異世界召喚された俺、魔王と共に元の世界へ戻る。   作:生焼け肉

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検証と略語の正式名称

 

 

八幡side

 

 

街での出来事を異常に思った俺達は飛鳥さんに連絡して屋敷に帰ってきた。俺もまさか成人男性を軽々持ち上げる力があるとは思わなかったし、向こうの世界の力がこっちの世界に引き継がれているのかどうかも気になる。

 

 

ベル「着いたわね。」

 

八幡「あぁ、とりあえず整理していくか。」

 

ベル「そうね。まずは八幡の力についてよね、さっきは男の人を普通に持ち上げるだけの力がある……これから確かめましょう。」

 

八幡「つってもどうやって?」

 

ベル「此処にテーブルがあるでしょう?コレを持ち上げてみて。」

 

八幡「じゃあ遠慮無く……ん?」

 

ベル「どうしたの?」

 

 

屋敷の庭に建てられてある東屋(洋風でガゼボもしくはバビリオン)に置いてあるテーブルを持とうとしたのだが、持とうとした瞬間に分かった。片手で持ち上げられると。足の部分とか柱の部分を持ってではなく、机の部分を持ったまま上に持ち上げた。因みに全く力を入れてはいない。

 

 

ベル「……本当に軽々ね、さっきのは嘘じゃなかったみたいね。」

 

八幡「みたいだな。もしかしたらお前もかもしれないぞ?」

 

ベル「かもしれないわね。八幡、元に戻してくれる?私もやってみるわ。」

 

 

ベルも俺同様にテーブルを軽々と持ち上げてしまった。どうやら身体能力が引き継がれたのは本当のようだ……

 

 

八幡「マジかぁ……これは知らなかったなぁ。そういえば転生先とか場所とかの事ばかりで能力の事とか何もしてなかったしな。」

 

ベル「もしかして魔法も使えるとか?」

 

八幡「けど向こうで感じた魔力とかはこっちでは全く感じない……魔法が使えるとは思えないんだが、身体能力が引き継がれている以上それも無いとは言えないしな。」

 

ベル「そうなると少し怖いわね……どんな形でそれが現れるかも分からないのに。」

 

八幡「そうだな……1番は何も無い事だな、そっちの方がまだ平和だ。」

 

 

その後は再び街に戻ってデート、なんて気分にもなれず屋敷で少しだけ遊んでから家に帰った。

 

 

ーーー自宅ーーー

 

 

小町「ちょっとお兄ちゃん!一体どんな買い物してきたのさっ!?」

 

八幡「あっ……服の事すっかり忘れてた。」

 

小町「何でそんなに反応薄いのさっ!?コレ全部ハイブランドの服でしょ!」

 

八幡「あぁ、今日買い物して買ってもらった。」

 

小町「買ってもらったって……」

 

八幡「これから服の整頓しないとな……悪いがいくつかハンガー貰うからな。」

 

小町「それはいいけどさ……」

 

 

魔法の事よりも、まずは服とかの整頓からだな。それを終わらせてから考えるか。にしても多いな、ハンガー10個は要るか?

 

 

ーーー数十分後・自室ーーー

 

 

八幡「んで、どうしてお前まで此処に居るんだ?」

 

小町「だって気になるじゃん。いつも休日になったら彼女さんのとこに行っちゃうし、聞こうにもお兄ちゃんすぐに部屋に行っちゃうじゃん?今がチャンスかなって。」

 

八幡「別に特別な事はしていない、一緒に過ごしているだけだ。」

 

小町「それが気になるんじゃん!いつもボッチだの専業主夫だの言ってたお兄ちゃんが真人間になったんだよ?小町的には嬉しいわけですよ~。」

 

八幡「そうか。」

 

小町「………え?」

 

八幡「何だ?」

 

小町「いやいやいや話してくれないのっ!?今日のデートエピソードはっ!?」

 

八幡「街歩き、買い物、食べ歩き、以上だ。」

 

小町「もっと細かく教えてよっ!!」

 

八幡「今日の午前10時頃に屋敷に行って「だからデートの事だってば!!」……注文の多い奴だ、話す気が失せた。」

 

小町「最初から無かったじゃん!!」

 

 

自分から細かく教えろと言ったくせに……何なんだこの妹は。

 

 

小町「っというよりもさ、このSNSで話題になってるこの人って絶対お兄ちゃんの彼女さんだよね?だってこんな美人さん小町見た事無いもん。」

 

八幡「SNS……あぁ、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの事か。」

 

小町「え?それって何?」

 

八幡「SNSの正式名称に決まってるだろ、お前は知らずにそれを使っているのか……呆れたな。」

 

小町「し、知ってたからそのくらい!」

 

八幡「ほう、じゃあこの正式名称は?GPT……お前だってよく使ってんだろ。」

 

小町「え、えぇ~っとぉ~……グ、グローバル・ポイント・高い?」

 

八幡「……お前の頭が残念だって事はよく分かった。正解はジェネレーティブ・プリトレインド・トランスフォーマーだ。じゃあ最後の問題だ、これなら答えられるだろう……ボールペン。」

 

小町「えっ!?ボールペンって正式名称じゃないのっ!?」

 

八幡「もうそれで分かった……お前、後でスマートフォンでボールペンの正式名称調べとけ。」

 

 

そして妹を自分の部屋から追い出した。勉学の方ではマシであると思いたいところだが……少し不安だ。

 

 

八幡「さて、魔法の事だな……でも何か疲れたな。これも妹の残念さが発覚したせいだな。今はまだ2年生だが、来年から先が思いやられる……」

 

 

……そういえばアイツが行きたい高校ってどこなんだ?総武高校はこの辺りじゃ進学校に入ってるが……今度聞いてみるか。

 

 

 

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