異世界召喚された俺、魔王と共に元の世界へ戻る。   作:生焼け肉

16 / 16
1日目、終了

 

 

ーーーーーー

 

 

ベルが総武高校に転校した初日。午後最後の教室が終了して、最後のHRの時間だった。心なしか八幡とベル以外のクラスメイトの表情が非常に疲れ切っていた。その理由はきっと朝の時間と関係しているのだが、途中から変わってしまったのだろう。

 

 

担任「はい、連絡事項は以上です。それでは日直の方、挨拶をお願いします。」

 

 

そして今日1日の学校が終わった。

 

 

ベル「八幡、終わったわね。八幡はどうするのかしら?」

 

八幡「別にする事は無いからこのまま帰る。部活に入ってるわけじゃないしな。」

 

ベル「そう、じゃあ帰りましょう。」

 

八幡「あぁ、行くか。」

 

 

荷物をまとめた2人が並んで教室を出た瞬間、教室からドッと空気が落ちたような雰囲気になった。

 

 

「はぁぁぁ~………つっっっっっかれたぁ~!!!」

 

「うん、本当に……俺達今日1日でとんでもないもんばっか見せられてた気がする。」

 

「休み時間の度にくっつくし、昼休みになって落ち着くと思ったらお弁当を食べさせ合うし、何かもう……ダメ。」

 

「見たくないけど気になって見ちゃうみたいな無限ループになってたよね………今日は私達全員おかしかったと思う。」

 

「けどさよく考えてみろよ。これから今日みたいなのが毎日続くんだろ?」

 

 

すると、教室の空気が凍り付いた……

 

 

「もう、お腹いっぱいなんだけど。」

 

「あの甘々な空間に耐えながら最後に部活?俺、マジ無理なんだけど……」

 

「ウチの高校にあれ以上のカップル………居るわけ無いよな。居たらそれはそれで噂になってるし。」

 

「だよね……頼んでみる?少し自重してほしいって。」

 

「鳴神さんが聞いてくれると思う?男子の……名前が分かんない。聞き入れてくれそうだけど、鳴神さんはきっと無視すると思うなぁ……だってあの男子にしか興味無いって感じだったし。」

 

「同感。だって今日鳴神さんと話せた人って居る?」

 

 

再び教室の空気が変わった……

 

 

「……もう、この教室から出ない?」

 

「そうだな……俺も部活行ってくるわ。」

 

「私も。」

 

「私達はまっすぐ帰らない?何か、何処かに行く感じじゃなくない?」

 

「うん、今日は早く休みたいかも……」

 

 

こうして八幡とベルのクラスメイトは解散した。全員一致していたのは、朝の盛り上がりは消え失せて意気消沈しており、部活に行く者、下校する者の足取りが重かった事だった。

 

 

ーーーーーー

 

八幡side

 

 

八幡「んで、どうだった?ウチの学校初日は。」

 

ベル「勉強は別に大した事ないけれど、八幡が近くに居るのに何も出来ないって言うのが不満だったわ。あんなの拷問じゃない。50分に1回しか貴方と話せないなんて許せないと思わない?」

 

八幡「一応言っておくがアレが普通だからな?この生活にも慣れてもらうからな。」

 

ベル「仕方ないわね、分かったわ。」

 

八幡「んで、俺は自転車で登校したがお前は?」

 

ベル「送ってもらったけれど、これからは貴方と一緒に登下校するわ。だから貴方の家に行く事にしてるの。」

 

八幡「そしたら俺はこれから歩きの方が良いか?」

 

ベル「そうね、お願い出来る?」

 

八幡「あぁ、分かった。じゃあ明日からは歩きな。」

 

ベル「お願いね。そうそう、今日はデートはせずそのまま帰るわ。少しだけ疲れちゃったもの。」

 

八幡「まぁ初めての環境だったしな、無理も無い。俺もある意味初めてだったからな、もう覚えてもいないし。」

 

 

だって300年前だからな、そりゃこの辺りの土地勘や同級生の名前も忘れるって。家族の顔もピンと来てないし。

 

 

ベル「八幡はどうするの?このまま帰る?」

 

八幡「そのつもりだ。俺も少し疲れたからゆっくりしたい。」

 

ベル「そう、良かったわ。」

 

八幡「どういう意味だ?」

 

ベル「もし貴方が何処かに行くって言い出してたら、私絶対に一緒に行くって言ってるもの。」

 

八幡「おいおい、俺だってそこまでバカじゃねぇよ。お前をほったらかして何処かに行くと思うか?前の世界でもちゃんと言ってから旅に出てただろ?」

 

ベル「そうね、貴方はそういうところはちゃんとするものね。」

 

八幡「そうでもしないとお前が拗ねるからだろ、既に経験してるから分かってんだよ。」

 

ベル「ふふふ、私の事をよく分かってくれてるみたいで何よりだわ。」

 

 

外に出るにしても、ベルの好きなシュークリームは勝って帰らないとダメだな。とりあえず今日のところは家で大人しくするか。

 

 

ーーー比企谷家・居間ーーー

 

 

八幡「ただいま。」

 

小町「あ、お兄ちゃんお帰り~。」

 

八幡「あぁ……」

 

 

とりあえず水飲むか……

 

 

小町(お兄ちゃん、恋人を連れてきた時からっていうか夏休みの中盤辺りから急に変わったんだよね~。何か雰囲気が全然違うっていうか、堂々とするようになったっていうか……よく分かんないけど、本当に別人になったって感じ。)

 

 

小町「そういえば今日は彼女さんと一緒じゃないの?」

 

八幡「転校初日だから疲れたんだと、だから今日はそのまま家に帰った。俺も久しぶりの学校で疲れたしな。」

 

小町「お兄ちゃんはいつも家でぐうたら……はしてなかったか。あの人を紹介してからはデートに行く日が増えてたしね。」

 

八幡「それなりにな、そんなに気になる程でも無いだろ。」

 

小町「前のお兄ちゃんに比べたら凄い変化だから。」

 

 

そんなに違うのか……まぁ、それもそうか。召喚前の俺は妹曰くぐうたらだったらしいしな。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった(作者:Krito )(原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

主人公の比企谷八幡とヒロインの八雲茜が繰り広げる正しくも間違ってもいない青春ラブコメ(予定)▼アンチ予定のため嫌いな人はブラウザバック推奨▼アンチコメは即ブロします


総合評価:72/評価:-.--/連載:33話/更新日時:2026年10月08日(木) 10:00 小説情報

やはり俺がポケモントレーナーなのはまちがっている。(作者:~神斗~)(原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

身勝手な奉仕部を離れた比企谷八幡。▼誰も知らないが、彼は小学生の頃に迷い込んだ異なる世界での過酷な修練を経てきたトレーナーだった。▼八幡を「勝てるわけがない」と見下す雪ノ下たち。だが、八幡の味方に着いた陽乃やいろはたちに背中を押され、自身の信じるポケモン達と共にジム巡りを開始する。▼現実が見えない元仲間を余所に、八幡は本気のポケモンバトルや陽乃やいろはとイチ…


総合評価:44/評価:-.--/連載:3話/更新日時:2026年07月25日(土) 16:39 小説情報

やはり俺の個性はまちがっている。(作者:いろは杏)(原作:僕のヒーローアカデミア)

これは、目の腐った男―― 比企谷八幡が最低のヒーローになるまでの物語


総合評価:398/評価:6.86/連載:17話/更新日時:2026年08月27日(木) 19:05 小説情報

自己加速しすぎてスタープラチナ・ザ・ワールド(作者:常谷 優大)(原作:魔法科高校の劣等生)

‐自己加速術式‐▼術者自身の運動速度を向上させ、移動速度や白兵戦の攻撃速度を爆発的に高める魔法である。▼魔法師の中では初歩的な魔法...▼のはずだった。▼西暦2095年、国立魔法大学付属第一校--通称"第一高校"に入学した一人の少年、▼「比企谷八幡」▼彼の使う自己加速魔法は、世界の理さえ覆す。▼「魔法科高校×やはり俺の青春ラブコメは間違っ…


総合評価:1427/評価:7.21/連載:4話/更新日時:2026年07月18日(土) 10:59 小説情報

異常過ぎるのは間違っているだろうか?(作者:ダーク・シリウス)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

冒険者として生活をする事になったとある並行世界の兵藤一誠を知った神々と冒険者。▼色々無視できないことばかりするので・・・・・。▼「イッセー! ワシと覗きに行くぞ!」▼「お前はお前を愛する女を裏切らなきゃいいんだよ!」▼「なぁなぁ、なーんか楽しい事しようやー」▼「どんな手を使ってでもあなたは私のオーズにするわ」▼「炉の炎に照らされるあなた横顔と鎚の音を見聞きす…


総合評価:1113/評価:7.27/連載:20話/更新日時:2026年08月31日(月) 06:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>