異世界召喚された俺、魔王と共に元の世界へ戻る。   作:生焼け肉

24 / 24
初めての話し合い

 

 

ベルside

 

 

ベル「ただいま。」

 

『お帰りなさいませ、鐘子様。』

 

飛鳥「鐘子様、本日14時頃に葉山弁護士からご連絡がございました。先日と同じご用向きで鐘子様にお会いしたいとの事でした。」

 

ベル「断ったのよね?」

 

飛鳥「はい。今は学業にご専念するとご説明させていただきました。」

 

ベル「それでいいわ。向こうは何か言ってきたかしら?」

 

飛鳥「いえ。そういう理由でしたらとすんなり引き下がりました。」

 

ベル「……分かったわ。」

 

 

向こうの出方が分からないわね……何がしたいのかしら?私の予想としてはユキノシタ建設との提携だけど、それ以外の目論見があるのかしら?

 

 

飛鳥「お食事、ご入浴の用意も出来ております。何なりと申し付けください。」

 

ベル「えぇ、分かったわ。」

 

 

ーーーベルの自室ーーー

 

 

ベル「……どう思うかしら、葉山弁護士の事。」

 

橘「現時点では何とも……やはりご本人とお話してみない限りは分からないかと。」

 

ベル「そうよね………仕方ないわ、葉山弁護士まで繋いでちょうだい。」

 

橘「かしこまりました。」

 

ベル「………」

 

 

さて、鬼が出るか蛇が出るか……

 

 

橘「もしもし、葉山弁護士事務所でしょうか?こちらは鳴神家に仕えております、メイドの橘と申します。所長の葉山弁護士はお手隙でしょうか……はい、よろしくお願い致します。」

 

ベル「繋がったみたいね。」

 

橘「はい、少々慌てたご様子でした。何かあるのは確実かと……こちら鳴神家に仕えております、メイドの橘と申します。本日はご連絡ありがとうございます。つきましては鐘子様がお話をお聞きになられるとの事なのですが、お時間のご都合等は……承知致しました、ではお繋ぎ致します。鐘子様、どうぞ。」

 

ベル「えぇ、ありがとう……お待たせしてごめんなさい、鳴神鐘子よ。」

 

葉山父『既にご承知の事とは思いますがご挨拶申し上げます。葉山弁護士事務所所長の葉山と申します。』

 

ベル「早速だけど、最近どうして私とコンタクトを取ろうとしているのか、理由を聞かせてもらってもいいかしら?」

 

葉山父『はい。この度ご連絡させていただいたご用件は、雪ノ下建設との提携についてです。』

 

 

やっぱり……

 

 

ベル「そう……けど生憎と私は貴方達が有効活用出来そうな土地なんて無いし、業務提携も資本業務提携もするつもりは無いわよ。」

 

葉山父『そうですか……でしたら、売られている土地にご興味はありませんか?』

 

ベル「私、別に自分の土地を増やそうとか面倒な事は考えてないの。それよりも私は貴方の目的の方が興味あるわね、どうしていきなり私にコンタクトを取ってきたのか……何故かしら?さっき貴方が言っていた雪ノ下建設との提携がメインじゃないの?」

 

葉山父『……仰った通り、雪ノ下建設との提携が1番の目的です。』

 

ベル「そう……それなら残念だけど、私は貴方達と提携をするつもりは無いわ。だってそうでしょう?いくらこの辺りで有数の建設会社と弁護士事務所とはいえ、私は貴方達の事を何も知らない、そんな相手といきなり提携しましょうと言われても疑うのが普通でしょう?」

 

葉山父『それは……尤もですね。』

 

ベル「それとこれは私情だけど、貴方の息子さんが嫌いなのよ。」

 

葉山父『っ!愚息が何か?』

 

ベル「別に貴方に何かしてほしいとは全く思っていないけれど、一言で言うならしつこいが的確かしら。私には恋人が居て2人の時間を大切にしているのだけど、それを邪魔してくるのよね。彼が何を考えて私達の所に来るのか、どうして邪魔をしてくるのかなんて興味無いけど、少し目に余ると思ってるのよ。」

 

葉山父『……愚息がそのような事を。分かりました、事情を聞いてみる事にしてみます。この度はご迷惑をおかけしまして申しわけございません。』

 

ベル「別に貴方は悪くないでしょう、貴方が謝る必要は無いわ。」

 

葉山父『鳴神さん、少々急用が出来ましたので失礼致します。』

 

ベル「えぇ、構わないわ。じゃあ……ふぅ、やっぱり提携が目的だったわね。」

 

橘「恐らく相互に利益のある関係を築きたかったのでしょう。そうでなければこのようなお話はしませんから。」

 

ベル「でも1つ……いいえ、2つか3つくらいは悩みの種は消えたわね。関わるのはもうこれっきりにしてもらいたいわね。はぁ……何だか疲れちゃったわ、最初はお風呂にしようかしら。」

 

橘「では準備を。既に湯は張ってありますのでいつでも入浴出来ます。」

 

ベル「えぇ、ありがとう。」

 

 

ーーー風呂場ーーー

 

 

ベル「はぁ………気持ち良いわね。」

 

 

……明日からどうなるかしらね。今頃あの男は父親からこってり絞られているでしょうけど、私には関係の無い事。あぁ、私達に関わらないようにって伝えておけば良かったわ……まぁ学校でも言ってるし、そのくらいは理解出来るわよね……でも期待出来ないわね。だって話を理解しているかどうかも怪しいくらいだもの。

 

 

ベル「はぁ……まだ不安の種は消えないのね。」

 

 

今日の事は八幡にも話しておきましょう。電話でも話す事は出来るけど、直接話した方が分かりやすいものね。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

やはり俺の青春ラブコメは正しくは無いが間違ってもいなかった(作者:Krito )(原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

主人公の比企谷八幡とヒロインの八雲茜が繰り広げる正しくも間違ってもいない青春ラブコメ(予定)▼アンチ予定のため嫌いな人はブラウザバック推奨▼アンチコメは即ブロします


総合評価:89/評価:-.--/連載:41話/更新日時:2026年10月16日(金) 10:00 小説情報

やはり俺がポケモントレーナーなのはまちがっている。(作者:~神斗~)(原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

身勝手な奉仕部を離れた比企谷八幡。▼誰も知らないが、彼は小学生の頃に迷い込んだ異なる世界での過酷な修練を経てきたトレーナーだった。▼八幡を「勝てるわけがない」と見下す雪ノ下たち。だが、八幡の味方に着いた陽乃やいろはたちに背中を押され、自身の信じるポケモン達と共にジム巡りを開始する。▼現実が見えない元仲間を余所に、八幡は本気のポケモンバトルや陽乃やいろはとイチ…


総合評価:44/評価:-.--/連載:3話/更新日時:2026年07月25日(土) 16:39 小説情報

やはり俺の個性はまちがっている。(作者:いろは杏)(原作:僕のヒーローアカデミア)

これは、目の腐った男―― 比企谷八幡が最低のヒーローになるまでの物語


総合評価:400/評価:6.86/連載:17話/更新日時:2026年08月27日(木) 19:05 小説情報

自己加速しすぎてスタープラチナ・ザ・ワールド(作者:常谷 優大)(原作:魔法科高校の劣等生)

‐自己加速術式‐▼術者自身の運動速度を向上させ、移動速度や白兵戦の攻撃速度を爆発的に高める魔法である。▼魔法師の中では初歩的な魔法...▼のはずだった。▼西暦2095年、国立魔法大学付属第一校--通称"第一高校"に入学した一人の少年、▼「比企谷八幡」▼彼の使う自己加速魔法は、世界の理さえ覆す。▼「魔法科高校×やはり俺の青春ラブコメは間違っ…


総合評価:1440/評価:7.21/連載:4話/更新日時:2026年07月18日(土) 10:59 小説情報

素敵な友達と生きる神滅具所有者(作者:大気圏突破)(原作:ハイスクールD×D)

『神滅具』神器の中でも神すら滅ぼすことが可能な力を持つと言われる特殊な神器が存在する。所有者の才能や創造力をすべて汲み取り、実現できるだけの受け皿・実現性を持つ▼駒王学園高等部2年生の『廿六木 轟(とどろき ごう)』と呼ばれる青年は、その1つである『魔獣創造』を保有している。好きな魔獣を創り出す彼はその力を使って世界征服を………する気などなく今日もクラスメイ…


総合評価:679/評価:7.24/連載:8話/更新日時:2026年10月16日(金) 11:54 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>