※指揮官のキャラ崩壊注意
「どこかに可愛い女の子いないかな」
デイリーを終わらせた指揮官は、新しい女の子を求めてザルトゥーム学園を徘徊していた。しかし学園であらゆる女の子に手を出した指揮官はモブ生徒から恐れられ避けられていた。
「俺はいろんな女の子とイチャイチャしたいだけなのに」
「最低の発言ですね、マスター」
ピコが端末に顔を出す。
「ピコも肉体があればなぁ」
「マスターのことは大好きですけど、僕はAIで良かったと心底思います」
「検索……『お前を犯す方法』」
「普通に怖いです、マスター」
モブ生徒たちに避けられながら徘徊していると、指揮官はあるものを見つけた。
「ん? 何だあれ」
「どうしました、マスター?」
「なんか見覚えのある女の子が……」
指揮官が指差す方向にその女の子はいた。
薄い紫色の髪、水色の瞳、目玉を思わせる特徴的な髪飾り。
イザナミがそこにいた。
「「…………」」
二人の間に沈黙が満ちる。
イザナミはタツミヤ鉱を載せた手押し一輪車を押していた。
「何やってんだアイツ」
「一輪車押してますね。なんかシュールです」
「とりあえず話しかけるか」
指揮官がイザナミに近づいていくと、あちらも気がついたのかこちらを向いた。
「マスターと劣化コピーですか、何か用ですか」
会話をするつもりはあるようだが、手押し一輪車を押し続けている。
「なにやってるんだ?」
「見てわかりませんか? 運んでるんですよ、タツミヤ鉱を」
「なんで?」
「誰かさんがデイリー分しかタツミヤ鉱を掘らないからです、マスター」
「すまん」
「ああ、マスターはいつも最低限のデイリーやったら、新しい女の子探すか、女の子とイチャイチャしてるだけですもんね」
「みんな魅力的で、放っておくと拗ねてしまうからしょうがない」
二つのAIから冷めた目を向けられるが、指揮官に気にする様子はない。
「ていうか、イザナミはその肉体どうしたんだ?」
イザナミはAIの筈で、そこに指揮官は疑問を持った。
「あらかじめ製作されていた私のスペアサーバー兼現実活動用のユニットです。
今は少しでも人手が欲しいのです。私の手足である機械たちは何故か激減してしまったので。
ええ、何故か」
「すまんて」
「できればマスターにも手伝ってほしいのですが、マスターは女の子と逢引ばかりで忙ししいようで」
「本編より当たり強くない?」
「とにかく、私は忙しいのでもう行きます」
そう言って去ろうとするイザナミ。それを指揮官は止めた。
「マスター?」
「なんですか、マスター。手を離してください」
「イザナミって……可愛いよな……」
「「……節操がなさすぎる、このマスター」」