聖杯を回収しひと段落着いた一行の前にあの男が現れる
そして所長が…
『えっと、とりあえずアーサー王の残した聖杯を回収し終わった…それじゃレイシフトを…」
「おやおや…なんともまぁ、やってくれたじゃ無いか」
ひと段落ついた一同の前に現れたのはシルクハットとモジャ髪のCV.杉田の笑みや仕草が胡散臭い男である。
「レフ!良かった貴方にまた会えて!ほんと色々ありすぎたのよ、レイシフトするわ、魔物に襲われるわ、光の御子はキャスターだわ、影の国の女王は現れるわ、一般人枠のマスターはサーヴァントを倒すわ、アーサー王は女だわ、しかも出オチ退場だわで!」
『レフ教授!?そこに居る人ってレフ教授なのかい!?』
「え、あ、うん。そ、そうか?」
レフ、困惑顔まぁ情報をワッ!と浴びせられたらこうなる。
「それにしても何故オルガマリーが生きて…いや、
「え?レ、レフ?何を言って…」
今までとは違うレフの反応に、すっかり怯えて顔が引きつるオルガマリーを尻目に、レフは独白を続ける。
「管制室とコフィンの近く、そして
「ヒッ!?」
『レフ教授!?まさか貴方がこの事件を!?』
驚愕と怯えをみせる所長とロマニ。
「そんな…レフ教授!貴方は一体!どうしてこんな!」
「「マシュ!落ち着いて…」」
「フォウ!」
割と付き合いが長かった影響で所長達ほどでは無いにしろ、憤りを感じて睨みつけるマシュとそれを宥めて、冷静になるように促す藤丸達。
そして…
「…貴様は人では無いな?最初から」
一切表情を変える事なく淡々とレフに話しかける宗治郎。その様子はこの状況では目立っていた。
「ほぅ、単なる一般人にしては勘が良いようだが…その程度であのお方の計画が頓挫するとはおもうなよ?見るがいい!」
レフが手を振ると、カルデアスの様子が映し出される。赤く染まったその様子を見てオルガマリーは驚愕する
「わ、私のカルデアスがなんで…どういう事なの!?」
「クク…簡単な事だよ…
レフはオルガマリーに近づいてカルデアスを指差した
「こうして生き延びた所で無意味という訳だ!」
「そ、そんな…」
オルガマリーは気絶し倒れそうになるが、それを支えたのはレフだった。
「さてと、この場所がもうすぐ崩壊する前にすべき事があるな。」
邪悪に笑ったレフは抱き止めたオルガマリーを…
「「「所長!!」」」
しかしオルガマリーはカルデアスに呑まれて消え、カルデアスの光景も見えなくなった。
『一体何が起きているんだ!説明してくれ!』
「ロマニ。所長がカルデアスに消えた。」
ロマニが絶叫した
『なんだって!?カルデアスの内部は文字通り『
「ふむ、止めなかったのは君が無知だったからか?笹木宗治郎。」
レフの喜悦に満ちた声に宗治郎は淡々と答えた
「…そうだ。私は物理的な意味でそこそこ強いが、そこにいるスカサハとは違い、魔術の魔の字すら分からない。故に霊魂を私が何かして留める事は出来ないし、スカサハもそういった魔術が使えるか分からない。それに…止めようとしたら貴様はそうして釣られた者も放り込むつもりだったのだろう?」
「まぁそうだな。そこの馬鹿なマスター候補達が手を伸ばそうなら仲良くカルデアスに落としてやろうかと思って…」
瞬間、宗治郎の姿はレフの背後に回っていて、まるで錐のように揃えた手を
「んがぁぁぁ!?」
「これは所長の仇討ちでも、貴様やあの方とやらの犯した“人類史最悪最大の殺人事件”に対する罰でも無い、私の単なる浅はかな自己満足でしか無い暴力だ…容易く終わってくれるなよ人外。」
舞い上がるレフの足首を掴むと、そのまま千切れない程度の全力で宗治郎はレフの身体を地面に叩きつける。
掴んでいる足の関節がおかしな可動域を見せて、鳴ってはいけない音を立てながらも、一回、二回、三回とレフはズタ袋のように何回も叩きつけられる。
「が、ごろ゛じ…「まだ余裕か…」ギャァァァ!」
地面に叩きつけられ地面にめり込んでいたレフに、宗治郎の指先がレフの顔面に向けて伸ばされ。
めちゅ…と湿った音がした。
「片目でみる世界はどうだ人外?それともアレか?目の一つや二つは問題無いのか?まぁ答えは待たんがな。そろそろ帰還時間が惜しい故、これで終いだ」
宗治郎は片手に握っていたレフから抉った眼球を握りつぶし、そのままレフの土手っ腹目掛けて
『…ハ!?藤丸君達!宗治郎君も!帰還用レイシフトの準備が完了した!帰るよ!』
バタバタと慌てて帰還用レイシフトを行うロマニ、そして全員が光に包まれ始める中、立香は藤丸に向き合って話かけた。
「…ねぇ、藤丸」
「…どうした立香?」
「宗治郎さんは絶対に怒らせないようにしよう?」
「それはそう」
こうして冬木での戦いは終わった。
本当はもっと痛めつけたかったですが、あまりやり過ぎるとゲの字の誰かさんが、フライング気味に出張ってしまうので無しにしました。
次回も楽しみに!
感想などありましたら是非宜しくお願いします。
モチベになります!