異世界召喚された俺、魔王と共に元の世界へ戻る。   作:生焼け肉

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VS勇者一行

 

 

八幡side

 

 

バァン!!!

 

 

葉山「憎き魔王っ!!お前の悪行も今日までだ!!勇者葉山隼人がお前を討伐するっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル「ねぇ、これはいつの時だったかしら?」

 

八幡「確か……70年前に行った湖畔じゃないか?ほら、湖畔の主がどうたらこうたらって噂があっただろ。」

 

ベル「あぁ、思い出したわ。確か10m以上はある湖畔の主が居るって噂があったから2人で行ったのよね。まぁデマだったけど。」

 

八幡「釣り上げたけど、精々2mがいいところだったよな。まぁそれでも充分デカいけど。」

 

葉山「おい、聞いているのかっ!!」

 

八幡「あぁ?見て分かんねぇのか?今アルバム見ながら回想中なんだから邪魔すんな。死にたくなかったら大人しくそこで待っとけ。」

 

重戦士「テメェ!!俺達が魔王討伐に来たと知ってその口の利き【チュドーン!!!】か……っ!!?」

 

八幡「聞こえなかったのか?死にたくなかったら大人しく待っとけって言ったんだ。今のは外したんじゃない、わざと当てなかっただけだ。次はねぇぞ。」

 

ベル「やっぱりどの時代の重戦士も脳筋なのね。血の気が多くて人の話を聞きもしない、戦闘になったら盾役として働いてくれるけど、ああいうのは自分の力を過信して真っ先に死ぬタイプよね。」

 

魔法使い「好き放題言ってくれるじゃない。アンタが魔王でしょ?アンタは文句を言って座ってるだけ?」

 

八幡「今度は魔法使いのチビか。魔法使いらしくよく回る舌だな、キンキンうるさくて耳がこそばゆい。」

 

ベル「あら、それは大変。耳かきしてあげるわ。横になって頭を膝に乗せて。」

 

魔法使い「……随分余裕じゃない、あたしが今最上級魔法を使ったらどうなるか分かっているのかしら?」ピクピク…

 

ベル「ねぇ八幡。子犬だったら可愛らしいから許せるのだけど、あそこに居るのはピーピーとうるさいから静かにさせていいかしら?」

 

八幡「あぁ、いいと思うぞ。たかが最上級魔法で満足してるような二流魔法使いだ、口チャックしたところでその魔法すら解けねぇだろ。」

 

ベル「そうね、じゃあそういう事だから静かにしてくれる?」パチンッ!

 

魔法使い「んっ!?〜っ!!?〜〜〜っ!!」

 

八幡「うん、やっぱりな。」

 

ベル「レベルの低い魔法使いを仲間にしてるのね。」

 

葉山「彼女を元に戻せっ!!」

 

ベル「嫌よ、うるさいもの。ついでに言うと物分かりが良いのはそこに居る僧侶くらいかしら?彼女だけは身の程を弁えているように見えるわ。」

 

八幡「だな。何でかは知らんけど。」

 

僧侶「………貴方はこの数百年間、1度も討たれた事の無い最強の魔王。私ごときの力でどうにか出来るとは思っておりません。それに……そちらの貴方には見覚えがあります。」

 

八幡「俺?どっかで会ったか?」

 

ベル「八幡、私という妻がありながら外で浮気していたのかしら?」

 

八幡「してねぇよ。それから妻でもねぇよ。俺はお前の事知らんぞ。」

 

僧侶「王国の文献で見た事があります。姿絵だけでしたが、貴方は300年前に王国で召喚された勇者の顔に酷似しています。」

 

八幡「そんなの残してたんだな、あの王国は。僧侶らしくお勉強熱心だな。ご紹介に預かりました、300年前の勇者です。」

 

僧侶「………ま、まさか……本当に?で、でもどうしてっ!?」

 

ベル「私が不老不死の魔法をかけたの。だって愛してしまったんだもの。ずっと一緒に居たいって思うのは当然でしょう?私はいっつも必死にアプローチしてるのよ?キスだって数え切れないくらいしたし、《ピー》だって八幡と最初に会った日を記念日にして毎夜してるの。だから単純計算で300回以上はしているのかしら?なのにこの人、私を貰ってくれないの。そこの貴女、これをどう思うかしら?」

 

僧侶「な……な……セッ……/////」カアアァァァ…

 

ベル「あら、可愛らしい反応ね。」

 

八幡「初心なんだろ、分かってやれ。」

 

ベル「そうね、何だか少し気に入っちゃったわ。そこの貴方、シュークリーム食べる?美味しいわよ。」

 

葉山「やめろ!!俺の仲間を惑わすなっ!!」

 

重戦士「おいおい、あんなヒョロそうなのが勇者だって?俺でも倒せそうなくらい弱そうだぜっ!!」

 

 

さっき俺が向けた魔法に反応出来なかった奴が何を言ってんだか……

 

 

重戦士「大体、こんな奴に惚れる魔王も魔王だぜ。目が節穴なんじゃないのか?こんな目の腐った奴に惚れるなんてよぉ!顔は良いのに男の趣味は最悪だな。」

 

 

ブチッ!!!

 

 

ベル「………殺す。」ハイライトオフ…

 

八幡「あ………」

 

 

あぁ〜あ……俺、もう知〜らねっ。

 

 

ベル「八幡、少し憂さ晴らししてくるわ。」

 

八幡「おう、行ってら。そこの僧侶、お前はこっちに来い。つっても来てもらうんだけどな。」

 

僧侶「え?」

 

葉山「おい、俺の仲間を「私を倒しに来たんでしょう?なら相手をしてあげるわ。最も、戦いにもならないけれど。」ま、魔王っ!?」

 

 

そしてベルは勇者御一行(僧侶を除く)を転移させた。きっとアレだな、殺しては蘇らせての繰り返しをさせるんだろう。しかもただ殺すんじゃない、痛みを味あわせて、蘇生もわざと遅らせて痛みを長持ちさせるつもりだろう。特にあの重戦士は何度謝っても許されないだろうな。

 

 

八幡「とりあえずシュークリームでも食べてベルの帰り待とうぜ。あぁそれから、お前がベルにどんな感情持ってるかは知らんけど、アイツそもそも悪い魔王じゃねぇから。理由は知らんがソーブ王国が一方的に敵視してるだけだから。そこんところも含めて説明するから、とりあえず座れよ。」

 

僧侶「は、はい……」

 

 

 

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