魔法使いの冬 ― Magic Winter ―   作:木乃実なぎ

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第二章「染み出した雪は、もう白には戻れない」 五日目(下)

 

 ◆

 

 今度は、男の指が動く前に見えた。

 手首を伝った靄が指先で細く絞られ、その先に、傾いた線が生まれる。

 何なのかを考えるより早く、僕は左へ身体をずらした。

 首の横を、冷たいものが抜ける。

 風。

 そう思った時には、背後の草が斜めに切り払われていた。

 

「……あ?」

 

 男の声が低くなる。

 続けて、腕が振られた。

 さっきよりも低い位置に色が集まり、僕は膝を折って地面を蹴る。

 避けられた。

 そう思った直後、二の腕が熱くなった。

 

「っ、つ……!」

 

 コートの袖が裂けている。

 手を当てると、温かいものが指の間へ滲んだ。

 見えても、間に合うとは限らない。

 その当たり前のことを、痛みと一緒に思い知る。

 

「お前、今の……」

 

 男が言いかけ、途中で口を閉じた。

 目つきが変わっていた。

 先ほどまでの、暇潰しの相手を見るような顔ではない。

 右手へ、もう一度色が集まり始める。

 まずい。

 後ろへ下がろうとして、足が止まった。

 そちらへ逃げれば、今度は間に合わない。

 理由なんて分からない。

 ただ、男の腕を流れる色を見た瞬間、そう思った。

 腕が振り抜かれるより先に、斜め前へ踏み込む。

 肩をすぼめ、突き出された腕の外側を抜けた。

 頬のすぐそばで風が鳴り、コートの裾が強く引かれる。

 近い。

 手を伸ばせば、男の腕へ届く。

 けれど僕は何もせず、そのまま脇を走り抜けた。

 

「待て、てめぇ!」

 

 後ろで怒声が上がる。

 振り返らず、土手の斜面へ飛び込んだ。

 靴底が滑り、膝をつきそうになりながらも、その勢いのまま駆け下りる。

 逃げる。

 それ以外、何も考えられなかった。

 

 ◆

 

「はっ、はぁ……っ、くそ……!」

 

 息を吸うたびに、喉の奥が冷たく痛んだ。

 河川敷を抜け、階段を駆け上がり、住宅街の角を曲がる。

 何度振り返っても、男がどこにいるのか分からない。

 なのに、止まっていいとは少しも思えなかった。

 家へは帰れない。

 あいつはルシャを探している。

 このまま家へ向かえば、居場所を教えるのと同じだ。

 携帯電話を取り出そうと、空いた手をポケットへ伸ばす。

 直後。

 背後で何かが砕けた。

 僕は反射的に手を引っ込め、脇道へ飛び込む。

 今まで頭があったあたりの塀が、深く削れていた。

 破片が、足元へ転がってくる。

 いる。

 姿が見えなくても、すぐ後ろに。

 

「そんな必死になるなよ。女一人、差し出せば済む話だろうが」

 

 遠くから、声が追いかけてきた。

 そうだ。

 あいつにルシャを引き渡せば、少なくとも今は、追われずに済むのかもしれない。

 どうせ僕は魔術士でもなければ、彼女の身内でもない。

 たまたま助けただけだ。

 巻き込まれただけなのだ。

 だというのに、居場所を教える言葉は浮かばなかった。

 水槽を見上げていた横顔。

 変なぬいぐるみを抱えていた腕。

 今朝、マグカップを持ちながら僕を見送った、少し不満そうな目。

 あいつの前へ、あの男を連れていく。

 その光景だけは、どうしても考えたくなかった。

 

「……くそ」

 

 角を曲がった先に、小さな公園が見えた。

 向こう側にも出口がある。

 そこを抜ければ、広い通りへ出られる。

 低い柵の切れ目へ飛び込む。

 砂利を蹴った足が、二歩目を踏み出そうとしたところで。

 右の太腿を、熱いものが裂いた。

 

「――っ、あ!」

 

 脚から力が抜けた。

 視界が傾き、受け身も取れないまま地面へ投げ出される。

 肩から砂利の上を転がり、肺の中の空気が一気に押し出された。

 声が出ない。

 息もできない。

 口を開けたまま何度も空気を求め、少ししてようやく、ひゅっと喉が鳴った。

 膝を動かそうとした瞬間、太腿に鋭い痛みが走る。

 

「……っ、くそ」

 

 ズボンの布が濡れていた。

 押さえた掌の下で、温かいものが広がっていく。

 砂利を踏む音がした。

 

「追いかけっこは終わりか?」

 

 男が、公園の入口から歩いてくる。

 息一つ乱していない。

 僕が必死に走っていた間、こいつはただ、面白がってついてきただけなのだろうか。

 

「墓場にしちゃあ、随分ちんけな場所だな」

 

 地面へ手をつき、身体を起こす。

 片膝を立てるだけで、目の奥が白くなった。

 それでも顔を上げると、男は少し離れたところで足を止める。

 

「最後にもう一度だけ、聞いてやる」

 

 差し出された右手に、青い光が集まっていった。

 幾何学的な線が重なり、ひとつの形を作っていく。

 眼鏡のない目には、その過程が嫌になるほど鮮明に見えた。

 

「女の居場所を教えろ。そうすりゃ、命だけは助けてやる」

 

 公園の向こう側へ目を向ける。

 出口までは、それほど遠くない。

 けれど、この脚では走りきれない。

 男の脇を抜けることも、もうできない。

 立ち上がる間に、次が来る。

 ……逃げられない。

 ようやく、その事実が頭の中へ収まった。

 

「聞いてんのか?」

 

 男が苛立ったように顎を上げる。

 僕はゆっくりと息を吐いた。

 

「……聞いてるよ」

「だったら、さっさと答えろ」

「断る」

 声は、思ったより普通に出た。

「悪いけど。僕、あんたみたいな人間、嫌いなんだ」

 男の顔から、笑みが消える。

「そうか。なら、もう死ねよ」

 

 右手に集まった色が、密度を増していく。

 あれが飛べば、僕は死ぬ。

 さっきまでなら、その考えだけで身体がすくんでいたはずだった。

 死にたくない。

 今も、それは変わらない。

 痛いのも嫌だ。

 できることなら、今すぐここから逃げ出したい。

 けれど。

 逃げる場所がないのなら。

 ……戦うしか、ないじゃないか。

 膝の上に残っていた左手を、ゆっくりと地面へ下ろす。

 荒かった息が、少しずつ整っていく。

 男を見る。

 右手は、まだ開いている。

 重心は後ろ。

 僕が動かないと思っているから、踏み込む準備をしていない。

 さっき、すれ違った時と同じだ。

 あの手の向く先にいなければいい。

 その後は。

 近づいてから、考えればいい。

 

「……何だよ」

 

 男が呟いた。

 答えなかった。

 返す言葉を考えることが、急にどうでもよくなっていた。

 傷ついた脚の位置を、少しだけ変える。

 痛みは消えない。

 けれど、どこへ力をかければ身体を前へ運べるのかは分かった。

 視線を、男の右肩へ落とす。

 指先へ。

 腰へ。

 足へ。

 次にどこが動くのか、それだけを見る。

 男が、半歩下がった。

 

「……」

 

 本人も、何故下がったのか分からなかったのだろう。

 一度、自分の足元へ目を落とした。

 そして、すぐに僕を見る。

 眉間へ皺が寄った。

 さっきまであれほど余裕のあった顔に、初めて別のものが混じっていた。

 

「……何だ、てめぇ」

 

 声が、僅かに掠れていた。

 僕にはその意味が分からない。

 武器もない。

 まともに走ることさえできない。

 どう考えても、追い詰められているのは僕の方だ。

 なのに男は、もう一歩踏み出してこなかった。

 突き出された右腕が、僅かに揺れる。

 青い紋様も、それに合わせて輪郭を乱した。

 

「……くそ」

 

 男が左手を添える。

 その指に、必要以上の力が入っているのが見えた。

 どうして、そんな顔をするのだろう。

 分からない。

 今は、分からなくてよかった。

 右足へ体重を移す。

 男の指が強張る。

 その先で、光の形が決まった。

 ――そこだ。

 地面を蹴ろうとした瞬間。

 蒼が、視界を塗り潰した。

 

 ◆

 

 轟音が、胸の内側まで震わせた。

 巻き上がった砂が頬を叩き、僕は反射的に顔を背ける。

 何が起きたのか分からない。

 前へ出るはずだった身体は、その場に残っている。

 目の前にあった男の右手も、青い紋様も、今は砂塵に隠れて見えなかった。

 代わりに、長い髪が揺れている。

 

「何を、しているのかしら」

 

 低い声だった。

 何度も聞いたはずなのに、一瞬、誰のものか分からなかった。

 

「……ルシャ?」

 

 銀髪の向こうで、彼女の横顔が僅かに動く。

 けれど、こちらは見なかった。

 視線はただ、正面の男へ向けられている。

 地面を這うように、蒼が溢れていた。

 今まで見たことがない量だった。

 彼女を中心に、色が幾重にも渦を巻いている。

 空気そのものが重くなったようで、息をするだけで喉が乾いた。

 助かった。

 そう理解するより先に、背中が冷えていた。

 

「……か、かか。つくづく、俺はついてるな」

 

 砂塵の向こうから、男の声がする。

 笑っている。

 けれど、その声は妙に上擦っていた。

 

「目的のものが、向こうから来てくれるとはよ」

 

 ルシャは何も答えない。

 男が口の端を吊り上げた。

 

「よぉ、モルモット。久しぶりだな。随分と元気そうじゃねぇか」

 

 聞き慣れない呼び方が、耳に残った。

 男はルシャを知っている。

 ただ追ってきたというだけではない。

 彼女の方にも、驚いた様子はなかった。

 

「ハインツ」

 名前を呼ぶ声に、温度はなかった。

「あなたたちの目的は、私でしょう」

「ああ。だから、こいつに聞いてたんだよ。お前がどこにいるのかってな」

「どうして、シヲリを傷つけたの」

 

 男の笑みが、一瞬止まった。

 それから、誤魔化すように大きく口を開く。

 

「どうして? そんなもん、憂さ晴らしに決まってるだろうが。お前のせいで、こっちは随分と――」

 

 ルシャが一歩進んだ。

 男の言葉が途切れる。

 次の瞬間、彼の周囲に青い紋様がいくつも浮かび上がった。

 僕へ向けられたものより多い。

 色が細く絞られ、彼女を囲むように形を変えていく。

 何が来るのか分かって、僕は口を開いた。

 

「ルシャ、避け――」

 

 間に合わなかった。

 幾筋もの刃が、彼女へ殺到する。

 銀髪が激しく揺れ、足元の砂が跳ねた。

 その向こうで。

 ルシャは、歩くのをやめていなかった。

 

「……は?」

 

 男が、呆けた声を漏らす。

 当たった。

 見間違いではない。

 僕の腕を裂き、脚を奪ったものが、確かに彼女の身体へ届いた。

 けれど。

 何も起きていない。

 傷もない。

 血も出ていない。

 衣服すら、ほとんど乱れていなかった。

 

「何をした、てめぇ……!」

 

 次の紋様が灯る。

 今度は低いところから。

 次は頭上から。

 男が腕を振るたびに風が鳴り、そのすべてを正面から受けながら、ルシャは距離を詰めていく。

 

「何も」

「ふざけんな! 何で効かねぇんだよ!」

「だから、何もしていないって言っているでしょう」

 

 嘘をついているようには見えなかった。

 少なくとも、僕の目には何も見えない。

 避けてもいない。

 何かで弾いてもいない。

 ただ、触れた。

 そして、消えた。

 それだけだった。

 傷つけられないのだ。

 僕をあれだけ必死に走らせたものが。

 僕の身体を、簡単に切り裂いたものが。

 

「弱すぎるのよ、あなた」

 

 ルシャが、男の前へ立った。

 ハインツが後ずさる。

 腕を引き、顔の前へ薄い膜のようなものを作った。

 

「待――」

 

 ルシャの拳が、それを破った。

 鈍い音とともに、男の身体が地面へ叩きつけられる。

 跳ねた砂が落ちきると、公園は急に静かになった。

 僕はその場で膝をついたまま、動けなかった。

 昨日、マグカップを両手で持っていた指が、拳を作っている。

 水槽の前で笑っていた顔が、倒れた男を見下ろしている。

 同じ人間だ。

 そのはずなのに。

 声のかけ方が分からなかった。

 ルシャが、もう一度腕を上げる。

 

「――死になさい、ハインツ」

 

 考えるより先に、声が出た。

 

「やめろ、ルシャ!」

 

 彼女の肩が、僅かに揺れた。

 振り返った銀灰色の瞳が、僕を捉える。

 

「……シヲリ?」

 

 知っている声だった。

 それだけで、少し息ができた。

 地面へ手をつき、立とうとする。

 けれど脚へ力をかけた途端、膝が折れた。

 倒れる前に、腕を支えられる。

 ルシャが、すぐ隣にいた。

 

「動かないで。怪我をしているでしょう」

「……分かってる。だから、もういいんだ」

「何が?」

「そいつ、もう動けないんだろ」

 彼女はハインツを見てから、僕へ視線を戻した。

「ハインツは、シヲリを殺そうとしたのよ」

 

 本当に分からない、という顔だった。

 怒っているわけでもない。

 僕が止める理由を、ただ理解できずにいる。

 そのことが、少し怖かった。

 

「それでも、だ」

 支えてくれている腕へ、手を添える。

「僕は、お前が人を殺すところなんて、見たくない」

 

 ルシャは黙った。

 僕の顔を見て、それから、握ったままだった自分の拳へ目を落とす。

 しばらくして。

 ゆっくりと、指が開いた。

 

「……変なの」

「そうかもしれないな」

「自分が何をされかけたか、分かっているの?」

「ああ」

 

 分かっている。

 今も腕と脚が痛んでいる。

 殺されると思ったことも。

 逃げられないと悟った瞬間も。

 忘れてはいない。

 その後、自分が何をしようとしていたのかだけが、妙に曖昧だった。

 ルシャは小さく息を吐き、僕の腕を自分の肩へ回す。

 

「……仕方ないわね。シヲリがそう言うなら、やめてあげる」

「ありがとう」

 

 返事の代わりに、彼女は僕をベンチまで運んだ。

 腰を下ろして、ようやく身体が震えていることに気づく。

 歯が小さく鳴り、僕は口を閉じた。

 寒い。

 さっきまでは、気づきもしなかったのに。

 指先まで、ひどく冷えていた。

 

 ◆

 

 ルシャに支えてもらいながら携帯電話を取り出し、マミさんへ連絡した。

 現在地と、襲われたことだけを途切れ途切れに伝える。

 途中からルシャが電話を代わり、短いやり取りの後、すぐに治療を受けに向かうことになった。

 倒れたハインツについても、マミさんが手を回してくれるらしい。

 それを聞いて、ようやく少しだけ息がつけた。

 

「シヲリ。それ、何?」

 携帯電話を返したルシャが、僕の右手を見ていた。

「……何が」

「ずっと持っている、それよ」

 

 視線を落とす。

 皺だらけになったビニール袋が、指からぶら下がっていた。

 しばらく、何も言えなかった。

 走って。

 転んで。

 殺されかけて。

 その間も、僕はずっとこれを持っていたらしい。

 

「……サンドイッチ」

「サンドイッチ?」

「バイト先のマスターが、作ってくれたんだ。二人分」

 

 握り込んでいた指を、少しずつ開く。

 強く持ちすぎていたのか、すぐには離れなかった。

 

「僕と、お前の」

 ルシャが目を丸くする。

「帰ったら、一緒に食べようと思ってたんだけど」

 

 袋を少し持ち上げる。

 中の包みは、すっかり形を変えていた。

 丁寧に作ってもらったものをこんなにしてしまって、今になって申し訳なさがこみ上げる。

 

「……潰れたな」

「食べられないの?」

「中身は出てないと思うけど。見た目は、あんまり期待しないでくれ」

 

 ルシャは袋の中を覗き込んだ。

 それから、僕の手から持ち手を受け取る。

 

「別にいいわ」

「いいのか?」

「潰れていても、味は変わらないでしょう」

 

 いつもの言い方だった。

 そのことに、少しだけ肩の力が抜けた。

 

「……まぁ、そうだな」

「帰ったら食べるわよ。シヲリの分も、ちゃんと残しておいてあげる」

「そこは普通に、二人で食べるって言ってくれ」

 

 小さく笑うと、頬の傷が引きつった。

 ルシャの視線がそこへ向き、口元の笑みが薄くなる。

 僕は、それに気づかないふりをした。

 

「来てくれて、助かった」

「……当然でしょう」

 彼女は袋の持ち手を僕の手首へ通し、少し屈んだ。

「ほら。早くマミのところへ行くわよ」

「いや、少し待ってくれ。まだ立つのは――」

 首の後ろと膝の下へ、腕が回った。

 

「よいしょ」

 

 そんな軽い掛け声とともに、身体が浮いた。

 状況を理解するまでに、少し時間がかかる。

 

「……ルシャさん」

「何よ」

「僕も一応、男の子でして」

「それが?」

「女の子にこうやって運ばれるのは、少し、その、恥ずかし――っ!」

 

 身体が、下から一気に押し上げられた。

 視界が跳ね上がる。

 公園の柵を越え、街灯を追い越し、家々の屋根が目の下へ沈んでいく。

 

「と、飛んでる!?」

「馬鹿ね。跳んでいるだけよ」

 

 人間は普通、家の屋根を越えるほど跳ばない。

 そう言い返すつもりだった。

 けれど喉から出たのは、引きつった息だけだった。

 慌てて彼女の肩へ掴まる。

 月明かりを受けた銀髪が、夜の中へ長く流れていた。

 すぐ近くにある横顔は、静かだった。

 昨日、水槽の青に照らされていたのと同じ顔。

 それが今は、僕を抱えたまま、見慣れた街を軽々と越えていく。

 綺麗だと、思ってしまった。

 怖くないわけではない。

 さっきの彼女を忘れたわけでもない。

 それでも。

 今、自分を支えている腕から離れたいとは思わなかった。

 手首に掛かった袋が、風に小さく鳴る。

 その音を聞きながら、僕はルシャの肩を掴み直した。

 昨日までは、まだ帰れると思っていた。

 魔術も契約も終わらせて、知らなかった頃の生活へ戻れるのだと。

 けれど今夜。

 向こう側から僕のところへやって来たものは、僕の都合など聞いてはくれなかった。

 目を逸らしているだけでは、もう何もなかったことにはできない。

 足元に広がる、いつもと同じ街の灯りを。

 僕は、彼女の腕の中から見下ろしていた。

 

 

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