異世界召喚された俺、魔王と共に元の世界へ戻る。   作:生焼け肉

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懲りないあの人

 

 

八幡side

 

 

ベルが転校してきてから1週間が経った。俺達の関係を知らない連中からの絡みは続いていたのだが、3日間の様子見を経て俺達は改めて周りの人達に自分達の関係を教えた。すると納得して身を引いた奴も居れば、嘘やら関係無いやらと理由をつけて絡んでくる奴も居た。ベルが俺に抱き着いたり明らかに普通の距離感じゃない近さ(俺の膝の上に乗る。)を見ても納得しないもんだから、痺れを切らしたベルが俺にキスした事で強引に納得させた。だから今は、俺達の欲していた平和を手にする事が出来た。

 

 

ベル「平和で良いわね、私達の時間を邪魔する人達で減ってスッキリしているわ。」

 

八幡「だな。最初からああしていれば良かったのかもな、悪かったな。」

 

ベル「物分かりの悪いあの人達が悪いのよ。」

 

「でもあの時は本当にビックリしたよ、だって鳴神さんがいきなりキスするんだもの。しかも比企谷君も驚く様子も見せないし。」

 

「だよなぁ~。なぁ、もうしないのか?」

 

八幡「見世物じゃない、するわけ無いだろ。」

 

ベル「あら、別にいいじゃない。だって私達は将来を誓い合っているのよ?そのくらい別に見せてもいいと思わない?」

 

八幡「何度も他人に見せるもんじゃないって言ってんだ。俺達にとって大した事じゃなくても、気安く見せる行為でも無いだろ。」

 

 

今みたいに、クラスメイトともある程度は馴染めている。ベルの内心ではどうでもいいと思っているのだろうが、表面上の態度ってのも大切だ。

 

 

ベル「そういえば八幡、この学校にも部活があるのでしょう?貴方は入っているの?」

 

八幡「この数日の行動で分かっているだろ?どの部にも所属はしていない、興味無いからな。」

 

ベル「じゃあ貴方と私とで部活を作らない?」

 

八幡「2人でか?それだと部活ではなく同好会って事になるが?」

 

ベル「形は何でも構わないわ。私は貴方と2人で過ごせる空間が欲しいのよ。」

 

 

(あぁ~また始まったぁ~2人だけの空間が。)

 

(鳴神さんが原因とはいえ、こうなると長いんだよなぁ~……)

 

 

ーーー昼休みーーー

 

 

葉山「ちょっといいかな?」

 

ベル「よくないから私達に構わないで。」

 

葉山「え……」

 

八幡「そういう事だ、悪いが時間は取れない。」

 

葉山「……えっと「聞こえなかったのかしら?私達に構わないでと言ったのだけど?それともハッキリ言わないと分からないのかしら?」………」

 

八幡「……行ったな、何しに来たんだ?」

 

ベル「知りたくもないわ。それよりも食べましょう?はい、口を開けて。」

 

八幡「あむっ……おっ、前よりも美味い。また腕を上げたんじゃないか?」

 

ベル「当然でしょう?貴方の為に作っているんだから。」

 

八幡「そうだったな……放課後にでも同好会の事を先生に聞きに行くか?」

 

ベル「えぇ、そうしましょう。」

 

 

今日の予定が決まった、とりあえず放課後になったら先生に同好会の事を聞きに行く。設立が可能でも不可能でもどっちでもいい、とりあえず聞くだけだ。

 

 

ーーー放課後ーーー

 

 

八幡「先生、少しいいですか?同好会の事で聞きたいんですけど、同好会の設立って可能ですか?」

 

担任「同好会の?可能だけど、明確な理由が無いと設立は出来ないわよ?これまでも同好会の設立を希望した人は居たんだけど、私的な理由だったから設立出来なかったのよ。」

 

八幡「そうですか……だってよベル。」

 

ベル「……恋人と2人で過ごす為ではダメかしら?」

 

担任「そ、そうね……それだと学校に貢献出来ないって理由で許可は出来ないと思うわ。」

 

ベル「そう……ならいいわ。」

 

八幡「おいおい、諦めるのが早いな。」

 

ベル「だって私じゃ作れそうにないもの、諦めるしか無いわ。」

 

担任「ちゃんとした理由があるのなら作る事は出来るから、いつでも相談に乗るからね。」

 

ベル「えぇ、ありがとう。」

 

葉山「あぁ、ちょうど良かった。今なら時間はあるかな?」

 

八・べ「無い。」

 

葉山「少しくらい時間をくれてもいいんじゃないかな?」

 

八幡「じゃあどんな用件なんだ?大した事無いのならこの場で言えるよな?この前の事で友人に謝ってほしいとか言うなよ?」

 

葉山「その事じゃないんだ、彼女の事なんだ。」

 

ベル「私は八幡にしか興味無いわ。」

 

葉山「そうじゃないよ。君はあの鳴神家の人だろ?たった一代で巨万の富を得たという……それが君なんだろう?」

 

ベル「それが何かしら?それに人の個人情報をこんな所で勝手に話すなんて随分と非常識なのね、訴えてもいいのよ?」ギロッ…

 

葉山「っ!?す、済まない!そんなつもりじゃ、つい…「つい、軽い口が滑ってしまった……っていう事なのかしら?」い、いや……」

 

ベル「相手をした私達がバカだったわね、行きましょう八幡。」

 

八幡「……お前、マジで口には気を付けろ。後、時と場所を弁えろ。」

 

 

はぁ……ベルの言う通り、コイツに時間を使うのは無駄だな。今後は絶対にアイツとは関わらないようにしよう。今更興味は無いが、アイツは本当に何が聞きたかったんだ?俺にはただベルの正体を意味も無く露呈させた最低野郎としか思えないんだが?

 

 

 

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