異世界召喚された俺、魔王と共に元の世界へ戻る。 作:生焼け肉
ベルside
凛「それで、2人は何処で寝る?一応客間に布団は用意してあるけど。」
橘「私はそちらで構いません。」
ベル「私は八幡と一緒に寝るわ。」
八幡「いいのか?お前の部屋のベッドと違って2人横になったら狭いぞ?」
ベル「あら、じゃあくっつかないと眠れないわね。私は貴方に抱き着いて眠る事なんて簡単よ?」
八幡「それはこの連日で分かってるよ、あんなデカいベッドなのに俺にくっついて寝るんだからよ。」
ベル「そんなの当たり前じゃない、その機会があるのに何故無碍に出来るというのかしら?」
八幡「……その意思を曲げる気は?」
ベル「貴方と寝ると言ったら寝るわ。」
八幡「じゃあ決まりって事で。ベルは俺と寝るから。」
小町「因みにさ~「覗いたら、日の出が出ても部屋から出られないかもしれないわよ?」はい、絶対に覗きませんっ!!」
ふふふっ、素直な子は好きよ。でももし私を揶揄ったりしたら……許さないけどね。
八幡「一応言っておく、此処で泊まるからには一緒にお風呂は無しだからな。」
ベル「分かっているわよ、だって中学生の女の子も居るんだもの。」
小町「いえいえいえいえっ!!小町の事は気にせずどうぞ2人仲睦まじくイチャイチャしちゃってください!!」
ベル「ありがとう。でも大丈夫よ、見えない場所でするから……ふふふ。」クスクス
小町「わぁ~……笑った顔やっぱり綺麗~……」
凛「あの、橘さん?あの2人の話し方からして、まさか八幡がお世話になっている間は……」
橘「はい、お2人で一緒にご入浴されていました。」
小・凛・尚「………」
橘(ご家族の皆様は絶句されるのが普通の反応なのでしょう。しかしお2人にとっては300年も続けてきた事……お互いの裸を見たところで大きな反応をする事はありません。)
凛「は、八幡……アンタ………」
八幡「?」
凛「……いえ、何でもないわ。」
八幡「そうか、まぁとりあえずお前も風呂に行って来い……っていうか説明した方が良いよな、こっちだ。」
ベル「えぇ、お願い。」
その後は八幡に使い方を説明してもらってからお風呂に入ったわ。屋敷のより狭いし足を伸ばす事も出来なかったけど、こういうのも悪くないわね。
ーーー数時間後・八幡の部屋ーーー
ベル「ねぇ八幡、明日は1日家に居るの?」
八幡「そうだな……初詣に行きたいと思っているところではあるが、人数の多い時に行ってトラブルに遭うのはだけは避けたい。明日は1日大人しくしてるかもな。」
ベル「確かこの時期ってお店はやっていないのよね?」
八幡「あぁ。だから出歩いても閉まっている店の方が多い、出歩いたとしても散歩になるだろうな。」
ベル「そうなの……それじゃあ八幡、その初詣には明後日に行くとして、明日は2人でゆっくり過ごしましょう?1日くらい何もしないでゆっくり過ごすのも良いと思うの。」
八幡「俺は全然構わない。けど橘はどうするんだ?」
橘「私の事でしたらお気遣いは無用です。私にも趣味というものが出来ましたので。」
八幡「参考までにその趣味を聞いてもいいか?」
橘「剣術です。」
八幡「………家の中で振り回すなよ?」
橘「そのような事は致しません。あちらの世界でも私は色々な武器を扱っておりましたが、今まで剣にはあまり触れてきませんでしたので。」
八幡「確かよく使っていたのは槍だったよな、その次に短剣と素手だったよな。」
橘「その通りです。」
ベル「この子ったら車の免許を取った後に近くにある槍術道場に行ったはいいのだけど、そこの門弟はおろか師範代まで倒しちゃったのよ。別に流派も何も無い我流の槍使いだけど、この辺りの道場主全て倒しちゃったのよね。だからこの子に勝てる槍術使いは居ないのよ。」
橘「全力を出していないとはいえ、まさかあそこまでとは思いませんでした。」
八幡「そうだったのか……」
橘「なので八幡様、鐘子様と明日のご予定を決められたところで誠に恐縮なのですが、一手お手合わせを願えないでしょうか?」
八幡「ん~俺で相手になるのか?俺だって扱う事は出来るが、こっちの世界で槍を扱えるかどうかなんて試した事無いから分からんぞ?」
ベル「いいじゃない、せっかくなんだから手合わせしてみれば?それに身体能力に限らず経験も引き継がれていたら、貴方だって出来る事の幅が広がるでしょう?」
八幡「……分かった、じゃあ明日頼む。」
橘「私のわがままを聞いていただきありがとうございます。」
八幡(しかし武術か……俺のメインは刀だった。でも使い方に派閥とか何も無いから橘の槍術と同じで我流だった。だから槍も自分流のやり方しか知らない上にそんなに扱ってはこなかった、それでどこまで張り合えるかだな……)
思えば八幡の戦うところを見るのは久しぶり……良い機会だわ。
八幡「この身体で戦う事なんて出来るのかね?少なくとも4ヶ月は何もしていないんだぞ?」
ベル「その時はまた鍛え直せばいいじゃない、私だって脂肪のついた身体よりも引き締まった身体の方が良いわ。今はどちらとも言えないけれど。」
八幡「まっ、明日になれば分かるだろ。」