異世界召喚された俺、魔王と共に元の世界へ戻る。 作:生焼け肉
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警察「飛鳥様からご提出いただいた証拠品を元に我々の方で書状を先方にお届けさせていただきました。今回は罰金等の請求は行わないという事と、次回以降からは請求するともお伝えしました。なので次にご自宅までお越しになられた際はいつでもご連絡ください。」
飛鳥「ありがとうございます。その時はご対応の程、よろしくお願いします。」
警察「では、これで失礼致します。」
鳴神邸に警察が訪れ、先日の伯母夫婦の件で報告があった。どうやら今回は初犯という事もあった為、厳重注意という事で済ませたみたいだ。本当は何度も来ていたのだが、警察に届けた証拠品はその日のデータしか無かった為、無効となったのだ。聞いていたベルは納得していない様子だったが、こればかりは致し方ない事だ。
ベル「はぁ………」
橘「鐘子様、ご納得ください。こればかりは仕方ありません。」
ベル「分かってるわよ。」
飛鳥「次はちゃんと対応してくださるとの事でしたし、大丈夫でしょう。それに我々が退去要求しているにも関わらず立ち去らない場合は、不退去罪が成立するとの事です。その場合、3年以下の懲役もしくは10万円以下の罰金となるそうです。」
ベル「是非とも懲役になってもらいたいわね。後は家以外で会った時に長い時間行動を制限したり、何かを要求するような事をした時も罪になるのよね?」
飛鳥「はい、その場合は強要罪に該当します。その際は罰金ではなく3年以下の懲役となります。」
ベル「それなら外で会いたいものね。今あの人達にとても会いたくなってるわ。」
橘「鐘子様、お願いですから早まった行動はしないでくださいね?」
ベル「そんな事しないわよ。」
橘「鐘子様、八幡様に無性に会いたいという顔になっております。」
ベル「よく分かったわね、その通りよ。八幡の胸に顔を埋めたいって思ってるの。八幡、今何しているのかしら?」
飛鳥「ご連絡しましょうか?」
ベル「いいわ、明日まで我慢するから。」
飛鳥(八幡様、明日の鐘子様をよろしくお願い致します。)
橘(八幡様、明日はきっと大変になると思われますが、よろしくお願い致します。)
ベル「それじゃあ明日は八幡に甘えちゃおうかしらね。」
ーーー比企谷家ーーー
八幡「……ん?」
小町「?どうかした?」
八幡「……いや、今ベルから何かの信号を受け取った気がした。」
小町「………お兄ちゃん、遂におかしくなっちゃった?」
八幡「俺とベルはそのレベルで繋がってるからな、今のお前じゃ理解は出来ないだろうな。」
小町「だってそこまで分かっちゃってるんでしょ?小町も流石にそこまでにはなりたくないかな~……」
八幡「大丈夫だ、お前じゃどうやっても無理だから。」
八幡(こちとら300年の付き合いだ、そう簡単に俺達と同じようになってたまるかよ。)
小町「そういえばお兄ちゃん、もうすぐゴールデンウィークだけど何か予定とかあるの?」
八幡「あぁ、ベルと過ごす予定だ。何をするかは任せてるっていうか組むからって言ってた。」
小町「それじゃあ家から居なくなる可能性もあるって事?」
八幡「その可能性も無きにしも非ずって感じだな。家には帰ってくるかもしれないし、空けるかもしれない。」
小町「そっかぁ~……じゃあ年末の時と同じ?」
八幡「それは分からん。」
小町「まぁその時はお土産よろしくね~♪」
八幡「そうだな、ノートとか筆記用具とかなら考えておく。」
小町「そのお土産は小町的にポイント低~い……」
八幡「文句言うな受験生。」
八幡は自宅の居間でゆっくりしていたのだが、何らかの予感を察知していた。本人もベルからの何かだと分かっているみたいだった。
八幡「とりあえずお前は勉強続けてろ、俺が晩飯作るから。」
小町「あっ、カレーとかはやめてね~。」
八幡「何でカレーを作るって前提なんだ?」
小町「え、カレーじゃないの?」
八幡「冷蔵庫の中を見てから決めるつもりだったんだが?」
小町「………小町ずっと思ってたんだけど、去年の夏休みからお兄ちゃんって変わったよね。そんな真人間になって……」
八幡「そうか、晩飯は1人分だけでいいっていうのはよく分かった。自分の分は自分で作れ。」
小町「わぁ~嘘嘘っ!!お兄ちゃんはちゃんと出来る人だって小町は分かってたから!!だからお兄ちゃん、小町の分も作ってっ♪」
八幡「本当に調子の良い妹だな……まぁいい。」
小町「いやぁ~ありがとうね~。あっ、そういえばさ!最近帰りが遅くなったけど何かあったの?」
八幡「あぁ、部活してるから。」
小町「そっかぁ~部活ね!部活………えぇ~っ!!?お兄ちゃんが部活っ!!?」
八幡「やっぱお前の分の晩飯は要らないな。」
驚く小町を他所に八幡は夕食の準備を始めた。調理を開始する前に小町から夕食の催促をされた為、仕方なく2人分の準備を始める八幡だった。
ーーー数十分後ーーー
小町「それで、何部に入ったの?」
八幡「入ったじゃなく作ったが正確だな。部活名は手芸部だ。」
小町「……お兄ちゃんにはあまり似合わないね。」
八幡「それは分かってる。それに俺も思ってた事だから。」
小町「でもその部活ってさ、お兄ちゃんと鐘子さんが一緒に居たいっていう口実で作った部活でしょ?」
八幡「まぁそれは否定しない、事実ではあるしな。」