マルギットを倒したことによし、リムグレイブにある城『ストームヴィル城』に行くことができるようになった。
ストームヴィル城の正門まで来たが。
「あれ?」
正門が閉まっていた、まぁそうだよな、がら空きの方がおかしい。
しかし正門からはいけないとなると......
「ん?」
左側の扉が開いていて、先には穴が開いているのが見えた。
ということは、そういうことだろう。
穴の所に行くと、破壊されたところだが奇跡的に道がつながっているところがあった。
進んでいると、一匹の鳥がいた、鷹なのか鷲なのかわからんが......
「大きい......キヴォトスでは見たことがない......」
その鳥は明らかにノアより大きかった、まぁこの世界のことだ、こういうやつがいてもおかしくはない。
実際にマルギットだってそうだったし。
その鳥をよく見ていたら、あるところに目が行ってしまう。
「なんで足に武器をつけているんですかね......」
鳥の足には長い剣のようなものがつけられていた。
鳥ですら敵なのかと驚愕する。
しかし、この先を進むためにはこの鳥を倒さないといけない。
「はぁ......」
ノアはため息をつき、剣を抜く。
そして鳥めがけてジャンプし斬りかかるが。
「......」
届かなかった。
地面に着地をして盾を構えた瞬間、鳥が足を振り回し攻撃をしてきた。
鳥の攻撃を防いだノアは鳥に剣を突き刺す、突き刺された鳥は地面に落ち倒れた。
先へ進んでいると、木でできた道があった、ギシギシいうので大丈夫かと不安になる。
ふと前を見てみると、何かしらの人物の姿が見えた、敵だろう。
剣と盾を持ち、近づく......すると。
「あっつッ!!」
遠くから火炎瓶のようなものを投げつけてきた、盾で防いだため炎上することはなかったが、こんな木でできた道で燃えるものを投げるなんて正気を疑う。
投げたやつを倒すため走る、二体ほど来たが盾で弾き飛ばして崖下に落下させて、剣で細切れにしてやった。
火炎瓶を投げつけてきた奴に接近して、思いっきり剣を振る。
真っ二つに切れそのまま倒れた。
こいつらはこの城を守っている兵士なのだろうか、装備的にはそう感じたが、自分が守るべき場所に火炎瓶を投げつける奴なんかやはり正気ではない。
「......ふむ」
よく見ると、なんだか正気を失っているような感じがする、まるで『魂』が抜かれたような感じがしたが、気にすることではない。
先へ進むと、ついに城の中へ入れたが、入った場所は何やら物置みたいな感じの所だ。
それに、さっきの火炎瓶を投げつけた奴と同じ服装をした奴もいる。
敵を倒しながら進んでいた時、何やら暗い部屋へとたどり着いた。
なかへ入ると、突然左側から鎧をみにまとった騎士が襲いかかってきた。
その騎士は地面に足を思いっきり踏んだ瞬間、周りに風が現れ周りのものを吹き飛ばす。
ノアも吹き飛ばされそうになったが何とかこらえる。
騎士は剣を振ってきたが、ノアと剣とかち合い鍔迫り合いをしている。
「くっ......」
だが、騎士のほうが圧倒的に力が強く押し返される。
果たしてどうしたものか、この剣では鎧を貫くことはできない、隙間を狙うしかない。
騎士の攻撃をパリィして、よろけたところをすかさず鎧の隙間めがけて突き刺す。
突き刺された騎士はうねり声をあげ倒れた。
そして同時にガキを一本落とした、そういえば一か所だけ開かなかった場所がある。
その場所を開けるとはしごがあった、はしごをのぼりさらに進んでいく。
道中祝福があり休んでいると。
メリナが現れ、ノアの近くに座る。
「...ごめんなさい。私、貴女を試していた」
「え?」
突然の謝罪に戸惑うノア、続けて口を開く。
「本当に、祝福が貴女を導くのか」
「...そして貴女が、それに挑む人なのか」
「でも、杞憂だった」
「トレントは、最初から貴女を信じてたのに」
「私は、不実だった」
「私にもひとつだけ、できる導きがある」
「『円卓』導かれた褪せ人、英雄たちの集うところ」
「そこに貴女を、連れていくことができる」
円卓。
どういう場所なのか想像がつかないが、気になるし行ってみるとする。
「...わかった」
「少しだけ、貴女にふれさせて」
そうしてメリナはルーンで自分を強化するときと同じように右手を差し出してきた、ノアは手を握った瞬間視界が暗転し、目を開けると机に沢山の剣などが突き刺さっておりその上に大きな祝福の光があった、ここが円卓なのだろう。
円卓では様々な人がいた、商人や鍛冶屋や、二本指に使える謎の老人とか......
ここにいる人はみんな話が分かり友好的だった、旅の休憩場所にうってつけだ。
鍛冶屋の人に武器を強化してもらい、ストームヴィル城に戻ってきた。
どんどん進んでいく、途中やばそうな騎士がいたがなんとかあしらってきている。
ついに外に出てきたが、またあの鳥がいる、しかも......
「樽?」
あの鳥の足に樽のようなものがあった、ああいうのは大体『爆弾』である。
「......」
ちまちま倒してもジリ貧になる気がする。
なら......
ノアは思いっきり走り出す、それと同時に鳥も羽ばたきノアに向かって爆弾を落としてくる、地面の落ちた衝撃で爆発が起こるが、ノアには当たってない。
走ってはしごを降り室内へと駆け込んだ。
「はぁ......はぁ......」
過去一番走った気がする、ルーンで体を強化したとはいえ、それでも運動音痴には変わりなかった。
だがキヴォトスにいた時よりは動けている、少しずつ、だが確実に自分は強くなっている。
戻ってきたとき、自分はどうなっているのだろうか、それをみたユウカはどんな反応をするのだろうか。
敵だらけの広場を潜り抜け、黄金の煙の所までたどり着いた。
この先に、何かしらの強敵がいる。
祝福で聖杯瓶を補充し、煙の中をくぐっていった。
くぐった先には、ドラゴンのような生物がいてその下に何もかがいた。
「...共に末柄たる竜よ」
「お主の力、きっと」
「...我を高めようぞ」
「...のう」
そいつは、ノアによびかけこちらに振り返ってくる。
そしてそばにあった斧を持ち、多数の『腕』が姿を見せる。
「褪せ人風情が」
「不遜であろう」
「地に伏せよ」
斧を地面に叩きつけ衝撃破がくる、ノアは一歩下がり冷や汗をかく、とてつもない気迫あれはメリナが話していた『デミゴット』という奴の一人だろう。
「我こそは、黄金の君主なるぞ!」
『接ぎ木のゴドリック』
黄金の一族の末裔で、大ルーンを宿す破片の君主デミゴッドの一人。
王都ローデイル出身であるが、現在はストームヴィル城主であり、黄金の君主を自称してリムグレイヴを統治する老醜の王。
自身に接ぎの儀式を施し、狭間の地にいるトロルや市民、失地騎士達の体や手足を無数に接ぎ、尋常ならざる歪な姿に変貌、もはや元となる身体は顔と胴体しか残っていない。
ゴドリックは勢いよくノアに斧を振りかざす、危機を察知したノアは前転で回避をしてゴドリックに向かって剣を振ろうとするが、ゴドリックは斧を振り回した瞬間、ゴドリックの周りに風が現れノアを巻き込む、風の刃がの体を切り裂く、吹っ飛ばされ血が滴り落ちる。
聖杯瓶を飲み、傷を回復する。
まさか戦闘開始から数秒で聖杯瓶を1個消費する事になってしまった、動きを頭に入れるため極力消費は抑えたい所。
「さっきの技、あの騎士と似てる……」
城内で戦った異様に強い騎士も、似たような技を使って来た、この城にいる奴は全員ああいう技を持っているのだろうか。
そんな事も考えても仕方ない、ゴドリックの動きを覚えなければ。
だがゴドリックはその技だけでは止まらなかった、自分にまとった風をノアに向かって吹っ飛ばしてきた。
「なっ……!?」
ノアはギリギリで回避をしたが、それで終わりではなかった、もう一度風を飛ばしてきたのだ、予想外の事に反応出来なかったノアはその風に直撃をしてさらに吹き飛ばされる。
「うぐっ……」
さっき聖杯瓶で回復したばかりなのにもう負傷してしまった。
聖杯瓶を飲み回復する、まさかもう二つも消費してしまった、これは厳しくなりそうだ。
ゴドリックはまたも斧を振り回し風をまとわせる、またあの攻撃がくると思いいつでも回避行動をとれるように構えていたが、斧は振らずなぜか転がってきて高く飛び上がる。
「え?」
飛び上がったマルギットは勢いそのまま斧を振る、反応できなかったノアは振られた斧により体が両断されてしまった。
「褪せ人風情が...」
「貴様など、接ぐ価値もないわ」
「はぁ......」
祝福に戻ってきたノアはため息をつく、まさかゴドリックがあんな機敏な動きをするとは思わなかった。
それにゴドリックの攻撃には盾で防げるような感じは見られなかった、仮に受けたとしても、圧倒的なパワーで吹っ飛ばされるし、左腕がお陀仏になる感じがする。
ならツリーガードみたいに前転で回避がメインになりそうだ。
立ち上がり、再びゴドリックに挑む。
count2
ゴドリックの攻撃は盾で受けれそうにもなく、盾を外し両手で剣を持っている。
ゴドリックは斧を引きずりながら接近し振り上げる。
前転で回避をして思いっきり振り上げる。
当たりはしたが痛がる素振りは見せなかった、この狭間の地の上にいる奴らは全員屈強な者ばかりだろうか。
そう考えていると、ゴドリックは斧を地面に叩きつけ衝撃破が襲う。
ノアはよろけるがさらに斧を地面に押し込んだ瞬間地面が割れノアの体は打ちあがり地面へ落下する。
「うっ......」
悶えるノアに斧が振り下ろさえれ、身体が両断し死亡。
count3
先ほどの叩きつけの攻撃は距離をとることで回避ができる。
だが距離をとってしまえば、ゴドリックは風をまとわせ飛ばしてくる。
分かりやすい攻撃のため回避はやりやすい、接近して攻撃を当てていく。
斧での攻撃は動きが遅く回避がしやすいが、ゴドリックは両手で斧を持った瞬間、先ほどとは全く違う速さで斧を振り回してきた。
何とか回避をしていくが最後の振り下ろしに反応できず体ごと頭を両断され即死。
count4
一つの可能性に賭ける、ゴドリックの弱攻撃をパリィすること。
ゴドリックの攻撃に合わせ、盾を振ると攻撃が弾かれてゴドリックがよろけた。
すかさず胴体に剣を突き刺し引き抜いたがマルギット同様、倒れることはなかったが。
突如としてゴドリックは斧を振り上げ自分の腕に振り下ろした。
なぜ自分の腕を?っと戸惑いを隠せないノア、ゴドリックはうねり声をあげ斧をさらに叩きつけ自身の左腕を切断してしまった。
「おお、強き竜よ...」
「その力を、我に...」
ゴドリックは切断した左腕を、そばにあった竜の死骸の頭部に突き刺した。
理解が出来ない、わざと腕を切断して竜の頭に手を突っ込んで何をしたいのか。
ゴドリックは突き刺した竜の頭をもぎ取る。
すると竜の頭は動き出した。
「父祖よ...」
「ご照覧あれい!!」
竜の口から炎が噴き出す、ここからが第二形態だ。
ゴドリックは竜の頭を横にゆっくりと振ってくる、横から炎が迫り来る。
慌てて後方へ逃げて念のため盾を構えているが、ギリギリ届かなかったみたいだ。
「はぁ...そんなのありなんですか......」
ファンタジーな世界だしおかしくはないだろうが、もう少し抑えてほしいものである。
剣と盾をもの持ち直し、竜の頭を付けたゴドリックに再び挑む。
基本的な攻撃方法は変わってないが、竜の頭を使った炎攻撃が追加されていて、風の攻撃に炎が乗せられて、食らってしまうと炎上してしまう。
何とか消したが、ゴドリックの動きを見ていなかった、竜の頭から炎が噴き出され炎のブレスに巻き込まれてしまった。
「あ...ああああああああ!」
全身が燃え、激痛が走る。
力尽きたノアは燃えながら倒れて塵となって消えた。
count5
死んだことによりゴドリックの形態がもとに戻ってしまった。
また第一形態からとなると先が思いやられる。
何とか第二形態まで進んだが、かなりボロボロである。
ゴドリックの衝撃破攻撃は二回から三回に変わっており、それを知らなかったノアは巻き込まれ死亡。
それから何度も死んでは挑みを繰り返して、15回目の挑戦。
count15
もはやもうノアは何も考えていない、瞳のハイライトはなくなっておりただゴドリックをじっと見つめていた。
第一形態では動きに無駄がなかった、斧の攻撃を確実にパリィして強攻撃は前転で回避して隙あらば剣を叩き込んでいる。
ゴドリックの攻撃をパリィして体制を崩したゴドリックに剣を突き刺して第二形態へ。
第二形態の初めにゴドリックは左から炎攻撃をやってくるため、右に走ることによりゴドリックに接近すことができ炎の攻撃も回避できる。
動き方は第一形態とほぼ変わらない、斧の攻撃はパリィして風と炎をまとった攻撃は一定の距離を保ち的確に回避する。
ブレス攻撃はすぐさま後ろに回り込み連撃を食らわせる、衝撃破攻撃は三回目が起きた瞬間タイミングよく回避することによりギリギリで躱せる。
「はぁ.........はぁ......」
お互いに疲弊している、ノアの方は聖杯瓶がもう一つも残ってない、ゴドリックの体力もほとんどないだろう。
「くっ......!」
ノアは盾を外しゴドリックに向かって走りだす、ゴドリックは竜の頭からブレスを出す。
ブレスによって煙が立ち上るが、静かだ。
「褪せ人風情が...」
「貴様など、接ぐ価値も___」
ゴドリックがそう言いかけた瞬間、煙からノアが飛び出してくる。
手に持っているのは剣ではない、ツリーガードの『黄金のハルバード』だった。
ノアはハルバードをゴドリックの左腕、竜の頭に向かって思いっきり振り下ろす。
ハルバードが当たり、そのまま地面へ叩きつけその反動を利用してゴドリックに向かって飛び上がる。
剣を抜き、ゴドリックの首に突き刺し、身体を回転させそのまま剣を振りぬく。
「...我は、黄金の君主...」
「...いつかまた、共に帰らん」
「...黄金樹の麓、我らの故郷...」
ゴドリックはそういい残し、塵となって消えた。
ゴドリックがいた場所には、灰色の輪のようなものがあった。
ノアはそれに触れると頭の中に文字が浮かびあがる
『ゴドリックの大ルーン』
破片の君主、ゴドリックの大ルーン
だが、恩恵の力は失われている
ストームヴィル城から、高き橋を渡り
リムグレイブの神授塔へむかうがよい
すごい重要なも物なのは間違いないが、まだ全然よくわからない。
ノアはストームヴィル城から見える湖へと向かっていった。
今回はゴドリック戦でした、なんか所々おかしな所があるかも……
ノア、だんだん心が壊れかかってますよ……大丈夫なんですかね……