某変態殺人鬼みたいな紹介をしているのは私がそんな刑法に触れるようなことをしている訳では無い
話せば長くなるが、最近多くなってきているドパガキくん達にもわかりやすいように説明すると…
転生したら「ジョジョのラスボスだった件」だ
だけど杜王町に来た訳ではない、というか日本ですらないことは分かる
じゃあどこかって?私の前の記憶が正しければゼンレスゾーンゼロの世界であるはずだ
気づいた理由はいくつかあるが、それこそ話が長くなるのでやめよう
前文で私の前の記憶と言ったが、正確にいえば私かもしれない誰かの記憶だ
何故君の名はよろしく記憶欠落が起こしているのは、この世界に来る時に魂かなんかが破損したのだろう シランケド
まぁとにかく目が覚めた時は混乱はしたが、すぐに冷静さを取り戻した。前の私はそこまで冷静さを持ち合わせていなかったような気がするが、そこはトオルぱわーだろう
岩人間って通常のヒトとは違う思考回路なのだろうか……
話は戻って目が覚めて初めて見たのはボロっちいアパートの天井と四畳半程の部屋に置かれたちゃぶ台と自分が寝ている布団
どうやら神様はラスボスの力を渡すことはできるが金欠らしい、貧乏神にあったたのか?
とにかく金がなかった私は何とかして金を工面しそこからインターノット設備とパソコンを用意し、投資で何とか高級タワーマンションまできたというわけだ
ん?なに?
そこまでどうやって行ったかって?過程が少なすぎるって?
知らんな説明するのがめんどくさいですハァイ
投資の元金はどうしたって?
君のような勘のいいガキは嫌いだよ……ドパガキはドパガキらしく結果だけ見てればいいのです
まぁ薬はやってないが、犯罪に手を出しているとは一言も言ってないからね
ゼンゼロ世界はいいね、犯罪はホロウ内でやればほとんどバレないし、この世界ではスタンドは他人の目からでも見えるらしいが、【Wonder of U】はパッと見 機械人とほぼ区別がつかないので見られても問題は無い
追われたら追われたでソイツは死ぬがね
だが、それで戦闘向きの近距離パワー型のスタンドだったらどれだけ良かったものか……
私に与えられたのはコミュ障レベル999の邪神みたいなスタンドだ
ジョジョの奇妙な冒険を知らない人に分かりやすく説明すると、スタンドは精神が何らかの要因でその【壁】を突破すると自身の精神が形として現れソイツが持つ能力で戦うのが基本だ
実際ジョジョの歴代ラスボスは能力に多少癖があるバレンタイン大統領やディアボロ以外はわかりやすい能力でパワー型のスタンドが殆どだ
しかし、ジョジョの奇妙な冒険第8部に登場するラスボス「トオル」のスタンドである【Wonder of U】はジョジョの奇妙な冒険初の遠距離型、しかも自動操縦型と手動操縦型で選べる今までにないタイプのスタンドだ
それだけならまだ「ちょっと変わってるラスボスだな」くらいにしか思わないが、ジョジョのラスボスにしては異色の波動を放っている原因がその能力である
【Wonder of U】はスタンド自体の攻撃力はラスボスにしてはヒジョーに弱いが、自分かスタンドを追う者に厄災をもたらすという何とも不可思議な能力なのである
厄災と言ってもその種類は多岐にわたり、最初は物や人がぶつかるなど進行の邪魔をする程度だが、近づけば近づく程……追えば追うほどその厄災は牙を剥く
原作では雨が弾丸のように身体を貫いたり、木の葉がナイフのように鋭くなったりと、だいぶ物理法則を無視しているものから、車がぶつかってきたり包丁で手を切るなど事故っぽいのも様々だ
この厄災は本体やスタンドを攻撃しようとしても発動するので一見無敵で万能のように思えるが、こいつはひとつ弱点がある
いや、弱点というか欠点というか……
まぁ簡単に言うと自分から攻撃できないのだ
そう【Wonder of U】はあくまで追撃や追跡してくる者に対して発動するものであり、自分から攻撃することは絶望的に向いていない
自分からぶつかりに行って厄災をもたらすことは可能だが、本体やスタンドの姿を晒すことになるし、相手が罠を仕掛けていた場合攻撃されるのはこちらである
つまるところ自分から攻撃したい時、追わざる得ない状況に弱いのだ
さて【Wonder of U】について説明が終わったところで話を戻そう
どこまで話したっけ?……忘れたからいいか
親友や彼女はいないと言ったが別に友達がいない訳では無い、実際テストは常に1位の成績なので話しかけられるのは多いのだ
主に勉強を教えてなどが多いが……おっと噂をすればなんとやら、ちょうどいいので私の友達を紹介しよう
「今回も1位とは一体何食ったらそんな頭が良くなるんだ?」
こいつは学年でもワースト1位2位を争うほど勉強嫌いの遊び人の【ルーク】だ、バイソンのシリオンで大きく生えた角が特徴的である。ちなみに本人はかなり邪魔に感じるらしい
「別に食いもんで成績が変わるわけないだろ勉強しろ勉強」
横槍を入れたのは、勉強不足の遊び人に目をつけられたせいで良くカラオケに誘われる苦労人の【晩】だ、ほかのクラスメイトからは良くバンちゃんと呼ばれている。
ちゃん付けだが一応男だ
「はぁ?俺様だって勉強しないのはわざとじゃあねぇんだぞ!勉強が死ぬほどめんどくさいのが悪いんだ!」
「じゃあ朝飯は食ってるのか?」
「食ってない、俺様の食生活は昼晩夜だぜ」
「「おい」」
そんなコントを続けていると教室のドアの影から覗く視線が1つ2つとあるのが見えた
「ほら!ビビってないで早くいっちゃいないよ」
「うぅ……待ってって!心の準備ってのがあるのよ!」
「はぁ……メンドクサ、ルビー これ私必要だったの?」
「必要だよ!エレンだって期末の成績赤点ギリギリだったんだからついでと思って手伝って!」
「私は期末大丈夫だったしいいかな……」
「良くない!凛も来て!みんなで行った方が怖くないの!」
「絶対それが本音じゃん」
バカとの会話の途中で横目で見たがアレは隣のクラスの奴らか?ウシのシリオン……そういえばルークが好きだって言ってる子がウシのシリオンだったな
「……ぃ、おい聞いてるのかよ?」
「聞いてないからもう1回言ってくれ」
「だーかーらー、キン〇マはなんで体の外に出てるかって話だよ!弱点増やしてるだろ?!」
「今の一瞬でなんでそこまで話題が変わるんだ?」
マジでこいつと喋ると頭が痛くなるから関わりたくないのだ、まぁなんだかんだでいい奴なのだが……
「トオル、無視してもいいんだぞ……その天才的な頭脳が腐るといけない」
「言い過ぎじゃない?俺様悲しいぜ……」
そんな男子校生のアホみたいな会話が続きそうで頭が痛くなってきた時、先程ドアにいた隣のクラスのやつがこちらに来ているのが分かる
「あの!」
「(どこかで見た顔揃えだな……あっ!後ろのやつは)」
「えっと…その……」
話しかけてきた金髪の女の子は緊張しているのか言葉が出ないようだ、いや、それより後ろのこいつは……
「どうしました?俺たちに何か?」
ナイスフォロー 晩、そこで固まってるルークとは大違いだ
話しかける話しかける言ってた割にはいざ目の前に来ると何も言えんのな、ヘタレめ
そんなことより後ろのやつだ、あの特徴的なしっぽ、メンドクサそうな目、間違いないエレンジョーだ
この学校にいることは知っていたが、私から話しかけること全くなかった。これは俺がヘタレなのではなく原作に関わる気がないからだ
ホヨバから生まれた基本プレイ無料なのに緻密なストーリーと魅力的なキャラとそのストーリー
そんな超大作に異物が混じってはいけない、というのは建前で本音は私が関わることで原作のストーリーに影響が出ることが予想されるからだ
みんなも知ってる映画史に残るバック〇ゥーザ〇ューチャーは主人公が変えた過去が未来を大きく変えるバタフライエフェクトが起こる
バタフライエフェクトは地球のあるところでは大津波が起こる時、その反対側では蝶が飛ぶとかそんな感じだったと思う
正直、ゼンゼロのストーリーを変えること自体に抵抗がある訳では無い
ただメタ読みではあるがこういうゲームは基本的にハッピーエンドで終わるので、私の過干渉でゲームの筋書きが変わって人類絶滅とか起こればシャレにならない
私は平和に生きたいのだ、かと言って犯罪に手を染める気もないので、こうして普通の高校生活をしている。
終わったらまぁ……普通の会社にでも入ろうかな
さて、だいぶ話がそれたが以下の理由からネームキャラには極力関わらないでいた
嘘です。チョップさんのラーメン食いいきました。
とても美味しかったです
それなのにエレンジョーは気だるそうにそこに立っている。
エレンは積極的に人に関わる性格ではないのでおそらく友達に連れてこられたパターンだろう。
仕方ない……これはわざとではない
「学年一位の人って貴方ですよね?」
固まっていたルークが驚きの顔に変わって動いたと同時に、全員の視線が私の方に向く
「えっ僕?」
私かい!と心の中で叫んだ、何ともこのルビーさんという方は私に用があるらしい。
まぁトオルではなく学年一位という言葉が出てきてる時点で話しかけられた理由は何となく察せる
ここで私の一人称が【私】じゃなくて晩と同じなのはジョジョのトオルへのリスペクトもあるが、なんかこっちの方がしっくりくるからである
「私たち成績がやばくて!勉強教えて欲しいんですけど……いいですかね?」
勢いは最初だけで、後になるにつれどんどんと言葉が弱くなり、最後には敬語になった
ルビーってこんなにコミュ障だったっけ?
前の記憶を探るが、ルビーはかなり陽キャで他人にもガツガツくる印象だったが人差し指をつんつん合わせながらチラッとこちらを見て目を逸らした
「(まぁ、断るにしても嫌な感じするしこの形で原作に関わる程度なら大丈夫かな……)いいよ、ただし条件として」
私は親指だけ立てて後ろで突っ立っているルークと晩に向ける
「このバカ2人も一緒でいいかい?」
「俺はバカじゃねぇ、バカはルークだ」
さすがにJK4人組に囲まれて勉強するとなると私のドゥードゥードゥーデダーダーダーがオブラディオブラダしかねないのでこいつらも巻き込む事にした。
ルークが「お前……」とまるで神を見るような目をしているが別にお前のためじゃあねぇぞ
「どうするルビー?」
「全然大丈夫!、人数が多い方が楽しそうだし……」
「私も……エレンもいい?」
「はぁ…別にいいよ」
「よし、晩とルークもそれでいいか?」
「えっあ、ああ」
「いいよ」
ちなみに情けない返事をした方がルークである
結果から言おう、勉強会はふっつーに進行している。
ルークはソワソワしていてあまり質問もしてないし、晩は他のやつらと一緒に真面目に勉強していた
なんでもシンプルに私の授業が聴きやすくてわかりやすいのだと、喜んだ方がいいのだろうか?
「トオルくん!ここの問題教えて!」
「はいはい、えーここの微分はね……」
ルビーも本調子を取り戻したのかかなり積極的に勉強会を受けている。
他の女子3人も同じ、エレンは気だるそうにしながらも一応は聞いてるみたいだ
「おいトオル、ちょいこっち来て教えてくれ」
「ちょっと待って」
一人で6人見ているので結構忙しい、やっぱり断るべきだったか、長々と続く授業地獄に私もそろそろ飽きてきた頃、エレンの携帯が鳴った
「あれ?エレンスマホ鳴ってるよー」
「ちょっと勝手に見ないでよ……えー……」
エレンはスマホを開いて内容を見た途端眉を顰めた
「どうしたのエレン」
「えーと……ごめんちょっとバイトのヘルプ行かなくちゃいけなくなった」
「えー!」
バイト……ということはヴィクトリア家政の方に呼ばれらしい、放課後とはいえ学業中に招集とはよっぽどの事か……だが、ちょうどいい
「ちょうどいい時間になってきたし、ジョーさんもバイト呼ばれた見たいだからここらで解散しようか」
「あー…うーそうだね」
「いいの?ルビー」
「モナ!こういうのはガツガツいかない方がいいって言うでしょ!」
「そしたら僕たちも帰るよ、ほらルーク寝てないでさっさと帰るよ」
「ンガッ!…なんだぁ俺様はそういうんじゃ……」
「何寝ぼけてんだ」
ベシッ と晩がルークの頭を勢いよく叩く、かなりいい音が鳴ったがルークの体は強い方なので問題は無い、むしろ鉄パプラでもいい
「(はぁ、これじゃあ本当に親友だな)」
一瞬だけ出てきた思考をすぐに切り替え、友達である2人に視線を向けた
「僕は用事があるから六分街に寄ってから帰るから」
「OK、そしたら僕も家に帰るよ」
「なんだよ2人ともゲーセン行かんのか?」
「ルーク、お前金ないって言ってただろ?」
「そういえばそうだったわ、じゃまた明日だな」
「明日は土曜だバカ」
「ねぇちょっと今日当たり強くないか?」
他愛もない話をしながらY字路でそれぞれの道へと行く途中まで帰り道が同じのルークと晩は右へ俺は六分街へ行くので左だ
1歩1歩踏み出すにつれ横目に壁が迫り次第にルーク達が見えなくなっていく
「(さて、やるか)」
エレンには悪いが勉強会のどさくさに紛れて、発振器を付けておいた、別れた時からスタンドに追跡させれば良かったのではという読者もいるかも知れないが、スタンドを出す時は俺の半径5メートルの可視範囲でなければ出せない
もし無理にでも出した場合、一流のエージェントであるエレンがその変化を見逃すはずがない、いの一番に警戒されてしまう。
実際エレンは気だるそうにしながらもかなり周りを警戒していた
なので机の下から念には念を入れて人が通る道の方からスタンドの腕だけを回してエレンの服に付けておいた
ガラケー風に改造しである追跡機を取り出し、発信機の場所を調べる
さて、追跡お始めよう……ん?なに?
自分から原作には関わりに行かないって言ったろって?
これは仕方ないのだよ、原作が始まった詳しい日付なんて知らないし、エレンがいる以上年代はだいたい原作だろうが、詳しいストーリー状況を見るには直接会いに行くしかない
初めて六分街に行った時は当時の私はかなり警戒気味だったのでチョップ大将のラーメンしか食ってないしね
説明も終わったところだし、本題に戻ろう
「(えーと、発信機の場所は……)」
そのレトロな外観にはおおよそ似つかわしくないSFじみた画面にはバレイツインズホロウが近くに写っていた
「(バレイツインズってことはシーズン1の何章だったっけな?)」
確か2章か3章辺りだった気がするがまぁそこはどうでもいい、時期の予測はできたがバレイツインズにあるからと言って詳しい所まではまだ予測できない
決して、ストーリーを直で見たいなどという欲望はないのだ決して、大切なことだから2回言いました
そしたら行こうというところで1つ問題が、それはどうやって行くかだ
電車に乗るにはここから5キロ弱の駅に行かなければならないし、歩きでは遠すぎる。
さてどうしたものか……
そう悩んで足を止めていると道にちょうど客を下ろして駅に向かっているタクシーが見えた
ちょうどいいので、【wonder of U】を電柱の影からヌルりと出るようにして出現させる
「そしたら、僕は先に家に帰っていようか」
いや、せっかく六分街が近い事だし、私だけ六分街に向かうことにしよう
「じゃあここから別行動だ後よろしく」
『…………』
私と反対側に向かうように背を向け、徐行してくるタクシーの方を向いて手を上げる
それを見たタクシーは、段々と減速しながらスタンドと反対側の路肩に車を止めた
タクシーの窓から覗いた顔は初老の小じわの目立った男性だった。タクシー帽を片手で上げ、客に顔が見えるようにして笑顔を作る
「こんにちは、何処までですか?」
車のドアが自動で開きそこに杖をつきながらゆったりと、しかしどこかにつまづくでもなくスムーズに席に座る
『バレイツインズ前まで頼む』
キャラクターの口調って難しいですね
評価&誤字報告、感想お待ちしております